逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

高知白バイ衝突死、警察の捏造冤罪事件の実刑確定

2008年08月25日 | 社会

高知県春野町(現高知市)で2006年、スクールバスに高知県警交通機動隊の白バイが衝突し男性隊員=当時(26)=が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われたバスの元運転手片岡晴彦被告(54)の上告について、最高裁第2小法廷(津野修裁判長)は22日までに、棄却する決定をした。
禁固1年4月とした1、2審判決が確定する。
弁護側は「停車中に白バイが高速で衝突してきた。被告に過失はない」と無罪を主張していた。

裁判所判決では、06年3月3日午後、中学生らを乗せた片岡被告のスクールバスが駐車場から右折して国道に出る際、安全確認が不十分だったため、右側から直進してきた白バイに気付かず衝突。隊員は約1時間後に死亡したとされた。



『警察の調書と矛盾する証言や証拠の数々』

22名の中学生の証言では『バスが止まっていた』『急ブレーキは無かった』と証言。
また、直ぐ後ろで乗用車を運転中に事故を目撃した中学校校長も『止まっているバスに白バイが衝突した』と証言するが、当時者(関係者)の証言で有るとして裁判所は証拠としては排除する。
衝突した白バイの横後ろから見ていたという第3者の証言『止まっているバスに白バイが突っ込んだ』の証言も裁判所の判決では、
『供述者が第三者であるというだけで,その供述が信用できるわけではない』として排除する。

裁判所は、反対車線を走行中に偶然事故を目撃したとする別の白バイ隊員(死亡事故の関係者)の証言『白バイは対向車線を60キロで走行。バスは5~10キロで動いていた』との証言のみを採用する。(衝突時には障害物があり物陰になっていて見えない)



『捏造されたブレーキ痕』

有罪の決め手になった唯一の物的証拠である1メートルと1・2メートルのブレーキ痕は明らかな警察(関係者)による捏造である。
時速10キロではどのようなブレーキ操作であろうと30センチ未満の不鮮明なブレーキ痕しか出来ないので、事故後時間が経過した後に警察により撮影された鮮明な1メートル以上のブレーキ痕の説明は『誰かの捏造』しか有り得ない。
このブレーキ痕はタイヤ痕なら必ずある筈のタイヤの模様が無い代物だった。
しかも4輪自動車なら必ず付く筈の後輪のブレーキ痕は無く前輪のみのお瑣末さ。(急ブレーキの場合に通常は前輪よりも後輪の方がより強く残る)



白バイの自損事故→『自作自演の業務上過失致死罪』

高知県警は、死亡した白バイ隊員が公道を非常灯を点灯せずに、制限速度を遙かにオーバーする100km以上のスピードで、信号機が黄色点滅している交差点(注:交通整理の行われていない変則四差路交差点)に突入して『衝突事故を起こした』という事実を、何としてでも隠したかった。
この事故現場では、今までも度々非常灯をつけず100キロ以上の猛スピードで走行する白バイを地元住民が目撃している。(この道路は以前から白バイの高速走行訓練に利用していた模様)

そして警察はこの『不都合な真実』を隠蔽するために、ブレーキ痕を捏造してまで片岡運転手のバスが、『安全確認不足のまま国道に進入し、走行してきた白バイを跳ね飛ばして、隊員を死亡させた』とする事実と全く異なる事故調査報告書を作成し、検察に上程した。



『冤罪を生む裁判所の体質』

これほど不思議な最高裁の判決も無い。
物理的に有り得ない事が、『警察の調書にあるから』と言う理由で『ある』とされた。
万人が認める科学的に正しい『物理法則』よりも、一役所(地元警察署)が作成した一枚の『紙切れ』(調書)の方に権威や正義が有るとされた。
何故、誰が見ても100%勝たねばならない裁判(勝つ裁判)にこのバス運転手は負けてしまったのだろうか。?
其れはたぶん『警察の捏造』という『あってはならない事』に焦点を当てたことが、裁判に負けた最大の理由だろう。
国家権力はそんな事は絶対にしないのだ。
国のやった事に、『間違い』や『捏造は』絶対あってはならないのだ。



『国家(権力)は正しい』

正しいもの(国家)が間違いをするはずが無いのである。間違いだと指摘する人物は嘘を言っているのである。
嘘を付いて正しいもの(国家)を陥めんとする輩は、厳重に罰しなければならないのである。
第三者を含む何十人もの被告に有利な証言は全部無視して、対向車線で、サイドミラー で見た白バイの証言のみを有効とした前代未聞の身内庇い裁判(冤罪事件)などの見方も出来るこの事件の真相とは何か。?
実刑が確定したバス運転手片山晴彦氏の『罪』とは何か。?

