忘却への扉

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軍国主義の黒い亡霊を

2017-10-09 | 平和を

 【 宮野さんの遺言 】 生活文化部 原田 茜 《 取材最前線 (地方紙記事より) 】

[ 児童文学研究科宮野英也さん(伊予市)の回想記「ぼくの戦争・紙芝居人生」が10月中旬に刊行される。学徒動員の記録をまとめた著書などを収録し、平和への真摯(しんし)な祈りが込められた作品。完成を前に宮野さんは4月、91歳で鬼籍に入った。
 小学校教諭を務めていた宮野さんは平和の語り部を自認し、紙芝居などを通じて反戦を訴えた。活動の根幹にあったのは教え子はの思い。「知らない間に軍国主義の黒い亡霊に引き渡し、再び戦場に送ってはならない」とつづり、つよいかくごがうかがえる。
 戦争体験者の大半は80代以上となり、肉声を聞ける時間はもうあまりない。書籍をはじめ、写真や手紙といった遺品は当時を知る貴重な資料だ。この手がかりから証言をつないで実像に迫り、戦争の意味を問い続けることが次代に残された大きな宿題だと思う。
 吸収におびえ、多くの死者を目にしながらも聖戦を信じて使命感に燃えた青年時代を振り返り、無念さをにじませる宮野さんの言葉は重く、深い。「若い世代こそ、憲法や民主主義について考えてほしい」。改憲に向けた動きが加速しようとする今、゛遺言〟を胸に刻む。] 2017.10.3

 ( 忘却への扉 ) 同じ日の紙面地方欄に、太平洋戦争中に別子銅山に強制連行され亡くなった中国人労働者を悼む慰霊祭が寺で行われた記事を読む。日中友好協会が1983年から毎年開いているもの。
 住友金属鉱山の別子銅山は、今はマイントピア別子として観光客が多数訪れる。私たちも何度も行ったが、坑内作業のため中国人を強制連行、渡航中や就労中に飢え、疫病などで208人が命を落とした歴史は知らずにいた。
 軍国主義の大日本帝国は海外各地を侵略しただけでなく、中国・朝鮮人を強制連行国内でも過酷な労働を強制させた。隣り町には朝鮮人が多くいて、敗戦後も日本人のその人たちへの蔑視と差別は酷く、風化させてはならない。先日、マイントピア別子に行ったので探してみたが、売店にある銅山の歴史本にも強制連行の記述はなかった。

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