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電子書籍関連・携帯電話関連・3D専用テレビネットワーク・無線LANカード・Panasonic不具合

2010-01-07 19:32:38 | Dニュース

米出版社Hearst傘下SKIFF-柔軟な電子書籍リーダーを発表-
(2010/01/07  日経エレクトロニクス)

柔軟性のある新しい電子ペーパー技術を使った電子書籍リーダーを、米出版社Hearst傘下のSKIFFが発表した。年内に米国で発売予定で、1月7日から米ラスベガスで開催の2010 CESで展示する。
SKIFFの「Skiff Reader」は厚さ6.8ミリと、これまで発表された電子書籍リーダーの中で最薄という。解像度1200×1600ピクセルの11.5インチのフルタッチディスプレイを搭載し、重さは約500グラム程度。
同製品の大きな特徴となっているのが、ステンレススチールホイルを基盤とする次世代電子ペーパーディスプレイだ。この電子ペーパーは薄くて柔軟性があり、多くの電子書籍リーダーで使われているガラス基板の電子ペーパーと比べて、耐久性に優れるという。この技術はLG Displayとの協力で開発した。
Skiff ReaderはWi-Fiおよび米キャリアSprintの3G回線に対応し、オンラインストアSkiff Storeに接続して電子書籍や新聞などのコンテンツを購入できる。内蔵ストレージは4Gバイトで、バッテリー駆動時間は1週間以上。年内にSprintのショップとWebサイトで発売予定という。

米Amazon-雑誌サイズの電子書籍「Kindle DX」も世界展開へ-
(2010/01/07  PC Online・日経BP)

米Amazon.comは2010年1月6日(米国時間)、電子書籍リーダー「Kindle DX」を、日本を含む100カ国以上で発売すると発表した。通常の「Kindle」のディスプレイサイズが6型なのに対して、Kindle DXは9.7型と大きい。現在予約を受け付け中で、1月19日に出荷を開始する。価格は489ドル(約4万5000円)
Kindleは、ディスプレイや第3世代携帯電話の通信機能を備える薄型端末。無線通信で書籍のデータを端末にダウンロードして閲読する。07年に最初の製品を米国で発売。09年には、同じく米国でKindle DXの販売を開始していた。同社は09年10月に、Kindleを世界に向けて発売。今回はこれに続き、Kindle DXも購入可能にした。
Kindle DXの大きさは高さ10.4インチ(26.42cm)×幅7.2インチ(18.29cm)×厚さ0.38インチ(0.97cm)、重さは18.9オンス(536グラム)。3.3GBの内部メモリーを備え、約3500冊の書籍を保存できるという。PDFビューワーを搭載するため、PDFファイルもそのまま表示できる。

パナソニック-携帯電話の海外再参入を先送りへ-
(2010/01/07  産経新聞)

パナソニックは6日、2010年度に計画していた携帯電話端末事業の海外再参入を先送りする方針を固めた。世界市場ではノキア(フィンランド)など海外勢による寡占化が進んでいるほか、販売網の構築や各国の市場特性に合わせた商品開発などクリアする課題も多く、国内態勢を固めてから海外戦略を練り直す。
同社は2010年度を海外再参入の目標時期に設定。09年度まで3カ年の中期経営計画期間中に国内シェア1位を取り、基盤を固めてから海外へと想定していた。
しかし、調査会社のMM総研の調べでは、09年度上期の国内シェアは約17%と2位どまり。世界市場ではノキア、サムスン電子(韓国)、モトローラ(米)、LG電子(韓国)の4社で計70%超と寡占化が進んでいる。「グローバル企業が地盤を築く海外に出て行くには、実力の蓄積が必要」(首脳)と判断した。
再参入の時期は確定させないが、早ければ新しい中期経営計画(2010~2012年度)の後半を一つの目途として準備を開始。携帯電話の需要が爆発的に増えている中国や、地上デジタル放送で日本方式を採用し、携帯電話でワンセグ放送を可能にした南米諸国などが再参入先の有力候補になっている。
日本の携帯電話メーカーは1990年代から海外進出を加速し、パナソニックも中国や欧州などに進出。しかし、日本勢は通信方式の違いや低価格機種を主流とする海外メーカーに押され、大半が撤退。同社も06年から海外販売を中止した。

米Google-自社ブランド携帯電話「Nexus One」を発表-
(2010/01/07   CNET)

米Googleは5日、同社独自の携帯電話「Nexus One」を発表した。「3~4年前のノートPCと同等の性能を持つスーパーフォン」だとしている。販売方式はオンライン直販となる。
Nexus Oneは台湾HTCのハードにGoogleのAndroid 2.1プラットフォームを搭載しており、1GHzのQUALCOMM製「Snapdragon」チップセット、3.7インチAMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)WVGAタッチスクリーン、LEDフラッシュ付き500万画素カメラ(MPEG4動画の撮影が可能)を備え、内蔵ストレージは512Mバイト(最高32GバイトのSDカードに対応)。物理キーボードはない。音声操作に対応し、音声によるメッセージ入力やFacebookの更新、検索などが可能。ワイヤレス通信はWi-Fi、Bluetooth、UMTS、HSDPA、HSUPA、GSM/EDGEをサポート。厚さは11.5mmで、重さは130g。
ディスプレイの下のトラックボールは、メニューをナビゲートすることができるとともに、新規メッセージを着信すると光って通知する。台湾HTCが3.5mmのヘッドセットジャックを追加してくれているのもありがたい。
同端末はGoogleのオンラインストアでユーザーに直接販売する。SIMロックフリー版は529ドル、T-MobileUSAとの2年契約付きで購入する場合は179ドルからとなる。初めは米国、英国、シンガポール、香港で販売する。近いうちに米国でVerizon Wireless、欧州でVodafoneがNexus One向けにサービスを提供するという。
現時点では、Googleのストアに日本からアクセスすると「あなたの国ではNexus Oneは入手できません」というメッセージが表示される。詳細なスペックによると、日本語表示には対応しているが、キーボードは日本語対応ではない。
Nexus Oneは、ノイズキャンセル機能を提供する初めてのAndroid電話となる。2個のマイク(端末の下部と背面に1個ずつ)で、周辺環境のノイズに合わせて音量を調節する。また、既存のAndroid電話よりも音声コマンドオプションが多い。自分の声だけを使って、Facebookステータスを更新したり、テキストを作成したり、新しい「Android Google Earth」アプリケーションを検索したりすることが可能となる予定。
カスタマイズ機能も特長の1つである。「Live wallpapers(ライブ壁紙)」は、3Dディスプレイ技術を利用して新しい背景を表示するものである。ユーザーはまた、端末の背面に独自のメッセージを刻印することができる。
Google Storeでしか購入できないという販売モデルは、米国でのこれまでの携帯電話の販売方法を変えるものである。さらなる端末がGoogle Storeに追加される予定である。またGoogle Storeは、さらなる国や事業者へと拡大していく予定である。同プログラムに加入予定の事業者には、Verizonがある。Verizonは将来、Nexus OneのCDMA版も販売する予定である。

ソニー・Discovery・IMAXの3社-米国で3D専用テレビネットワークを設立-
(2010/01/07   CNET)
Discovery Communications(Discovery)、IMAX Corporation(IMAX)、ソニーの3社は6日、3D映像を専門に放送するテレビネットワークを立ち上げる合弁会社の設立を発表した。米国を皮切りに3D放送をスタートさせる。
スタート時期は2011年としており、自然史、宇宙、探検、冒険、工学、科学、技術、映画、子供向け番組などを3Dコンテンツとして提供する予定だ。将来的には米国以外の地域における配給も検討していくという。
Discoveryはテクニカルサポートを含むネットワークサービス、ソニーは3D映画、音楽・ゲーム関連における3Dコンテンツのテレビ権利化の検討、IMAXは3D映画のテレビ権利化の推進、自社所有の映像関連特許や3D技術のライセンス提供などを担当する。また、テレビ放送、販売店、劇場などを通してプロモーションを展開する。
3社は、豊富なコンテンツや3D技術のノウハウを結集させることで、家庭における3Dコンテンツをリードしていく構え。

アイファイジャパン-RAW転送や自動削除機能を備えた新製品を発表-
(2010/01/07   CNET)

アイファイジャパンは6日、SDカード型無線LANカードの新モデル「8GB Eye-Fi Pro X2」を日本国内でも今春の発売を予定していると発表した。現在は、無線認証の取得プロセスにあるという。
今回は、日本独自のスペシャルパッケージは作成の予定はなく、海外での仕様と同じパッケージになるとのこと。
8GB Eye-Fi Pro X2は、ラスベガスで行われているインターナショナルCESにて発表されたもの。RAW画像の無線転送やジオタグ(地図情報)、アドホック通信機能を備えており、日本においては「Eye-Fi Share2GB」「Eye-Fi Share Video 4GB」に続く新たなラインアップとなる。
新開発された「X2 engine」を搭載したことにより、無線メモリカードとしての性能が飛躍的に向上。8GB Eye-Fi Pro X2独自の新機能として、「エンドレスモード」を搭載した。このモードをオンにすることにより、送信済みの写真や動画ファイルをカード内から自動的に削除できる。
また、これまでウェブブラウザ上で実行されていた管理ツール「Eye-Fi Manager」をデスクトップアプリケーション「Eye-Fi Center」に統合。これにより、Eye-Fiを使って転送したファイルを別のサービスに再送信したり、PC内にある画像をEye-Fiと同じようにオンラインサービスに送信したりできるという。なお、Eye-Fi Centerは既存のEye-Fiユーザーにもダウンロードで無償配布するとしている。
8GB Eye-Fi Pro X2の機能は下記のとおり。
・新開発「X2 engine」の搭載によるエンドレスモード(転送済み画像の自動削除機能)の実現
・802.11b/g/nのワイヤレスチップ採用による無線電波の到達距離および送信速度の向上
・JPEG、動画に加えて、RAW画像の無線転送
・ジオタグ(地図情報)対応
・アドホック通信への対応
・オープンなWi-Fiネットワークへの自動接続機能
・8GバイトSDHC、Class6対応によるカメラからのデータ読み書き速度の向上
・カメラとの互換性向上

パナソニック-07年リコール対象の電子レンジがまた発火-
(2010/01/07  日経)

07年にリコール(無償改修)対象となりながら改修されないままになっていた松下住設機器(現パナソニック)製の電子レンジが発火する事故が昨年末に群馬県内の住宅で起きていたことが分かり、消費者庁は6日、同タイプの製品の利用者に改修を受けるよう注意喚起した。
消費者庁などによると、対象の電子レンジは1988~1993年製造の「NE-P500」など計12機種。販売された約193万台のうち改修済みは2割弱で、これまでに計23件の発火事故が起きている。


世界最薄液晶・Intelプロセッサ・HDBaseT発足・人体通信モジュール・三洋電機の子会社化

2009-12-28 20:52:19 | Dニュース

韓国LG Display-世界最薄の42型で厚さ2.6mmの液晶パネルを開発-
(2009/12/22  日経エレクトロニクス)

韓国LG Displayは21日、厚さが2.6mmのテレビ用液晶パネルを開発したと発表した。これまで最高水準だた韓国サムスン電子製パネルの3.9mmを抑え、世界最薄となる。韓国勢の薄型化競争が一層激しくなってきた。
画面サイズは42型でフルハイビジョンの解像度に対応する。液晶を照らすバックライトの光源である発光ダイオード(LED)を画面の枠に取り付け、光学的に拡散する手法を用いた。独自の光学フィルム技術も採り入れて薄型化したという。「大型液晶パネルで3mm厚の壁を初めて破った」(LG Display)とする。
商品化の時期は未定。今年5月に発表した5.9mmパネルの製品化が先行するもようだ。2.6mmパネルは重さを4kg以下に抑えており、壁掛けテレビに適している。薄型テレビの設置空間を広げて市場拡大を狙う。

