アメリカのお騒がせ国家主義大統領トランプ氏について、また、大きな問題が持ち上がった。
1つは、トランプ氏のお気に入りだったフリン前大統領補佐官が、先の大統領選挙に絡みロシアに選挙妨害を依頼したという疑惑について、コミーFBI長官に捜査の中止を要請していた。
その上、突如コミー長官を解任したことに対し、批判が巻き起こっている。
もう1点は、トランプ大統領は、先にロシアのラブロフ外相と会談した際に、過激派組織「イスラム国」のテロに関する機密情報を漏らしたとの疑惑だ
この2点については、ロシアゲートとも言われ、野党民主党から大統領を弾劾すべしとの声が上がっており、与党共和党の一部からも同調する議員も出ている。
一方、トランプ大統領に厚遇され、彼から気の合う男として重宝された安倍晋三首相だが、憲法9条を形骸化した安保法制や共謀罪法などあれこれ国民を二分するお騒がせ法案を連発している。
その傍ら、右翼組織日本会議のメンバーの経営する森友学園建設、ゴルフ友達で親友の加計学園獣医学部新設などについて、夫人共々、財務省や文科省に忖度させたのではないかと疑いをもたれている。
奇しくも、日米同時に首脳のスキャンダルが表面化し、こんな面でトランプ、安倍両氏が気があっては困るが、やはり似た者同士は、やってはいけないことを平然と行い、しかも、それをなりふり構わず否定、指摘された相手を逆にやり込めるところもそっくりだ。
似ていないのは、アメリカのメジィアは容赦なく追及しているが、日本のメジィアの追及は手ぬるいところか。「関連:5月12日」