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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 28ー②に向けて 故事成語類その50(補遺3ー厳選102ー)

2016年08月25日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●某・国語辞典からの分野別問題の出題・・・完了。 ●故事ことわざ辞典からの故事成語類問題の出題・・・完了。
●今回の<その50>は、<その1>~<その47>までの全470問中から「1級問題にふさわしい、または、出題されてもおかしくない新出問題候補」として102個の故事成語類を厳選してみました。
●すでに、問題化したものですが、問題化した部分以外で注意すべき熟語・漢字部分も“カタカナ”で表示してあります。復習・確認用にお使いください。
●なお、今回をもって、28ー②に向けた「故事成語類」シリーズは完了・終了です。お付き合いいただき、ありがとうございました。
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<注意>何度もいうようですが、この記事は28-①のレベル・視点を踏まえて作成したものです。故事成語類で1問も落したくない方、トータル高得点を狙いたい方などに向けたものです。初合格を目ざす方は、まずは基本(過去問重点+既存のネット情報など)を固めることが重要です。弊ブログの故事成語関連の記事や、模擬試験問題中の故事成語類をマスターすることが先決です。この102題の中からは、出てもせいぜい1問、もしかしたら、全然出ないかもしれません。この点、重々、ご承知置きください。
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<その50ー故事成語類・1級新出候補 厳選102ー>

1.驥尾に付くべし、ド(駑)につくなかれ
2.驥もレキ(櫪)に伏す
3.ショウ(漿)を請いて酒を得。
4.君子はシュウ(周)して比せず
5.君子はキョウ(矜)にして争わず、群にして党せず。
6.ケイシ(経師)は遭い易く人師は遭い難し
7.カ(稼)は老農に如かず、圃は老圃に如かず
8.カンゼン(渙然)氷釈す
9.一淵にはリョウコウ(両鮫・両蛟)ならず  
 *手持ちの辞典では「両鮫」。「両蛟」となっているものもある。
10.コウモン(衡門)の下、以て棲遅すべし

11.晨昏エンプク(燕蝠)の争い
12.シンコン(晨昏)燕蝠の争い
13.王良車に登れば馬にヒド(罷駑)無し
14.キシ(杞梓)連抱にして数尺のキュウ(朽)あるも、良工は棄てず
15.韓盧を馳せてケント(蹇兎)を逐う
16.クン(薫)は香を以て自ら焼く
17.コウショク(膏燭)は明を以て自ら消ゆ
18.コキュウ(狐裘)敝ると雖も補うにコウク(黄狗)の皮を以てすべからず
19.キジ(幾事)密ならざれば即ち害成る
20.キュウカ(旧柯)花を生ぜず

21.薪を均して火を施せば火はソウ(燥)に就く
22.忠臣はコウシ(孝子)の門に求む
23.ユウカ(牖下)に死す
24.イッキ(一簣)を以て江河を障(ささ)う
25.飢えてソウコウ(糟糠)を択ばず
26.カショウ(迦葉)の口に笑みを含む
27.コウジ(香餌)の下にはケンギョ(懸魚)あり
28.コク(鵠)は浴せずして白し
29.キュウシャ(鳩車)竹馬の友
30.トシ(兎糸)ジョラ(女蘿)に附く

31.呑舟の魚トウ(蕩)して水を失えば、即ちロウギ(螻蟻)に制せらる
32.カントウ(甘棠)の詠: 類:「甘棠の愛」
33.キョウシャ(恭者)は人を侮らず
34.キツ(橘)化してキ(枳)と為る
35.シュシュ(銖銖)にして之を称(はか)れば、石に至りて必ず差(たが)う
36.麻糸(まし)は直く、ホウセン(蓬箭)は曲がれり
37.カイトク(快犢)車を破る
38.ヒホウ(飛蓬)風に乗ず:
39.一月サンシュウ(三舟)の喩え
40.利の在る所、皆、ホンショ(賁諸)たり

