逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

「なぜ『優秀』な人が集まって愚かな暴走をするのか?」安冨歩

2017年08月04日 | 東アジア共同体
『東大話法』の安冨歩教授による、なるほど!すごくわかりやすい!解説(大発見)「なぜ『優秀』な人が集まって、とんでもなく愚かな暴走をするのか?」

わかったこと
1、優秀な人が、最初から「愚か」だった。
2、集団になると、相互作用でさらに「愚か」になる。
3、暴走が始まると、ますます「愚か」になる。

「なぜ『優秀』な人が集まって、とんでもなく愚かな暴走をするのか?」の目からウロコ的な3原則の大発見ですが、その後補足説明として安冨歩教授は、科学と宗教とが対立概念ではなくて並立するというか、『部分』(科学)と『全体』(宗教)との関係だと喝破している。(そもそも近代科学を含めて、『科学』とは歴史的に見ると宗教から派生したものだったので、時々は人為的CO2温暖化説のような不可思議な『先祖がえり』現象が起きてしまう宿命を背負っていた)

『二階俊博氏「大きな防空壕を」北朝鮮の弾道ミサイル発射で訴える』2017年07月30日 朝日新聞デジタル

二階氏、地下シェルター整備訴え 北朝鮮ミサイル
北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて、自民党の二階俊博幹事長は28日、「地方、地域で大きな防空壕(ごう)を造ることができるかできないか、対応していかなければならない」と述べ、日本に着弾する事態を想定した地下シェルター整備の必要性を訴えた。党本部で行われた「北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部」の役員会後、記者団に語った。
役員会では「北朝鮮が本気で撃つ準備をしている」との意見も出たといい、二階氏は国民の避難のあり方に言及。「各県、自民党県連などが協力して対応すれば、防空壕をつくる場合でも、相当スピーディーに対処できるのではないか」と述べた。
自民党は6月、「新設も含めシェルターのあり方を検討する」との提言を公表。二階氏の発言は、新設に向けた意欲を改めて示した形だ。新設なら巨額の予算が必要となるが、「財政がどうだこうだと言っている時ではない。普通の予算や普通の年次計画などではなく、頭をフル回転して対応しなければいけないと、国民にも党の関係者にも呼びかけていこうと思う」と語った。

『「北朝鮮と戦争をやるなら向こうで」とトランプ氏 共和党議員に』2017年08月02日 Sputnik

米共和党のリンゼー・グラム上院議員は1日、トランプ大統領が北朝鮮の核弾頭搭載の大陸間弾道ミサイル開発を阻止するため、北朝鮮との「戦争」も辞さないと述べたとNBCテレビの番組で発表した。共同通信が伝えた。
グラム氏が話したことによると、トランプ氏が「戦争が起きるなら向こうでやる。大勢が死ぬが、米国ではなく向こう側で死ぬ」と語ったという。グラム氏は、北朝鮮がICBM開発を続けるなら「軍事力行使は避けられないだろう」と述べた。
サンダース大統領報道官はこの声明に対して1日の記者会見で「大統領は北朝鮮の核・ミサイル開発を阻止する必要性を明確に語ってきた」と説明し、軍事力行使を含む「全ての選択肢」が使えると強調。

北朝鮮の朝鮮中央通信は7月29日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の2回目の発射実験を28日深夜に行い「成功した」と発表した。
8月2日 Sputnik

★注、
『戦争が起きるなら向こうでやる。大勢が死ぬが、米国ではなく向こう側で死ぬ』とのトランプ大統領の驚愕発言を日本の大手のメディアも報じているのですが、・・・何とも困った話ですが、『向こう側』の意味を狭く『北朝鮮』限定だと(都合よく、)意識的に誤って書いている。
攻撃された北朝鮮が一切反撃しないとの、何とも有り得ない甘すぎる発想である。
アメリカが攻撃して徹底的に破壊したアフガニスタンとかイラクとは大きく違い、北朝鮮は半世紀もかけて全てを犠牲にしても核やミサイルなど反撃能力を極限まで高めていた。(もしも攻撃されれば、北朝鮮は総力をあげて反撃する)
アメリカ大統領がアメリカの国会議員に対して言った『向こう側』の意味とは、当然首都ワシントンなどアメリカ本土から遠い『太平洋の向こう側』(10000キロ離れた朝鮮半島とか日本列島)であると解釈できる。
トランプ発言がハッタリではなくて本気なら、必然的に→『日本国内での核シェルター建設』との自民党の二階俊博幹事長の判断も当然だったのである。



