これからはあるくのだ

知らない街を歩いてみたい。どこか遠くではなく、すぐそこの路地へ。

スネオヘアー TOUR 2005 フォーク “まんざらでもない” @CLUB CITTA'

2005年02月27日 | Live Report
今日は、初めての CLUB CITTA' 。川崎は遠いイメージがあったけど、東京駅から18分。ここは駅からも近いので、渋谷や新宿のライブハウスに行くのと大して変わらない。

開演15分前くらいに会場へ行くと、入場待ちの長い列が向かいの建物に吸い込まれ、さらに地下の駐車場まで続いていた。
駐車場でちょっと待たされ、チッタの中に入って、とりあえず「満更」Tシャツを買い、フロアの右奥にポジションを取った頃には、ちょうど開演時間になっていた。
そして、ほどなくして、スネオ登場。しっかり「満更」Tシャツを着ている。
ドラムが変わったけど、その他はいつものお馴染みのメンバー。

頭から飛ばしまくって、3曲で息切れ。そして、息を整えるように、いつものごとく長~いMC。
メンバーも慣れたようで、適当に流しているし、さらにスネオもそれを逆手にとって、「早く曲行けって?」って、自虐ネタにしている。それにしても「レミオロメン先輩」って。。。

ツアー初日だからか、「自我像」では間違えて頭からやり直すし、結構ミスっていた(「今日の反省を次回に活かす(苦笑)」とか言ってたし)けど、いつもより気合いも入っていたんじゃないかな。
基本的には「フォーク」からの曲が中心で、中盤は「フォーキー」な感じだったけど、アンコール前の「ピント」「ウグイス」「セイコウトウテイ」の怒濤の3連発は強烈。「これぞスネオ!」って感じで、フロアも大盛りあがりでした。
今回は「冬の翼」「TWO」といった重厚な曲を入れずに、ポップにまとめてきたけど、これはこれで「まんざらでもない」(笑)

野ブタ。をプロデュース/白岩玄

2005年02月27日 | Book
う~ん、このラストで来たかぁ。
全く意外性のあるオチではないけど、何だかんだ言って、普通はハッピーエンドで終わるもんだけどねぇ。
文体は軽いんだけど、内容は結構シビアで非情。
今時の学生はお気楽で何にも考えていないように見えるけど、実はいろいろ大変なんだね。

あ、同じ文藝賞受賞の「人のセックスを笑うな」よりは、ぜんぜんおもしろいです。

斉藤和義ライブツアー2005 ~青春38きっぷ~ @SHIBUYA-AX

2005年02月25日 | Live Report
仕事を何とか切り上げて、大急ぎでAXに駆けつける。 10分遅れで会場に到着し、フロアの左後方にポジションを取ったところで、ちょうどメンバーが登場した。
斉藤和義は「青春38きっぷ」というツアータイトルの通り、長髪にTシャツの重ね着という“若作り”で登場。さらにモニターを見たら、ドラムが元くるりの森信行だった。ちょっと意外な組み合わせ。

今回のツアーは、リリースとは関係ないので、古い曲から新曲まで幅広く選曲。さらに普段あまりやらないような、比較的「地味目」な曲が多かった。しかし、そんな曲とシンプルな3ピースの組み合わせは、宮兄ィと組んだギンギン・ハードロック・ライブとも、弾き語りオンリーのライブとも違って、ストレートに斉藤和義らしさが伝わってくる。
とは言え、40本続くツアーの初日ということもあってか、いつものまったりとした雰囲気の中にも、ちょっぴり気合いが感じられた。ホールじゃなく、ライブハウスというのも、ステージとフロアが近くていいし、斉藤和義には合っているんじゃないかな?
余計なフェイクもギミックもない、シンプルでストレートな「ロック」を堪能しました。

森山・新宿・荒木 @東京オペラシティアートギャラリー

2005年02月24日 | Art
先月、表参道のナディッフで観た「コンタクト・新宿・トリミング」の正式展示版。
大きく引き伸ばして展示してあるとは言え、一度見た写真が多いので、インパクト的には物足りない。
まあ、こちらでは過去の作品も展示されてはいたけどね。