41.百足(ひゃくそく)ゴコウ(蜈蚣)の違い
42.シュウシ(螽斯)の化
43.両虎相闘ってドケン(駑犬)其の弊を受く
44.キンセツ(金屑)貴しと雖も、眼に入ってエイ(翳)となる 
45.ユウヒ(熊羆)の士
46.カツ(轄)を投ず
47.ケイチ(慧智)出でてタイギ(大偽)あり
48.巧言コウ(簧)の如きは顔の厚きなり
49.ウエン(烏鳶)の卵毀らずして、後に鳳凰集まる
50.ギバ(耆婆)ヘンジャク(扁鵲)でも治らぬ

51.志合えば胡越もコンテイ(昆弟)なり:
52.ショウ(鐘)を聞いて日と為す
53.鶏を養う者はリ(狸)を畜わず獣を牧する者はサイ(豺)を育せず
54.鐘鳴りロウ(漏)尽く
55.ゲンピョウ(玄豹)は毛を吝みて穢れを憎む
56.戦陣の間には、サギ(詐偽)を厭わず
57.コウゼン(鴻漸)の翼
58.伯氏ケン(壎)を吹き、仲氏チ(篪)を吹く
59.権はリョウソ(両錯)せず、政は二門(じもん)せず
60.ユ(柚)の木に登るような奴

61.民、ソラン(疎懶)の情を懐けば、七歳コウソン(蝗損)に遇う
62.トカク(兎角)の弓に亀毛の矢を矧げクウゲ(空花)の的を射る
63.コウテン(皇天)親無し、惟、徳を是輔く
64.城、コウ(隍)に復る
65.ヒカン(轡銜)を急にする者は千里の御に非ず
66.ショウ(牆)を負いて立つ
67.タイハク(頽魄)再び円かならず
68.枯魚索を銜む、幾何かト(蠹)せざらん
69.豚肩トウ(豆)を掩わず
70.ジュウリョ(充閭)の慶

71.ハクロ(白鷺)は塵土の穢れを禁ぜず
72.命を信ずる者はジュヨウ(寿夭)亡し
73.シンゴ(身後)金を堆くして北斗をささうとも、生前一樽の酒に如かず
74.シンニョウ・シンニュウ(之繞)を掛ける
75.食(やしな)って愛せざるは、之をシコウ(豕交)するなり
76.チチュ(蜘蛛)巧みなりといえどもサン(蚕)に如かず
77.柱(チュウ)に膠し、シツ(瑟)を調(しら)ぶ
78.ユウブツ(尤物)人を移す
79.ロウコ(臘鼓)鳴りて春草生ず
80.セイレイ(蜻蛉)鳴きてイキュウ(衣裘)成り、シッシュツ(蟋蟀)鳴いてランプ(嬾婦)驚く
  *手持ちの辞典では「蟋蟀(シッシツ)」とあるが、現行音読みで「シッシュツ」とした。

81.シンリュウ(真竜)勢いを失えばキュウイン(蚯蚓)と同じ
  *手持ちの辞典では「蚯蚓(みみず)」とあるが、現行音読み(漢検2にも読みあり)とした。
82.蟷螂が隆車に向ってチョウヒ(長臂)を頼む
83.マンラン(孟浪)の言を為す
84.シュウコウ(愁猴)が手を出だし班狼が涙
*手持ちの辞典では、「“班”狼」。以前案内した成語林では「“斑”狼」、成語林では「斑狼(人名)」としていたが、「斑狼(ハンロウ)」=まだらな狼の意である由(他の多くの情報源から)。
85.ジョウキョ(縄鋸)も木を断ち、水滴も石を穿つ(菜根譚)
86.ビンシ(鬢糸)茶煙の感
87.ヒンセイ(稟性)は改むべからず
88.人にして恒無くんば、以てフイ(巫医)を作すべからず
89.ベンベン(冕弁)旧しと雖も必ず首に加う
90.フッコウ(沸羹)に懲りし者、レイゼイ(冷齏)を吹く