裁判所が認定した被告が犯した犯罪は決して『業務上過失致死罪』などの比較的軽微な犯罪行為などではない。
国家にとって、絶対に『許してはならない大罪』を、片山晴彦被告はうっかり犯してしまった。
彼等の間違いは、裁判所(司法権力)において片山氏と其の弁護士は、警察権力(司法権力の一部)の間違いを指摘したことである。
これで有罪(実刑)に成らない訳が無い。
この裁判で三権分立などは権力の煙幕としての役目しかない事が如実に証明された。
最高裁判所(国家権力)の役目は国民や法律を守るためではなく、国家(権力)を守るためにあり、邪魔になる事実は国家に有利なように幾等でも捻じ曲げられるのである。

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16 コメント

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Unknown (恒久)
2008-08-25 15:36:57
仰るとうりですね。

国家に逆らう者は何人たりとも許さない!

そんな裁判結果ですね…

最近の日本はとても民主主義とは言えないですよね。管理社会、共産主義のようです。 
何故実刑判決になったか。? (ブログ主)
2008-08-26 13:57:15
警察と事実関係で争った結果、裁判官は
『反省していない。悪質である』として実刑にした。

何やら痴漢冤罪事件と良く似た構図になっている。
本物の痴漢は、罪を認めるので直ぐ釈放され数万円の罰金刑で済む。
それに対し自分の罪を認めない無実の人は、謝罪しないので数ヶ月の拘留と其の後の裁判でも重罰が待っている。
逮捕された時の選択肢が『謝罪しかない』では、『最近の日本の民主主義のレベル』は江戸時代よりも悪化している。
このやり方は、金大中事件を引き起こした30年ほど前の韓国の軍事独裁政権のやり方に酷似していますね。

今度の裁判を見ていると植草痴漢事件の話も眉唾もので植草元教授の指摘する様に、小泉純一朗や竹中平蔵の『巨大金融疑惑隠し』の話のほうが余程信憑性が出てきた。
今回のような末端の国家機関が、自分の小さい利益を守るために誰が見ても判る程度の見え見えのインチキ臭い偽装を働く様では、いよいよこの日本国も末期症状が現れてきています
権力は腐敗している (日本国憲法擁護連合)
2008-08-27 10:12:54
この裁判で明らかになっているのは警察権力がでっち上げも捏造もやりたい放題であり、第三者の証言すら否定されてしまうというおそろしい冤罪が出来上がるということです。

実は私も似たような経験があります。

それは、豪雨のなか私の運転する自転車に逆方向から突進してきた別の人が運転する自転車が突っ込み、その人が転倒し救急車で運ばれるということがあったのですが、警察は現場検証で私が突っ込んで転倒させたと無理やりいいなして重過失で逮捕しようとしたことがあったことです。

私の意見はまったく聞かず、あえて罵倒し挑発さえしていたように思えます。(公妨を意図していた可能性が高い。しかも自転車事故程度でパトカー二台・警官八名が登場)

というのも私は共産党関係や旧社会党関係、新左翼関係の某党派を支援していた経歴があったため、公安警察が背後にいたものと推察されます。(福岡県警八幡西署民青スパイ化強要事件も交通規則違反で逮捕したのがきっかけ)

が、真相は歩道に車をとめていたものによって前方が見えにくくなっていたこと、豪雨だったこと夜半だったことなどから相手が車をよけようとして、横道に突進して私の自転車めがけて衝突したというわけだったのです。

相手方は、次の日所轄の警察署で「自分が衝突した」と証言してくれたそうですが、散々私を挑発し悪者にしたてあげようとした警察は現場検証といって次の日も私を呼び出し、相手方が来るのをパトカー内でまたされましたが、結局相手方はこないからもう帰ってよいなどという不可解な対応をとられました。

おそらく警察は、パトカーにのせて逮捕したかったのが相手方が証言してくれたから悔しさあまり嫌がらせをしたのだと思います。

左翼系に関わる人はちょっとしたことでも、国家権力から大げさにとりあげられ逮捕・勾留・実刑などの嫌がらせが実際あったり、スパイ化強要などがあるので警戒が必要だということでしょう。


はじめまして (heliotrope)
2008-08-27 17:02:57
ブログ記事中でリンクさせていただきました。
事後承諾ですみません。
コメント有難う御座います (ブログ主)
2008-08-27 17:41:22
日本国憲法擁護連合さん。

