逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

福島県検討委二順目(2014年度、2015年度)7割を調べて68人の小児甲状腺がん

2016年12月30日 | 放射能と情報操作
『がん・がん疑い 新たに9人 』 2016年(平成28年)12月28日[水曜日]NHKニュース

原発事故のあと行われている子どもの甲状腺の検査に関する県の検討委員会で、2巡目の検査でがんやがんの疑いと診断された子どもが新たに9人増えて68人となったことが報告され、原因などを慎重に調べていくことが議論されました。
県は、原発事故当時18歳以下だったおよそ38万人を対象に甲状腺の検査を行っていて、27日は、検査の状況について専門家らが定期的に話し合う県の検討委員会が福島市で開かれました。
この中では、ことし3月までに行われた2巡目の検査で、がんやがんの疑いと診断された子どもの数が新たに9人増え、68人となったことが報告されました。
1巡目の検査について検討委員会はこれまでに、「放射線の影響とは考えにくい」とする見解を出していますが、これで1巡目と2巡目をあわせたがんやがん疑いの患者は184人となりました。
2巡目の状況について、委員からは、
1巡目の検査のあと、短期間でがんが見つかり、中には急速に大きくなっている人もいるのではないか」とか、
がん患者の男女比では男性の割合が多く、チェルノブイリと似ているのではないか」といった疑問が投げかけられました。
これに対して検査にあたっている県立医科大学の医師は、「十分わからないこともあり、慎重に調べたい」と答えていました。
27日の検討委員会では、今後、甲状腺がんに関する科学的な知見を整理するため、新たに外部組織を作る方針が確認されました。
12月27日 NHK 福島放送局
★注、
太字で強調した部分は、この『逝きし世の面影』独自の判断。

『前回(3ヶ月前)第24回検討委発表とは大きく違っていた。!!驚き?の今回の第25回目の検討委発表の異常事態』

今回の検討委発表とは2順目検査であり、前回調査では異常が無かったA判定の子供たちが対象で『1巡目の検査のあと、短期間でがんが見つかり、中には急速に大きくなっている』ことに注意。(『がん疑い』の子供たちはほぼ全員が甲状腺を全摘出している)、
甲状腺は人体では比較的小さな器官だが成長ホルモンを分泌するので、成人の普通の甲状腺がんは乳がんのように性差が大きい悪性新生物だが、チェルノブイリ原発の放射能由来の小児甲状腺がんの場合はほぼ性差が無い。
今回の検査では『がん患者の男女比では男性の割合が多く』て『チェルノブイリと似ている』どころか丸っきり同じなのである。

『3カ月前の検討委と比べられないような、コペルニクス的な大きな変化が起きている!』

今まで福島県検討委ですが、自分たちが小児甲状腺がんの最高権威であるかのごとく超上から目線で自信たっぷりに振る舞っていたのです。
ところが今回は、『分からない』、『新しい外部組織を作る』は驚くやら呆れるやら。日本中から専門家を集めているはずが、今回は君子豹変して素人集団に成り下がっている。
福島県検討委第25回発表はこの12月27日NHK福島放送局によるものが一番内容的に充実しているのですが、分かり易く一言でいえば『もう駄目だ。!放射能被害を隠しきれない』『福島県や日本は終わっている』である。

『安倍のお友達の籾井NHKによる極限まで劣化した第二次「玉音放送」の無残』

今(前回第24回)までの通例の福島県検討委による小児甲状腺がんの発表では必ずあった『放射線の影響は考えにくい』と頭から福島第一原発事故の放射能被害を断定的に否定する陳腐な『常套句』が今回は跡形も無く消えている。
その代わりが、『わからない』ので→『慎重に調べたい』と判断を丸ごと放棄している。
甲状腺がんの『科学的な知見』さえあやふや。何と、検討委ですが丸っきり『知らないらしい』のである。自分では判断出来ないので→レベル7の未曾有のフクシマ核事故から5年と9ヶ月が過ぎた段階で『新たに外部組織』を作ると言い出した。
余りにも白々しい。真っ赤な嘘である。
そもそも検討委は日本で最高の知見を集めて作られたことになっているのですから、結論は明らか。
フクシマの放射能の影響は顕著で、もはや誰にも隠せない。既に明らかな『もう駄目だ』の結論を単に先送りしているのですから余りにも情けない。
ヒロシマナガサキの核攻撃から数日後には『玉音放送』を行った日本ですが、71年が過ぎ極限まで劣化しているので、NHKの二回目の玉音放送も劣化が激しい。

