逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

永久凍土:74万年解けず『現在は第4氷河期の間氷期』

2009年01月01日 | 地球温暖化

現代以上に暖かい時代でも解けずに残った太古の永久凍土が、カナダ北部で見つかった。
北極圏に広がる永久凍土は地球温暖化で解けると、大量の二酸化炭素が放出され悪影響が心配されている。
暖かな時代でも解けない凍土が存在することは、温暖化に伴う影響評価の見直しにつながる可能性があるという。

発見したのはカナダ・アルバータ大の研究チーム。
米アラスカ州に近い地域で、この周辺は半分以上が永久凍土に覆われ、氷の厚さは数十メートルに及ぶ。
研究チームは7年前、この永久凍土を見つけた。
今回、凍土に含まれていた火山灰を放射性年代法で測定し、約74万年前にできたことを突き止めた。

地球の気候は、気温が高い間氷期を約10万年間隔で繰り返している。
特に、約12万年前の間氷期は今より気温が数度も高く、海面水位も8メートル高かったとされる。
研究チームは「永久凍土は海氷や氷河に比べて、想像以上に解けにくい。
温暖化影響を無視できることにはならないが、将来の気候変動の予測精度を向上させるため、さらに調査が必要だ」としている。

福田正己・米アラスカ大教授(雪氷学)の話 
温暖化で北極圏の永久凍土が解け、建物崩壊などの影響が懸念されている。
しかし、アラスカでの観測では予想以上に解けていない。
今回の発見を踏まえ、影響評価の精度を高めることが求められる。毎日新聞2008年12月30日






『シベリアの永久凍土がメタンガスを放出』

温室効果ガスの一種で太陽熱の捕捉効率が二酸化炭素よりも20倍以上高いメタンが、シベリアの永久凍土から放出されている。
永久凍土は基本的に数百年から数千年以上恒常的に凍結している土壌で、その多くは1万年前に終了した最終氷期以降、凍った状態を保っている。
当時、シベリア沿岸の海水面は現在よりもおよそ100メートル低い位置にあり、大気にさらされた大地は地下500〜700メートルまで固く凍り付いていた。

地球全体の平均気温は産業革命以降およそ0.7度上昇しているが、東シベリア北極陸棚では春の気温が最大5度上昇している。
海底の永久凍土層がメタンハイドレートや天然ガスを閉じ込めるフタとなっている限り、メタンが貯蔵庫から漏れ出すことはないと想定される。
しかし、地球温暖化の影響により、メタンが大気に放出され始めている可能性がある。一般に、赤道から離れた地域の方が温暖化の影響が大きく、特に北極では温暖化が急速に進行している。
2008年09月01日AFP





『6億3500万年前に起きた温暖化の原因はメタン?』

約6億3500万年前に「スノーボールアース(全地球凍結)」が終わった誘因は、温室効果ガスであるメタンの大量放出だったという研究が発表された。

スノーボール理論によると、太古の地球には氷床が赤道まで覆い尽くされた状態の氷河時代があった。
「氷床の下に閉じこめられたメタンは、一定の温度と圧力の下では氷状になって安定化する」と、この研究を行ったカリフォルニア大学の地質学者、マーチン・ケネディ氏は述べる。
しかし、氷床は本質的に不安定であり、一定の大きさに達すると崩壊し始める。
赤道の氷床が崩壊したことで、閉じ込められていたメタンが解放されて地球の温度を押し上げた。
この温度上昇によって赤道よりやや高い緯度の氷床が溶け始め、メタンの放出量が増加して、地球の温暖化が加速した。
ケネディ氏のチームは、約6億3500年前には赤道付近に位置していた南オーストラリア州の海洋から数百の堆積物のサンプルを収集して分析した結果、氷床の融解とメタン層の不安定化を裏付けるさまざまな化学的痕跡を発見した。


