正さん日記

世の中思いにつれて

安倍首相、中国の一帯一路政策に協調、日中友好関係改善に前進の兆し

2017-12-18 14:31:45 | 政治

 安倍晋三首相が中国の一帯一路政策に同調することになった。ついに折れたかという感じだ。

 これにより、安倍首相が内外に批判を続けてきた中国のシーレーン計画に対しても融和の姿勢を示すことに繋がるだろう。

 右派路線を基本にしている安倍首相が、何事によらず、長期に批判してきた中国となぜ融和することになったのか。

 最大の理由として考えられることは、アメリカが中国と基本的には協調路線を取っているからだろう。中国に対しては、欧州、ロシア、インド、東南アジア諸国、アフリカなど世界のほとんど国が何らかの形で協調路線を取っている。

 角突き合わせているのは、極端に言えば日本だけになってきた。このままで行くと、中国を中心に考えた場合、日本だけが孤立する形になる。

 また、中国の経済力は伸びる一方で、GDPも何年か後にはアメリカを抜き世界一になることが確実視されている。

 率直に言ってどうあがいても最早日本は、経済力、軍事力はもとより、外交力でも中国に歯が立たなくなっている。日本がアジアの盟主を中国と争っても勝てる可能性は低くなっているのが現実だ。

 安倍首相が、最も深刻に考えたのがアメリカの中国接近だと思うが、加えて国力の差にようやく気付いたことだろう。

 幸い、中国側も、習近平国家主席が日本との関係改善に前向きになってきた。先の南京虐殺80周年の際も演説を控え日本を刺激することを避けた。

 中国の国民も、日本に対する見方も友好的になってきているようだ。日中友好関係の改善は、両国にとって経済、社会、平和の面で極めて重要だ。

 世界を俯瞰すると言って、数多くの外国を訪問してきた安倍首相だが、日中友好関係が改善されれば、何よりの成果になる。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 軍事力強化に前のめりの安倍政権 | トップ | 表面的なアベノミクスの評価 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事