むしろ、おもしろかったのは、昨夏ふたりで新宿・歌舞伎町を撮り歩いた時のビデオ映像。
アラーキは手持ちの中版カメラ、森山は一眼レフを肩から提げているものの、お馴染みのコンパクトカメラをメインで使っている。アラーキは動き回り、道行く人に話しかけ、手当たり次第に撮りまくる。森山は黙々とついて行き、たま~に思い出したように、撮る。動と静。対照的なふたり。
その森山大道は、カメラを片手で持って撮影していた。写真学校に行ったら、真っ先に怒られるような撮り方だ。あの「ブレ」は意図的なものだったのか?
まあ、なかなか貴重な撮影風景でした。

栄枯盛衰

2005年02月20日 | Weblog
携帯を買い換えた。
今まで使っていた携帯が時々電源が落ちるようになったので、前々から買い換えようとは思っていたんだけど、 NECのG3携帯が出るまで待っていたのだ。しかし、11月から「近日発売」と言われていた「802N」が発売になったのは、ようやく2月になってからだった。

そして、発売と同時に機種変更のため、ボーダフォン・ショップに行ってきました。
ボーダフォンは人気ないという割に、店は順番待ちのお客でいっぱい。「意外と繁盛してるじゃん」って思ったら、ほとんどが「解約」のお客さんだった。大丈夫なのか?
ようやく順番が回ってきて、カウンターに着くと、「G3携帯はエリアが別なので、ご自宅がエリア内か確認します」とのことで、再び1時間待ち。その間に昼食を摂って、買い物をして、再び店に戻ってきた。

やっと機種変更の手続きに入ると、「JフォンからボーダフォンG3に変更すると、サービスが違うので、契約も全て変更になります」とのことで、長期割引はクリアされてしまった。
こんなことなら、ボーダフォンを続ける意味がない。この機会に au かドコモに乗り換えれば良かった。

サービスを1つ1つ選んでいって、結局手続きが全て済むまで、さらに1時間ぐらいかかった。
何だかんだで、今まで以上にお金がかかりそう。
2年契約で、途中で解約すると違約金が取られる「ハッピーボーナス」なんて、今のボーダフォンの状態で、誰が契約するんだろうか?
au やドコモのサービスについて調べてないから、どちらがいいかは分からないけれど、ボーダフォンが人気ないのも納得した。
お店の女の子の対応は親切丁寧で、解約のお客さんにも明るく対応していたのには、すごく好感が持てたんだけどねぇ。

家に帰って早速使ってみると、使い勝手もだいぶ悪くなった。
余計な機能が増え、逆に便利だった機能がなくなっている。バッテリーが長持ちになったと言うが、それは何もしない状態での話で、使い勝手が悪くなって操作が増えた分、むしろあっという間にバッテリーを消費してしまう。全くもっていいところがない。
ああ、もう換えたくなってしまった。

THE CHEMICAL BROTHERS @SHIBUYA-AX

2005年02月11日 | Live Report
今年1本目のライブは意外にも(?)ケミカル。

会場はかなり満杯。前座のDJがプレイ中。
私たちは一番後ろのドアに寄りかかるようにして観ていました。人の壁でステージはイマイチ観づらいけど、まあケミカルだからいいか。

DJで会場がほどよく暖まったところで、エド&トム登場。会場は大歓声に包まれる。
2人も結構気合いが入っていて、かなり熱い。
攻撃的なビートに寄りかかったドアがビリビリと震え、重低音が地響きのように床を揺らし、ボディーブロウのように腹に響く。ステージ後方のスクリーンでぐるぐる動く映像とレーザー光線のシャワーでトリップしそうになる。
ちょっと風邪気味でコートを着ていたんだけど、熱くなって脱いでしまった。やっぱりテクノはTシャツじゃないと。もっともこれで風邪が悪化してしまったようだ。