カデンザとオリオン電機など-Intelプロセッサ搭載のロブロTVを発売へ-
(2009/12/22  産経新聞)

ソフトウエア開発のカデンザ(東京・千代田)がドウシシャ、オリオン電機と共同開発したブロードバンドテレビ「ロブロTV」を発売する。世界で初めてテレビにIntelのプロセッサを搭載し、OS(基本ソフト)にマイクロソフト「Windows XP Embedded」を採用。この中に、カデンザが開発した統合視聴アプリケーション「ロブロ」を組み込んでいるのが特長。
ロブロTVの画面サイズは19型で、参考価格6万9800円。家電量販店や代理店などで、光回線とセットで「格安ブロードバンドテレビ」として売り出す予定。
地上デジタル放送のチャンネルのほか、ウェブサイトのチャンネルも組み込まれている。テレビのリモコンで地上波のチャンネルを押せば放送が見られる一方、ウェブサイトの番号を押すと、そのサイトが表示される仕組み。
サイトのリンクを示す場所にすべて3ケタの番号がふってあり、リモコンでその番号を押せば見たいインターネットのページに移動できる。携帯電話のメールを操作するように検索のための文字入力をすることも可能。
開発した理由について、カデンザの安達寛高社長は「インターネットは便利な情報インフラに違いない。しかし、ネットを使いこなしている人とそうでない人の間で情報格差(デジタルデバイド)が起こっている」などと述べ、ロブロTVを通じて情報格差の解消を目指す考えを示した。
中核となるアプリケーションソフト、ロブロを開発した安達社長は、リモコンを使った操作性の高さと使い勝手の良さを武器に「高齢者にも気軽に使ってもらうにはテレビを表示画面にし、チャンネルで操作できる仕組みが必要だった」と話す。
安達社長によると19型は家庭の2台目のテレビ需要として期待できるものの、将来は大画面も含めて商品ラインアップを充実させるため、大手家電メーカーとの連携も視野に入れるという。
ブロードバンドテレビの「世界標準」となる可能性も高いだけに、関係者の間には北米市場をはじめとする世界展開に意欲を示す向きもある。

米Intel-Atomの新製品を発表・グラフィックス処理とメモリー制御を内蔵-
(2009/12/22  日経エレクトロニクス)

米Intelは,開発コード名を「Pine Trail」としていたAtomベースの新プラットフォーム(MPUと周辺LSIのセット)を発表した。MPU(Atom)にグラフィックス処理とメモリー制御機能を内蔵したことで,プラットフォームのチップ数を既存の3から2へ減らしたことが特徴である。
今回発表されたプラットフォームは,ネットブック向けと,エントリ・レベルのデスクトップ向けがある。ネットブック向けは,1.66MHz動作の「Atom Processor N450」とI/Oを司る周辺LSIの「NM10 Express Chipset」からなる。エントリ・レベルのデスクトップ向けは,1.66MHz動作のプロセッサ・コア1個の「Atom Processor D410」または同2個の「Atom Processor D510」,およびNM10 Express Chipsetからなる。
MPUにグラフィックス処理とメモリー制御機能を内蔵したことで,ネットブック向けプラットフォームの平均消費電力は従来よりも20%低減し,実装面積は60%縮小したという。また,エントリ・レベルのデスクトップ向けプラットフォームの熱設計電力は50%低減し,実装面積は70%縮小したとする。
いずれのAtomも,high-k絶縁材とメタル・ゲート使用の45nmプロセスで製造する。ネットブックのメーカーから80件以上のデザイン・ウインを獲得し,2010年1月4日から今回のプラットフォームを使った機器が市場に登場するという。

非圧縮HD映像や音声の有線インターフェイス-「HDBaseT」が発足-
(2009/12/22  日経エレクトロニクス)

デジタルテレビやDVD/Blu-ray Disc装置,プロジェクターといったAV機器間を接続する有線インタフェース「HDBaseT」の標準化を目指すアライアンスが発足した。HDBaseTは,イスラエルのファブレス企業であるValens Semiconductorが開発したもの。既存のEthernetケーブル一本で非圧縮のHD映像と音声を同時に伝送できる。アライアンスにはValensの他,韓国LG Electronicsや韓国Samsung Electronics,米SonyPictures Entertainmentが参加する。今後,さらに参加企業が増えると主張する。
非圧縮のHD映像や音声を伝送できる点はHDMIと同様。HDMIとHDBaseTとの違いは,伝送距離が100メートルと長いこと,電力供給が可能なこと,汎用コネクターやケーブルを利用できることにある。コネクターは一般的なRJ-45コネクターを,ケーブルにはカテゴリー5e/6ケーブルを利用可能。Ethernetを通じて電力を供給する「PoE」や「PoE plus」にも対応するという。
なお,同アライアンスは2010年の1月7~10日に米国ラスベガスで開催される「2010 International CES」に参加する予定である。

NTT-2010年度上期にも人体通信モジュールを量産-
(2009/12/22  日刊工業新聞)

NTTは、人の皮膚や物の表面を通じて情報を伝える電界通信技術「レッドタクトン」を活用した双方向型の小型通信モジュールを09年度中に開発する。グループ会社のNTTエレクトロニクス(横浜市神奈川区)を通じて製品化し、2010年度上期にも量産に入る見通し。量産効果でモジュール単価が下がれば、人の体を介して情報伝達する人体通信の普及に拍車がかかりそうだ。
開発するのは、毎秒400キロビットの伝送速度で双方向通信できるレッドタクトン用の通信モジュール。
NTTエレクトロニクスが08年に発売したレッドタクトン用システム「フィルモ」に搭載している伝送速度同236キロビットの通信ボードを小型化・高速化し、1cm角のモジュールに仕上げる。年内にも最終試作版が完成する見込み。

パナソニック-三洋電機の子会社化を完了・執行役員3人を派遣-
(2009/12/22  日経)

パナソニックは21日、三洋電機が子会社になったと発表した。9日に終了したTOB(株式公開買い付け)の決済と普通株への転換が完了、三洋電株の50.27%を取得した。今後は両社で太陽電池や自動車用2次電池などについてグループ戦略を強化、2013年3月期に営業利益で800億円を目標とする相乗効果の実現を目指す。
三洋電機も同日、パナソニックが親会社となったと発表。パナソニックから3人を執行役員として迎え入れる。保有していた優先株の一部をTOBに応募せず、普通株に転換した米ゴールドマン・サックスグループと大和証券SMBCグループが、当面はパナソニックに次ぐ三洋電機の大株主となる。
両社は08年12月に子会社化で合意。当初は今年3月を予定していたが、海外の競争法当局の審査が長引いた。両社はすでにマネジメントや経営体質強化に関するワーキンググループを発足させており、今後事業戦略に関するワーキンググループも立ち上げ、環境やエネルギーを中心にしたグループ戦略を加速する。
パナソニックからの派遣するのは古池進副社長で、三洋電機の上席副社長(経営企画本部長)に就任する。他には、榎坂純二顧問が白物家電などを担当する副社長に、松葉健次郎元理事が常務(財務本部長)に就任予定。


プロジェクター携帯・世界サーバー市場

2009-12-05 09:22:36 | Dニュース

LG電子-プロジェクター携帯「LG eXpo」を発表-
(2009/12/02  Itmedia)

LG Electronics MobileとAT&Tは11月30日、プレゼンに使える「プロジェクター携帯」を発表した。12月7日から米国で発売する。
「LG eXpo」は小型プロジェクター「LG Mobile Projector」を装着して、携帯電話から直接プレゼンテーション、スライドショー、動画を映写できる。
同モデルは米国では初という1GHzプロセッサを搭載し、3.2インチタッチスクリーン、スライド式QWERTYキーボード、500万画素カメラを備える。OSにはWindows Mobile 6.5を採用し、Microsoft Office Mobileも搭載する。サイズは11.3×5.7×1.65cm、重さは51g。通信方式はHSDPAに対応する。
eXpoはAT&Tから発売され、価格は郵送リベート適用後で199.99ドル。LG Mobile Projectorは別売りで179.99ドル。

09年Q3の世界サーバー市場-前年より落ち込むも09年Q2より伸長-
(2009/12/02  日経エレクトロニクス)

米Gartnerは米国時間11月30日,世界サーバー市場に関する調査結果を発表した。それによると,09年第3四半期の世界出荷台数は190万台で,17.1%減少した。総売上高は同15.5%減の107億ドルとなった。
しかし,第2四半期と比べると,出荷台数は13.8%増加し,売上高は10.2%成長している。Gartner調査担当バイス・プレジデントのJeffrey Hewitt氏は「09年末に向けて,市場は全体的に安定化の兆しを見せている」と述べた。
ベンダー別売上高をみると,首位は米IBMでシェア31.7%を獲得した。2位は米Hewlett-Packard(HP)でシェアは1.5ポイント差の30.2%。3位は米Dell(シェアは13.4%),4位は米Sun Microsystems(同7.4%),5位は富士通(同5.2%)だった。トップ5ベンダーのいずれも前年同期より売上高が落ちており,Dell以外は2ケタの減少率だった。しかし,Sunを除く4社はいずれも前期を上回った。
出荷台数ベースでは,HPが首位を維持し(シェアは32.1%),2位にDell(同22.8%),3位にIBM(同12.8%),4位に富士通(同3.5%),5位にSun(同2.6%)と続いた。トップ5ベンダーすべてが前年同期より減少したが,前期からは拡大している。


Windows7好調?・Gショツク防塵デジカメ・iPhone用光学8倍ズーム・ホンダ2輪・世界経済

2009-11-24 22:15:57 | Dニュース

国内パソコン販売-新OS「Windows 7」の効果で台数は好調?-
(2009/11/23  日経)

米Microsoftのパソコン用基本ソフト(OS)の最新版「Windows 7(セブン)」の発売から22日で1カ月が経過した。家電量販店などでの売れ行きは好調で、国内のパソコン販売台数は前年比2ケタの増加が続く。
パソコン各社の増産を受け、半導体メモリーのDRAMなど主要部品の需要が回復、波及効果も出ている。
ヨドバシカメラではこの1カ月で、販売するパソコンの約半分がセブン搭載機種に切り替わった。セブン発売前の夏と比べると「販売台数の前年比伸び率を20ポイント程度押し上げる効果があった」(仕入れ担当者)という。
調査会社BCNの調べでは、国内のパソコン販売台数はセブンが発売された10月第3週(10月19~25日)に前年比26.4%と大きく伸びた。以降も2ケタ増で推移し、直近の11月第2週(11月9~15日)は12.6%増となった。
パソコンメーカー側でも「前年同期比で10%程度出荷台数が増えた」(富士通の佐相秀幸常務)といった声が多い。店頭販売は、おおむね各社の期待通りの出足となったようだ。BCNの道越一郎アナリストは「年末商戦でセブンへの切り替えが本格的に始まる」と話す。
ただ、セブンは既存のパソコンでも十分に動作するだけに、セブンのパッケージだけを買って手持ちのパソコンに載せる利用者も多いとみられる。「かつてのOS更新時にみられたようなパソコン本体の爆発的な買い替え需要には直結しない」(調査会社ガートナージャパンの蒔田佳苗アナリスト)との見方もある。
セブン発売を機にパソコン販売単価を引き上げたいというメーカー側の思惑に黄信号がともる。
店頭では07年1月に発売された1世代前のOS「Vista」搭載機種も並んでいる。一部のセブン搭載ノートパソコンでは、平均単価がVista搭載機種を下回っている。コジマでは「ネットブックの価格下落が激しく、パソコン販売の苦しさを改善するには至らない」(営業本部)という。年末商戦も「一番の主役は薄型テレビをはじめとするエコポイント家電」(上新電機)と見る量販店が多い。
法人向けの需要動向も今後の焦点。Vistaが不評だったため「多くの企業が使っているデスクトップのOSは8年前のもの」(米デルのマイケル・デル最高経営責任者)。パソコン各社は年明け以降、企業の更新需要が本格化すると期待する。

