正さん日記

世の中思いにつれて

トランプ大統領、オバマケア代替え案取り下げに思う日本との違い

2017-03-26 14:18:38 | 世界

 アメリカのトランプ大統領が就任前から叫んでいたいわゆる「オバマケア代替え案」が、与党共和党内で33人の議員が反対の意思を示したため議会への上程を取り下げた。

 アメリカ国民の皆保険を目的とした健康保険制度で、今までどの大統領もできなかった制度をオバマ前大統領が執念を燃やして成立させたいわばオバマ氏のレガシーとも言える制度だが、国費負担が嵩むとしてトランプ氏がつぶしにかかった制度だ。

 これにより、この制度によって救われた低所得者の多くが胸をなぜ下したことだろう。

 トランプ大統領は、先にイラン、イラクなど中東、アラブ7か国国民をアメリカへ入国させないという大統領令を発したが、これが連邦裁判所で違憲と判定され差し止められた。

 その後、これよりやや緩やかな入国禁止令を出したが、これもハワイ連邦裁判所などで違憲の裁定をされた。

 このような中で、一時、トランプ大統領の経済政策が上手くいくと想定され、株価が値上がったが、それも徐々に熱が冷めて今では上がった株価が元に戻りつつあるようだ。

 この他、トランプ氏は、オバマ前大統領が、自らのサイトを盗み見したとして発表したが、これが何の根拠もないことが分かった。

 前政権をクソこなしすることは、日本の安倍晋三首相とよく似ている。先の日米首脳会談後、ゴルフに興じたりして、トランプ氏が安倍氏とは気が合うと彼を喜ばしたが、確かに性格が似ているかも知れない。

 ただ、オアマケア代替え案に与党共和党の33人が反対に回ったが、森友問題で安倍夫妻の関与がありそうだと思っている議員が自民党や公明党の中に居そうなものだが、一向にこれを正そうとする声が上がらない。

 森友問題だけでなく、保守色の強い問題を含むあらゆる問題で、自民党は安倍首相の言いたい放題やりたい放題になっている。アメリカと比べ日本の民主主義の後進性が顕在化して末恐ろしい。「関連:1月30日

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