桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

本気で?

2011-06-08 | Weblog
昨日の水戸地検のコメントを読んだ。
判決に納得出来ない点があるのは、どうも俺と同じようだが、控訴を主張する検察官がいたことを知って驚いた。聞きしに優る狂気の集団だ。
確かに、神田大助は検察の証拠隠しを糾弾しなかった。検察を庇うようなことを言った。だから、高裁ならば何とかなる!と思ったのだろうが、それは浅はかと言うものだろう。
いくら神田さんが検察の犯罪行為を見逃したところで、検察が行った行為が消えるわけではない。俺が20才のころに犯した罪を、この64才になって断罪されたように。
神田大助さんは新証拠を無視したが、検察と裏で手を結ぶような裁判所が検察を助けても、絶対に社会は許さない。
控訴だなどと、戯けた言動をする検察官に、正気か?本気で勝てると思っているのか?と聞きたいし、その傲慢を社会に知らせ、必ず貴女たちの好き勝手を許さない法を日本社会に実現すると、俺は言っておく。

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2 コメント

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検察の糾弾も「本気で」やりましょう (ナガハマ シン)
2011-06-08 21:33:25
 無罪判決、本当に良かったです。
国民救援会の集会等で、お二人が話される様子を幾度となく目にしました。「当たり前の無罪判決」が「当たり前に出ない」異常な刑事裁判が多い中、貴重な判決だと思いました。
検察はまさに「狂気の集団」としか言いようがありません。
「貴女」と書かれているということは、控訴を主張したのは女性検事だったのでしょうか? 
 これはもう、市民が立ち上がってやるしかありません。
 これからも出来る限り、戦いのお手伝いをさせていただきたいと思います。
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おめでとうございます (ナガノ)
2011-06-09 01:12:16
無罪確定おめでとうございます。長年のご苦労を思うと、冤罪を作り出した人たちに怒りを感じます。
警察、検察、裁判官は出世のため、自分たちの生活を守るためなら他人がどうなろうと関係ないのではないでしょうか。真実だって見てみぬふりをする…
表に出ていないだけで、冤罪で苦しんでいる人は少なくないのではないでしょうか。
是非とも警察、検察、裁判官の実態を多くの人たちに伝えていって下さい。陰ながら応援しています。
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