カシオ計算機-最薄の防水・防塵デジカメ「Gショツクデジカメ」を発売へ-
(2009/11/20  フジサンケイビジネス)

カシオ計算機は19日、耐衝撃性に優れ、防水・防塵機能を持つコンパクトデジタルカメラを12月から米国で発売することを明らかにした。耐衝撃性のデジカメとして世界最薄の厚さ19.9mmを実現、米以外の海外市場にも投入していく。防水や耐衝撃性に優れる時計、携帯電話を「Gショック」ブランドで販売してきており、今回、デジカメを追加することで製品ラインアップを拡充する。
新商品「EXILIM G」はアジアや欧州でも順次発売する計画だが、日本については未定としている。先行販売する米国では、まず、インターネット通販のルートで始め、その後、量販店などでの店頭販売を計画している。有効画素数は1210万画素で、価格は299.99ドル(約2万6700円)で設定。
時計のGショックは、「ゴツゴツ」としたデザインで男性を中心に人気を集めている。今回のデジカメは、防水、耐衝撃性を備えながらポケットにも収まりやすいよう薄型にしたり、デザイン性を高めるなどして、先行販売している他社製品との差別化を図った。
今回の製品は、薄型ながら、耐衝撃、防水性を高めるため、外装は外部からの衝撃を受け止めるステンレスを、また内部は、ガラス繊維で強化したポリカーボネイトの2重構造とした。
また、約2mの高さからの落下に耐える業界トップの耐衝撃性を持たせたほか、水深3mで1時間の連続使用を可能にした。加えて、自転車やウインドサーフィンなどスポーツをしながら、静止画や動画を10秒に1回というように、一定間隔で自動撮影できる「ベストショット機能」を搭載、手元がふさがり、シャッターが押せなくても撮影を可能にした。
デジカメ市場は一眼レフカメラの販売は堅調だが、コンパクトの国内販売が飽和状態にある。こうしたなかで、キヤノンや富士フイルムなどメーカー各社は、今年の夏モデルで海などでの使用を想定した、防水、耐衝撃性を持たせたカメラを相次ぎ投入した。
カシオは後発の参入となるが、独自色を打ち出した製品の投入により、国内外でさらなるシェアアップを狙う。

プリンストン-iPhone用の光学8倍ズームレンズキットを発売-
(2009/11/21  CNET)

プリンストンテクノロジーは20日、iPhone3G/3GS用カメラキット「PIP-CK1W(ホワイト)」と「PIP-CK1B(ブラック)」を12月上旬より発売すると発表した。価格はオープンで、市場予想価格は3980円。
PIP-CK1シリーズは、iPhone 3G/3GSに搭載されたカメラで光学8倍ズーム撮影ができる望遠レンズキット。ズームレンズは、フォーカスリングをまわしてピントを調整する。
小型のアルミ製三脚と固定用ホルダーが付属しているため、夜景でも手ぶれしにくい画像が撮影できるほか、集合写真などにも便利。

ホンダ-2020年に二輪車世界販売2500万台を目指す-
(2009/11/21  産経新聞)

ホンダは20日、二輪車の年間世界販売台数を、2020年までに現状から約1000万台の上積みとなる2500万台へと拡大する方針を明らかにした。中心となるのは経済成長が予想され、生活の足として二輪車の需要拡大が見込める新興国。足元の生産もハイペースで推移しており順次、生産能力を増強する。
一方でエンジンなどのモデル統合を進めるなど、開発コストを低減して価格競争力を高める考え。
ホンダの二輪車の世界販売実績は、昨年が約1512万台で世界一。このうち9割程度を中国やインド、東南アジアなど新興国が占めた。今年も好調で、年間では「前年を上回る可能性がある」(大山龍寛常務)としている。
新興国では、二輪車は生活の足代わりとして使われる「コミューター」としての用途が大きい。経済成長が予測される上、価格を下げれば二輪車を買う層は増えるとみられ、「今後10年で2500万台の年間販売を目指す」(大山常務)としている。
実際、足元での新興国での生産は好調だ。インド・グルガオンの年間生産能力125万台の工場は今年度、実際の生産が130万台になる見込み。ベトナムの150万台の能力を持つ工場は、今年度中にほぼフル生産となる見通し。インドネシアの能力310万台の工場も今年度は270万台程度に達し、来年度は能力を超える可能性がある。それぞれ順次、生産能力の拡大に動く考え。

中国・広州モーターショーが開幕-欧米各社は東京を越えた出展-
(2009/11/24  朝日新聞)

広州モーターショーが23日の報道公開で始まった。中国は今年「世界一」の自動車市場となる。今月上旬まで開かれた東京モーターショーでは出展を見送った欧米大手も顔をそろえ、「重要度で『東京』を超えた」との声が出るほど。買収や再編で規模拡大を目指す中国メーカーの存在感も高まっている。
「東京モーターショーは、北京、上海だけでなく、広州にも抜かれた」、日系メーカー幹部は、こんな感想を漏らした。03年に始まった広州ショーは今年、展示面積約15万平方メートル、出展社数約670社で、ともに過去最大。世界5大ショーの1つとされ、41回の歴史がある東京に比べ、面積は3倍近く、社数は約6倍。11月30日までの予定。
東京への出展を見送った米ゼネラル・モーターズ(GM)、独フォルクスワーゲン(VW)など主要メーカーも勢ぞろい。中国の今年の新車販売台数は1300万台を超え、来年は1500万台に達するとの見方も出ている。
独BMW系の「宝馬汽車貿易」の許智俊・副社長は「どの車種もとても好調。特に最高級クラスは、世界で中国の右に出る市場はない」と自信を見せる。1~10月の販売台数は前年比36.7%増。すでに08年を上回り、過去最高を更新した。同社は50億元(約650億円)を投じ、新工場も建設する。
GMの合弁会社「上海通用汽車」も高級車キャデラックの新型を発表。今月初訪中したオバマ米大統領の公用車のブランドと紹介し、高級感を前面に出した。独メルセデス・ベンツも過去最大級となる22台を展示した。
トヨタも今回、最大規模の3800平方メートルに新型のクラウンやプリウスなど45台を展示。レクサスの大型SUV「GX460」を世界に先がけて公開した。
今年の販売台数が中国一の「F3」を持つBYDオート、吉利汽車など中国勢も、売れ筋車種を一挙に展示。展示規模は海外ブランドと肩を並べた。日産の合弁会社「東風汽車」の中村公泰社長は「政府が成長を後押ししており、大変な脅威だ」と話す。
中国地場メーカーの吉利汽車は、米自動車大手フォード・モーターが傘下のスウェーデンの高級車ブランド「ボルボ」を売却する先として有力になっている。広州ショーでの新型高級車の発売式典で、司会の女性がボルボ売却で優先交渉権を得たことを紹介。持ち株会社の王自亮・副社長は「各ブランドの運営などを通じ、年200万台生産・販売という目標達成を確保したい」と強調した。
いまの中国メーカーにとって「200万台」「100万台」という数字には特別な意味がある。中国政府は今春、100社以上が乱立する国内業界を再編し、年間生産・販売台数200万台超の2~3社、100万台台超の4~5社に集約する方針を打ち出した。規模拡大を通じて自主開発能力を高め、技術を海外大手との合弁会社に頼るメーカーが業界上位を占める現状を打ち破る狙い。
「再編で、長安汽車の業界での影響力や地位は向上する」。中国自動車第4位の長安汽車のブースでは、徐留平会長がこう語った。フォードやマツダ、スズキと提携する長安汽車は今月10日、中堅の江西昌河汽車など5社との事業統合を発表した。統合後の長安汽車は東風汽車を抜いて第3位に浮上。年産能力は220万台まで拡大する。
ホンダやトヨタと組む中国第6位の広州汽車も5月、中堅の湖南長豊汽車に29%出資して筆頭株主になった。広州汽車の曽慶洪社長は「自動車産業の構造調整に積極的に参加し、戦略的再編をさらに深めていく」と話した。

液晶用バックライトの日本ライツとラインツライト-民事再生法の適用申請-
(2009/11/21  日経エレクトロニクス)

液晶パネル用バックライト・メーカーの日本ライツと,同社のバックライトを製造するライツラインの2社は,11月20日に東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請し,同日保全命令と監督命令を受けた。負債額は,日本ライツが約112億8700万円,ライツラインが約23億8900万円で,2社合計で約136億7600万円。
日本ライツは,1967(昭和42)年12月設立の液晶用バックライト・メーカーの大手。LEDバックライトや大型CCFL(冷陰極管)バックライトの開発,製造をしていた。1995年,鳥取県に大型液晶用バックライトの製造工場を建設。その後も生産能力の増強を進め,04年には中国工場を本格稼働させた。なお,鳥取工場は07年にライツラインとして分社化されていた。
帝国データバンクによると,日本ライツは05年9月期に年売上高として約310億円を計上していた。しかし,07年末からの半導体不況により,08年9月期の年売上高は約235億円に減少。さらに08年10月以降は,世界的な景気低迷の影響を受けて顧客である液晶パネル・メーカーが生産調整をしたことで,受注が急速に落ち込んだ。その後も月商約16億~17億円にとどまるなど,受注環境に回復の兆しは見えず,自主再建を断念したという。

日本光電-米国から輸入し販売中のAEDを無料改修へ-
(2009/11/21  日経)

自動体外式除細動器(AED)の輸入大手、日本光電は20日、米国から輸入し全国に出荷した「カルジオライフAED」が動作しない恐れがあると発表した。電子部品の故障が原因で、同社は約10万7000台を来年5月から無料で改修する。当面の措置として、販売先に検査器具を配り自主点検を呼び掛ける。
「カルジオライフAED」シリーズをめぐっては、奈良県の老人保健施設で今年4月、不具合があり、80代の女性が死亡した。同社は「死亡と不具合の因果関係は不明」としている。
対象の製品は、05年3月~09年11月までに出荷した「カルジオライフAED」シリーズの「9100」「9200」「9231」「1200」。全国の病院や学校、駅など約7万7000施設に設置されている。
同社によると、音声ガイダンスに従い装着パッドを胸に付け、心臓の動きを確認した上で電気ショックを与える仕組みだが、パッドを付けても作動せず、同じガイダンスを繰り返す恐れがある。
同社は奈良県の女性の死亡で不具合を把握。製造したカルディアック・サイエンス社(米国)や医薬品医療機器総合機構に報告したが、同様の故障が確認されなかったことから「まれな偶発」と判断し、公表していなかった。
今月14日なって、カルディアック社から利用者に注意喚起すると連絡があったことから改修を決めた。不具合を改善したソフトウエアと入れ替えるが、それまでの間は販売先に自主点検を呼び掛ける。
厚生労働省の研究班の調査によると、昨年末現在、全国に設置されているAEDは約20万台。対象製品は6年間に世界で約30万台が販売されており、同様の不具合が07年に英国で1件あったという。


ソニー/Panasonic/ケンウッド各社新製品・ソフトバンク「115」電報サービス参入

2009-11-24 22:11:55 | Dニュース

ソニー-新中期経営計画を発表・ネットサービス・3Dなどを拡充-
(2009/11/20  Itmedia)

