銀行・生保も多国籍企業に変貌するようである

　

 

　日本の労働賃金は上昇しないと思う。その理由は、日本企業の投資は、海外に集中しているからである。日本の企業の農業参入は、資料1の通り考えられない。

 

　資料2の通り大手商社は、ブラジルなど南米に大規模な食料一貫体制を構築しようとしている。大手商社から見れば、日本の農業などは相手にできないとの行動ではないかと思う。米を例にとれば700％の関税で輸入を阻止しているのである。概略の計算例を示そう。

　米の国債価額X×7（700％）＝10000円/30キロ…日本の米の価額

　X=10000円÷7＝1400円

米の国際価額は、30キロ当たりは約1400円前後になる。ここの700％の関税を掛けているので輸入が抑えられているのである。TPPでどうなるのでしょう。

 

　最近は資料5～8の通り、銀行・生保もタイ・インド・インドネシア。中東に出資という形で進出している。自動車産業が多国籍企業になったように、銀行・生保も多国籍企業に変貌するようである。日本の若者はこの時代の流れに適合するようになっていかなければならない。

 

1、第6回「企業の農業参入」

http://www.tkfd.or.jp/research/project/sub1.php?id=210

2、三井物産、ブラジルで穀物合弁　アジア向け　最大手ＳＬＣと合意 (1/2ページ)

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130710/bsd1307100700008-n1.htm

3、南米の将来性に注目、食料一貫体制急ぐ　大手商社、集荷網と消費地開拓へ積極投資 (1/4ページ)

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130706/bsd1307060801013-n1.ht

5、明治安田生命、タイ生保に出資へ　７００億円程度

http://www.asahi.com/business/update/0717/TKY201307170020.html

6、インドの銀行設立に出資　三井住友信託銀と日本生命

http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201306260824.html?ref=reca

7、オリックス、中東の保険会社に出資

http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201306120556.html?ref=reca

8、第一生命、インドネシア生保への出資発表　３４０億円

http://www.asahi.com/business/update/0604/TKY201306040112.html?ref=reca