気ままな趣味の散歩道

趣味にまつわる話題を、デジカメ画像などを活用し郷土の写真、菜園と園芸、郵趣、版画と年賀状などを紹介してまいります。

大河ドラマの舞台となった『気賀」の町とは?Ⅰ

2017-09-06 14:43:42 | 「おんな城主 直虎」
 NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の中でたびたび登場する『気賀』の町とはどんなところでしょう。
 画像と地図でご紹介します。画像や紹介地が多いので、今回は「気賀の現在の街から」編と次回に「歴史探索」編の2度に分けご紹介します。

 まず上の小画像(本日のタイトル文字をクリックすると拡大します)で、気賀の中心市街地を山の上の展望台から見た風景でご紹介します。
 気賀の所在地は浜松市北区細江町気賀にあたります。ドラマの中心・井伊谷城や龍潭寺からも南西へ十数キロの浜名湖へそそぐ都田川の河口近くにあります。

   
  (日本地図ではこのあたり。静岡県西部の浜名湖の北部(奥浜名湖と呼ばれています)


  (浜名湖の北部を抜粋した地図。地図の右手上の青い印が気賀で、すぐ右上が井伊谷となります。)

 それでは、上の小画像でご覧いただいた街中を現在の風景で回ってみたいと思います。

 町の中心は、天竜浜名湖鉄道の「気賀駅」。気賀駅は天浜線が国鉄二俣線時代から70有余年が経ち国登録有形文化財となった一つに加えられています。同駅の駅舎(本屋)プラットホームとその上の上屋が文化財となっており、そこから400m程東にある「気賀町高架橋」も有形文化財になっています。


       (ドラマの「 直虎」にちなみ赤い布で飾られた駅舎玄関と駅舎内及びホームの文化財。)


     (もう一つの登録有形文化財の気賀町高架橋=コンクリートの高架橋です。)

 天竜浜名湖鉄道は全線非電化の67.7kmをジーゼル気動車で運行されていて、現在直虎の放送に合わせ2種類のラッピングカーが走行しています。

      (左はバサラ調の戦国武士、右は直虎と井の国の文様が描かれています。)


 町の北側の街が見渡せる丘の上には国民宿舎「奥浜名湖」があり、気賀の街や遠くは浜松市街や浜名湖が見渡せます。


   (奥浜名湖では、すっぽん料理やウナギ料理もあり人気の国民宿舎です。今は直虎御膳も)

 国民宿舎東200mのところには細江公園の展望台があり、ここからの眺望もよく、気賀の街並みや浜松駅近くのアクトタワー、浜名湖や東名浜名湖橋の風景も望めます。上の小画像はここから眺めた風景です。
 展望台の横には昭和42年ころから延8年間にわたって、現在の天皇陛下ご一家が静養に訪れたことを記念する碑も建っています。
 
            (眺望のよい細江公園の展望台。)


            (天皇陛下ご一家のご来訪を記した記念の碑。)

 NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放送の大河ドラマ館も気賀の街の中心地で、天浜線気賀駅からも徒歩1分の近いところにあり賑わっています。

              (大河ドラマ館建物と、入り口エントランス風景)

 また、気賀の名物は甘党にとって大人気の「みそまん」。数件のお店が競ってみそまんを販売しています。

 (広範囲の浜名湖北部地域には11軒のみそまん店があり、イベント時には11種類のセットものが並ぶという。左は今回購入みそまん)


 浜名湖に近い川沿いに進むと、「おんな城主 直虎」放送中に、観光地舘山寺温泉と、大河ドラマ館を遊覧船で結ぶ航路が開設され、臨時の桟橋も設けられています。


  (都田川河畔に設けられた臨時の船着き場と、運行中の観光船。所要時間は約25分とのこと。)

 すぐ川下側には平成元年にできた自転車と人のみ通行可の「澪つくし橋」が赤色で印象的に掛かっています。
 さらに100mほど川下には、平成17年に架設された細江大橋があり、舘山寺温泉方面への近道と浜名湖周遊が便利になっています。


       (赤色が印象的な「みをつくしばし」。自動車は通行できません。)


 (細江大橋の銘板には有名な姫様道中の図が描かれ、橋の下には越冬するカモの大群が毎年飛来します。)

 今日の最後に、気賀は周辺とともにミカンやネーブルの産地。秋には山肌が黄色に染まります。遠鉄バスの気賀営業所には「おんな城主 直虎」のラッピングバスが停車していました。


                (みかんの産地、気賀の風物詩。)


         (大河ドラマ放送中に龍潭寺と大河ドラマ館を結ぶラッピングバス。)

 細江の街(気賀)をぐるっと散歩し、大河ドラマに出てくる今の街をご紹介しました。

 次回に、ドラマ放送の時代とその後の徳川家康とのかかわりのあった場所などを、画像がまとまり次第、近日中にご紹介したいと思っています。
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