アメリカ人なら誰でも知っている『良い警官・悪い警官(good cop / bad cop)』

ティラーソン米国務長官『米国は北朝鮮の敵ではないし、脅威でもない』

就任から6カ月をむかえたレックス・ティラーソン長官はマスコミへの露出を敬遠することで有名なのですが、当初国務省の公開日程にはなかった定例ブリーフィングに突然登場。ティラーソン長官が北朝鮮との対話の可能性などについて話しているが、同じ日のトランプ大統領の『北朝鮮と戦争をやるなら向こうでやる』発言を意識したものと思われる。(まさに、アメリカ人なら誰でも知っている『良い警官・悪い警官』good cop / bad copの見本のような話である)
レックス・ティラーソン米国務長官は、
『ある時点に北朝鮮と向かい合って座り、北朝鮮が追求する安保と経済的繁栄を提供する未来について対話したい』。
『私たちは北朝鮮の敵ではない。私たちは北朝鮮にとって脅威ではない』。
『私たちは(北朝鮮の)政権交替や崩壊、朝鮮半島における統一の加速化を追求せず、38度線の北側に米軍を送るための口実も探していない』と強調した。
1日付ニューヨーク・タイムズ社説は『トランプは見えすいた脅しを中断し、ティラーソン長官、もしくは別の高位級特使を平壌(ピョンヤン)に派遣して、交渉のための土台の有無を探索しなければならない』、『対話は前提を置かずに始めなければならない』と強調。同じ日のワシントン・ポスト紙も、『トランプは中国に圧力を加重させているが、静かに外交的解決策を主導しろと促さなければならない』と対話を呼びかけている。
『すべての責任は北朝鮮にある』(北朝鮮がすべて悪い)と最左翼の日本共産党を含め全員が一人の例外も無く挙国一致で『悪い警官』の日本とは対照的に、肝心のアメリカ国内では『悪い警官』のトランプ大統領を除くアメリカ政府やマスコミの全員が『よい警官』を演じているらしいのです。これはトランプ当選後のアメリカでは今までに例が無い、まったく新しい出来事が起きているのである。
(『飴抜きの鞭だけ』の対北朝鮮最強硬政策が極限までエスカレートした)二階に上がってハシゴを外された日本は進退窮まった『立ち往生』状態に陥っている。


8月3日、首相官邸で行った第3次安倍第3次改造内閣発足での記者会見冒頭で、安倍晋三首相は『国民の皆さまから大きな不信を招く結果となり、改めて深く反省し、おわび申し上げる』と約8秒間にわたって頭を下げ謝罪した。(ネットウヨの機関紙的な産経は少しだけ短く5秒間頭を下げたと書いている)


小池百合子元自民党宣伝部長は、自民でも民進でも無い第三政党都民ファーストの党首に都議会選挙投票日前後の3日間だけ就任する前代未聞(多分、空前絶後)のハナレワザ(曲芸)を演じたが、この小池百合子都知事は、都議会議員選挙の告示日の3日前に豊洲移転とも築地存続とも言わず第三の道を目指す(5年後に築地に戻る???)として何故か8秒間も深々と頭を下げている。


(おまけ)肝試しの悪戯で、政治宣伝ポスターを盗んで北朝鮮当局に逮捕され裁判で頭を下げて謝罪する米国人学生。(ふざけてラジオ体操をしていう風に見えるが、極東の謝罪時のお辞儀の正しい姿勢をまったく知らなかったらしい)



『約8秒間も頭を下げて謝罪した日本国の安倍晋三首相』

グローバルスタンダードでは、責任ある立場の人が謝罪するということは、当然自らの罪を認めて『責任を取る』ことを意味するので、一国の首相たるものが頭を下げては絶対に駄目なのです。
外国(一神教な的世界基準)では、『謝罪とは、物事の善悪の最終決着』であるとされ、『謝罪すれば、必ず罪に問われる』。(だから日本でも警官や税務署員など公権力を持ったものは絶対に謝らない)
謝罪した時点で、騒動の最終的な決着が着いているとされているので、よほどのことが無いと世界基準では誰も謝らない。頭を下げる風習がある、日本に近い韓国とか中国でも偉い人は矢張り謝らないのである。(頭を下げて謝ったら、その時点で全てが『終わっている』のです)
ガラパゴス島の日本では、多くの人が『謝罪とは礼儀の一種』(謝罪と責任とは無関係)と考えているので、それでうっかり者の安倍晋三は『罪と罰』の感覚なしに簡単に謝って仕舞ったのかもしれないが、今後の安倍晋三の首相辞任は秒読みでしょう。



