正さん日記

世の中思いにつれて

安倍首相とトランプ氏との会談、オバマ政権の取りやめ要請を無視

2016-12-05 15:18:51 | 世界

 安倍晋三首相が、世界でイの一番にアメリカ次期大統領トランプ氏と会って悦に入っているようだが、この会見については事前にアメリカ政府から自制するよう要請があったとのことだ。

 しかし、安倍首相はこれを受け入れず、トランプ氏との会食については止めたものの、約1時間30分、予定した時間より長く会談した。

 これに気を悪くした現大統領のオバマ氏は、ペルーで行われたAPECで当初予定されていた安倍氏との会談をキャンセル、3度程の立ち話をしただけで、実質的にオバマ氏と安倍氏の現職時代の会談はこれで終わった。

 アメリカが、安倍首相にトランプ氏との会見を止めるよう求めた裏事情としては、トランプ氏が就任前であること、安倍首相とロシアのプーチン大統領との数度に亘る接触を不快に思っているためとのことだ。

 アメリカが独立国の日本首脳の動きに対してとやかく言うことは内政干渉にも当たりかねず、日本の立場としては不愉快なことだ。

 しかし、今まで日本政府はアメリカの言うことは何でも受け入れており、今回の安倍首相の動きに対してアメリカの要請を言わば無視したことは画期的なことで、むしろ喝采をしたいところだが、今回についてはそうも言っていられない。

 それは、安倍首相の動きについては、オバマ氏はもう終わりだから、オバマ氏の言うことを聞くよりも、早く次の大統領のトランプ氏に会った方が得策だといった、日本流で言えば仁義に敵わぬ行為だからである。

 つまり、汚いやり方と受け止められたと思う。しかも、オバマ大統領の後継になるはずだったヒラリー・クリントン氏が、当初は泡沫候補扱いだったトランプ氏に敗れ、民主党が悲嘆に暮れていた矢先に、「金の切れ目は縁の切れ目」と言わぬばかりの安倍首相の割り切り方は、多分、現民主党政権に裏切り行為のように受け止められたに相違ない。また、安倍氏の人間性を疑われたことになったのではないか。

 この安倍首相の行為は、恐らく今は勝ち戦のトランプ氏側から見ても、「明日は我が身」と感じ、多分、トランプ氏は、今後、日本との付き合い方で安倍首相を心から信頼することはないのではなかろうか。

 その意味で、安倍首相は、トランプ氏とイの一番に会見するという出し抜き行為によって、世界からも信頼の失ったのではなかろうか。「関連:11月18日

 

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