【消火栓のホース選びのポイント】
消火栓は建築設備の中において基本的に使用される事が非常に少ない非常用の設備である。
もちろん消火栓は使用されない事が最も望ましい事ではあるが、その為、消耗品の交換や点検作業が怠りがちになる部分でもある点は必ず覚えておかなくてはいけないポイントである。
消火栓設備で基本的に交換が必要な部分は
●消耗品
であるホースにあたる部分。
消火栓のホースは仮に一度も使用した事がなかったとしても一定の期間を過ぎた場合は交換をしなければいけない。
消火栓のホース選びのポイントは
●国家検定合格品
のホースをできる限り選択する点である。
価格はメーター数によって異なるものであるが屋内消火栓用の20メートルタイプで2万円程度となっている。
尚、屋外消火栓のホースは経口が太いものが多く、価格に関しても一般のサイズの約1.5倍以上の価格となっているものが多い。
万が一に備える消防設備であることから、10年に一度の交換の際には
●ビルオーナーの方
●商業用施設の運営者の方
●消防設備点検業者の方
についてはしっかりとした国家検定合格品を選ぶようにしたい。
尚、交換の際に不要となったホースは販売業者の多くが無償で耐用年数を経過したホースを回収してくれる。
場合によっては有償のケースもあるが、あまり法外な費用を請求する店舗はこちらで営利を得ている可能性もあるので避けるべきである。
使用済みのホースの廃棄・撤去に関しては聞きづらい部分でもあるが事前に相談しておくと良いだろう。
交換後に「このホースどうしましょうか?」となってからでは確実に廃棄費用の請求があると考えた方が良い。
おたくの製品を購入する条件としてもちろんホースは無償で撤去してくれますね。とたった一言伝えておくだけで良い。
ここで「回収は有償となります」と提示してくるような場合は、「有償の業者もあったんですね」と無償回収が当たり前であるというスタイルで接する。