『日本国の大事な歴史の節目節目で必ず登場した河野家三代の系譜』

第二次世界大戦後の戦後処理で祖父の河野一郎は鳩山首相と共に日ソ共同宣言でソ連との国交を回復する歴史的偉業を成し遂げる。冷戦崩壊後の世界秩序では村山自社連立内閣時に歴史的な『河野談話』で日本として従軍慰安婦の責任を認めた河野洋平官房長官(自民党総裁)は実の父親だった。
河野家の三代目(河野太郎)は何を歴史に残すのか。
安倍晋三首相側近が『本当に河野太郎さんが外相でいいんですか』と大反対したが、その原因とは父親(従軍慰安婦の『官房長官談話』を出した河野洋平)だったとの産経新聞(阿比留瑠比)が書いているが『発想』が、それでは封建時代で止まっている。(親の言動の是非が、その子供に類を及ぼさない。『無関係だ』程度は民主主義云々以前の常識である)
とはいえ、安倍晋三が相当悩んだのは間違いない。
河野太郎に『入閣内定』を告げたのは2日午後だった。ところが外務大臣起用を告げたのは日付けが変わる寸前の2日午後11時すぎだったという。最後の最後、ギリギリのタイミングだったのである。
それぐらいに安倍改造内閣での、河野太郎外務大臣誕生の意味を革命的だった。
過激なODAの半減とか原発再稼働反対などの主張に目が向きがちだが、河野太郎の一番のサプライズ発言とは安倍晋三を筆頭に日本が激しいネガティブキャンペーンを繰り返していた『北朝鮮問題』なのである。
2003年4月、でっち上げの証拠で始められたブッシュ大統領の不正なイラクに対する侵略戦争では、日本国では河野太郎一人が、『外務省の役人が「北朝鮮問題があるから(イラクでの)米国の武力行為しを支持するしかない」と言ったのは大問題だ』と自身のブログに書いていた。(河野太郎ですが『正論』と言うよりも人間として当然の発言だが、『北朝鮮が悪い』で凝り固まった病的な右傾化が進行したわが日本国では共産党よりも革新的だった)

『異端児の河野外相サプライズ』
★注、
文在寅(ムン・ジェイン)大統領に近い韓国のハンギョレ新聞は、8月6〜8日にフィリピンのマニラで開かれる第24回東南アジア諸国連合(ASEAN)地域安保フォーラム(ARF)外相会議は北朝鮮のリ・ヨンホ外務大臣も出席するので、『北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射後、初の多国間外交の舞台となる。北朝鮮核問題の解決に向けた6カ国協議参加国の外交トップが一堂に会する場であることから、南北や朝米など、2カ国間接触が実現するかに注目が集まっている。』と書いている。
河野太郎外務大臣の初めての外交デビューとして、今回ASEAN外相会合に出席するリ・ヨンホ北朝鮮外相と何らかの接触が考えられ、日朝両国の外務大臣会談が実現すれば、たとえ短時間非公式でも歴的出来事である。(ティラーソン国務長官と北朝鮮のリ・ヨンホ外務大臣の正式会談は国務省筋が否定しているのでティラーソンの代役として日本の河野太郎外相が期待されている)

(おまけ)



 菅野完‏ @noiehoie · 4 時間前
サピオ、ついに、月刊から隔月刊に。
ネトウヨビジネスが如何に下火になったかということだろうなぁ

菅野完‏ @noiehoie · 4時間前
しかしまぁ、正論&産経新聞は健在なわけで、ますますあの業界の「カルト化」が進むねぇ。



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3 コメント

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日本に薄い『極東戦争感覚』 (ローレライ)
2017-08-03 10:43:44
日本に薄い『極東戦争感覚』だが『地下原発』が必要になるだろう。
Unknown (Unknown)
2017-08-04 00:31:55
今回の記事はタイトルから乖離せず、本文からいきなり本質(結論)に導かれてとても趣旨が理解できた感覚です。

下記、面白かったです(笑
  わかったこと
 1、優秀な人が、最初から「愚か」だった。
 2、集団になると、相互作用でさらに「愚か」になる。
 3、暴走が始まると、ますます「愚か」になる。
なぜ『優秀』な人が集まって愚かな暴走をするのか? (luna)
2017-08-04 21:39:19
ベスト&ブライテストでハルバースタムが分析したことを3行でわかりやすくまとめましたね。
信仰と科学は紙一重、表裏一体、頭から信ずれば宗教、批判分析検証すれば科学です。

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