『「放射線の影響は考えにくい」に疑問 福島の甲状腺検査 評価部会長が辞表』2016.11.1 北海道新聞

「部会長の立場では自分の意見が言えない」
東京電力福島第1原発事故後に福島県が設置した県民健康調査検討委員会の委員で、子供の甲状腺検査を評価する部会の清水一雄部会長(日本甲状腺外科学会前理事長)が、検討委に辞表を提出していたことが分かった。清水氏は検討委が3月にまとめた「放射線の影響とは考えにくい」との中間報告に疑問を感じ、「部会長の立場では自分の意見が言えない」と辞任を決めたという。
清水氏は医師で、甲状腺の内視鏡手術の第一人者。原発事故当時に18歳以下だった福島県の子供たち約38万人を対象にした検討委の甲状腺検査では、これまでに174人が甲状腺がんまたはその疑いと診断されている。

★注、
この11月1日の北海道新聞の、福島県検討委作業部会トップが『自分の意見が言えない』と辞任したニュースと今回の12月27日のNHK福島放送局の検討委自身が、『わからない』→『慎重に調べたい』→『新たに外部組織を作る』とが別々ではなく、二つで一つのニュースであることは明らか。
福島県検討委としては、今まで頭から『放射線の影響とは考えにくい』と完全否定していた手前、コペルニクス的に180度逆の現実を認めるとこが出来ないだけで、暗に小児甲状腺がんの原因がフクシマの放射能被害だと断定しているのである。



『船が沈没するときは、沈む前に真っ先にネズミが逃げる』

2年前の韓国大型旅客船セウォル号沈没では乗客や客室乗務員を船室に放置したまま操船に関係する船長や航海士、機関長など乗員だけが真っ先に逃げて未必の故意の殺人罪などに問われて厳罰に問われているが、日本でもフクシマでは同じ種類の話が進行中であるらしい。
福島県検討委における甲状腺検査のトップ(評価部会長)で日本甲状腺外科学会前理事長でもある清水一雄部会長が今回の第25回発表の寸前に辞表を出しているが、これでは丸っきり沈没寸前のセオゥル号から子供たちを放置したまま逃げ出した極悪で無責任極まる船長や機関長などと同じ行為である。
甲状腺の専門家中の専門家である清水医師ですが、『検討委が3月にまとめた「放射線の影響とは考えにくい」との中間報告に疑問「部会長の立場では自分の意見が言えない』と辞任したとある。
ところが、本当に、検討委の結論である『「放射線の影響は考えにくい」に疑問』であるなら、辞任せず(逃げ出さず)に『放射能の影響だ』と発言するべきであろう。
セオゥル号と全く同じで、現場の最高責任者が真っ先に逃げたのでは子供たちは助からない。
真っ先に11月1日に逃げた清水一雄部会長(日本甲状腺外科学会前理事長)に続き、今回の12月27日NHK福島放送局によれば残りのメンバー全員が『検討委』の泥船から逃げ出そうと画策しているのである。



『岡山大の津田教授(マスコミ)による「福島県は他県の数十倍」との真っ赤な(小さな)嘘』

マスコミが大宣伝していた日本外国特派員協会での岡山大学の津田教授の『福島県は他県の数十倍』との講演ですが、実はこの事実自体は福島県検討委(星座長)と共通認識である。(津田教授とか検討委の『他県』とは甲状腺などに異常があり医療機関で診察した人数が分母であり、健康な子供など全員が対象の福島県との単純比較はそもそも無理筋)
検討委と津田教授とは(他県の数十倍だけなら)何の見解の違いも無い、同一なのである。
日本国の場合は、マスコミは挙国一致の大政翼賛会なので全員が検討委が『福島県は他県の数十倍』を否定しているかのごとく誤って報道していた。明らかに完璧に内容が同じ『大本営発表』で、意識的に日本人の一般市民を『間違いの迷宮』に誘い込んでいたのである。
では何が両者では違っているのか。
検討委は(今回の12月27日以前では)今まで一貫して『放射線の影響は考えにくい』と言い続けていた。
対して津田教授の方は、11月1日に『「放射線の影響は考えにくい」に疑問』だとして検討委から離脱した(逃亡した)清水一雄部会長(日本甲状腺外科学会前理事長)とよく似た見解を述べていた。
この岡山大学の津田教授の『福島県は他県の数十倍』との日本外国特派員協会での講演時に提示していたのがブログ記事冒頭に掲げたグラフであるが、ベラルーシの小児甲状腺がんのピークである1995年の91人を何故かわざと抜いている。
津田教授は前年の1994年で終わっている図を作成しているが大事な最大値を抜くなど基本的に『有り得ない』怠慢なのである。この男は間違いなく極悪原子力ムラ隠れ村民の御用学者の一人であり、姑息で薄汚い詐欺師で間違いないでしょう。インチキの手口が余りにもお粗末である。



