今年からジャンヤンツに入った青木宣親外野手の打撃が好調だ。19日現在の打率は3、27でナショナルリーグ第19位の成績だ。
ところが昨季ワ-ルドシリーズを制した所属チームのジャイアンツがナショナルリーグ西地区で4勝9敗と4位のダイアモンドバックスに5ゲームの差をつけられ断トツの再下位に甘んじている。
1番を打つ青木にとっても自身の打撃は好調でも、チームの低迷は気が重いだろう。昨季のチャンピオンがなぜこうまで凋落しているのか、ちょっと分からないが、まさか移籍してきた青木が疫病神を背負ってきた分けでもあるまい。まだシーズンは始まったばかりであり、実績のあるチームなのでいずれ復調してくるとは思うが。
一方、イチローが移ったマーリンズも絶不調だ。ナショナルリーグ東地区でこちらも3勝9敗で4位に6ゲーム差をつけられて最下位だ。監督が更迭されるような情報もあり、この監督と良い関係を築いているイチローにとってはその帰すうが心配だろう。
ただ、マーリンズでもイチローの起用は、先発で2試合ほど出たものの、ほとんどが代打起用だからなかなかヒットを稼げない不遇の状態になっている。
イチローは、大リーグでの3000本安打と日米通算で世界一になる最多安打数を目指しているが、今のままでは両方とも達成できるか覚束ない。
イチローは41歳と、今や大リーグ野手では最高齢なので、レギュラー出場は難しい立場になっていることは理解するが、大記録達成を待ち望んでいるファンにしてみれば、代わった監督がもっとイチローを出場させてくれれば良いなと思う。イチローを常時出場させれば、マーリンズの浮上に好影響を与えると思う。
もう1つ弱さが際立っているのが、田中将大のいる名門ヤンキースだ。アメリカンリーグ東地区で5勝6敗と唯一負け越して最下位になっている。昨季もそうだったが、こちらは監督ジュラルディのヘボな采配にに問題がありそうだが。
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