ステージは期待以上に良かったんだけど、すぐ前にいたバカップルがず~といちゃいちゃしていて、しかも女の子の方がラリってるみたいな怪しげな動きで、フラフラ、ヨロヨロと、こちらにぶつかりそうになったり、彼氏に抱きついて、ぶちゅ~とディープキッスしたりしていて、気になってステージに集中できなかった。
う~ん、よそでやってくれ。

Jam Films S (日/2005) @シネ・アミューズ

2005年02月11日 | Cinema
「Jam Films」がイマイチだったので、今回ははなから期待しておりません。
目当てはスネオヘアーがちゃんと演技してるのか確認すること。
で、どうだったかと言うと、演技はともかく、なかなかおいしい役でうらやましかったです。

全体的には、期待してなかった通り、イマイチでした。
お笑いのライブを観に行ったのに、ことごとくすべりまくっていたような感じ。もうちょっと練らないと。

Birthday Party

2005年02月10日 | Weblog
前の部署で一緒に働いていた○川さんと野△さんと私は、もういい歳になると言うのに、未だに毎年誰かの誕生日には集まって誕生日会をやっている。

今月は野△さんの誕生日で、7時から銀座のフランス料理屋を予約した。
ところが、私だけ急ぎの仕事が入ってしまい、結局、会社を出たのは8時。タクシーで飛ばして合流したら、お店の人が気を利かしたのか、2人はまだ前菜を食べ終わったところだった。もちろん元々早食いの私はすぐに追いついてしまった。
○川さんがお店の人に「誕生日なんでぇす」と言ったら、ケーキを持ってきてくれて、さらにポラロイドで写真を撮ってくれた。

写真は会社の机の上にあるコルクボードに貼ってある。

最後の晩餐

2005年02月07日 | Weblog
3年間一緒に働いてきた派遣の女の子が、今週いっぱいで辞めることになった。今日は、彼女の送別会と後任の女の子の歓迎会、さらにチームの新年会も兼ねた宴会です。
インターネットでお店を探して、女の子たちが選んだのが、「石窯焼ビストロカフェ Le 窯ぞう」というピザ+イタメシ屋。一応、チーズ嫌いの私が幹事なんだけど、女の子たちのリクエストなので、泣く泣く予約しました。何て部下思いの上司なんだ(涙)

お店は神保町の駅を出てすぐ裏手の路地にあった。こんな所にこんなお店があったなんて知らなかったなぁ。もっとも知ってても私は来ないだろうけど。
小さなビルの狭い階段を上がった2階がお店で、その上の3階にも小部屋があり、そこが貸し切りになっている。最初12人で予約したら、「狭いですよ。狭いですよ。」と何度も言われて、「屋根裏部屋みたいな所なのかなぁ?」とあれこれ想像していた。結局、当日3人キャンセルで9人になったんだけど、部屋に入ったら、それでもキッチリだった。テラスもあるので、暖かければ外も使えたんだけど。
インテリアはイタリアンと言うよりは東南アジア系っぽいし、ウェイターはフランスからの留学生の黒人青年(すらっと長身で顔が小さく、女の子たちが「モデルみたい」と言っていた)だし、 BGMにボサノバが流れていたりして、全然イタメシ屋っぽくない。

テーブルは2つで、席が4席と5席に別れていたんだけど、男4人が奥のテーブルに、女の子4人が手前のテーブルにと、シャイな合コンみたいになってしまった。私は幹事なので入り口近くの手前のテーブルに着く。イヤ、幹事だからと言うだけではなく、チーズの匂いに耐えきれなくなったら逃げ出すためでもあったのだけど。
食べられるものがあるかなぁと心配していたけど、結構食べることができた。ピザは2種類出てきたが、1種類はチーズが入っていなかった(頼んだ訳ではない)し、パスタにもチーズが入っていなかった。
チーズよりもむしろニンニクがやや強かったかもしれない。

この日は室長が来なかったせいか、カミングアウトがぽろぽろ出てきた。
中でもTさんの「昼間から飲酒疑惑?」には、みんな唖然。
隣の席の女の子が「何かお酒の匂いがするなぁとは思ってたんですよね」と言うと、悪びれた様子もなく「臭ってた?」と答える。
いやぁ、いくらうちの部署が「自由」なところとは言え、昼間から自席で酒飲みながら仕事してたとは。いや、仕事してるというのも怪しい。いつも寝てるし。困ったおじさんです。