91.メイメイ(冥冥)の志無き者はショウショウ(昭昭)の明なし
92.世の中よかれと鳴く烏はシトギ(粢)を貰うて食う
93.リョウシュウ(綾袖)能く舞う
94.鶏鳴いて起きジジ(孳孳)として善を為すは舜の徒なり
95.ヒチョ(匕箸)を失う
96.ブンゼイ(蚊蜹・蚊蚋)山を負う
97.ロウジュ(臈寿)の二つを積む
98.ユトウ(柚橙)十三年
99.リンユ(麟喩)の独覚
100.カンス(鑵子)の茶釜

101.蝙蝠(こうもり)のス(酢)
102.ケイショウ(勁松)歳寒に彰れ、貞臣コッキ(国危)に見(あらわ)る

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ありがとうございました (spaceplus)
2016-08-25 11:24:02
「故事成語類」シリーズありがとうございました。
出題していただいたものは全て復習するつもりですが、特にこちらの記事にあるものはしっかりと覚えたいと思います。

こちらの記事の84「シュウコウが手を~」は「その33」でも出題されていますが、「故事成語類 成語林 (サ・ザ行)」とは人名「ハンロウ」の表記が異なっています。
どちらが正しいのでしょうか?
出題されそうにない細かい点ではありますが、確認よろしくお願いします。
ちょっとわからないけど、「斑狼」か・・・ (syuusyuu)
2016-08-25 12:04:09
手持ちの辞典では「“班”狼」。でも、たぶん、「“斑”狼」の方が妥当かと思います。
この辞典では、「愁猴、班狼は、“類聚名物考”の説によって当てた字。以下、同書の解説を掲げる」とあって、「愁猴が手を出し、班狼が涙とは、愁猴は手短きに、この別れには手を長く出して留むべく、班狼は声なき物なるを、此の時には声たてて止むべきをと後悔していふなり」となってます。ただ、そのあとに、「班狼=まだらな狼の意。また、班婁(魏の人という)を当てる説もある。」とありますから、どうも、ゴッチャになってような感じですねえ・・・「まだらな狼」なら「斑狼」でしょうねえ、人名なら「斑(婁?)」ってことか・・・これは知らなかった・・・。
成語林は手元にないので、もう一度確認しておきたいと思いますが、当初まとめた時は、人名ってなってたようなんだけど、違うのかなあ・・・逆に、お分かりでしたら教えてください。
なお、とりあえず、記事には注書きしておきました。
調べてみましたが… (spaceplus)
2016-08-25 14:33:35
例によって、書籍検索で調べてみました。
プレビューできるものがあったので、載せておきます。

「諺語大辭典: 全」
https://books.google.co.jp/books?id=ssTQEFkhzJkC&pg=PT556&dq=%E7%8F%AD%E7%8B%BC&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiyw73w1NvOAhUBX5QKHTN1DXYQuwUIITAA#v=onepage&q=%E7%8F%AD%E7%8B%BC&f=false

「江戸文學叢説」
https://books.google.co.jp/books?id=nNBdFQp8fgIC&pg=PA28&dq=%E6%96%91%E7%8B%BC&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwj6nfu859vOAhXJo5QKHch_BX4QuwUIITAA#v=onepage&q=%E6%96%91%E7%8B%BC&f=false

同じ「類聚名物考」から引用しているのに、前者は「班狼」、後者は「斑狼」となっています。

「江戸文學叢説」の「秋猴の二字は漢文に見えたり、斑狼の二字はいまだしらず、証文可レ尋レ之」というのが気になります。どういった意味なんでしょうか?

また、「拾葉抄」の「"秋"猴」という表記もありますし、「諺語大辭典: 全」の項目がカタカナ表記なので、漢字表記や由来は諸説あるということでしょうか…。
全体的な文章の意味がよく捉えられていません(苦笑)
典拠不明ってとこか・・・ (syuusyuu)
2016-08-25 17:19:30
漢文の典拠を調べないとわからないってことでしょうかね・・・その典拠がはっきりしてないんですね。
厳密にはわからないということがよくわかりました。
色々調べてもらい、ありがとうございました。
時間があったら、また、私もちょっと当ってみようと思います。

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