正さん日記

世の中思いにつれて

オバマ大統領7年間の功罪を探る

2016-01-18 15:13:13 | 世界

 先にアメリカのオバマ大統領が任期満了を前に最後になる一般教書演説を行った。オアバ氏はチエンジを旗印に、有力女性候補のヒラリー・クリントン氏を逆転で破りアメリカ初の黒人大統領として登場した。

 オバマ大統領は、前大統領ジョージ・ブッシュ氏が進めたアフガニスタン、イラク戦争の後始末として、同地帯から兵士の引き上げを行い、アフガン、イラク両国の自立を促した。ただ、その方針そのものは妥当だとしても、アフガン、イラク両国の独自軍の力量が整わない中で、アフガンではタリバンが復活、イラクではイスラム国(IS)の一部地帯の占領を許し、それがシリアに飛び火、シリアのアサド政権の持続を許すことによって、大量のシリア難民の欧州への避難に繋がり、欧州が分裂状態に陥るなど功罪が分かれた。

 オバマ大統領は、就任3か月後の2009年4月、チェコのプラハで演説、核兵器のない世界の平和と安全を追求する決意を明言した。彼は、この演説によって2009年のノーベル平和賞を与えられた。その後、ロシアとの核兵器縮小交渉を行い、両国が若干の核兵器の縮小を行なったが、大勢に影響するほどにはなっていない。

 ただ、任期満了を間地かにして、イランとの融和交渉に成功、イランは一定の制約のもとに核開発を明瞭化、同国に対する各国の経済制裁の解除に繋げたことは評価される。

 また、長年国交を途絶えていたキューバとの融和が進み、2015年7月に54年ぶりに同国との国交を回復させたことは、オバマ大統領の実績として高く評価される。

 さらに昨年12月にフランス・パリで行われたCOP21で、今まで消極的だったアメリカが、中国とともにCO2削減に向けたパリ協定に参加したこともオバマ大統領の意欲と努力があったからでもあり、大いに評価できる。

 国内政策としては、2015年度、長年高水準にあった失業率を就任時の10%から5%に引き下げ、連邦準備 制度理事会(FRB)は超低金融政策を転換することになるなど、経済を回復させた。

 また、歴代政権ができなかった国民皆保険制度「オバマケア」を成立させた。この制度については、いろいろな問題が噴出しているものの、先進国アメリカの国民の一部が保険制度の枠外にいたことを考えると、その是正は必要であり、今後、弱点の補正にどのように取り組むかが課題であろう。

 

 

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