逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

SOCK AND AWE ブッシュの屈辱的ゲーム

2008年12月30日 | 政治
イラクの首都バグダッドでブッシュ米大統領が共同記者会見中にイラク人記者から靴を投げつけられ『イヌ野郎』と侮辱されるハプニングがあった。
男性記者は『これは夫を失った女性や孤児、イラクで命を失ったすべての人たちのためだ』と言って左右の靴を片方ずつ投げつけた。
14日夜、この映像が流れると、アラブの民間テレビ局のアナウンサーはこの記者を「英雄」と呼び、テレビ各局には快哉を叫ぶ視聴者の声が殺到する。
靴を投げたのはテレビ局アルバグダディヤの通信員ムンタゼル・ザイディ氏。同テレビ関係者はザイディ通信員の行為は「アラブの誇り」と話している。

投げられた靴にはサウジアラビア人が9億円の値段を付け、この靴を製造していたトルコの靴メーカは世界各地からの注文が殺到して思わぬ突然の増産に追われている。
欧米でもブッシュ米大統領に『犬野郎』と叫びながら靴を投げ付ける無料のオンラインゲーム(アメリカ軍の作戦名、衝撃と畏怖をもじった)SOCK AND AWE
http://play.sockandawe.com/
がすぐさま作られ世界中からの7千万回もの大量のアクセスが殺到する。
ザイディ記者は残念ながら命中させる事は出来ませんでしたが、みなさんにはぜひ記者に代わって見事命中させて『未だ訴追されない戦争犯罪人』に公正な法の裁きが下るよう祈念して頂きたい。




『歴史の転換点』

歴史では後世『そう言えばあの事件が歴史の転換点になっていた』と気付くものが有るが、この靴投げ事件は間違いなく其の転換点であろう。
今までも色々な首相や大統領で素人の聴衆からトマトや生卵を投げつけられた例はあったが今回のブッシュ大統領のようにプロの記者から靴を投げられた例は知りません。
このニュース報道の時にゲストの桂南光が『記者のみんなが投げたら良かったのに』と語っていましたが世界の庶民層を代表している意見であろう。
アメリカ発の世界恐慌前夜のこの時期の「靴投げ事件」は世界帝国の権威の没落を象徴的に示した事例です。
その軍事力で世界に恐れられた巨大な帝国の崩壊が今正に始まったのでしょう。
私たちは今其の現場(歴史的瞬間)に立ち会っているのです。





『世界の人々から靴を投げられるブッシュ大統領』

インターネットでブッシュに靴を投げるゲーム『SOCK AND AWE 』が流行っていて、私もやりましたが6回ブッシュに命中させる事に成功していますが最高の回数はなんと35回らしい。まだまだ修行が足りません。
参加者の国籍で一位は米2位仏3位豪など半分はNATO諸国などですが4位がアラブ首長国連邦5位サウジ6位トルコ7位エジプト10位パキスタンなどベストテンにイスラム圏が半分も入っている。
アメリカのブッシュ大統領が始めた『終わる事の無い対テロ戦争』とは、基督教とイスラムという一神教同士の『終わる事の無い宗教戦争』の解釈で 間違いないようです。

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