ソニーは19日,収益力の強化策を公表した。2012年度末までに売上高営業利益率を5%,株主資本率利益率(ROE)を10%に高めることを目指す。現在,同社のゲーム機のユーザー向けに展開しているネットサービス事業について,テレビやデジタルカメラなどデジタル家電を含めた形に拡大し,売り上げの増大を図る。また,設計・開発の合理化や調達コストの削減を事業横断的に進める。
ネットサービスについては,同社の「PS3」や「PSP」のユーザーを対象としている「PlayStation Network」がある。このプラットフォームを生かして,同社のデジタル家電を窓口として映像/音楽/ゲーム/電子書籍といったコンテンツを双方向にやり取りできるようなネットサービス「Sony Online Service」(仮称)を立ち上げる。このネットサービスに向け,新たに携帯型の機器を幾つか投入する。これにより,ネットサービス事業では2012年度に約3000億円の売り上げを目指す。収益面では,PlayStation Networkは2010年度の黒字化,ネットサービス全体では2011年度の黒字化を狙う。
新ネットサービスには,窓口となるデジタル家電などのハードウエア製品群の価値を高めるという狙いもあり,短期的には同社のハードを対象とした「囲い込み型」ビジネスになる。だが,中・長期的には規模拡大のために他社製品まで対象に含めることも検討するという。
構造改革では,デジタル家電や部品を手掛けるコンスーマープロダクツ&デバイスグループ(CPDG),ゲーム機やネット事業を手掛けるネットワークプロダクツ&サービスグループ(NPSG),Sony Ericsson MobileCommunications社で共同購買を実施。08年度には2兆5000億円だった調達コストを,09年度に2兆円まで圧縮することを目指す。
赤字が続いている液晶テレビ事業に関しては,シャシーの数を集約。2010年度に現行の1/3に減らし,2011年には基本的に一つのシャシーで全製品をカバーする〔一部ODM(相手先ブランドによる設計・製造)供給を受けている製品を除く〕。こうした施策により,2010年度に黒字化,2012年度に全世界の市場シェア20%を目指す。ゲーム機のPS3についても,部品点数の削減や設計の見直しに加え,部門横断的な取り組みなどによりコスト削減を継続的に行い,2010年度にコストを現行から15%削減するとしている。
液晶テレビ事業は2010年度の黒字化と2012年度の世界シェア20%(台数ベース)を目指す方針を掲げた。
ネットワークと連動した「進化するテレビ」の導入や,独自デバイスによる新ディスプレイの開発も進める。
またソニー全体で3D関連商品を2010年度から本格展開し,関連商品で2012年度に1兆円の売上高を目指す計画。
「進化するテレビ」は,ネットワーク経由で新たなアプリケーションを提供できる新しいネット対応テレビ。テレビ事業を担当する石田佳久CPDG・ホームエンターテインメント事業本部長は「アプリダウンロードによる拡張性」「マルチタスク」「QWERTYキー付きインプットデバイス」といったフレーズでコンセプトを説明する。
進化するテレビが狙うのは,「売って終わり」の既存ビジネスを脱却した,成長の柱になる新しい収益モデルの創出。ソニー製ハードウェア全体を巻き込む新ネットワークサービス「Sony Online Service」(仮称)を通じ,ユーザーの購入後も続くリテンションビジネスを展開するという。
ソニーはまた,19日に開催した記者発表会において,今後力を入れていくビジネスの一つとして,米国を中心に展開する電子書籍事業を挙げた。電子書籍市場は現在急速に拡大しており,電子書籍端末は09年度に300万~400万台規模の市場になるという。
ソニーで同事業を統括する,EVP・ネットワークプロダクツ&サービスグループ(NPSG)プレジデントの平井一夫氏は,「市場の拡大に合わせてハードウエア,コンテンツを増強し,2012年度に世界シェア40%を目指す」と宣言した。
現在,電子書籍市場では米Amazon.comの「Kindleシリーズ」が,端末の販売台数で首位を行く。Amazon.com社に次ぐシェアを持つソニーは,Kindleと同様に,3Gの無線通信機能を内蔵する電子書籍端末を09年12月に投入し,追い上げを図る。
ソニーはさらに,19日に開催した記者発表会において,リチウム(Li)イオン2次電池事業を拡大すると発表した。3年後に売り上げを現行の2倍に増やすことを目指す。ノートパソコン向けなど既存分野の売り上げを着実に伸ばしつつ,蓄電用途(バックアップ電源)や自動車向けなど新規分野への参入も視野に入れる。
ソニーのコンスーマープロダクツ&デバイスグループプレジデントである吉岡浩氏(副社長)が明らかにした。新規参入を検討している分野としては,太陽光発電システムに適用するバックアップ電源や,自動車用2次電池など。自動車用については,既に自動車メーカーなどと技術開発や供給に関する議論を進めているようだ。さらに,同社が持つ電源技術とLiイオン2次電池を組み合わせたシステム・ソリューション的な事業についても,新たに立ち上げを狙っているという。
同社は,09年8月にオリビン型のリン酸鉄リチウム(LiFePO4)を正極材としたLiイオン2次電池の製品化を発表している。新規分野への参入では,こうした寿命や急速充電能力に優れた製品が有力な候補になると,吉岡氏は語る。
Liイオン2次電池事業に関しては,投資も積極的に行う。新技術の開発や量産体制の確立に向け,今後数年間で約1000億円を投じる予定である。
デジタルイメージング事業では,一眼レフ「α」のラインアップ拡充や,イメージセンサーなどキーデバイスによる高付加価値化などを進めていく。
2010年度からは全社を挙げて3Dを本格展開。ハードウェアとコンテンツの両方を抱える強みをいかし,液晶テレビやBlu-ray Disc,PS3向け3Dゲームなどを展開。2012年度に,コンテンツをのぞき1兆円超の売り上げ規模に育てたい考え。
2010年度の3D本格展開に向け,コンテンツ制作からハードウェア開発販売まで自社で行える強みを生かして準備を進めている。
既に専用眼鏡による立体視が可能なBRAVIAを発売する計画を明らかにしており,HDMIによる3D表示の標準化作業も進んでいるという。PS3も,これまで販売した機種はファームウェアのアップデートですべて3Dタイトルに対応させる方針。映画館向けのプロジェクター&3Dレンズユニットは2010年度末までに世界スクリーン以上に供給する計画。
ゲーム事業は2010年度の黒字化を目標に掲げ,PS3は同年度中に15%のコストダウンを図り,採算性を改善する。PlayStation Storeの09年度売り上げは前年度から3倍の500億円に成長する見込み。ダウンロードゲームとアドオンソフトの売り上げ収益に大きく貢献しているという。12月10日にはPSP向けコミック配信を開始する予定で,PS3でも「毎日オンにしてもらうためにノンゲームを重視している」(平井氏)として2010年度にノンゲーム用開発ツールの配布を計画している。
PS3は,PSNに加え「デュアルショックに次ぐ第2のデファクトコントローラ」だという「モーションコントローラー」や大容量のBlu-ray Disc,PSPとの連携がアドバンテージだという。ソニーが2010年度に全社で3D関連商品やコンテンツを本格展開するのに合わせ,PS3もファームウェアアップデートで3Dゲームに対応。
3Dゲームもリリースする計画。

ソニーの電子書籍リーダー-予想以上の需要で納期に遅れも-
(2009/11/20  REUTERS・Itmedia)

ソニーは18日、同社の最新の電子書籍リーダー「Reader Daily Edition」の需要が年末商戦に先立ち予想を上回るペースで推移しており、納期に遅れが生じる可能性があることを明らかにした。
同社広報担当者のカイル・オースティン氏によると、Daily Editionの販売は先着順という。Daily Editionは新聞を読むことを想定した電子書籍リーダーで価格は399ドル。
オースティン氏はReutersの取材に応じ、「この数カ月間、Daily Editionの入荷通知の申込み者数はわれわれの予想を上回る勢いで増えており、入荷してからも大きな需要を見込める」とメールで語っている。
www.sonystyle.comには、先行予約分は12月18日から1月8日までの間に出荷するが、配送日を保証するものではないと記されている。
Reader Daily Editionはソニーが発表する初めての3Gワイヤレス通信機能内蔵の電子書籍リーダーで、Amazon.comのKindle端末の対抗馬として今年8月に発表されたもの。アナリストによると、市場では現在Kindleがトップシェアを誇っているとみられている。
ソニーはDaily Editionのほかに、ポケットサイズの「Reader Pocket Edition」(199ドル)とタッチスクリーン搭載の「Reader Touch Edition」(299ドル)を販売しているが、いずれもワイヤレス通信機能は内蔵していない。
AmazonのKindle端末は基本モデルが259ドル、新聞や雑誌を読みやすいように配慮された大画面版が489ドルで販売されている。
業界の専門家によると、今年の年末商戦では、Amazonやソニーのほか、Barnes & Nobleなどの新規競合各社が販売する電子書籍リーダーが電子機器分野のベストセラーとなる見通し。ただし、メーカーは各社とも販売台数や販売予測を公表していない。

パナソニック-消費電力が現行より約4割減のプラズマテレビを発売へ-
(2009/11/20  読売新聞)

パナソニックが、現行モデルより年間の消費電力量が約4割少ないプラズマテレビを2010年春に発売する。
1年間の電気代を計算すると2700円程度で、現行モデルより約1800円安くなる。プラズマテレビはこれまで、液晶テレビより電気を食うことが難点とされたが、新機種は一般的な液晶テレビより省電力になる見通し。
低い電圧で回路が動くよう工夫された新機種は、42型でも年間消費電力量が、100ワットの白熱電球より少なくなる。基幹部分は最新鋭の尼崎第3工場(兵庫県尼崎市)で主に生産し、製造コストを2割抑える。
パナソニックは、省エネ化を軸に2012年度の薄型テレビの販売台数を、09年度(見込み)比で倍増の約3000万台とする考え。ただ、シャープや韓国サムスン電子が新方式の液晶テレビを投入するなど、省エネ性能を巡る競争も激しくなりそうだ。

ケンウッド-マイクロSDカード対応の携帯音楽プレーヤーを発売へ-
(2009/11/20  日経)

ケンウッドは19日、携帯音楽プレーヤー「Media Keg」の新機種「MG―F」3種類を12月上旬に発売すると発表した。マイクロSDカードスロットを搭載し、簡単にメモリーを増設できる。従来機種に比べ本体のメモリー容量も増やし、より多くの音楽を入れられる。
発売するのは本体のメモリー容量が16GBの「MG―F516」、同8GBの「MG―F508」、同4GBの「MG―F504」。これまでの最大容量は4GBだった。「F516」の場合、収録できる楽曲の目安は約3600曲という。
低音を強調するなど音質を調整できる。本体はアルミを使った高級感のあるデザインで、画面も従来より大きな2.0インチにした。
いずれもオープン価格だが店頭想定は「F516」が1万8000円前後、「F508」が1万5000円前後、「F504」が1万3000円前後。発売から1カ月で計2万1000台の出荷を目指す。

ソフトバンクグループ-NTT以外で初めて「115」電報サービスに参入-
(2009/11/20  Itmedia)

ソフトバンクグループのPSコミュニケーションズは19日、電報サービスに参入すると発表した。2010年2月1日から全国で電報サービスを始める。ソフトバンクテレコムの直収電話サービスから電報受け付け用の「115」番で直接利用できる。NTT以外で115番を使うサービスは初めてという。
サービス名称は「ほっと電報」。電話、Web、FAXで申し込みを受け付け、当日か翌日以降に届ける。料金の詳細は今後告知する。
このほど総務省から特定信書送達事業への参入許可を取得してスタートする。ソフトバンクテレコムは総務省に115番の変更届出を行い、同社の「おとくライン」「クリックライン」加入者は115番にかけると直接ほっと電報につながるようにした。料金も電話料金と合算して支払える。


LEDエコランプ・動画撮影時の雑音を除去・アラサー向け家電製品

2009-11-20 15:30:51 | Dニュース

ペットボトルを利用した太陽光+LEDのエコランプ-「SolarBulb」-
(2009/11/19  CNET)

家庭用電気製品の輸入、販売などを手がけるプレアデスシステムデザインは、ペットボトルに取り付けられるソーラーパワーLEDランプ「SolarBulb Solar Powered LED Lamp」(SolarBulb)を発表した。同日から
発売される。価格は2980円。
SolarBulbは、ソーラーパネルとLEDランプを一体化した製品。ソーラーパネルに約4時間太陽光を当てると、LEDライト約6時間分のフル充電ができるという。
ヘッドに取り付けたソーラーパネルは、太陽の向きに合わせて角度調整が可能。自動感応式光センサーにより、LEDは暗闇を感知して点灯する。
ミネラルウォーターやソフトドリンクのほとんどのペットボトルへの取り付けが可能。本体サイズは、高さ111×幅111×奥行き111mmのほぼ球形で、重量は161g。ブルー、グリーン、レッド、タンジェリン、ホワイトの5色を揃える。

