称名じじは緑内障で大日岳を下りました

いつかまた山に登ります

5月28日(土)~29日(日) 本州最北端の宿 下北半島その2 

2011-05-30 19:35:30 | 山登り

恐山を見物し、ガソリンを補給するために、いったんむつ市に戻ることに。

ところで、ここに来るまでは、
 東北弁がきつくて会話ができないのじゃないか?、
 通訳が必要じゃないか?、
と心配だったが、会う人会う人、みんなきれいな標準語を話す。



むつ市内に戻る坂道で、燃料メータの最後の1目盛りが点滅を始めた。
ありゃ!。こんなところでガス欠になるとえらいことになってしまう。

むつ市内に戻りガソリンスタンドに入ると、若い娘さんが出てきた。
「レギュラー満タン。すれすれまで入れてください。」と、お願いする。
36リットルあまり入った。

プリウスのタンクは45リットル入るから、まだ8リットルあまり残っていた。
帰って調べたら、点滅を始めるのは残量6リットルで、上り坂で傾いた
ために早めに点滅したようだ。


これから第二の目的地である、本州最北端の大間崎を目指した。
下北半島の北側の一本道をのんびりと走ること、50キロ。
大間崎に到着!



本州最北端の碑。
あいにくの曇り空。晴れた日には北海道がくっきりと見えるそうだ。
写真に少し写ったのは、近所の島にある灯台。



足下には地図が書いてある。



ネットで見たときは、右のゲンコは何を意味しているのかわからなかったが、
マグロの一本釣りを表しているそうだ。



石川啄木の歌碑



天童よしみの歌もあった。



時刻は午前11時。
目の前に、本州最北端の民宿「海峡荘」があったので、今夜の夕食と宿泊をお願いした。



宿が確保できた安心感から、再びプリウスに載って、仏ヶ浦に向かうことに。
しばらく走るとフェリー乗り場があり、食堂が見えた。
ちょっと確認したいことがあって、中に入り、ラーメンを頼んだ。



↑あった!、あった!。右端に入っているのが、ふ。
テレビ番組「秘密のケンミンSHOW」で、「下北半島のラーメンには、ふ、が
入っている」と紹介していたので、本当かと思って頼んでみたのだ。

お店の若い女性店員さんに聞いてみた。
「こちらでは、ラーメンに ふ をいれるのですか?」
「はい。このあたりではそうです。私も来たときにびっくりしました。」
「どちらから来られたの?」
「東京です」
「わざわざ東京から?。すごいですね」
「はい、とっても大変なんですよ」
津軽海峡が見える小さな漁村に嫁がれて、とても苦労されているようだ。

ラーメンを食べたら、疲れがどっと吹き出してきた。
昨日の朝から寝ていないし、まともな食事は24時間ぶりだった。

仏ヶ浦をあきらめて、民宿へ戻り、昼寝をすることにした。

↓仏ヶ浦へ行けば、こんな景色を見られたはず。。。



民宿に戻って、4時間ほど昼寝した。しかし、1時間したら目が覚めて眠れなかった。

5時に風呂に入り、夕食をいただく。
このほかに、アルコールで温める鍋が付いてきた。
お酒を飲まないので、ご飯と味噌汁もすぐに出してもらった。
左下に見えるのは、マグロの唐揚げ。右下にはウニが3個。



鍋に入れる卵を割ろうとしたが、固くて割れない。
ゴンゴンただいて割ったら、中から固くしまった黄身が出てきた。



女将さんの話では、このあたりで普通に食べられている卵だそうで、
お客さんは良く驚くそうだ。

それから、マグロの大トロを焼いて、塩こしょうでいただいた。
「え~、もったいない!。生で食べないのですか?」と聞くと、
「生も美味しいですが、焼いても美味しいですよ」と、あっさりと言われた。



飾り気はないが、美味しい夕食だ。
後ろで、女将さんの息子二人が話をしているが、生の東北弁で、
何を話しているのかわからない。(^^;

ちなみに料金は、



この民宿は、リピーターがすごく多いそうだ。
マグロを食べるために来るお客さんもいるそうだ。

食事をしながらテレビのニュースを見ていたら、台風が接近して荒れてくる、と。
時間を計算した。
ここに泊まって、明朝8時に出発すると、家に22時頃には着く。
もしも道路が止まると、月曜日の仕事に差しさわりが出る。。

そこで、夕飯を食べて一休みしたら、富山に帰ることに。
19時、女将さんに別れをつげて、帰路についた。

下道も高速度道路も、キリと雨で視界がきかない。
福島に入ったころ、白々と夜が明けて、キリが晴れてきた。
家まで16時間かかった。



10時10分帰着。
出発してから35時間、往復1951キロ。よく走った。
風呂に入ってから、泥のように眠った。

次の作戦は考えていないが、四国には行ったことがないのだよなぁ~。
金比羅さん、と、讃岐うどんかぁ。。

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6 コメント

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絶句・・・ (oku)
2011-05-30 23:33:03
まぁ、読まば読むほど信じられない・・・
35時間で1951kmですって!
あー、考えられない!

マグロの唐揚げ、ウニ、大トロのステーキ!
う~ん、美味しそう。

で、次は四国ですか~?
凄~い・・!! (gappa san)
2011-05-31 21:39:49
称名じじさん、今晩は。
パワフルですね~!!
僕なんて決して、真似できない距離と時間ですね。
しかし、この民宿一度行ってみたいです。
お気をつけて~~!!
金比羅さんは! (太田雪舞)
2011-05-31 21:49:18
讃岐うどんに釣られて、連休なんぞに行こうものなら、大阪を越えるだけで泥のように眠れますよ。
>絶句・・・ (称名じじ)
2011-05-31 22:32:02
okuさん、こんばんは。
今回の作戦は、超ハードでした。

>マグロの唐揚げ、ウニ、大トロのステーキ!
せっかくのマグロを揚げたり焼いたり、
なんかとっても、もったいなかったです。

>次は四国ですか~?
ちょうど梅雨時なので、ほんと、うどんを食べるだけになるかも。。
どうしましょう?。(笑)
>凄~い・・!! (称名じじ)
2011-05-31 22:43:56
gappaさん、こんばんは。

>パワフルですね~!!
>僕なんて決して、真似できない距離と時間ですね。

いや~、パワーは絶対にgappaさんがありますよ~。
高速道路休日千円のうちに・・・と、気合いが入りました。
もしもお酒が飲めたら、しっかり泊まってきたと思います。
酒を飲めないのは、いいのやら悪いのやら?(笑)。

この民宿はリピーターが多いのが自慢だそうです。
機会があればぜひどうぞ!
>金比羅さんは! (称名じじ)
2011-05-31 22:52:03
幹事長様、こんばんは。

讃岐うどんの下調べをしていたんですが、
いろいろなお店がたくさんあって、
どこにすればいいのか決められそうにありません(汗)。

それから、金比羅さんて、すごく長い階段を登るそうなので、
途中でへばって泥だらけにならないか心配です。

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