忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

晴れた空

2017-06-17 | 追憶

 【 晴れた空 】 ―― 終戦日追悼特別記念 ―― 俺たちの戦後サバイバル奮闘記 ! ! 漫画:石川サブロウ 原作:半村 良 2016年8月22日初版第1刷発行 発行所:リイド社
 SPコミックス 怒涛の768ページ!! 昨年コンビニで購入し、本棚に並べていたのだが、先月やっと読み終えた。
[ 戦後の混乱期。命がけで生き延びた戦災孤児たちの生きざまと、戦争の悲惨さを描いたヒューマン・ドラマ!! ] 半村 良の作品は持ってはいるが、「晴れた空」がその中にあるかどうか?まだ読んではいないのは確か。
 たかが漫画ではなく、漫画だからこそ描き出せる東京大空襲で家族と住む家も失い一人ぼっちになった当時の子どもたち戦災孤児(浮浪児)を含む人々の生きざま。
 一人では生きていけない、汚れて臭い浮浪児たち八人は上野の地下道に集まり、それぞれの得意分野?を生かし生き抜いていく。すり、盗み、かっぱらいにモク拾いで集めた品を自分たちの闇市で売り稼ぎ飢え死にせぬよう懸命だ。
 モク拾いとはフィルターの付いていない当時の紙巻きたばこの吸い残りを捨てたものを、拾って、売るという商売。私の年代は、モク拾いではないが、タバコの灰皿にある吸い残りを探しまた吸っていた。タバコもお金も貴重だった。
 八人の戦災孤児たちに手を貸す命知らず元特攻兵士の死にぞこないと、夫を亡くし一人娘の女児を育てるお母さんも加わりたくましく生きる。「晴れた空」8人は難を逃れたが。作品に出た浮浪者狩りという言葉を思い出す。大人に責任がある戦争の被害者である浮浪者たちを邪魔者扱いで一気に捕まえもしたのだ。石川サブロウの描いた戦後、例え海外であろうとあの光景を再び見たくはない。
 

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