NEC-デジタルカメラの動画撮影時の雑音を除去する新技術-
(2009/11/19  日経)

NECは18日、デジタルカメラで動画を撮影する際にモーターの駆動音などの雑音を除去して録画できる新技術を開発したと発表した。ズームや焦点を合わせる時に雑音が入りやすかったが、モーターやレンズの
駆動音をデジタル処理で取り去って雑音を除去する。
ソフトを微調整すれば、レンズ交換や機器の経年変化による雑音にも対応できるという。
デジタルカメラメーカー向けに売り込み、数年以内の商品化を目指す。
これまでのデジカメは、音が静かなモーターを採用したり、モーターの駆動速度を制限するなどして雑音を抑えていたが、使い勝手の面などで制約があった。

三洋電機-「アラサー」向け家電製品の新ブランド-
(2009/11/19  日経)

三洋電機は18日、「アラサー」と呼ばれる30歳前後の単身者向けに家電製品の新ブランド「it's+(イッツプラス)」を立ち上げると発表した。一人暮らしを始める20歳前後を想定した従来の「it's(イッツ)」に比べ
機能や価格を高めに設定。小規模な家電販売店を中心に売り場を確保していく。
「イッツプラス」ブランドとして販売するのは冷蔵庫、炊飯器、オーブンレンジ、加湿器、掃除機、電動自転車の6商品。景気低迷で外食を手控え、週末にご飯をまとめて炊くといった需要に対応し、高機能で大き
なサイズの冷蔵庫や炊飯器をそろえた。
晩婚化が進み、25歳から35歳の単身者を指す「アラサー」向けは有望で、三洋電機によれば女性で106万人、男性で189万人の市場があるとみている。
三洋電機を今月中にも子会社化するパナソニックでも11月からアラサー世代向けの家電製品を投入する予定。


Kindle for PC・携帯型テキスト読上機・ハイブリッド携帯・ハンディ電源・リコール・中国事情

2009-11-17 21:17:24 | Dニュース

米Amazon-PCで電子書籍が購読できる「Kindle for PC」の提供を開始-
(2009/11/12  Itmedia)

米Amazonは11月10日、PCで電子書籍を購読できるツール「Kindle for PC」を公開した。Amazonのサイトから無料でダウンロードできる。対応するOSはWindows 7、XP、Vistaのみだが、Mac版も近いうちに公開する予定。
Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」を持っていなくても、36万冊に上る電子書籍や雑誌、新聞をPC上で購入し、読むことができる。利用するには米Amazonのアカウントが必要。
AmazonのKindle Storeで「Available on your PC」と表示されている書籍であれば購入できる。Kindleはモノクロだが、PCではカラーの書籍はカラーで表示することができる。Windows 7の場合は、ピンチ操作による拡大・縮小と指でのページめくりが可能。Kindleを持っていれば、既に購入した電子書籍をKindleと共有でき、しおりやメモ機能などを同期することができる。

米Intel-携帯型テキスト読み上げ機「Intel Reader」を発表-
(2009/11/12  Itmedia)

米Intelは11月10日、携帯型のテキスト読み上げ機「Intel Reader」を発表した。失読症などの学習障害や視覚障害のある人を支援できるとしている。
Intel Readerは、内蔵された高解像度カメラで印刷されたテキストを読み込み、デジタル変換して読み上げる。ペーパーバック程度のサイズで持ち歩けるため、レストランのメニューなどの読み上げにも使えるという。
Intel Readerは米国の一部小売業者で販売され、価格は1499ドル。別売りの「Portable Capture Station」(399ドル)を使うと、本1冊丸ごとなど大量のテキストをデジタル化できる。

ウィルコム-PHSとW-CDMAに対応したハイブリッド携帯端末-
(2009/11/12  日経)

ウィルコムは11日、1台でPHS回線と第3世代携帯(3.5G)回線の両方が使える複合型のスマートフォン(高機能携帯)「HYBRID W-ZERO3」を2010年1月に発売すると発表した。通話品質に優れたPHSと、高速データ通信が可能な3G携帯の「いいとこ取り」ができる点をアピールし、競争が激化しているスマートフォン市場で巻き返しを図る。
新端末はシャープ製で、米Microsoftの携帯向け基本ソフト(OS)の最新版「Windows Mobile 6.5」を搭載。
W-OAM typeG対応のRX430AL(アルテル製)とW-CDMA(3.5G)HSUPA方式に対応しているため、W-SIM型のGSMモジュールを使えばGSM方式エリアでの通信が可能になる。また、標準搭載されている無線LAN(構内情報通信網)やBluetoothを使って高速データ通信を利用することもできる。
操作面では、スライド型のテンキーデザインやジョグ機能を内蔵したカーソルキー「Xcrawl(エクスクロール)」を採用したほか、タッチパネルにも対応。ディスプレイには、3.5型フルワイドVGAモバイルASV液晶をを搭載している。
通話はPHSのみで、データ通信は最大毎秒7.2メガビットの高速通信が可能な3G携帯が基本だが、PHSも選択できる。端末価格は実質負担額で3万円台の見通し。専用の料金プランも導入する。

三洋電機-ハンディ電源「eneloop stick booster」を発表-
(2009/11/12  CNET)

三洋電機は11日、単3形充電池「eneloop」2本を利用したハンディ電源「eneloop stick booster」を発表した。USB経由で携帯電話やオーディオプレーヤーなどを外出先でも充電できる。発売は12月1日から。価格はオープンだが、店頭想定価格は2000円前後となる。
eneloop stick boosterは、直径18mm×高さ148mmのスティックタイプで、単3形eneloopを2本装備することで充電が可能。出力制御技術により、本体側で機器への充電電流をコントロールすることで、大電流を必要とする機器へも安定した充電ができるという。
本体にはスライド式のスイッチを内蔵し、自在に出力のON/OFFの切り替えが可能。同梱されるeneloopは、約1500回繰り返し使用ができる新型を採用している。

エプソン-デスクトップパソコンで発煙・発火の恐れ・無償修理へ-
(2009/11/12  産経新聞)

エプソンダイレクト(長野県松本市)は11日、デスクトップパソコン「EDiCube」の23機種について発煙・発火する可能性があるとして、無償で点検・修理を行うと発表した。対象は01年11月~03年8月までに販売した「BBシリーズ」と「MXシリーズ」の一部機種で計2万6551台。
同社によると、電源ユニット内部のはんだ付けの部分にひび割れが生じて漏電が起こり、本体背面の排気口付近から発煙・発火する可能性があるという。

日野自動車-ワイパーの不具合により小型トラック4万4000台をリコール-
(2009/11/12  日経Automotive Technology)

日野自動車は、ワイパーの不具合により小型トラック「デュトロ」、トヨタ自動車「ダイナ200」「同300」「同400」「トヨエースG25」「同35」「同45」、ダイハツ工業「デルタ」の8車種、合計4万4024台をリコールすると発表した。デュトロとダイナ、トヨエース、デルタは、日野自動車とトヨタ、ダイハツが共同開発した兄弟車で、日野自動車が生産している。対象は02年3月19日~04年3月29日に製造した車両。
不具合は、ワイパーの作動装置に内蔵した間欠作動用のリレー回路が不適切なため、間欠作動を繰り返すと接点が摩耗し、摩耗粉がリレーの下部に堆積したり、接点が脱落することがあるというもの。湿気を含んだ摩耗粉でトラッキングを起こしたり、脱落した接点が短絡して、ワイパーが作動できなくなる。最悪の場合、ワイパーの作動装置が発火する恐れがある。対策として、ワイパーの作動装置を対策品と交換する。この件に関し、部分的に焼損した火災事故が4件報告されている。

マレーシアやノルウェー-外貨準備に「人民元」を導入へ・進むドル離れ-
(2009/11/10  Bloomberg・フジサンケイビジネス)

中国の通貨「人民元」を外貨準備や年金基金の運用先に組み入れる動きが広がっている。マレーシア中央銀行とノルウェーの公的年金基金が相次いで人民元建て資産への投資に踏み切った。さらに、マレーシアは人民元を準備通貨の運用先に導入。ロシアや韓国、台湾も準備通貨に人民元の導入を検討している。影響力を強めるチャイナマネーの将来性にかける狙いがありそうだ。一方、人民元建て資産への傾斜が広がれば、米ドルやユーロ、円の相対的な地盤沈下も予想される。
市場関係者が9日までに明らかにしたところによると、マレーシア中央銀行とノルウェーの公的年金基金が中国の金融当局から「QFII(指定国外機関投資家)」認定を受け、上海を拠点に人民元建て資産の運用を始めた。上場国有企業の株式や社債などに資金を投資しているもようだ。
中国当局は海外への自由な資本移動を認めていない上、人民元は国際市場で他の通貨との交換に制限がある。こうしたローカル通貨を外貨準備などに組み込むのは異例だ。だが、金融危機による株価暴落でドル建て資産に深刻な損害が広がり、相場リスクにさらされる国際通貨よりも、中国当局が為替レートを厳格管理する人民元の“安全性”に関心が高まったようだ。
また、国営新華社通信によると、ロシアのクドリン財務相は先月、同国の外貨準備に将来的に人民元を加える可能性を示唆。同国の外貨準備の49%を占めるドル建て資産への依存度を下げる。ロシアは他国にルーブルも準備通貨に加えるよう提唱、世界の外貨準備の3分の2を占めるドルに対する“中露包囲網”をめざす動き。
韓国中央銀行や台湾当局も外貨準備に人民元を組み入れることを検討。中国当局は輸出入にあたって人民元建ての決済を主要な貿易相手先に求めており、その延長線上として、外貨準備への人民元資産の採用を要請しているもようだ。経済力をバックに中国独自の手法で人民元の国際化を促す戦略。
ただ、資本移動や為替制度の自由化を伴わない異質な通貨政策だけに、市場関係者は「自由市場への挑戦だ」と受け止めている。
◆QFII(指定国外機関投資家)制度
中国の金融当局の資格審査をクリアした国外の優良金融機関にだけ、中国国内の金融市場での取り次ぎや投資を一定の枠内で認める制度。人民元建てで取引される中国A株の売買が主な対象だ。投資枠は全体で300億ドル(約2兆7000億円)。

中国広東省-水不足で日系工場にも影響広がる-
(中国  2009/11/12  NNA)

