逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

押尾学や酒井法子の薬物問題から見るマスコミ

2009年08月18日 | 社会
『乗っ取られたニュース枠』

今テレビのワイド番組や昼12時のニュースの枠は殆んどが酒井法子の覚醒剤と押尾学の合成麻薬の話ばかりで、国民みんなに関係する総選挙の話などは何処か隅の方に追いやられている。
これは偶然に起こった事でしょうか。?
それとも耐震偽装が一部の悪徳建築会社の一部の建物ではなく、日本の暗部、安晋会に連なる闇に波及しそうな勢いになると突然、時の寵児だったホリエモンこと堀江崇文を逮捕してテレビなどの映像メディアをハイジャックした事例と同じでしょうか。?

『完全隠蔽されている薬物死亡女性』

確かに薬物は良くないが、酒井法子は『自分自身に酷いことをした』だけで、誰か他人に酷いことをした訳ではないのです。
押尾学に至っては、本人の言い分どうりだったとしたら、誰かに完全に嵌められていますよ。
押尾事件では、薬物で死亡したらしい人物(女性)の氏名や背景が銀座の有名店のホステスをしていた事以外は、まったく不明です。
全くの『ナナシ』で顔がないのです。
北野誠事件と同じで、普通では有り得ません。
この『女性』の身元をたどると、有名政治家とか経済界の有力者とか、あるいはヤクザや右翼の大物にたどり着けるのかもしれません。
それでないとこれ程のテレビのワイドショウの大事件で、これほど完全隠蔽は無理です。

『ヒマネタと埋めネタ』

新聞等のマスコミには(何時でも使える)『ヒマネタ』なるものがあり、報道すべきニュースが何もないときに空いた紙面を埋める大事な持ちネタです。
しかしその逆の、ヒマネタに良く似た『手持ちのネタ』で、『ヒマネタ』とは正反対に報道したくないニュースを報道しない時の方便に使うホリエモンのような『埋めネタ』も有るのです。
もともと芸能界の薬物汚染は広く深く浸透しているのは関係者みんなが知っているので、薬物とは無関係で単に泥酔して裸になっただけのスマップのメンバー草 剛の家宅捜索まで行う大騒ぎになっている。
今回の薬物騒ぎは大事なニュース(政治や其の他)を報道したくない為の『埋めネタ』の可能性が十分に有りそうです。

『史上初めての与党自民党必敗の総選挙』

何しろ今回は如何しても与党自民公明の敗北は避けれない。
都議選直後の総選挙。
公明党にとっては1ヶ月では駄目で最低3ヶ月は必要だとの説があります。(選挙権は住民票移動から3ヶ月以上が条件)
今度の総選挙では今までの支持団体の経済同友会や青年会議所なども、保守系が多い全国知事会も、橋下徹などの首長連合も民主党マニフェストを支持する有様。
これでは自民党に勝利の目は有りません。
都議選では投票率が15ポイントも増えたが、増えた分が全て民主党に入っている。
ですから自民党や公明党としては出来る限り投票率は低い方が良い。
そこで、如何すれば低くする事が出来るか考えてみました。
史上初めての真夏の総選挙でみんなが暑さでダラケル。
あわせて史上最長の40日間の選挙戦で告示される頃にはみんながだらけている。
多分麻生太郎や自民党は、みんなが長すぎて選挙に飽きて、投票率がなるべく低くなる事を願っているのですよ。
勿論、押尾学や酒井法子など恥も外聞もなく、この際利用できるものは何でも利用します。

『芸能界と薬物汚染』

勝 新太郎のパンツの中の大麻のように昔から薬物汚染は芸能界全体に深く浸透しているが、芸能界等の『興行』には大昔からヤクザ組織との深い関係があった。
そして基本的にこれ等を素人が売り買いする事は無理があり、禁止薬物の流通にはヤクザ組織の関与は常識。
日本ではヤクザ組織と、自民党などの保守党や既存の財界、大企業そして警察組織等との関係は公然の秘密で、長い長い持ちつ持たれつの歴史が有る。
酒井法子が何か、重大犯罪を犯したかの様な報道姿勢ですが、彼女は『誰かに何か悪いことをした』わけではない。
彼女は、自分自身に対して『悪い事をした』のですから、有る意味薬物中毒者も被害者ですよ。
如何考えても、本当に悪いのは酒井法子では無く、(今回報道される事が少ない)薬物で大儲けしているヤクザなどの麻薬組織です。
そして外国ではこれ等の麻薬組織には『死刑』などの厳罰が適用されるが、使用者に対しては比較的寛大です。
ところが日本はこの逆。
被害者でも有る中毒者をみんなで袋叩きにしている感がある。
メディアなどは、酒井法子等の中毒者(被害者)を叩く暇が有ったらヤクザなのでも麻薬組織を批判するべきですよ。
子供社会の『イジメ』のようで、実に不愉快です。

