ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

老母の昔語り

2017-07-15 23:15:14 | 日常
日の出と共に覚醒した。
今日も暑くなりそうだ。
あんまり早いからパン食べながらPC開けた。
「きょうの猫村さん」も読んだし暑くならないうちに早く出勤しよう。

仕事熱心な訳ではない。
早朝の方が涼しいので出勤中の体力の消耗の仕方が違う。

・・・・・

昼休み。
勤務中窓から暖房みたいな温風が吹き込んで来て閉口した。
今日の勤務は急に休んだ人があり多忙である。
焦っても始まらないが、ひたすら業務をこなすしかない。

休憩は時間通り確実に取るよう言われており、休憩室で『ビッグイシュー』を読んでいる。
今回は特に面白い。
空の雲の特集記事である。
今度時間ある休日に自分の空写真ブログの画像を見てみよう。
雲の種類分けをしてもいいな。

・・・・・

人手薄なりに時間通り業務を終える事が出来た。
薄ぼんやりと膜のかかったような空であるが太陽は暈を被っていない。


道を歩きながら電話で母の安否確認をした。
何も食べたくないと言う。
そうめんを提案するとそれなら食べられると言うので買い物をする。
私もそうめんを食べたい。
そうめんと生姜と氷を買った。
この暑さのためかスイカが見当たらなかったので代わりに一口切りした赤肉メロンのパックも買い込んだ。

気分悪くなりそうだ。
干上がって暑い所を歩いて来て生鮮食料品売り場の冷気に当たったからだ。
買い物籠にOS1を1本追加して急ぎレジに向かい、会計を済ませ買ったものを袋に詰めると
年寄り達が時間潰しに利用しているベンチに座ってOS1のペットボトル500mlを1本全部飲み干した。
甘くて美味いと感じた。

相当脱水が進んでいたらしい。
飲んだら生き返った。

夕食は19:00にしようと母と申し合わせた。
一度帰宅してそうめんを茹で大きいボウルの中で氷の上に乗せ、刻み葱とおろし生姜を用意した。
そうめんとメロンのパック持参で母宅に向かう。

・・・・・

帰宅したら21:00だった。
そうめんは1人前2束と書かれているのを1袋6束全部茹でた。
残ったら母が明日温かい汁物にして食べるであろう・・・と思ったが2人で完食してしまった。

先日昔話で英語の先生が友達と母を連れて映画館にゲイリー・クーパーの映画を見せてくれたと聞いたが
よく話を聞くと当時母は高校生ではなく中学生だったと言う。
どおりで『ヨーク軍曹』を見てどう感じたか、中学の幼い年齢では問うても思い出せないのは無理ない事だった。
映画の内容はどうあれ、誰かから配慮され大切にされた記憶は80歳過ぎた今に至っても
母の中に幸福な記憶として残っている。
当時その英語の先生は生徒に何か書き取りをさせている間に英字新聞を取り出して広げて読んでいた、
その姿が素敵だと思ったと母は話している。

そんな昔語りから始まって取り留めなく話題がどんどん脱線する。
母は高校生の時に「十勝沖地震を体験した」と言う。
十勝沖地震と言っても郷土史で見られる十勝沖地震は3回起こっている。
1843(天保14)年4月25日M8.0?、1952(昭和27)年3月4日M8.2、2003(平成15)年9月26日M8.0の3つである。
私の親の世代が体験したのは1952(昭和27)年3月4日10:22に起こった十勝沖震源のM8.2の事であろう。
太平洋沿岸地域に最大6.5mの津波が押し寄せ、死者行方不明者33人、全壊家屋815棟の被害が出た大地震だった。
子供の時から「十勝沖地震」という言葉は聞いていたが具体的に自分の親からその体験を聞くのは初めてである。

「あの日、扁桃腺が腫れて熱が出て学校を休んで寝ていた。
 親達は仕事や外にいて自分一人で寝ていたら大きくゆさゆさと滑るように横揺れした。
 びっくりして起きたけど立っていられないほどの横揺れで畳にぺたんと尻をつけて座るしかないほどの揺れだった。
 その頃住んでいた平屋の官舎の家中の鴨居や柱が揺れで撓むのを見たと思ったら、
 襖や障子が次々とぱたりぱたり倒れて来たので部屋の隅に避けた。
 ルンペンストーブの上に湯の入った金盥が乗せてあったのでストーブから下ろし倒れた襖を乗り越えて外に出ると
 ご近所の二階建ての家が左右に撓んでゆらゆら大きく揺れていた。
 妹がまだ小学生で、学校まで探しに行ったのを憶えている。」

平屋の官舎住まいで被害は大して無く、妹(末の叔母)も無事見つかったらしい。
そうか津波が来たのか。
先日祖父母のいた小さな町に行った時、食堂の人が「海岸には近寄った事がない」と言った意味が分かった。
かつての父も、今の母も、こうして親が高齢になってくると取り留めなく話題が脱線するはずみで
貴重な災害体験談を聞いたりする事もある。

話を聞いている間に21:00になってしまった。
私は明日も仕事だ。
慌てて帰宅した。
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