この事件自体は、末端の警察官の自損事故という不始末を隠そうとして、冤罪事件を創作したもので、政治的な思惑は無いようです。
警察の悪事を、検察も裁判官も誰も止める者は無く、それどころか悪事に荷担するさまは腐敗するこの国の司法の現状をあからさまに示している。
一度間違った方向に動き出すと自浄作用が利かない。或いは後戻りが利かない仕組みになっているようです。
日本の司法機関が、最初は小さな事件だったのにどんどん嘘の上に嘘を塗り固めて、悪事を重ねるさまは、オウムや統一協会などの破壊的カルト集団を見ているようです。
水でも長い間取り替えないと腐るように、権力は長い間取り替えないと腐敗してくる。
警察検察裁判官のように誰からもチャック機能が働かない権力は特に腐りやすい。
一度掃除する必要が有るでしょう。
司法改革で裁判員制度の導入なんかではなく、警察署長とか検察官、裁判官の任命も一般市民の選挙の導入こそ大事ではないでしょうか。?



heliotropeさん。

当方の記事の紹介。有難う御座います。
共謀罪だけではなく危険な法案が幾等でも通りそうで目が離せません。これからも宜しく御願い致します。
あまりに (カルト信者)
2008-08-27 18:41:57
あからさまですから、
これは警察からのメッセージだということですね。

「我々は検察も司法も思いどうりだ。
逆らうんじゃねぇーぞ」


以前、テレ朝で取り上げられてたので心の片隅で気になってたんですが、確定してしまいましたか。
無茶苦茶ですね。
片岡さん本当に気の毒です。
Unknown (hitomi)
2008-08-27 20:42:15
heliotropeさんのブログから来ました。冤罪を生む体質が全然変わっていなくて唖然としてしまいます。これだけの証言があるのに。身内は可愛いのでしょうか。
権力は腐敗する (ブログ主)
2008-08-28 09:34:24
コメント有難う御座います。
世界中の市民が知っている筈の『権力は腐敗する』を知らない日本人が多くいるんでしょう。
警察や検察、裁判所の悪事を取り締まる制度(機関)が無いんですよ。
しかも一般市民の信頼感は世界一。
日本の警察は絶対に悪い事はしないと信じている。
自分が冤罪で捕まって初めて権力(警察)の真実の姿を見るが、それでもまだ権力(裁判所)を信じている。
片岡さんも逮捕されて自分の言い分を一言も聞いてくれず最初から犯人として扱う警察に絶望して、弁護士など外部の人に会いたい一心で警察調書に署名してしまったらしい。
此れが最期までたたった。
裁判所なら自分の話を聞いてくれると信じていたんですよ。
この事件では此処まで裁判官が腐ってしまって、物理的な事実まで無視するとは・・・・・言葉を失います。
この事件でも捜査段階で片岡さんが警察の調書に署名してしまった事が最期まで祟っていますが、密室の代用監獄の弊害がここでも明らかになってきている。
一度でも警察の筋書きに嵌れば『死人にくちなし』ではないが『悪人にくちなし』で有罪とされてしまう。
日本の刑事裁判では99・9%の確率で有罪とされている。
無罪判決なんて宝くじに当たるようなものです。
Unknown (カルト信者)
2008-08-30 20:08:49
日本の警察が悪い事はしないと信じている人も結構いるでしょう。
しかし警察が冤罪を捏造した事例を知っている人も少なくはないと思います。
私でさえ何度かニュースやネットで眼にしたくらいですから多数派かも知れません。
しかし問題はその程度ですよね。
ごくたまに見聞きしてきた程度なので、そんなこともあるんだなぁという程にしか感じていないのでしょう。
でも速度違反をしている車の実数と検挙される件数の割合程ではなくても、明らかになっている冤罪の数は氷山の一角ではないかと考えられますね。
実際にこの白バイの件も判決では冤罪ではない事になってしまっています。

それでも過去には裁判で無罪になった例もありますから、私も片岡さんの考えは無理も無いと思います。
それにTVで紹介されて、世間の注目もある中ですから最高裁ともなるとまともな判断をしてくれるだろうと思いますよね。

この事件は、もうすぐ始まる裁判員制度が適用される事件でもないみたいですね。
それにもし裁判員制度で無罪になっても控訴されたら同じ事ですか・・。
本当に何とかならないのかと考えてしまいます。