一方、カリフォルニア大学スクリップス海洋研究所の古生物学者であるリチャード・ノリス氏は、現在のメタン貯蔵量は膨大であり、気候変動と関連させて目を光らせる必要があることには同意するものの、ケネディ氏が主張するように太古の地球と現代の温暖化を結び付ける根拠は弱いとも指摘している。







『現在は第4氷河期の間氷期』

氷河期中の寒い時期と温暖な時期(間氷期)の間隔には周期性があり、明らかに10万年周期の機械的なメカニズムが働いているが、これはミランコビッチ・サイクルと言う天体運動の周期性により説明されている。

CO2温暖化説で今世界のみんなが大騒動しているが、最後の第四氷河期が始まったのが10万年前なのでミランコビッチ周期が正しいなら、次の第五氷河期はいつ始まっても不思議ではない。
ミランコビッチの説は、地球の公転運動(地軸の傾きや離心率)の変化で、太陽から地球に届く輻射量(熱量)が変化するためだというものです。

CO2地球温暖化説は、地表から宇宙に逃げていく輻射量(熱量)だけを考えた説で、温暖化で海水面が暖められ雲量が増えると太陽からの地球に入ってくる輻射(熱量)が減るというような事は考えていないようですし、ましてや太陽から地球が受け取る熱量の変化などは全く考えていない大雑把なものです。

過去の人類の歴史で起こった『寒冷化』は、浅間山の大噴火のような大量の粉塵を巻き上げる天変地異(太陽からの輻射熱の減少)で地球が寒冷化し未曾有の大飢饉を引き起こしていた。
核戦争での大火災(大量のCO2を放出)や巻き上がった粉塵で『核の冬』が起こるとしたカール・セーガンの考え方も実際にあった過去の歴史を科学的に検証して出来上がっているのでしょう。




『ミランコビッチ・サイクル』

セルビアの学者ミランコビッチ(1879年〜1958年)は、地球の自転軸の傾きや公転軌道の変化が、太陽からの日射量の変化を招き、それが氷期の原因となるという説を唱えた(1920年)。

地球の自転軸は歳差という首振り運動をしている。この周期は26000年であるが、だ円である地球の公転軌道の長軸方向が22000年周期で変化するために、日射量変化の周期は23000年と19000年になる。
また、現在の地球の自転軸は公転面に垂直な向きに対して23.4°傾いているが、これが41000年周期で22°〜23.5°の間で変化する。さらに、地球の公転軌道の離心率も10万年と40万年の周期で、0.005〜0.0543(現在は0.0167)と変化する。

こうした変化が組み合わさって、地球が受け取る太陽エネルギーが変化することになる。

1970年代から始まった深海底の堆積物の研究からミランコビッチ説が見直されることになった。
それは放射性同位元素を用いた年代測定の精度の向上、酸素同位体比を用いた古海水温の推定などによって、たしかにミランコビッチの予想通りの周期での気候の変動が見られるようになったのである。







『氷河期のミランコビッチ周期』

地球の自転は一定ではなく、自転軸の傾きも、数万年の周期で変化するし、地球が太陽の周りを回る公転軌道(楕円形)も、約10万年の周期で変化する。
それらの変化に合わせ、地球と太陽との距離も変化する。
この変動率はおよそ10万年周期で変動し、 さらに41万年でも変動している。
地軸の傾きや軌道の離心率により地球の日射量が変動する。
そして、その変動周期が4.1万年である事を割り出した。
最新の氷期最盛期は、1.8万年前で、8月の日本付近の海水温は、現在より7度位低温であったらしい。

ヒプシサマール(高温期)は、日本では縄文時代の前中期およそ、3・4千年前の時期で、本州東北部で豊かな縄文文化が栄え東京湾の入り口付近に造礁サンゴが成育していた。
因みに世界では、この豊かな高温の時期にエジプトや黄河等の世界の四大文明が生まれている。
また海面が現在より5旦瓩高く、その痕跡として縄文時代の貝塚が内陸部で多く発見されている。
東京・大阪その他の都市も、ほとんど海の底になるが現在そこに都市があるという事は、地球が高温期から再び冷え始めている証拠である。
地球規模での大きな温度変化は、各地に異常気象を頻繁に起こさせる。