『押尾学と酒井法子の扱いが大違い。』

ただ、この二つの事件は似ているようで事件の大きさが全く違う。
酒井法子は薬物の売買ではなく、単なる覚醒剤の単純使用です。
しかも、発見された薬物も微量で使用の日時がはっきりと特定出来なければ起訴猶予程度の処分になる程度の小さな事件である。
対して押尾学事件は一人の命が失われている重大事故(事件)で、そもそも事件の重さが全く違い同列ではない。
ところが報道量では酒井と押尾では百倍以上の大変な格差で、酒井法子一辺倒と言っても良い。
しかし酒井法子事件自体は何処にでも有るような個人の単純使用なので報道すべき内容が無く『一時期の北朝鮮報道』と同じ様に各社が中身の薄い『同じ内容』を繰り返し繰り返し報道しているだけのお粗末さである。
これは報道ではなく、何かの宣伝広報(コマーシャル)に見えるのは私だけだろうか。?

『目を付けられていた酒井法子』

金持ちの御曹司で全身刺青の自称プロサーファーの酒井法子の夫は、日頃から言動が可笑しかったらしい。
これでは警察でなくても、誰が見ても何かの薬物をしていると思うだろう。
報道では、警察に覚醒剤が見つかった時に『夫』が別居中の妻の酒井法子を現場に呼ぶつけたという。
しかし酒井法子は普通の家庭の専業主婦ではなく、一般人の何十倍も忙しい芸能人である。
しかも、幾等妻が有名人でも警察が覚醒剤逮捕でお目こぼしする訳がない。
この、夫からの酒井法子呼び出しの目的が不可解で不自然。
また実際に『夫からの呼び出し』行われたとしても、酒井法子でなくとも、この手の呼び出しに別居中の妻が応じる筈も無いし、ましてや自分自身が薬物使用の事実があれば尚更である。

『普通では有り得ない話』

別居中の夫からの呼び出しに簡単に応じる妻はいない(それも覚醒剤の所持なら絶対に有り得ない)が、警察からの(逮捕理由が不明の)呼び出しなら無理をしても駆けつける。
これは、マスコミ報道の『夫』ではなく警察が妻の酒井法子本人を逮捕現場に呼びつけた可能性が有る。
では何の為に。
これは矢張り押尾学事件を揉み消す為であったと勘ぐられても仕方がない事件後の展開になっている。
酒井法子事件発生以来、マスコミ報道は一方的に酒井ばかりを報道し、それより大きな押尾学事件は何処かに忘れられている。
いくらメディアを総動員しても押尾学事件を今更無かったことには出来ないが、マスコミの力で世間の関心を他に逸らして小さなことに変えることは簡単に出来る。
死んだ女性の身元を誰にも知られたくない人達が大勢いるのかもしれない。
何しろ未だに死因も特定されていない。
勿論名前も無い。顔写真もない。住所もない。無い無い尽くしである。
押尾学は創価学会系のエイベックスに所属しているタレントで、事件の現場となった六本木ヒルズはかって堀江崇文も住んでいた都内一の高級○○と言われている場所。
これだけの大事件なのに完全隠蔽できるのは、死亡した女性Tさんの背景を知られたく無い(マスコミを動かせる力を持つ)超大物がいると考えた方が納得がいく。
後は勝手な推察ですが、Tさん自身がエイベックス所属のタレントであった。?
あるいは有力衆議院議員立候補者の娘であった。?
それ以外にも高級売春婦やCMに沢山出てる女優等の噂も有るようです。

大昔の戦前のように隠したい(知られたくない)問題を完全隠蔽する『旧日本式』(あるいは北朝鮮、中国式)は、今の日本では幾等したくても無理である。
現在の最新式アメリカンモデルでは、隠したい情報は其れ以外の『良く似た情報の洪水』で隠すのがもっとも良い方法であると考えられている。
今回のようにテレビやマスコミが一斉に同じ事を同じ様にを繰り返し放送している時は、何か大事なもの(知られたくない不都合な真実)を隠そうとしている可能性が大きい。 

コメント (6)    この記事についてブログを書く
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6 コメント

