桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

悪党の本音

2017-05-20 | Weblog
昨日、共謀罪が衆議院で強行可決された。
水戸駅前では昼から連続的に宣伝が行われたので、俺も参加した。しかし、道行く人は圧倒的に無関心だ。誰しもが、自分の身に冤罪が降りかかるかも知れない、国民監視法なのにと思うと、なぜだか笑ってしまった。こうした人たちが人権無視の時代を作る共犯者なのだ。いつか自分に危害が及んだとき、判るしかないのかも知れない。
今朝の御用新聞には、悪党組織の親玉だった国松が「関連法律の盗聴と司法取引を導するために法律を改正すべきだ」とコメントする記事が掲載された。
俺は、昨日、マイクを持って「この法律が成立したならば、必ず皆さんの携帯が警察に自由に覗かれ、盗聴されるようになる」と話したが、早くも悪党は、俺が話した通りに、次の段階を求めている。
共謀罪の司法取引、これの意味するところは明らかだろう。共謀罪は話し合いが罪になる。犯罪の証明は、必然的に自白に頼ることになる。
つまり、警察や権力に目障りな組織や団体を潰そうと思えば、その団体や組織の周辺にいる人を逮捕して「お前の罪は司法取引で許すから、話し合い、共謀したことを認めろ!」と責めればいい。「認めないと、いつまでもぶち込んでおく!」と脅せば簡単だ。日本には、警察と検察の言いなりに何ヶ月間でも勾留を認める裁判官がお揃いだもの、仕事、生活、行きて行くことを考えれば、意に反して自白する人はいる。かくして一件落着だ。その狙われた組織や団体の中心人物は逮捕され、否認すれば何ヶ月間でも拘束されるし、自白で犯罪が認定される共謀罪では、無実を証すのも至難だろう。
マンションで家が日陰になるのが嫌だと建設解釈に抗議しても、原発は危険だから止めようと行動しても、戦争はダメだと抗議の行動をしても、それは反社会的な行動だとして、アナタを警察は監視し、逮捕するための捜査をすることだろう。
それは考え過ぎと思うだろうか。もし思えたならば、アナタはお目出たい!
この三つの例は、これまでに警察が捜査して問題になったり、実際に逮捕された人があるものばかりだ。
これまでは単独的に逮捕されていたが、共謀罪があれば一緒に行動した人まで逮捕されてしまうことは必然。判るだろうか。
やがて警察国家となり、日本は戦前のように監視社会になるかも知れない。悪党警察の天下になるのかも知れないが、あの戦争当時に命を掛けて自由と民主主義を求めて闘った人たちに学べば良い。あのときに命を掛けた人たちこそ、今の時代を造った歴史の勝者だ。歴史の道理は、共謀罪や戦争に反対する人たちにある。歴史を造る真理を掲げて、倦まず、弛まず、屈せず、諦めずに、声を上げて行動しよう!
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