『同じ時期のチェルノブイリ(ベラルーシ)よりも数十倍も悪い日本のフクシマ(福島県)の小児甲状腺がん』 

人口が福島県の5倍の1000万人のベラルーシではチェルノブイリ原発事故以前の小児甲状腺がんは11年間(1975~1985)ではわずか7名だった。(年平均なら0・6人程度と少ない。人口が5分の1の福島県なら0・12人)
しかし、1986年4月26日のレベル7のチェルノブイリ原発事故の発生で、早くも(年平均値の3倍以上の)年内に2名が発症する。チェルノブイリ原発事故の2年目(1987年)は4名、3年目は5名、4年目は6名と原発事故以前の10倍になるなど確実にバイバイゲームで増えていく。
ところが、なんと、5年目の1990年には29名と突然数字が大きく跳ね上がっている。
チェルノブイリ原発事故から9年目の1995年にはピークになり91名が小児甲状腺がんを発症している。事故後の11年間(1986~1996)では508名と事故前に比べ72倍になる。(成人では前者では1342名、後者では4006名と約3倍に増加しているが子供ほどの顕著な差は無い)

『嘘には普通の嘘と大嘘と統計の嘘がある』

福島県の場合1順目(スクリーニング検査)は2013年度(最終は2014年3月末)に37万人を対象に実施して8割の30万人が終わっていて116人の小児甲状腺がんが見つかった。
日本人医師とか一般人が普通に使う医療用語とは大違いで、福島県検討委の『がん疑い』とは細胞診など癌検査のすべてが陽性だった『がんと確定』のことを指し、『がん確定』とは甲状腺を摘出して病理検査が終わったことを指す特殊な業界用語というか不真面目な隠語の類。
(日本政府や検討委、マスコミですが、基本的に詐欺か手品で今の日本が陥っている深刻な事態を何カ月かだけだが、少しだけ時間を誤魔化していたのである)
2順目検査は2014年度と2015年度(最終日時は2016年3月末日)に一巡目には含まれていなかった福島第一原発事故当時に胎児だった子供達を入れて約38万人を対象にして7割の27万人を調べて、今回新たに68人が小児甲状腺がんと判明する。
(注、『福島県検討委による意味不明の姑息な数字の水増し』
IAEAやWHOですが、チェルノブイリの放射能被害と唯一認めているのは小児甲状腺がんだけなのですが、その理由は案外簡単で、原発事故時には胎児だったので自力で呼吸していなかった子供たちには甲状腺がんの発症が無かったから)
68人の子供たちですが前回調査時には健康体だったのですから、前回調査から1年から最長でも2年で小児甲状腺がんになっているのですよ。(成人の場合にはがん検査で見つかる1センチになるには通常なら30年ほどかかる)
しかも検査したのは原発事故から3~4年後であり、本来なら放射能の被害が深刻化する時期ではない。チェルノブイリではこの時には6人なのです。(人口が5分の1の福島に当てはめれば1人強程度)『「放射線の影響は考えにくい」に疑問』どころか、放射能以外には考えられないのである。



孫崎 享 ‏@magosaki_ukeru · 3時間前
安倍首相の真珠湾訪問。朝日は本訪問はそもそも米側提案と報じていた。どの様な形で実施かも指示のはず。そして今次訪問における米国務省報道官のコメント。「in a spirit of looking forward未来志向の精神で 」そうなんです。行動だけでなくセリフも米国の振り付け

