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人間関係づくり・人間力育成の授業

2014年6月24日 奈良女子大学臨床心理相談センター×大志学園コラボ 第6回

2014-06-23 20:20:04 | 研修会

二週間ぶりの奈良女子大×大志学園コラボです。6回目です。いよいよ今日から模擬授業に入りました。「南国の島」双方向のコミュニケーションでしたが、みなさん臨床心理士の卵ですので、深読みをしてしまいましたね。けれど、あまり読めなかったでしょ? それは、わたくしがオープンマインドで取り組むように努めているからです。ファシリテーションの基本中の基本と言いますかね、ある「答え」のようなものを決して導きだそうとしてないのです。なので、「このねらいは何だろう」とわたしのこころを読もうとしても、難しいと思いますよ。人のこころを読もうとするのではなく、自分のこころと向き合うこと、これがもっとも肝心かなぁと感じます。わたし的には、今日のワークショップの結果には興味が持てました。以前から感じていた仮説のようなものが確信になった感じです。ありがとうございました。では、2週間後、また。

Taishi6

 








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4 コメント

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深美先生 (たっきぃ)
2014-07-01 10:17:45
深美先生

「流れ星」「南国の島」のワークありがとうございました。まず先生が、私が見ている絵と同じものを描いてくれたら良いという課題から、ひとりひとり見方が違うということを伝えるワークかと思いきや、双方向のコミュニケーションの重要性を伝えるワークだとは思ってもいませんでした。楽しく学ぶことができました。絵を描くことは、自分を表現する行為であり、自分の主観がたくさん反映されるのだなぁと実感しました。
先生はこのワークは、次のワークであって一つ飛ばして行ったとおっしゃっておりましたが、その理由が気になりました。「流れ星」のワークは自己開示力と自己肯定感がないと難しいとおっしゃっていましたので、先に教えて頂けた意図などあるのかな、と思ってしまいました。なかったらすいません。またこのワークの前に行うワークを来週楽しみにしております。
絵を描くのが苦手な子どもは、絵の上手い下手を指摘されることが嫌で、自己肯定感や自己開示が少ない、ということは考えたことがなかったのでまた一つ勉強になりました。得意不得意なことの裏に何を含んでいるのか、今まで単に好き嫌いで分類していましたが、これからは実習などを通してそういったコミュニケーション能力や社会的スキルと結び付けて考えていきたいです。
また来週も宜しくお願いします。

(深美です・・・ひとつのワークショップでも、様々な切り口があるので、あえて焦点を変えれば、「個性があらわれる」でもOKなのですね。質問を「縛り」ととらえるなら、自由に描けるのは「質問がない」ほうですよね。なので、もっていき方で違った「ねらい」を設定することもできますし、必ずしも「ねらい」どおりの反応があるとは限りません。参加者は一人ひとりの枠組みでとらえますので、違った方向にすすんでいる人もいるのです。そういう人も含めて受容することが大切ですね。
「流れ星」のワークは自己開示力と自己肯定感がないと難しい・・というくだりですが、そういうものがないと出来ないということではなくて、そういうことに充分配慮がいる、ということですね。なぜ、これを一番にもってきたかというと、「ワークショップらしさ」がすごくあらわれる優れたものだからです。その観点は・・①パーソナルワークがはっきりしている、②シェアリングでの気づきが多い、という点ですかね。パーソナルワークにしっかりと取り組む要素が入っていれば、それだけ、その人のあり様というものが結果に反映されます、するとそれだけシェアリングに意味を持たせることができるからです。実際、絵を見せ合っていた時は盛り上がっていたでしょ。そこで、自己開示が行われたり気づきが生じたりする瞬間というものをしっかりと保証できるからなのです。)
深美先生 (シータ)
2014-06-26 20:23:47
深美先生
先日もワークのご教授ありがとうございました。
私は昔から絵を描くのに苦手意識を持っていたため、ワークの最初から抵抗感のようなものを感じていました。そのため、「同じ絵を描いてください」という深美先生の言葉をあまり受け止められていなかったように思います…。すみません(笑)そのため、2枚目の方では自分から質問をすることは一切なく、みんなが質問しているのを聞きながらそれに合わせて描いていくというような形になっていました。
ワークのねらいとしては、コミュニケーションを取ることで同じものを共有しやすくなるということだったと思いますが、このとき私のなかで起こっていたことを振り返ってみますと、自分の苦手なもの・関心が向けられないものについては無意識のうちにシャットダウンしてしまう傾向があり、「分かろう」とする姿勢が乏しくなっているということに改めて気づきました。
何に対しても「わかりたい」という思いは持っているつもりだったのですが、心の底から本気でわかろうとはしていなかったのだと思います。
ワークの主旨からはずれてしまっているかもしれませんが、自分の一面を意識することができたので、私にとっては非常に貴重な時間でした。
ありがとうございました。

