これからはあるくのだ

知らない街を歩いてみたい。どこか遠くではなく、すぐそこの路地へ。

日本代表 1 vs 2 イラン代表 W杯アジア最終予選 @テヘラン

2005年03月25日 | Sports
4-4-2というシステムは熟成を要するフォーメーションだ。
中田も中村も、明らかにやりづらそうだった。特に3-5-2の時はトップ下で自由に動き回っていた中村は、左サイドに押し込まれ、守備に追われ、存在感を失った。
コンビネーションが整わない状況では、中田も中村も小野も揃って本職であるパッサーに徹してしまい、裏に飛び出す選手がいない。結局、日本の唯一の点を上げたのが福西というのが、それを物語っている。
イランのディフェンスラインが深く、裏にスペースがあまりないため、玉田のスピードも活かせず、サイドもあまり使えない。
全てが裏目に出ていた。
ブラジル代表なら、コンビネーションが悪くても個人の力で打開する力があるが、日本の誇る“海外組”には、そこまでの力は、まだない。

また、引き分けでも良かったのに、攻め過ぎたのも良くない。
日本が引き分け狙いの姿勢を見せれば、イランにプレッシャーをかけられたはずだ。そこで前掛かりに来たところにカウンターを仕掛ければ良かった。
これもブラジル代表では考えられない戦術だろう。
やっぱりジーコは、日本代表の監督としては、適切ではない。