とりあえず裁判長「津野修」の名前は忘れないようにしたいですね。
5億円の検察調査活動費が (ブログ主)
2008-08-31 09:11:25
検察幹部たちの私的な飲み食いに使われている事を告発した三井環大阪高検公安部長が嵌められて最高裁で1年8ヶ月の実刑が確定しています。
最高裁判所の言い分が正しいとしてですよ。22万円の接待で2年弱の懲役刑ですよ。
5億円なら懲役5000年分ですな。
日本の検察幹部が全員刑務所送りになる勘定です。
腐敗の限度を知りません。
その代わりに、罰しなければならない悪党の変わりに告発した側の三井氏を処罰した。酷い話だ。
誰からの告発されない立場なので悪事のやり放題、無責任のしほう放題。
数少ない内部告発者には見せしめの厳罰が待っている。
司法を裁くのは衆議院選挙の時の最高裁裁判官審査制度があるんですが、例年10%程度の×が付くだけ。
日本の司法の実体を知っている日本人が1割程度だと言う証明でしょう。
低い人権意識 (Ladybird)
2008-09-04 01:35:17
 白バイ事件は,地元高知ではなぜかあまり話題になりません.たぶん地元の新聞社や放送局が沈黙しているから,かもしれません.私はこの事件が気になって,事故のあった現地にも行ってみました.
 一般的に言って高知県警は,あきれるほど人権意識が低く,まことにお粗末です.そういう人たちのやることですから,白バイ事件で言われていること程度のデッチ上げなど平っちゃらでしょう.
フランスなら警察署が焼き討ちに (ブログ主)
2008-09-04 10:39:23
一般的に、このような警察の不祥事があっても地元の関心は、薄いようです。
『自分には、この様な不幸が訪れる事はない』
『あれは特殊な例外で自分には関係ない』
『ましてや、自分の信頼している警察が悪いはずが無い』
と思いたいのでしょう。
日本人のこの考え方は、主義主張ではなく信仰心に近いもで、すがたや形は漠然とはしていても心の奥底からの確固としたものです。
今回の事件は、警察が若い警官の不名誉な自損事故による死亡事故ではなく、不幸な交通事故に巻き込まれた殉死と言う『名誉有る死』にしたかった。
この捏造冤罪には、ある種の歪んだ同僚達の善意が感じられ、悪事を働いた警察の動機にまだしも救いが有る。
可哀想なのは偶然巻き込まれてしまったバス運転手片山晴彦氏だ。
運が悪かったでは済まされるものではない。

しかし世の中には何事も下には下が有る。
88年に大阪の泉北ニュータウンで起こった『警察官ネコババ事件』では落し物の15万円を近所の派出所に届けた善意の主婦を、お金をネコババした警官を守るために警察署が組織をあげて、証言や証拠まで捏造して有罪にしようとした物凄い事件が有る。
しかし、事件が発覚し主婦の無罪が確定した後でも、この時に警察の当該派出所に抗議した市民は一人もありません。
此れが民主主義の本場のフランスなどのヨーロッパなら派出所だけではなく警察署本館が焼き討ちに遭っていますよ。
日本の民主主義は根本的な認識に間違いが有るようです。
日本人は民主主義のイロハから勉強し直す必要が有る。
日本で本当の民主主義を知っているのは無学なアイリン地区の日雇い労務者だけとは、笑い話にしかなりません。
Unknown (Unknown)
2008-10-18 12:48:28
こんにちは
「水でも長い間取り替えないと腐るように、権力は長い間取り替えないと腐敗してくる。
警察検察裁判官のように誰からもチャック機能が働かない権力は特に腐りやすい。
一度掃除する必要が有るでしょう。
司法改革で裁判員制度の導入なんかではなく、警察署長とか検察官、裁判官の任命も一般市民の選挙の導入こそ大事ではないでしょうか。?」
→その通りだと思います!

民衆のほうも警察を過信しすぎといえるでしょう

警察の不祥事というのは下手な犯罪より質が悪いといえるのではないでしょうか!(下手な犯罪のほうがまだましと思えるほど)
コメント有難うございます (ブログ主)
2008-10-19 12:32:03
仰られる様に国家機関の犯罪の影響は、個人の犯罪の其れに対して社会に当える悪影響は圧倒的に悪く比べるまでも有りません。
勿論個人の犯罪でも起こりますが、
一番の問題点は矢張り社会全体ががモラルハザードを引き起こす点でしょう。
昨今の数々の企業の偽装や凶悪な刑事事件の根本的な原因は道徳や倫理感の崩壊(モラルハザード)で、其の原因は国家の道徳的退廃、国家の犯罪に起因すると言っても言い過ぎではないでしょう。