(深美です・・・シータさん、関係ないかもしれないですけどいいでしょうか。わたし、現職の頃は英語の教員だったんですね。そこで、必須のツールが絵なんです。子どもたちは絵を見て、英語を言う、で、わたくしの指示で英文にしたり、その英文を変化させたりする練習をしていたのです。ところが、わたくし絵が下手くそで、名詞はなんとかなるのですが、動詞に至っては動作をわかってもらわなくてはいけないので、いちいちわたくしの絵が何の動作を表しているかを説明しなければなりません。すると、ここにわたくしと子どもたちのあいだにコミュニケーションが生まれることを発見したのですね。何回も使っていると、約束事のようになって、全然スムーズにいくのですが、新しい絵になると、子どもたちも興味津々、時間をかけて子どもたちと掛け合いをします。あるとき、教育実習生がすごく実写的なすばらしい絵を描いてきたことがあったのですが、ほとんど説明する必要がないくらいです。もちろん、わたくしはそのすばらしい絵を褒めましたが、ほんとは、こころの中で、下手くその方がおもしろいのに・・と感じていたのでした。チャンチャン。)
 ワークはとても面白かったです。 (やまちゃん)
2014-06-25 20:00:23
 ワークはとても面白かったです。
 流れ星を思い切り下まで描いたので、家と言われた時にはきっと全部のアイテムは入りきらないと思いました。少し窮屈になりましたが、家を描いた時点で「同じような」から解放されて、「自分が同じと感じるままの絵を描くしかない」と思いました。それが巨大な木になりました。自分勝手な解釈かなと思いましたが、タッキーに説明して聞いてもらったら「構図的にはまあまあだから、これでいいのだ」という気持ちになりました。タッキーは聞いてくれただけなのに。
 2枚目は1枚目の描きにくさを反省して、距離感から入りました。情報があると自分の自由度が減りプレッシャーを感じますが、このプレッシャーは他者のイメージを推察しようとする努力からくるものだと思います。
 もう1つ気づいた事は、自分はかなり自制的だと思っていましたが、居る場所によってはけっこう自由にふるまっているということです。まだ、いつでもどこでも誰にでも、の心境ではありませんが、楽な空間はあると思いました。

(深美です・・・夏の研修準備でドタバタして、お返事が遅くなりまして、申し訳ありませんでした。
そうですね。ワークショップは何らかの課題のもとに、行動して感じるためのものですから、このような仕掛けが必ずあるのですね。「流れ星」のように。あるいは、「質問×」「質問○」のようなですね。まあ、しかし、そこから感じることは千差万別、やまちゃんさんの場合は「このプレッシャーは他者のイメージを推察しようとする努力からくるものだ」「自分はかなり自制的だと思っていましたが、居る場所によってはけっこう自由にふるまっているということです」ということなのですね。自制心は、成長のために必要なものでありますが、こころを病んでしまうもととなるものでもあります。自律神経のようにバランスが必要なのかもしれませんね。おもしろいところを気づかれましたね。)
深美先生 (キャシー)
2014-06-24 22:59:41
深美先生

本日もありがとうございました。前回は感想が大変遅くなったので、まだ読んでいただいていないと思います。併せてよろしくお願いいたします。すみません。

「同じような絵を描きましょう」という指示を受けていたにもかかわらず、最初に、「左上から右下に向けて流れ星があります。」と言われた時点で、私は、用紙の真ん中に大きく流れ星を書いてしまったのです。

最近、大学院の授業で心理テストを受けることが多かったため、今から思えば、この時点でもう、風景構成法のような、心理テストを受けている気持ちになり、「先生の絵」を想像して描くことより、自分の思うままに描いてしまっていたのだと思います。
次の「家」を描くとき、たぶんもう同じ絵にはならないだろうとの諦めから、かえって気楽に描いていました。情報が少ないと描きにくいなあとは感じずに・・・「同じ絵をかきましょうと指示があったが、何か別の意図があるに違いない」とも考えていました。

次の「南の島」の絵でも、心理テスト感覚が抜けなかったため、知らず知らずに「自由に描かせてほしい」との欲求があり、質問が許可されて情報は多くなっているのに、かえって描きにくさを感じてしまいました。
深読み?したために、双方向コミユニケーションの大切さを感じる授業を、体感できなかったのです。

心を白にしていれば、「やっぱりコミユニケーションをして、情報は多いほうが相手の意図するところに近づくよね・・・」となるはずだったと思います。

先入観や固定観念、慣れ、「こう言ってるけどほんとはどうなの?」を考える職業病?(いやいやまだまだですが)は怖いなあと思わずにはいられません。
次からは、なるべく心を白くして、授業に臨みたいと思います。

次回もよろしくお願いします。

(深美です・・・キャシーさん、前回のお返事はすでに読んでおります。ただ、返すタイミングがありませんでした。申し訳ありません。さて、あれもこれも、すべてそのワークショップの中で起こっていることですので、「ああすればよかった」というものではありません。「深読み?」も含めての自分自身ですので・・、そういう自分に気づければいいだけのことです。ただ、皆さんが子どもたちに実施するという前提のワークショップですので、最後にちょっと「ねらい」という言葉を置いてみただけです。ですので、あえて「こころを白くしなければならない」というより、「自然に白い」という状態にあることが重要だと感じます。つまり、あり様として白くなれるということです。こころは頭で操作しようと思ってもなかなかできないものです。感じていることを常に言葉にしていくことで、そうなれるのではないですかね。つまり、いつも自分と対話している状態でしょうか。)

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