職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

鎚起銅器の彫金

2017年06月17日 | ヤスさん日記
彫金の仕事は
それこそ器が出来上がってからの作業で
一発勝負となります。
彫刻刀の様に
彫ったら後は直しが効かない。
そのひとときの為の準備に
時間がかかったり
タイミングをはかったりと
自分の心身のひとつひとつと向き合い
整えてゆく時間になります。

鎚起銅器と言えば
昭和初期の頃は
器の鎚目を全て削って砥石をかけ
そして彫金を施すとゆう
彫金主役の器でした。
それが
今の時代背景では雌伏の時。
私自身が花咲く事はなくても
この技術を細々でも脈々と繋げ
いつか花が咲く様にと思います。

次世代か
そのまた次の世代か。
しかし
技術の基本と彫金を施した器が残っていれば
あとはいつでも花咲けるもの
だと思います。

そんな事を願いつつ
昨日はいっときの彫金に魂を込めて。
私が出来る事は限られていますが
繋げてゆく事はできると思います。
それがらしさのひとつでもあるな
と思う職人なのでした。
ながさん
今日も佳き一日を。
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