中国広東省で水不足が深刻化し、企業の生産現場にも影響が出始めた。珠江流域の水を利用する珠海市の日系企業では、一部がすでに政府から節水への協力を求められている。真水の供給が少なくなり、中山市では水道水の塩分濃度が上がっているとの報告も聞かれた。
企業に節水を呼びかけている珠海市では、日系メーカーも通知を受けた。大手の佳能珠海(キヤノン珠海)は「政府から水の使用を20%削減するよう要請があったばかり」。工場敷地内では建物ごとの水の使用量がわかるようになっているため、各棟で節水対策を心掛ける。塩分濃度については今のところ問題ないが、過去には部品洗浄ラインに影響が出たこともあったとしている。
麒麟麦酒(珠海)(キリンビール珠海)は「政府からの要請は特にない」としながらも、工場内の日常生活での節水を呼びかけている。同社は生産に、市内唐家にある潭井水庫の水を使用しており、同ダムの水位は現在のところ十分にあるという。
その他珠海市内では一部でサウナや洗車業者が営業を停止。飲食店への影響は聞かれなかった。「ホテル住まいだが、生活に影響はない」とする駐在員もいた。
珠海市境に近い中山市三郷鎮の日系メーカーからは「水道水の味が明らかに塩辛い」との声が聞かれた。
1日のうち不定期で断水があり、生活用水、工業用水ともに不足気味となっているようだ。同社は「機械の冷却に水を使うので心配」と話している。政府からの通知は特になく、「問い合わせをしてみると、ウェブサイトを見るよう指示された」という。政府の節水要請が、企業まで十分に行き届いているとはいえない状況のようだ。
広東省気候中心によると、同省北部と東部にある34の市・県で深刻な干ばつが広がっている。このうち韶関市の南雄、始興、仁化、乳源、翁源など8県の被害が大きく、同市内ではすでに人工降雨を47回実施している。
広東省全体では10カ所の小型ダムが枯渇。32万5000人の飲用水が不足している。うち半数以上を占める16万7500人が飲用水の供給が困難な状況にある。農作物被害面積は14万ヘクタール。香港1.3個分に相当する規模だ。
省政府は被害対策に1億人民元(約13億円)以上を投入。資金は給水車の購入、人工降雨などに充てる。
マカオ政府は今月から4カ月間、個人住宅の水道使用量が前年同期を10%以上下回った場合、1世帯当たり月最大50マカオパタカ(約550円)をキャッシュバックすると発表した。
また水道水の塩分濃度が連続5日以上基準値を超えた際には、経済的に困難な一人暮らしの高齢者などに、1人当たり月100パタカ分のペットボトル入り飲用水購入費を支給する。
香港政府は、市民への供給が不足しないことを前提に、広東省からの水輸入量を抑制することも検討している。香港は同省政府との契約により、2011年まで年間8億2000万立方メートル以上の水を買い受けることになっている。


交換式デジカメ・携帯Newモデル・高速起動技術・電子ブックリーダー・不具合&リコール

2009-11-17 21:15:21 | Dニュース

リコー-世界最小のレンズユニット(撮像素子搭載)交換式デジタルカメラ-
(2009/11/11  Itmedia)

リコーは10日、世界最小・最軽量のレンズ交換式デジタルカメラ「GXR」を12月上旬に発売すると発表した。
レンズ一体型カメラユニットに撮像素子を搭載。ボディから撮像素子を省き、コンパクトに抑えた。オープン価格で、実売予想価格は5万円前後、同時発売のレンズは4万円~7万5000円前後。月産5000台を計画している。
ボディは、GRシリーズと同じマグネシウムダイキャスト製。ユーザーインタフェースはGR、GXシリーズの操作部デザインを踏襲している。
レンズと撮像素子、画像処理エンジンを一体にした「カメラユニット」ごと着脱できるようにしたタイプはコンパクトデジカメとしては初めて。
ボディサイズは113.9(幅)×70.2(高さ)×28.9(厚さ)mm(突起部含まず)、重さは約226g(バッテリー、ネックストラップ含む)
カメラユニットには、レンズと撮像素子に加え、最適にチューニングした画像処理エンジンを搭載。ボディに搭載した画像処理エンジンと合わせ、高画質な撮影が可能としている。一般のレンズ交換式デジタル一眼レフカメラと異なり、レンズ交換時に撮像素子が露出しないため、ごみやほこりが入りにくいのも特徴。
カメラユニットは、レンズの根本に箱形のケースが付いたようなデザインで、ボディにスライドして装着。ボディ前面左上にあるスティックを倒し、ユニットを右に引けば簡単に取り外せる。
35ミリ換算で50ミリF2.5の単焦点レンズ(実売7万5000円前後)と、同24~72ミリF2.5~4.4のズームレンズ(実売4万円前後)を同時に発売する。50ミリレンズはAPS-Cサイズ・約1230万画素のCMOSセンサーと画像処理エンジン「GR ENGINE III」を搭載。24~72ミリズームレンズは、1/1.7インチ、約1000万画素のCCDを搭載し、画像処理エンジン「Smooth Imaging Engine IV」を採用した。
同社は、「これまで、カメラ好きにも納得してもらえるコンパクトデジカメを開発してきた。その延長で、コンパクトデジカメの軽快さと一眼レフのレンズ交換の楽しさを両立した製品を開発した」としている。
ユニット部を付け替えることで、カメラ以外の機能を持たせることも検討している。プロジェクターやスキャナー、外付けストレージなどにも“変身”させられるとしており、発表会場にはそれぞれをイメージしたモックも展示されていた。

NTTドコモ-09年度冬春の19モデルを発表・世界初の上下分離モデル-
(2009/11/11  日経)

NTTドコモは10日、11月20日~2010年4月にかけて発売する携帯電話19モデルを発表した。目玉はディスプレー部とキーボード部が切り離せる携帯「F-04B」(富士通製)で、上下が分離する携帯は世界初という。また、スマートフォンではNTTドコモでは初めて韓国サムスン電子製「SC-01B」を投入する。
サービス面では、利用者の位置情報をGPS(全地球測位システム)で定期的に把握して場所に応じた天気や店の情報を配信する「オートGPS」、家庭内に小型基地局を設置し安定した高速通信ができる「マイエリア」などを始めると発表した。
F-04Bは、スライド式の上部と下部が2つに切り離せる仕組み。キーボード部で通話しながら、ディスプレーでメールやアドレス帳を見たり、ディスプレーを置いて手元のキーボードでゲームを操作するといった使い方ができる。カメラも1220万画素と高機能で、キーボード部をリモコンにして離れた場所から写真を撮影できる。別売りのプロジェクターを取り付ければ室内などで大画面の動画も楽しめる。
なお、ディスプレイ部とキーボード部にはそれぞれ、リチウムイオン2次電池を搭載する。容量については「共に800mAh程度」(NTTドコモの説明員)という。充電する際には、一体化した状態でディスプレイ部が備える端子から給電する。
サムスン電子製のスマートフォンは、米Microsoftの携帯向け最新OS「Windows Mobile 6.5」を搭載する。
タッチパネルとキー操作のいずれも可能。NTTドコモの山田隆持社長は、米Googleの携帯向け無償OS「Android」を搭載した英ソニー・エリクソン製の端末についても「最終検討中で来年の春から夏にかけて出したい」と表明した。
オートGPSは、位置情報をサービス提供者に定期的に知らせ、場所に応じた情報を配信する。例えば近所のスーパーを登録しておくと店に近づいた際に特売情報やクーポンが送られてくる。空港に近づけば乗る便の搭乗ゲートや座席番号を受信する。終電の発車時刻が近づいた場合の通知、観光・グルメなどのレジャー情報も得られる。
自宅にフェムトセル(小型基地局)を設置し、安定した高速通信ができるマイエリアは18日に始める。利用者限定の動画や音楽を配信するほか、家族の帰宅や外出をメールで通知することも可能。現状では自宅にNTT東日本、NTT西日本が提供する光回線を引いていないと設置できない。料金は初期費用2100円、月額使用料980円で、1契約でFOMA10回線までを登録できる。
ソフトバンクモバイルは10日の発表で高速通信が可能なWi-Fi機能の充実を打ち出したが、NTTドコモの山田社長は「Wi-Fiは補完的に使うもの」と通常の携帯ネットワークによる通信を重視する考えを示した。

ソフトバンクモバイル-冬春モデル19モデルを発表・目玉はWi-Fi対応-
(2009/11/11  日経)

ソフトバンクモバイルは10日、09年秋冬商戦と2010年春商戦向けの携帯電話端末計19モデルを発表した。無線LAN経由でインターネットに接続できるWi-Fi通信への対応を強化し、発表済みを含めて計8機種をそろえた。Wi-Fi経由で動画や雑誌などの大容量コンテンツを利用できる専用サイトも開設する。
Wi-Fi対応端末はソフトバンクの携帯ネットワークを介さずに、家庭の無線LANや公衆無線LAN経由で最大54Mbpsでインターネットに接続できる。利用するにはプロバイダーなどとの契約が必要で、ソフトバンクモバイルも対応端末向けに月額490円の「ケータイWi-Fi」プランを提供する。
同プランのユーザーが利用できる専用サイト「ケータイWi-Fiチャンネル」を11月中旬以降に開設し、動画などのコンテンツを無料または有料で配信する。ソフトバンクモバイルの主力商品である「iPhone」が採用する無線LAN機能を一般の携帯端末にも広げることでデータ通信を頻繁に使うユーザーの取り込みを狙う。
端末の新機種は、カメラ機能や液晶解像度を高めたシャープ製端末、米Microsoftの携帯向け最新OS「Windows Mobile 6.5」を搭載した東芝製、韓国サムスン電子製のスマートフォンなどが主力となる。米Googleの携帯向け無償OS「Android」を搭載した機種も2010年春に発売すると発表した。
シャープ製の「AQUOSケータイ FULLTOUCH 941SH」は4.0型のタッチパネル式液晶を搭載する。解像度は1024×480ドットと高精細で、端末を横向きにすれば画面のスクロールなしで大半のウェブページを表示できる。「AQUOS SHOT 940SH」は1210万画素のCCDカメラを内蔵し、100枚の写真を連写できるという。FULLTOUCH 941SHはスライド式で、液晶全面がタッチ操作に対応する。サイズは53×119×16.6mm。
東芝製のスマートフォン「dynapocket X02T」は4.1インチの大型タッチパネル液晶を搭載しつつ、厚さ9.9mm、重さ129gと薄型軽量化した。米クアルコム製のCPU「Snapdragon」(駆動周波数1GHz)を採用し、動作速度も高めたという。米Microsoftのアプリ配信サービス「Marketplace for Mobile」などに対応する。
ソフトバンクモバイルの孫正義社長はWi-Fiを前面に出した理由として、「(次世代規格の)LTEといってもWi-Fiにかなわないだろう。いずれ会社や主要な駅など、生活シーンの8割くらいにWi-Fiが入ってくる」と述べた。また、スマートフォンのすみ分けについて、「王者は世界的に見てもiPhoneであることに変わりはない。ただ、それ以外にもWindows Mobileが好きな人などのニーズに合わせて端末を投入する。すみ分けはできると思っている」と語った。

ユビキタス-電源オンからAndroidを1秒で起動する高速起動技術を発表-
(2009/11/11  日経エレクトロニクス)

組み込みソフトウエアを手掛けるユビキタスは11月10日,組み込み機器の起動時間を短縮する技術「Ubiquitous QuickBoot」を発表した。米Googleの携帯端末向けプラットフォーム「Android」と米FreescaleのARM系プロセッサ「i.MX31」を搭載する試作機で,電源投入後から約1秒でアプリケーションが動作するデモを見せた。
ユビキタス代表取締役社長の川内雅彦氏はQuickBootの製品展開について,「ネットブックなどへの応用が最も考えやすい。テレビやHDDレコーダーなどのデジタル機器でも利用可能だ」とした。ただし,現時点では技術発表のみで,製品化に向けた具体的なプランは進んでいないという。予定では,2010年度にSDK(ソフトウエア開発キット)などの形式でQuickBootの提供を開始する。実際にQuickBootを搭載した機器が登場するのは2010年末ぐらいと見ている。
QuickBootは,ノートPCなどに搭載されているハイバネーション機能を応用した技術である。ハイバネーションは,コンピュータの電源をシャットダウンする前に,メモリー(主記憶)に記憶されている作業内容(動作イメージ)を外部記憶装置(ハードディスクやフラッシュメモリーなど)に待避し,次に起動する際に動作イメージをメモリーにコピーすることで,前回の作業途中から再開できるようにするもの。QuickBootでは,動作イメージをメモリーにコピーする際に,起動に必要なものを優先的にロードすることで見かけ上の起動時間を短くしている。
試作機によるデモでは,メモリー使用量が105M~110MバイトのAndroidを起動する際に,動作イメージ中の約10Mバイト程度を優先的にメモリーに読み込んでいるという。残りのイメージは,起動後にバックグラウンドで読み込む。また,複数の動作イメージを保存しておき,例えばあるボタンを押しながら電源を入れると,特定の動作イメージを起動するといったことも可能だ。
QuickBootは具体的には,独自のブート・ローダー,メモリーにイメージを展開するIntelligent ResourceAllocator(IRA),動作イメージを保存するスナップショット・ドライバーの3つのソフトウエアで構成されている。起動時は,ブート・ローダーがIRAを呼び出し,IRAが事前にスナップショット・ドライバーで保存しておいた動作イメージから必要なものをメモリーに展開した後,通常のカーネルに復帰するという流れになる。
IRAを実装するにはカーネルの一部に手を加える必要はあるが,Androidはほとんど変更していない。また,ARM系以外でも仮想メモリー機能を備えたCPUであればIRAの技術は利用できる。従って「QuickBootはOSやプロセッサに依存しない」(同社 開発部長の橋本健一氏)とし,幅広い組み込み機器に利用可能という。ただし,IRAが動作イメージのどの部分を選択するのかといった詳細については,特許出願中のため明らかにできないとした。
また川内氏は,「QuickBootは単に起動時間を短くするだけでなく,デジタル機器の待機電力を低減するのに有力な技術と考えている」という。現在のテレビやHDDレコーダーは,完全に電源を切ると起動に時間がかかるため,見かけ上はスイッチをオフにしても実際には待機電力を消費しているものが多い。「テレビとレコーダーだけで,平均で1年間に約1万円の電気代がかかっているとの調査結果もある」(同氏)。QuickBootによって「コールド・ブート(電源が完全に切れている状態からの起動)が速くなることで,待機電力分を削減でき,国内のCO2削減にも寄与する」(同氏)とした。