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Unknown (えと~質問。)
2009-08-20 00:43:08
プロフィールの絵は誰ですか?
一休宗純の自画像です (逝きし世の面影)
2009-08-20 11:11:01
アニメにもなった一休和尚は、人々がそろって全員祝う正月に髑髏を掲げて『門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし 』などと青島幸男の『意地悪ばあさん』のような嫌がらせをしたと言う600年ほど前の実在の人物ですが、実はこの肖像画の似顔絵と一休禅師のように数々の奇行で周りの人を困らせた自分の親父の顔がソックリなのです。
この一休自画像にラストエンペラーが使っていた丸眼鏡かけさせると瓜二つになります。
この親父は小さな子供の頃からの徹底的な無神論で、当時は町中そこら中いたる所に在った地蔵尊や祠などの宗教的な施設に小便をかけて周ったそうで、自分の子供の行いにホトホト手に余った父親が知り合いの僧侶に何とか出来ないかと相談する。
『山川草木全てに魂が宿る』何でも大事でないものはない。ましてや祠などは大事である。
全てのものは尊いと、お釈迦様が説いているとする話に対して、『山のような大きなものに有るなら、反対に小さな小石にも有るのか』と逆質問。
僧侶『勿論、どんな小さなモノでも有る』
小学生だった親父『埃のような小さなものでも魂は有るのか』
僧侶『勿論人に魂が有る様に、小さな埃一粒一粒に至るまで全てに魂は宿る』
小学生の親父『人が生きている時は魂は一つ。死ねば塵になるので『埃の一つ一つに魂が有る』ならば『一つの魂がとんでもない数の魂になる』と僧侶の論を説明すると、僧侶は返答に窮して『こんな悪い子供は見た事も無い』と悪態をつきながら逃げていったらしい。
子供の頃から、当時の周りの大人みんなを困らしていた。

死んだものは、この世には何処にもいない。無である。
あの世や来世の生まれ変わりや霊魂は有り得ない。自分の(あるいは其の他の生命も)生命は唯一無二で死ねば無になる儚い存在で有るが、だからこそ命はかけがえの無い大事なものである。
死んでしまったら何も残らず、死んで無に帰すからこそ、現在の生が何よりも大切であり命は美しい。
無神論者だった父は、元気だった頃はよく『自分が死んだら遺体は筵に包んで近くの川に捨ててくれ』と言っていた。
本当に困った親父です。
インドのガンジス川でもあるまいし。遺言どうり本当に実行したら残った家族が警察に捕まります
一般の人でさえ変だと (農婦)
2009-08-20 14:47:03
今回の報道方法には驚いてます。一般の人でさえおかしいといってます。むしろ押尾容疑者の事件の方に興味があるのに、まったく報道がされないばかりか、酒井紀子の事件をあくことなく報道されていることもびっくり出下が、この今、大変な世紀的重大な選挙を軽く報道されることには、憤慨ものです。国民をなめてかかれば、必ずしっぺ返しがいくことでしょう。
コカインまみれのドル紙幣 (逝きし世の面影)
2009-08-20 17:50:59
農婦さん、コメント有り難う御座います。

総選挙が公示されたらテレビニュースも少しは変化するかと(期待)思っていましたが、全く変化が在りません。
あいも変わらずニュース枠は内容が薄く如何でも良い酒井紀子一辺倒。
押尾容疑者の事件の方はやっぱり何もなし。
未だに死因の特定さえしていない不思議さ。
隠したいのは死んだ女性の身元なのか。?それとも人脈とか交友関係なのか。?
あるいは隠したいのは事件現場の六本木ヒルズの部屋の持ち主である“ミニスカ社長”野口美佳か。?
それとも女性下着衣服通販会社ピーチ・ジョン本体か。?
それとも事件現場のこの六本木ヒルズレジデンス2307号室の部屋そのモノか。?
この中の何れかが日本のタブーに触れているのでしょう。何としてもマスコミ総動員で隠し通す心算のようです。

日本と違いアメリカでは上流階級はコカインまみれらしいですよ。
近頃発表された研究結果ではアメリカのドル紙幣の90%以上がコカインに汚染されている。
これは紙幣を丸めてコカインを鼻から吸引する為に紙幣に付着する為らしいが、トンデモナイ数字ですね。

