逝きし世の面影

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ムペンバ効果の世界と日本のムペンバ君たち

2008年07月17日 | 疑似科学・ニセ疑似科学批判
ムペンバ効果は、特定の状況下で高温の水がより低温の水よりも短時間で凍る現象のことである。

「発見の経緯」
ムペンバ効果はタンザニアのムペンバ君は、マガンバ中学校の3年1963年に初めてこの現象に出くわした。
ムペンバ君は調理の授業中、アイスクリームミックスを熱いまま凍らせたところ、冷ましてから凍らせたものよりも先に凍ることに気付いた。
その後ムペンバはイリンガのムカワ高校に進学した。
ムカワ高校では校長がダルエスサラームにある大学からデニス・G・オズボーン博士を招き、物理学の講演が行われた。
講演終了後、ムペンバ君は「同じ体積の35度の水と100度のお湯を冷凍庫に入れたら、100度のお湯が先に凍りました。
なぜでしょうか?」と、クラスメイトからは嘲笑の的にされるだけだった質問をしてみた。
当初オズボーン博士は半信半疑だったもののムペンバの発見を検証し、ムペンバ君とともに1969年に研究結果をまとめ出版した。
なおムペンバ君は2008年現在国際連合食糧農業機関(FAO)の「アフリカ森林および野生動物委員会」で働いている。




『未解明現象ムペンバ効果』

フリー百科事典ウィキペディアからの引用ですが、残念ながら此れだけの大発見の本人の写真が有りません。大変残念な事です。
これ等の不思議な現象は、高温多湿のアフリカでしか再現できないとの噂も有りますが、高温多湿なら、日本の雨期明けの夏季も、相当な高温多湿である。
ムペンバ効果を日本で再現できない事に、放送したNHK関係者一同、首を傾げているらしい。
この番組スタッフは、優秀ではあるのでしょうが年齢が若すぎた。
幾等優秀でも、学校の勉強が出来ても、今の進学コースに乗って高偏差値だけで促成栽培されたエリート職員ではムペンバ効果の再現は無理です。




『普通のことだったムペンバ効果』

ある一定以上の年齢の日本人なら、ムペンバ効果を何時も体験していましたし、ムペンバ君以上にムペンバ効果の存在を知っています。
当時の中学なら、どこの中学でもムペンバ君は実在していて、常にムペンバ効果が起こっていた。
クラスで一番、調理実習をサボって(失敗)いたのに、タンザニアのムペンバ君は一番上手くアイスクリーム(たぶん一番美味しい)を作り上げた。
日本でも昔は、常にこういう不思議は何時も起こっていました。
私も何度も実体験しています。
先生の言うとおり真面目に調理実習した生徒は凍りきらない不味いアイスクリームを食べ、サボっていたムペンバが一番美味しい思いをするのは、昔の日本では極普通のどこにでも有る、ありふれた出来事でした。
あの思い出したくない出来事に、ムペンバ効果という名前まで付いているとはNHKで放送されるまで全く知りませんでした。

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