忘年会は男ばかりでイマイチ盛り上がりに欠けたけど、やっぱり女の子がいた方が、宴会はいいね。
飲み放題で8時半までだったはずだけど、何も言われないので、結局9時半まで居座ってしまった。
男2人は「仕事があるから」と会社に戻っていった。
私は、道が分からないという女の子たちを途中まで送って行ってから、いつもの長い道のりをひとりで帰った。

東京タワー

2005年02月05日 | Weblog
朝、平日と同じ時間に家を出た私は、8時には東京駅に着いていた。天気は快晴。もちろんカメラはバッグの中に入っている。
馬場先門から大手町に向かっていつものように歩きながら、何枚か撮っていく。1GBのメモリを買ったから、先週のように残り枚数に神経質にならなくてもいい。
しかし、今日の目的地はここではない。大手町はさっと切り上げ、地下鉄に乗って、まずは表参道へと移動した。




今日の目的は、表参道をスタートして、西麻布 → 六本木 → 麻布十番 → 神谷町 → 芝公園 → 汐留と、路地伝いに移動しながら、いろんな角度から東京タワーを撮ること。観光ガイドに載っているような「東京タワー」ではなく、生活の中に東京タワーが溶け込んでいるような風景が撮りたかった。

表参道に着くと、けやき並木の下で何枚か撮った後、いよいよ路地に入っていく。ハナエモリ・ビルの裏あたりの路地をぐるぐると回る。まだ朝が早いから、人は少なく、これから会社や学校へと出かけようとする人たちと時折すれ違う程度。店はまだ開いていないし、まだ街が目覚めていないような感じ。
その眠っている街を起こさないようにそっとシャッターを切る。




表参道の路地を紀伊國屋の跡地の方へ抜け、骨董通りから再び路地に入り西麻布方面に進む。
東京タワーはまだ見えないが、家々の間から時折六本木ヒルズの森タワーが顔を出すようになってきた。
根津美術館の脇の坂を下り、小さな商店街を抜けると西麻布の交差点に出る。
久しぶりに来たら角の居酒屋がオイスターバーに変わっていた。良く見ると、やたらオイスターバーが増えている。流行っているのか?などと思いながら、六本木通りを越え、ルーマニア大使館脇の坂を登って六本木ヒルズを目指す。




六本木ヒルズに着いたのは、ようやく10時半ころ。店もまだ一部しか開いておらず、六本木ヒルズも閑散としている。
レジデンス裏の公園で遊んでいるのは、全て外国人の子供達だった。しかし、異国風の街並も、そこに暮らす外国人も、中華街のような異国情緒をもたらさない。それは、ディズニーランド的な「演出」臭さが漂っているからかもしれない。





六本木まで来ると、ようやく東京タワーが見えてきた。
左手に東京タワーを見ながら麻布十番まで下り、石畳の商店街を行く。浪花屋の前を通りかかると、珍しく列がない。まだ午前中だからか?このチャンスを逃すまいと、たい焼きを1個だけ買って食べた。初めて食べたけど、無茶苦茶うまいって程のものではないな。話の種にはなるけど。




一の橋の交差点を渡り、東麻布に入ると、いよいよ東京タワーが大きく見えてくる。
4、5階建てのビルの上に、ひょっこりと顔を出す東京タワー。商店街の路地の向こうにで~んと建っている東京タワー。思っていた通り、民家や商店街と同居している東京タワーが、そこにはあった。






東京タワーの下を抜け、芝公園側に降りていくと、さっきまできれいに晴れ渡っていた空が、あっという間に灰色の雲に覆われてしまった。風も出てきて、ちょっと寒くなってきた。
御成門の交差点を越えて、新橋の路地に入ると、もう東京タワーは見えなくなってしまう。
今度は汐留のビル群を目印にして歩き出す。しかし、そちらには被写体にしたい程魅力的な建物は、みつからなかった。