それにしても今のマスコミには『大変な世紀的重大な選挙』を、まともに報道するし姿勢が全く見られ無い。
一番の注目選挙区は、兵庫県と大阪府の境に有る尼崎市の新党日本代表で民主党推薦の田中康夫と公明党NO2の冬柴幹事長の勝敗の行方と選挙戦の動向です。
此処は可也特殊で面白い。
何しろ田中康夫は選挙事務所一つ確保するにも苦労して、やっと場所が決まったのは公示の僅か3日前の事です。
田中康夫に対して最初は好意的に事務所を契約しようとしていた人々が何日後かには言葉を濁して理由を言わずに(何かを恐れて)すべて尻込みしてしまう。
公示当日の最初の第一声でも、早くも『じゃまになるところで、せんといてんか』など大声で叫ぶ女性などが現れて選挙妨害をする始末です。
全くカルト宗教らしいやり方です。
田中康夫は尼崎には住所を移していませんが、選挙区内に住所が有る場合にはか家族に対しても執拗な嫌がらせが行われるようです
マスコミの陰謀? (マッド・エコノミスト)
2009-08-20 17:52:36
押尾事件が、8月2日夜。午後9時20分にエイベックスのマネージャーが119番通報。

酒井法子の夫の高相祐一が職務質問を受けたのは、数時間後の8月2日深夜。

このタイミングの良さはあまりにも不自然で、その後の報道についても何か意図的なものを感じます。

酒井法子事件は、押尾事件を隠蔽するために、このタイミングで起こされた事件のように思われます。

さらに押尾学にしても、なにかハメられたという印象がぬぐえません。

被害女性は、何者かに消されたのではないのか?押尾学は、その罪をなすり付けられたのではないか?

事件の関係者には、ピーチ・ジョン社長の野口氏や、パチンコ業界の大物、政府与党の政治家の名前も、ネット上では挙がっています。

話はズレますが、選挙公示後の、新型インフルエンザ蔓延報道も不自然です。

インフルエンザは、報道が下火になっていたあいだも、淡々と蔓延し続けていただけです。

しかも、死亡者は、重篤な既往症のある高齢者です。

栄養状態の良い健康な人間は、インフルエンザで死亡するようなことはまずありません。

若年者のインフルエンザ脳症も、薬害でおこるようです。(解熱剤等の薬剤を大量投与する日本と台湾以外ではほとんど報告されない)

突然のインフルエンザ蔓延報道は、衆議院選挙の投票率を下げようという政府与党の意図があるような気がします。

なお、押尾事件で死亡した女性は、ホステスの源氏名として『麗城あげは』さん、本名『田中香織』さんであるとネット上では言われているようです。

本当のことはよくわかりませんが参考までに。
何やら北野誠追放劇に似ている (逝きし世の面影)
2009-08-20 18:45:39
押尾事件で死んだ女性Tさんですが多分この女性の交友関係に『知られては困る問題』が有るだけで謀殺の線は薄いでしょう。
わざわざ有名人のタレント押尾学を絡める必要が無い。
麻薬の過剰摂取による中毒死で事故死の可能性が一番高いが、それにしても死因が特定されていませんね。
(勿論今頃は当局が知らない筈は無く、発表しないだけ)
それなら、死因を発表したくない何らかの理由が有るはずですが、女性の名前の発表すらないので,これ等は全て考えすぎで、北野誠永久追放の様に(不都合なものは)完全隠蔽出来ると考える人達(組織)の何時もの遣り口である可能性が浮かんで来ます。

大昔は検閲で、不適当な言葉は××と言葉の一部分が抜けていたのです。
ところが世の中には賢い人がいて、抜けていてもパズルと同じで完全な正解を考え付く人が現れた。
そこで今度は記事全部を削除する方法が取られ、パズル方式では其処に何が書いて有るかが分らなくなってしまいました。
ただそれでも、何が其処に書いて有るかは分らなくとも、何かが隠された事だけは、誰にでも判ってしまう。
ですから、何も無かった事にする『完全隠蔽』は常識有る賢い人なら絶対に取りません。

今の時代に普通は、適当に脚色した真実の一部と抱き合わせで他人が見て不自然でない『我慢できる内容』にして発表する。
ところが押尾学事件は完全隠蔽に近い筋書きになっている。
だから誰が見てもトンデモナク不自然です。
こんな非常識なアホは事を考えるのはまともではなくカルト以外には在り得ませんよ。
何やら以前の、
北野誠の無期限追放と北九州市選挙違反事件(2009年04月14日 | 宗教
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/e6be483f1c04056d59c63f00d234927c
や、
続、北野誠の無期限追放と北九州市選挙違反事件(2009年04月30日 | 宗教
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/78bd5c4d89016a6f5a3ca90b60ae736b
と同じ様な不自然な成り行きです。

カルト宗教以外の、少しは世間の常識が理解出来る人たちは完全隠蔽だと、隠せば隠す程、余計目立つ事を知っているので、一番知られたくない部分的な隠蔽に止めて完全隠避したくてもしないのです。

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