祖父の家
2006-01-17 | 追憶
子供のころ家族で歩いて畑仕事に行く途中、ここが祖父の育った家があった場所だと聞かされた。道の横には板張りの小屋が建ち、後ろの大きな幹の夏蜜柑園が住宅跡。
それだけしか聞いていない。ただ家が無くなって長いとは見ればわかる。そこを出て名字が変わるが祖父だけは、生まれたに残った。
元の住宅跡は人手に渡っているが、新しい名字の家に祖父は農地を持って来た。その畑に行くために、昔の実家の前を通るのだ。
向い側には数軒の人家があったが、昔のお隣さんだったからか、毎度のようにそこで一休みした。その家の人との長話しになることもよくあった。
その場所での祖父の暮らしをを知らない。だが同じ村や隣町のあちこちに祖父の前の名字を持つ、従兄など親戚があり付き合いはあった。
「わしが親戚だと知っているか?」と町で声掛けられたこともある。二従兄かそれ以上離れていても、双方に懐かしさがある。遠い昔、家族だった時代があったことを忘れてはいない。
それだけしか聞いていない。ただ家が無くなって長いとは見ればわかる。そこを出て名字が変わるが祖父だけは、生まれたに残った。
元の住宅跡は人手に渡っているが、新しい名字の家に祖父は農地を持って来た。その畑に行くために、昔の実家の前を通るのだ。
向い側には数軒の人家があったが、昔のお隣さんだったからか、毎度のようにそこで一休みした。その家の人との長話しになることもよくあった。
その場所での祖父の暮らしをを知らない。だが同じ村や隣町のあちこちに祖父の前の名字を持つ、従兄など親戚があり付き合いはあった。
「わしが親戚だと知っているか?」と町で声掛けられたこともある。二従兄かそれ以上離れていても、双方に懐かしさがある。遠い昔、家族だった時代があったことを忘れてはいない。