米Barnes & Noble-電子ブックリーダー「nook」の人気が過熱-
(2009/11/11  DJ・日経)

米国最大手の書店Barnes & Noble(B&N)の電子ブックリーダーへの需要が発売前から非常に強く、直近の先行予約分の出荷予定日は早くても12月11日になる。注文を出した顧客に対する同社からの連絡でわかった。
同社は10月、販売価格259ドルの電子ブックリーダー「nook」の出荷予定日について、1次が11月30日、2次は12月7日と発表していた。そして今回、3次は来月11日になる、と対象顧客に伝えている。
広報担当者のメアリー・エレン・キーティング氏は、「われわれの予想を上回る予約が、店舗やネットを通じて入っている」とした。先月20日の発売以降の先行予約台数は明らかにしなかった。
1回目の先行予約分は予定通り11月30日に出荷するが、nookは非常に強い人気を集めているため、これからの予約だと現物を受け取るまでしばらく待っていただかなくてはならないとして「休日返上で需要への対応に努めている」と付け加えた。
3回目の出荷予定日はブライトハンド・ドットコムのサイトに掲載された。
nookは、米インターネット通販大手Amazon.comの「Kindle」、ソニーの数種の電子ブックリーダーをはじめとする含む他社の機器と直接対決すべく打ち出された。技術系調査会社フォレスター・リサーチが10月に発表したリポートによると電子ブックリーダーの国内売り上げは09年通年で300万台に達し、そのうちの30%が11~12月に集中するとの見通しが示されている。
フォレスターのアナリスト、セイラ・ロットマン・エップス氏は8日、「消費者はnook発売に興奮している。出荷が遅れても、クリスマス前に届きさえすれば満足するだろう。2010年にはバーンズの役割が大きく拡大するとみている」と述べた。
nookは、基本ソフト(OS)に米GoogleのAndroidを搭載している。また米電子ペーパー大手E ink製の画面や、小型化したカラータッチ・スクリーンを特長としている。ユーザーはこの機器を使い、バーンズの電子書店から書籍をダウンロードできる。

ヤマハ-発煙・発火で自動演奏装置付きピアノを無償修理へ-
(2009/11/11  日経)

消費者庁などは10日、ヤマハ製の自動演奏装置付きピアノを小さい音量で再生中、プログラムの不具合により内部の樹脂製部品に過電流が流れ続けて発煙・発火した事故が15件あり、同社が無償修理に乗り出したと発表した。事故は07年8月~09年9月に東京や千葉など8都県で発生、いずれも内部損傷するなどしたが、けが人は出ていない。
対象は、04年10月~09年9月に同社特約楽器店などで販売した「ヤマハ サイレントアンサンブルピアノ」SEBシリーズ7機種の2285台。

サムスン-中国でも冷蔵庫3万2000台を自主回収・無料修理へ-
(中国  2009/11/09  人民網)

サムスン(中国)投資有限公司はこのほど、11月10日から、07年6月~08年5月に生産された6タイプの輸入2ドア冷蔵庫を自主回収すると発表した。対象商品の中国での販売数は約3万2000台に上るという。
「国際金融報」が伝えた。
対象製品は先に韓国で爆発事故が起きた製品と同様の構造をもち、霜取りシステム内部でショートが起こる可能性があり、安全性に問題がある。このためサムスンは自主回収を決定し、購入済みの製品については技術者が出張して無料修理を行い、保全用のコードを取り付けるなどの安全対策を取ることにした。
サムスンによると、同社のアフターサービス部門は今後、購入者に早急に連絡を取り、11月10日から無料出張修理を行う。連絡を迅速にするため、サムスン中国はできるだけ多くの通知方法を使って購入者に通知するとしており、購入時の記録にある購入者連絡先に連絡する、メディアに回収・修理の告知広告を出す。
回収・修理の対象となる製品があった場合、サムスン中国のアフターサービス技術者がただちに出張修理を行う予定。

Nokia-感電の恐れがあり携帯電話の充電器リコール・対象1400万台?-
(2009/11/11  Itmedia)

携帯電話メーカーNokiaは11月9日、感電の恐れがあるとして携帯電話の充電器を無償すると発表した。
交換対象となる充電器は、Nokiaのサプライヤーである「BYD」が09年6月15日~8月9日の間に製造した型番「AC-3U」「AC-3E」、および09年4月13日~10月25日の間に製造した型番「AC-4U」
プラスチックのカバーがゆるむか、あるいは外れて内部の部品がむき出しになる可能性があり、触れると感電する恐れがあるという。現時点では、Nokiaはこの問題に関連する事故の報告は受けていないとしている。
Nokiaは交換対象の充電器が販売されたすべての地域で無償交換を行う。手持ちの充電器が対象かどうかは、交換プログラムのサイトで充電器のID番号を入力すると確認できる。
報道では、交換対象の充電器は1400万台に上るという。


Windows7・薄型ノートPC・世界のスマートフォン・薄型防水ケータイ・LTE通信機能搭載自動車

2009-11-11 18:01:53 | Dニュース

「Windows 7」の販売本数-発売週は「Windows Vista」の234%増へ-
(2009/11/06  Itmedia)

米調査会社NPD Groupは11月5日、米Microsoftの米国におけるWindows 7販売状況に関する調査結果発表した。10月22日に発売された新OSは、前バージョンのWindows Vistaより好調なようだ。
調査した期間は10月17~24日の1週間で、予約販売数も含まれている。Windows 7単体での販売数は、Windows Vistaの発売週の234%になった。ただし売上高でみると、早期予約割引や高価格のUltimateエディションのプロモーション不足などが相まって、82%増にとどまった。
同期間中のWindows搭載PCの販売台数は、前年同期間より49%、前週より95%増加した。だが、Vistaは発売時、前年より68%、前週より170%上昇していた。Windows 7発売週のPC販売台数は、Vista発売週より6%減となった。またPC販売台数に占める旧版(XPおよびVista)搭載マシンの割合は20%とVistaの場合の6%より高くなっている。
NPDの業界分析担当副社長を務めるStephen Baker氏は「Vistaが発売されたのは1月でWindows 7が発売された10月よりも販売に有利なタイミングだった。だが、ホリデーシーズンに向けて、PC販売は上向くだろう」と分析した。

米Dell-厚さ9.99mmのノートPC「Adamo XPS」を11月18日に発売へ-
(2009/11/09  Itmedia)

米Dellは11月6日、厚さ9.99mmの超薄型ノートPC「Adamo XPS」を11月18日に発売すると発表した。価格は17万4000円から。
デザインと高機能を両立させた個人向けPC新ブランド「Adamo by Dell」の第2弾。シルバーを基調としたアルミニウムボディで、最薄部9.7mm、最厚部10.3mmで、平均の厚さは9.99mm。
13.4インチ(1366×768ピクセル)のワイド液晶ディスプレイを搭載。CPUは超低電圧版 Core 2 Duo SU9400(1.4GHz)で、メモリーは4Gバイト、ストレージは128GバイトSSD。OSは64ビット版Windows 7 Home Premium。
IEEE 802.11a/b/g/nに対応した無線LAN機能、Bluetooth通信機能などを備えた。標準バッテリーで最長2時間36分動作する。本体サイズは340(幅)×273.9(奥行き)×9.7~10.3(高さ)mmで、重さは1.44g
オプションで、PCとデザインを統一した外付けBlu-ray Discドライブや外付けHDDドライブなどを選べる。

09年Q3世界のスマートフォン出荷-不況でも好調-
(2009/11/09  Itmedia)

不況の中でもスマートフォンの売り上げは順調に伸び続けており、第3四半期には1四半期の出荷台数が過去最高に達した。調査会社IDCが11月5日、このような調査結果を報告した。
第3四半期のスマートフォン出荷台数は4330万台と、前年同期から4.2%増加した。IDCは、年間を通してスマートフォンへの需要は高いとしており、「ユーザーは通話以外の機能を求めるようになっており、スマートフォン市場は携帯電話市場全体よりも速いペースで伸びると確信している」と述べている。
メーカー別は引き続きNokiaが首位に立ち、BlackBerryを擁するResearch In Motion(RIM)、Apple、HTC、Samsungがそれに続く。特にRIMは出荷台数を前年同期から35.7%伸ばした。

KDDI-東芝製の厚さ11mmの防水ケータイ「T003」を発売-
(2009/11/07  BCN・朝日新聞)

KDDIは11月6日、携帯電話ブランド「au」の09年秋冬モデルとして、防水性能を備えた東芝製端末「T003」を発売した。価格はオープンで、実勢価格は「シンプルコース」で一括購入をした場合、4万円台後半の見込み。
IPX5/7相当の防水性能をもち、お風呂や台所などでも水しぶきを気にせず使用できる。画面には3型フルワイド液晶を搭載し、東芝の液晶テレビ「REGZA」の映像技術を採用したことで高精細な映像が楽しめる。このほか、322万画素のカメラも搭載する。
ボタン部分は凹凸のあるキーで押しやすさを追求した。外観は模様のないシンプルなデザインで、カラーはシトラスグリーン、ルミナスレッド、グラファイトブラックの3色。サイズは幅50×高さ115×奥行き11.6mm、重さは118g。

トヨタやAlcatelなど-LTE通信機能を搭載したコンセプトカーを発表-
(2009/11/07  Itmedia)

トヨタ自動車やAlcatel-Lucentなどが参加するng Connect Programは4日、次世代通信規格LTE(Long Term Evolution)を搭載したコンセプトカー「LTE Connected Car」を発表した。
LTE Connected CarはトヨタのPriusをベースに、ダッシュボードや後部座席にLTE端末を組み込んだもの。
端末はタッチスクリーンで操作でき、ナビゲーション機能に加えて、インターネットにアクセスしてコンテンツを楽しめる機能を備えている。
この端末では、映画や録画しておいたテレビ番組、動画サイトを視聴したり、マルチプレイヤーゲーム、ネット上のオーディオライブラリなどを利用できる。通話やメールの送受信、SNSへのアクセスも可能。Wi-Fiホットスポット機能もあるため、車内にWi-Fi対応機器を持ち込んでネットにつなぐことができる。
また交通・気象情報のリアルタイム配信、車のコンディションのモニタリング、メンテナンススケジューリング、盗難防止など安全対策関連の機能も組み込まれている。自分の車の状態や位置などの情報を、ほかのドライバーと共有することもできる。車内からLTEネットワーク経由で自宅のセキュリティシステムを操作することも可能。
LTE Connected Carの開発には、Alcatel-Lucent、Atlantic Records、QNX Software Systems、トヨタ、chumby、Kabillionが参加している。


iPhone関連・PF型情報端末・3DTV・大容量1.8型HDD・eneloop・楽天電子マネー参入

2009-11-11 00:00:17 | Dニュース

米Apple「iPhone」の狙う市場-電話・音楽・ゲームの次は電子書籍?-
(2009/11/06  Itmedia)