護憲左派ブログ界の恥部『水騒動』を引き起こしたたんぽぽ集団を部落解放同盟の差別確認会の糾弾モドキと名指ししてから連中の嫌がらせが頻発している。
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お手数でしょうが、次回投稿時にタイトル名やHNの記入には何卒協力のほどを宜しく御願い致します。
自治研究86巻10号で知りました。 (たる)
2011-01-09 05:33:36
はじめまして。
法律系雑誌の「自治研究」で阿部泰隆教授がこのブログを紹介(p.64)していたのを見て、拝見しました。

この事件を初めて知ったのは、日テレの深夜番組でした。
とんでもないえん罪事件と思います。
人ごとながら怒りがこみ上げてきます。

公務員に甘い民主党政権では、この問題が正されることはないでしょうね。
鹿児島高齢夫婦殺害事件と9・11事件 (宗純)
2011-01-09 14:50:48
たるさん、はじめまして。コメント有難う御座います。

去年12月に裁判員制度で死刑求刑に対して初めての無罪判決が出たのですが、判決文の台詞が気になって仕方が無いのですよ。
判決自体は至極当然で、強盗と言いながら現金が盗られていず放置されたままで、被害者の当時91歳と87歳の高齢者は100回もスコップで殴られて殺害されているのですから、これなら誰が見ても普通なら怨恨ですよ。
それを警察は無理やり強盗だと決め付ける。
見付かった指紋などは容疑者(被告)がほとんど。
これも普通なら住んでる住人(被害者)がほとんどのはずで証拠が胡散臭くて、誰か第三者(警察か?)が偽装した可能性が推察出来る。
判決では『警察が悪いことをするはずが無い』(証拠の捏造などあってはならない)ので、採取の現場写真も無い怪しげた指紋もDNAも全て被告人のものであると断定し、『捏造である』『一回も現場には行っていない』は、被告の『嘘』であると決め付けているのですね。
それでも、それ以外の証拠の杜撰さから無罪になっているのですが、・・・・
考えさせられる判決文でしたね。
高知白バイ事件と同じで、この裁判も際どい判決ですよ。
『警察や検察など、お上が悪いことをする筈が無い』との大前提(原則?)が最初からあるのですね。
市民の裁判員も職業裁判官も、警察の捏造(証拠の偽造)などは最初から問題外で『あるはずが無い』のです。
それなら『被告人が悪い』(嘘をついている)と自動的になり、それなら裁判官の裁判なら死刑だったのです。
危なかった。
普通の市民が思っている『警察が悪いことをする筈が無い』の市民常識は事実でも原則でもなく、これは『警察は悪いことをして欲しくない』との我々市民の誰もが持っている『願望』なのですね。
彼等は、まったく種類の異なる主観的な市民の『願望』と、客観的な科学的『真実』を完璧に混同して誤解しているのです。
この願望と事実の乖離の最大のものは何と言っても9・11事件でしょう。
アメリカ政府の9・11事件調査結果の公式発表を疑う人々を乱暴にも『陰謀論だ』と決め付けて攻撃する大阪大学物理学教授の菊池誠を教祖とする『ニセ科学批判教』なる不思議な新興カルト宗教があるのですが、彼とブログのコメント欄で遣り取りしたのですが、
このときに菊池誠君は一番最初に(聞かれる前に)早々と『科学における保留の大事』を説明しだすのですよ。
私に政府公式報告書の矛盾点を突っ込まれたくなかったのです。
だから言われてもいないうちから『保留』と口にする。
もちろん誠君が9・11事件の政府報告書は大事な事実の説明が不足しているので保留なら、分かるのですが、正反対に『アメリカ政府が悪いことをする筈がない』の立場から疑問に感じる人々を口汚く陰謀論者であると断定して罵っていたのですよ。
政府など権威の有るものは『悪いことをする筈が無い』とは、何かの事実(客観)ではなくて、単なる願望(主観)であるとの認識が欠落しているのです。
ところが悲しいことに事実と願望とは全く違うものであることは、大阪地検特捜部の不祥事やイラク戦争で証明済みであるのです。
『警察や国家は嘘をつかない』との理想や願望とは大違いで、我々のような何の権威も無い私人とは違い、何かの権威が有る存在ほど自分の権威を守る必要から『嘘』をつく必要が生まれるのです。
一般市民の常識とはまったく逆で、其々の権威の大きさと嘘をつく必要性は『正比例』する。
『権威あるものほど嘘をつく』との困った事実は65年前の日本人なら全員が知っている真理、原則であるのですが、今では時間が経ち失われて終う。
現在では知っている方が少なくなってしまったのでしょう。

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