春分の日を迎えても、春の温かさとは言い切れない。年齢のせいか寒さが年ごとに苦手になるような気がする。最近もまだ冬服の厚着を通している。
夜、風呂に入るのは、私が一番最後で風呂掃除も役目と決めたのは、入浴時間が特に不規則な妻。「早く風呂に入って、早く寝ろ!」と𠮟られるが、そうはいかない。先に入るのは、絶対禁止の矛盾した厳しい規則を破っては駄目。
毎晩の入浴は習慣となっていても待ちきれず、数日前も今夜は諦め休みにして寝ようと布団に入った。エアコンも使用禁止。足元のアンかが唯一の頼り。だが、寒くどうしても眠れない。
バスルームの引き戸の音がするのを待つしかない。やっと私の番。頭と体を洗うのはもちろん、でも、浴室内の掃除に多くの時間が掛かる。両手の霜焼けは治りかけ薄皮になったが、両足指の皮の剥けたのはまだ残る。湯に足を浸けないように注意し、数分間、湯の温もり感じるだけ。
風呂上がりに薬を飲み、数分かけて両足、両手に念入りに薬を摺り込み傷口を折りたたんだティッシュペーパーで包み、靴下を履き、湯冷め前に布団に潜り込む。
霜焼けやあかぎれの心配のなくなり。傷も治る暖かな本物の春に、あと少し待てば会えるのが楽しみ。小鳥たちのさえずりもよく聞くようになってきた。
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