ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

分冊聖書

2006-08-19 08:53:31 | 分冊聖書の作り方
私が普段愛用している分冊聖書たち。
あちこちの方から
分冊聖書は何処に売ってるかと聞かれたので。


はい。
売ってません。
ないので自分で作りました。
デジカメ持ってなくて携帯しかないので
見にくい写真しかお見せ出来ず
ごめんなさい。


うちの教会(メノナイト)では
聖書を読む事を奨励してて、
よく皆で読んだりしているが、
新旧約一冊だと辞書のように重い。
毎日読めと言われても、
嵩張って重いとなると無理だ。
重いというだけの理由で
決まって挫折するのだ、私みたいなぐうたらは。
普段から携帯して何時でも何処でも読めたらいいが、
厚くてカバンに入らない。
聖書一冊だけでひと荷物になってしまう。
しかも一日に読む量なんてせいぜい厚さ5mm以下だ。


せっかく面白いのに、
読みたくない訳でもないのに
ただ本棚の肥やしにして10年以上放置では
もったいないと思ったので。
古本屋で売れないでいたものや
教会で古くなってページが脱落したのを
コピーで補って修繕すれば再び活用出来た。


小型版聖書を文庫本程度の厚さに裂いて、
一片つずつ布で表紙を付けて持ち歩き、
病院やバスの待ち時間や夜ベッドの中で
片手でどこでも読める。
ラッシュで揉みくちゃになっても
ぱっとポケットに捻じ込めるし、
片腕を点滴に拘束されていても
ベッドで寝たまま片手で読める。
私は何度も病気療養の経験があって、
特に入院中には重宝した。
常に携帯して手近に置き、
読み易くするのがミソ。


気軽な文庫本感覚で毎日読むうちに
大体3ヶ月で一回は通読できる。
聖書の面白さにはまって
余計な本を買わなくなった。
同じものを繰り返しだと飽きるので
口語訳、新改訳、新共同訳、現代訳と
訳を換えて読むとまた新鮮。


私の分冊聖書は
手元に自分用のが6冊ある。
新・旧約は4冊あり、訳は4種類。
(口語訳、新改訳、新共同訳、現代訳)
新約だけのは2冊。
(バルバロ訳、フランシスコ会訳)


聖書を分冊する時は、
背中の所は木工用ボンドを使うと
普通の文庫本みたいにしっかり留まって
ページが脱落しない。
私は不器用で家庭科1だったけれど、
木工用ボンドだとそれなりに
失敗せず実用性ある物が出来た。


表紙もいろいろな素材で試してみたが、
紙やビニールよりも木綿の布が一番いい。
ポケットに丸めても破れないし
持った感触が温かくて愛着も湧く。
軟らかくてどんな姿勢でも持ちやすい。
手芸の得意な方やオリジナル製本が好きな方なら
きっとどんどんやっちゃって、
もっと立派でステキなのを作るかも。


私の場合は着古したダンガリーや
デニムのシャツをほぐしたり
安い綿の端切れを買って使った。
汚れたらまた分解して新しい布に張り替えればいい。


作るのに慣れてきたら、
古本屋に行って、
売りに出されて誰からも買って貰えない
小型版聖書を見つけたら買って
ステキな分冊聖書にリフォームする。
忙しく働いてる友達にあげたりすると結構好評だった。
何となく身近な人達に
聖書が普及し易くなったかも知れない。
柄のステキな布で出来上がると、
貰ってくれた人は喜んでくれる。


聖書は読み易く楽しく。
きっと皆さんの方が絶対ステキに作れます!


※裂き易い区切り方(翻訳別)

  口語訳→旧約聖書Ⅰ(創世記~申命記)
      旧約聖書Ⅱ(ヨシュア記~エステル記)
      旧約聖書Ⅲ(ヨブ記~マラキ書)
      新約聖書

  新改訳→旧約聖書Ⅰ(創世記~士師記)
      旧約聖書Ⅱ(ルツ記~エズラ記)
      旧約聖書Ⅲ(ネヘミヤ記~雅歌)
      旧約聖書Ⅳ(イザヤ書~マラキ書)
      新約聖書

  新共同訳→旧約聖書Ⅰ(創世記~士師記)
       旧約聖書Ⅱ(ルツ記~エステル記)
       旧約聖書Ⅲ(ヨブ記~雅歌)
       旧約聖書Ⅳ(イザヤ書~マラキ書)
       旧約聖書Ⅴ(旧約聖書続編)
       新約聖書

  現代訳→旧約聖書Ⅰ(創世記~ルツ記)
      旧約聖書Ⅱ(サムエル記~ネヘミヤ記)
      旧約聖書Ⅲ(エステル記~雅歌)
      旧約聖書Ⅳ(イザヤ~マラキ)
      新約聖書