米モバイル市場調査会社Flurryの分析によると、米Appleの「iPhone」は近く電子書籍リーダー市場で最も人気の高い端末の1つになるかもしれないという。Flurryの調査によると、AppleのApp Storeでは電子書籍関連のアプリケーションの数が9月から10月にかけて大幅な伸びを示している。
Flurryのマーケティング担当副社長ピーター・ファラーゴ氏は11月1日付で同社のブログに次のように記している。「10月には、iPhone向けに新たにリリースされたアプリケーションのうち5つに1つが書籍だった。
Your Mobile Appsのような小規模事業者からソフトバンクのような大手まで、あらゆるタイプのパブリッシャーが既存の知的財産をApp Storeに移植しており、その勢いは記録的だ」
「iPhoneで電子書籍を利用するケースが急増しているということは、AppleがかつてニンテンドーDSから携帯ゲーム機市場シェアを奪ったのと同様に今度はAmazon.comのKindleから市場シェアを奪うところまできつつあることを示している」とさらに同氏は続けている。Appleが開発中とうわさされているタブレット型Macが2010年のいずれかの段階でリリースされれば、電子書籍市場での競争はさらに激しくなるだろう。
任天堂は先ごろ、ここ最近の四半期決算における減益の要因としてiPhoneとiPod touchの存在を挙げている。Flurryのブログに掲載されたグラフによると、9月末の段階では「App Storeでリリースされたアプリケーション」のうち「書籍」が20%を占めているのに対し、「ゲーム」が占める比率は12%近くまで減少している。
ただしFlurryはiPhoneで読まれている電子書籍のうち、Amazon.comやBarnes & Nobleが提供するアプリケーションを使ったものがどの程度を占めているかについては分析していない。Amazon.comとBarnes & Nobleの戦略はいずれも、iPhoneに電子書籍を移植することによって、自社の電子書籍リーダーの域を超えたより広範なエコシステムを生み出すことを目指している。こうした取り組みは、両社のように従来から電子書籍を手掛ける事業者の業績を減じるよりもむしろ増やすことにつながり、Appleはこの分野における競争相手というよりも成功要因になることも予想される。
電子書籍市場の既存の事業者にとってiPhoneが脅威となるにせよならないにせよ、とにかくこの市場に参入してみようという小規模事業者も出てきている。
報道によると、シンガポールのCreativeは10月29日に開催した年次総会において、同社初の電子書籍リーダー「MediaBook」を発売する計画を明らかにしたもよう。リリース予定日は発表されていない。このニュースを最初に報じたEpizenter.netなどのサイトによると、MediaBookはタッチスクリーンのほか、テキストの音声読み上げ機能を搭載し、動画などのマルチメディアも楽しめるという。
向こう半年間により多くの端末が発売され、電子書籍リーダー市場の競争が激化すれば、価格の引き下げと全体的な普及率の拡大につながることも期待できる。実際、Barnes & Nobleが10月20日に電子書籍リーダー「Nook」を発表したのに続き、Amazon.comはKindleの基本モデルの価格を競合製品に合わせて259ドルに値下げしている。ただし、Kindleの大画面版であるKindle DXには競合機種がほとんどないため、こちらの価格は489ドルのまま据え置かれた。
さらにAmazon.comはiPhone向けのアプリケーションに加えて、PC用の電子書籍アプリケーション「Kindle for PC」を10月22日のWindows 7の発売に合わせて発表した。このプログラムを使えば、Kindle StoreからPCに電子書籍をダウンロードでき、タッチスクリーン対応のPCであれば、タッチ操作でページをめくることも可能という。

米Apple-App Storeの登録アプリ数が10万本を突破-
(2009/11/06  Itmedia)

米Appleは11月4日、iPhoneおよびiPod touch向けアプリケーションストアApp Storeの登録アプリ数が10万を超えたと発表した。ユーザーがダウンロードした回数は累計で20億以上になるという。App Storeは08年7月に、iPhone 3Gの発売に合わせてオープンしており、現在77カ国で利用できる。
ワールドワイドマーケティング担当上級副社長フィル・シラー氏は、「10万本以上のアプリケーションをダウンロードできるApp Storeは、世界中のiPhoneおよびiPod touchユーザーにとって主要な差別化要因になっている。iPhone SDKはモバイルアプリの重要なプラットフォームとなり、ユーザーは開発者が作り出す素晴らしいアプリを享受している」と語った。
同社は9月末にアプリ数が8万5000本を突破したと発表しているので、その後の約1カ月で1万5000本のアプリが追加されたことになる。

NEC-タッチパネル&Androidのフォトフレーム型情報端末を開発中-
(2009/11/06  Itmedia)

NECは11月5日に開幕したプライベートショー「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2009」(東京国際フォーラム、6日まで)で、タッチパネルとAndroidを採用した情報端末「コミュニケーター」のモックアップを参考出展した。携帯電話とPCの中間領域にあるMID(Mobile Internet Device)的な端末で、来年秋の発売を目指している。
7インチのタッチパネルディスプレイを搭載し、OSはAndroidを採用。無線LAN接続が可能で、インターネット閲覧やAndroidアプリの利用、動画再生、電子書籍の閲覧などが可能。ワンセグ視聴も可能で、「お風呂でテレビも見られる」のも売りだ。カメラを内蔵し、写真の撮影・保存やデジタルフォトフレームとしての利用も可能。
操作は基本的にタッチパネルで行うが、音声認識機能も搭載し、「スクロール」と声をかければ画面をスクロールするといった操作にも対応する予定。
重さは300g前後。持ち歩いて利用したり、クレードルを使って立て置きにすることもできる。展示したモックは3種類。フォトフレームのように背面に支えが付いているタイプ、携帯電話のストレート端末を大きくしたようなタイプ、角度が付いたデザインで平置きをしても見やすいタイプを展示した。
携帯電話より画面が大きく、PCに近い機能を持つ軽く持ち運びやすい端末を目指しているという。幅広いターゲットを想定しているが、「1つ挙げるとすれば主婦やシニア層。防水加工を施すため、キッチンなどで家事をしながら情報検索ができ、タッチパネルによりキーボード・マウス操作に不慣れでも利用しやすい」という。
来年秋の発売を目標に製品を開発中。価格は未定だが、「Netbookよりは安くしたい」と話していた。

三菱電機-来年をメドに3Dテレビ国内投入を検討-
(2009/11/06  日刊工業新聞)

三菱電機は、2010年にも国内で3次元(3D)映像に対応したテレビを発売する。3D機能付きテレビは北米でリアプロジェクション(背面投射型)テレビと半導体レーザー光源の「レーザーテレビ」で販売実績がある。このノウハウを生かして「国内でも先頭グループで参入したい」(阿部正治京都製作所長)考え。
パナソニックやソニーも2010年の発売を表明しており、競争激化と同時に市場拡大が期待される。
発売機種はリアプロかレーザーテレビ、もしくは液晶テレビ「REAL」に3D機能を付けて参入するかなど、詳細や仕様は国内の市場動向を見極めて決定する。国内での3Dテレビの普及を見据え、商品開発を急ぐ。 
3D映像コンテンツについては、3D映画をBlu-ray Disc(BD)でみられる規格が年内に策定される見通し。3Dデジタルカメラなど周辺製品も広がっている。2010年は3Dテレビの国内市場立ち上げの年ととなりそうだ。

東芝-1.8型HDDで容量320GBの量産を開始へ-
(2009/11/06  日経)

東芝は11月5日、記憶容量が320GBと、1.8型のハードディスク駆動装置(HDD)としては最大の新製品を開発し、12月から量産を始めると発表した。これまでは250GBが最大だった。需要拡大が見込まれる小型パソコン向けなどに売り込む。
1.8型のHDDは、ノートPCなどで主流の2.5型に比べ消費電力や耐振動性に優れるとされるが、容量を増やしにくく、データの転送速度が比較的遅いのが弱点だった。新製品はデジタル信号を読み取る磁気ヘッドやディスクの改良などで記録密度を向上し、容量を増やした。データの転送速度は容量250GBの従来製品と比べ15%向上し、稼働時の騒音も低減したとしている。

三洋、eneloopが1億個出荷・記念の限定8色セットとバッテリーチェッカー
(2009/11/06  日経ものづくり)

三洋電機は,Ni-水素充電池「eneloop」の出荷本数が全世界で累計で1億本に達したのを記念して,8色の単3形eneloopを1パックにした「eneloop tones」を12月1日より限定で10万パック発売する。
加えて,eneloopのマスコット・キャラクター「eneloopy」をモチーフにした簡易バッテリーチェッカー付きの単3形eneloop2本のセット,およびそれに急速充電器を加えたセットを同年11月14日に発売する。
eneloop tonesの色はクレヨンをモチーフとしており,「パープル」「ピンク」「オレンジ」「イエロー」「ライトグリーン」「グリーン」「ライトブルー」「ブルー」の8色の電池を1パッケージとした。価格はオープンだが,市場価格は2500円前後を想定している。eneloopy付きのセットは,急速充電器とのセットが市場想定価格3000円前後,eneloopyと充電池だけのセットは同2000円前後となっている。
eneloopyは,ダックスフントのような胴長の犬のキャラクター。新たに発売するバッテリ・チェッカーはこのキャラクターをモチーフにしたもので,胴体部分に電池を入れると電池の残量を,鼻の部分のLEDの色によって4段階で表示する。単3形だけでなく,スペーサを使えば単4形もチェックできる。
eneloopは,05年11月に発売を開始し,09年10月末で累計出荷本数が1億本を超えた。07年,および08年の単年度の出荷本数はそれぞれ2500万本と3000万本で,年々増加している。

楽天-「Edy」運営企業を子会社化・電子マネー事業に参入へ-
(2009/11/06  日経)

楽天は11月5日、電子マネー「Edy(エディ)」を運営するビットワレット(東京・品川)を子会社化し、電子マネー事業に本格参入すると発表した。仮想商店街「楽天市場」などでEdyによる決済を可能にするほか、コンビニエンスストアなどとの連携を強化。自社の「楽天スーパーポイント」の普及にもつなげる。利用のすそ野が広がる電子マネーで、利便性を高める競争が本格化しそうだ。
楽天は12月末にビットワレットが実施する第三者割り当て増資の全額約30億円分を引き受け、株式の50%超を取得する。現在筆頭株主のソニーグループの出資比率は33.5%から25%に、2位のNTTドコモは14.77%から5%に下がる。
Edyは、パソコンに読み取り用端末を付けたり、携帯電話を「おサイフケータイ」に対応させたりすればインターネット経由で決済に使える。楽天は今後、楽天市場でも決済にEdyが使えるようシステムの改良を検討。加盟店にもEdyに対応するよう促す。
また楽天は自社での買い物などでためられ、楽天での支払いに使えるスーパーポイントを、コンビニ、飲食店などEdyが使える店舗の買い物でも使ったり、ためたりできるようにする考え。現在Edyを使っている消費者や提携する店舗・企業への影響はなく、従来通り使える。
ビットワレットは、ソニーが自社の非接触IC技術の普及を狙って設立したが、決済端末の設置コストなどから09年3月まで9期連続で最終赤字を計上していた。花井健・楽天常務執行役員は支援要請があったことを明らかにしたうえで「Edyとの提携で、実際の店頭での購買という”リアル”を取り込み、楽天経済圏を拡大できる」と話している。