金子勝 ‏@masaru_kaneko · 8時間前
【ただの茶番劇】今、テレビは、安倍首相が真珠湾で気持ち悪い演説を流している。「米国の寛容に感謝」し、「日米和解」を示すという。じゃあ、改憲に夢中な安倍首相は、「押しつけ憲法」批判を止めるのかしら?かつて植民地化し侵略した中国や韓国に対しても同じ事をするのかしら?この人、支離滅裂。



『責任者には責任が無く、知識人には知識が無い。マスコミは真実を報道する勇気が無いが信用度だけは天文学的に高い不思議の国ニホンの究極の不幸』

12月28日のテレビのニュース枠を乗っ取った感のある安倍晋三首相による真珠湾訪問ですが、まさに茶番劇であり、これは絶望的なフクシマの放射能被害の隠蔽工作の一環であることだけは間違いないであろう。行動だけでなくセリフも米国の振り付けであり、まさにin a spirit of looking forwardで支離滅裂の亡国行為なのである。
今回の負け戦ですが、71年前と同じで日本人は全員が薄々敗戦を自覚しているのだが、表向きには自分からは負けを認める勇気が無い。ソ連軍の参戦のような外圧が無い限りダラダラと悲惨極まる負け戦のバンザイ突撃とかゼロ戦の特攻を続けていて今後も『玉音放送』を実施しない心算なのだろうか。不思議な話である。

極度に愛国的な日本共産党(志位和夫委員長と機関紙赤旗)

71年前と同じ日本の病理『見ざる聞かざる言わざる』

今までは5年9ヶ月前のフクシマの核事故の悲惨極まる現状を、『見ざる聞かざる言わざる』で挙国一致の大政翼賛会で隠そうとしているのですが、今回はとうとう総本山である『大本営』(日本政府、検討委、NHK)はバンザイ(降伏)を行った模様なのです。
ところがである。この明らかな事実を誰も認めたくない。
安倍晋三のお友達の、あの籾井NHKさえ5年9ヶ月かけて渋々今回やっと認めた『不都合な事実』を、今の日本人は『見ざる聞かざる言わざる』で無視しているのですから不可解である。
この逝きし世の面影ブログの『福島県検討委二順目(2014年度、2015年度)68人の小児甲状腺がん』と同じ趣旨の記事が何処にも無い。(反原発とか放射能被害に特化したブログさえ何も書かず無視する不思議)
類似記事が何処にも無いだけではなくて、なんと、福島県検討委の疑似『玉音放送』を取り上げたこのブログ自体のアクセス数も急減しているのですから呆れ果てる。
悪い事実を『知りたくない』のである。
(破壊的カルト宗教の創価学会信者は『聖教新聞に書いていない→だから真実ではない』と思うらしい。ところが、日本の場合には左翼護憲派の知識人でも五十歩百歩であり何ら変わりがない。困ったことに極度に愛国的な日本共産党機関紙赤旗がフクシマの放射能被害を決して取り上げないのである。この結果は恐ろしい。ほぼカルト信者と同じ非科学的な発想である『赤旗に書いていない。→だから事実ではない』と信じたい)
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3 コメント

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『ソ連だったら強制避難』 (ローレライ)
2016-12-28 15:54:34
『ソ連だったら強制避難』の場所を『安全』だと騙し『騙されたがる日本人』。
Unknown (工作員Z)
2016-12-29 20:51:12
銭ゲバ医者を救済するための過剰医療=ヒトゴロシでしょ?満州事変以降これは変わってません。
チェルノブイリから5年と8か月で崩壊したソ連 (宗純)
2017-01-07 16:11:06
みなさん、コメント有難うございます。

残念ですが今の日本国は旧ソ連とほぼ同じで崩壊しています。ただし、ソ連とは大違いで日本では全員が何故かその事実を認めていないだけ。しかし、中身は同じなのです。

2014年8月に1順目が終わった(ただし総数の8割)ときに、既に福島県検討委(日本政府)から玉音放送が行われていた。
ただ日本人がショックを受けない様に検討委の星座長は『放射能被害は無い』ととぼけたのですが、公式ホームページには『図2、実施対象年度別市町村』とのトンデモナイ『図』を掲載していた。

摩訶不思議なことに全員で無視しているのですから不思議だが、1順目では過剰医療だと言い逃れができたが、
去年末の1順目(実は7割だけ終了)時には御名御璽、もう終わっています。

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