アルコールハラスメントを

　花見に新入学に入社式などのあるこの季節は特に歓迎会など飲む機会が増え、いまだにイッキ飲みでの若者の死者がでるとニュースで注意を呼びかけていた。
　おちょこで飲み始め湯のみからコップと容器はいろいろだがみんなで飲む機会は多く、酒だけだった私の初期時代。酒飲みか酒好きの祖父と父とその仲間を見て育ったせいもあり、嫌いじゃないけど酒が怖い。
　空にしての回し呑みに返杯の繰り返しをまともに付き合えば酔いつぶれる。できるだけ遠慮ししつこい人の酒はテーブルの下のお皿か空容器に入れたり手拭いに吸わせた。
　誰もが黙認の方法を芸者さんや先輩からも教わっていた。私の結婚前にイッキ飲みを新人が持ち込み、イッキ！イッキ！とはやしたて私たちは引き止め役となる。
　深夜置き去りにされ苦しむ若者を２人で抱え、タクシーと医者をやっと探し当て診てもらえた時は嬉しかった。胃痙攣かで放置すれば危なかったと言われた彼を無事家まで送り届けたこともある。
　イッキ飲みの強要はその場の雰囲気を壊し見るのも嫌だった。あれが現在アルコールハラスメントと呼ばれているのをようやく知った私はノンアルコール。
　死者まで出すイッキ飲みはの虐めか暴力で、殺人行為。若さが有り余るならイッキ飲みの悪ふざけなど止め、昔の百姓一揆か敗戦後の安保反対闘争やベトナムに平和を運動のように、原発なくせ一揆や平和憲法を守れ一揆にでも立ち上がれ。