『現在は氷河時代』

科学的分類としての氷河時代とは、極地方に氷河が存在している時代のことなので、約165万年前から今現在までの地球は、地球の歴史の中では寒冷な時代(氷河時代)とされている。

現在は大陸の氷床(氷河)が陸地の10%であるが、はるかに広く陸地の30%が氷河におおわれた氷期(氷河時代の中でもとくに気温が低下している時期)が大きなもので4回訪れていた事がわかっている。
氷期には地球上の水が氷として大量に固定されるために、海水面が最大で150m程度低くなることがある。
氷期には地球全体で4℃〜5℃程度気温が低下して、日本はほとんどアジア大陸と陸続きになる。

世界的に見ると、スカンジナビア半島や北ヨーロッパ、北アメリカの五大湖付近までが氷床におおわれていて、海岸線が現在よりかなり後退していた。

氷期と氷期の間を間氷期といい、最後の氷期は約1万年前に終わり、現在は次の氷期までの間の間氷期であると考えられている。

地球が寒冷になり、極地方に氷河が発達したのは現在ばかりではなく、過去にも何回かあった。
先カンブリア時代の23億年前、8億年〜6億年前、古生代のオルドビス紀(4.4億年前)、古生代のデボン紀〜石炭紀(3.77億年前〜2.7億年前)が氷河時代であった。

数億年の長い時間の間に、氷河時代がなぜ訪れ、また再び暖かくなるのかについては、太陽活動の変化、地球の自転・公転の変化、プレートの運動による大陸の配置の変化、大気中の二酸化炭素の量の変化などが考えられるがよくわかっていない。

ミランコビッチ・サイクルは氷河時代の中の氷期−間氷期という数万年〜数十万年というスケールでの変動を考える上では重要だが、大規模な氷河時代が訪れたり、また無氷河時代(極地方にも氷床がない時代)に戻ったりという変化は説明できない。
『社会』 ジャンルのランキング
コメント   トラックバック (4)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« SOCK AND AWE ブッ... | トップ | 自壊しはじめたグローバル資本主... »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

4 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
「ルールある経済社会」への一歩を踏み出す年に−日本共産党・志位委員長の新春トーク・その1ー (未来を信じ、未来に生きる。)
「ルールある経済社会」への一歩を踏み出す年に 志位委員長の新春トーク 聞き手 奥原 紀晴 赤旗編集局長 大内田わこ 編集局次長 --------------------------------------------------------------------------------  奥原紀晴編集局長・大内田わこ局次長 明けまして...
「ルールある経済社会」への一歩を踏み出す年に−日本共産党・志位委員長の新春トーク・その2ー (未来を信じ、未来に生きる。)
 「二大政党」の現状と日本共産党の立場 国民の生活苦のなかで、党略だけの政治は見放される  奥原 ところで、麻生・自公政権ですが、どこから見ても、末期状態といいますか、どこに打開の道を求めていいかもわからない状態に陥っていますね。  志位 そうですね。...
対応ブラウザについて (Die Weblogtagesschau laut dem Kaetzchen)
 先日の「うるう秒」の記事について「文字列がずれてるぞ」というメールが幾つかありました.(^^;)  一応,このブログは IE7+パッチのMSゴシック にて作製されています.だから,この環境ならばきれいに文字列が並ぶはずなんだけど……. # 2台のPCで確認ずみ....
戦争を繰り返さないために・・2008 (わんばらんす)
来年が 平和でありますように!     2008年・・・ ご訪問&応援をありがとうございました! 戦争を繰り返さないために・・ ...