逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

偽装の連鎖「死や汚れを恐れ、認めない」安全国家日本の悲劇

2011年09月17日 | 政治

40年間一貫して原発の危険性を訴え続けた反骨の原子力学者小出助教の、将来を担う子供たちや東北を救うために『放射能で汚染した危険な食品を我々大人が食べる』との評判の悪い話ですが、実は日本国政府(農水省)のホームページを見たら、小出さんと同じ意味の記事が載っていたのには驚いた。
というか、とんでもない話ですよ。
放射能は、低レベルだったら安全なのではなくて、『直ぐには影響が出にくい』だけなのです。
原子爆弾の爆発による即死するほどの大線量の放射能被害は閾値があり『一時に浴びる最大値』が一番問題なのですが、今回の福島第一原発の被害とは大きく違っている。
福島第一原子力発電所事故で放出された低線量放射能被害では『ここまでは安全である』との閾値は無く、一生涯にわたって累積していく積算値の大きさ(総量)が一番の問題なのです。
それなら、低レベルでも何ら安全ではなくて危険である。
将来の命と健康を守る為には出来る限り、摂取する放射能の数値を下げる必要がある。
小出氏の主張は、放射能は原則的に危険なので、感受性が高く平均余命が長い子供に食べさせない(子供の数値を下げる)目的で『大人が危険を引き受ける』話(究極のサバイバル?)なのです。
農水省と小出さんは同じ主張をしているのですが、肝心な前提条件で『安全である』と『危険である』との認識の差がある。
記事前の↑上にロゴを掲載した農水省の方は、小出氏とは正反対で『安全なので福島など東北を助ける為に食べる』との広告なのですね。
これは農水省も小出氏も、両方が間違っている。
放射能で汚染した食品は、最早『食べ物』とは呼べなくて、『放射性廃棄物』であり、放射能汚染地域をこれ以上拡大させないように移動を禁じて厳重に管理を行うべき代物です。
しかし、ため息が出ますね。
放射能は今の人類の技術では無毒化出来ず、本来の意味の『除去』は無理なのです。
『除染』や『除去』と呼んでいるのは単に放射能汚染物を一ヶ所に集めて『隔離する』程度である。
隔離して、半減期などの放射性物質自身の持っている減少速度(寿命)により減っていくのを時間をかけて待つ以外に、人類には何の対策も無い状態である。
ところが農水省側は(日本国は)今でも昔どうりの『安全安心で完璧な秩序がある』ふりをしている。
対して小出氏の科学的判断は、そもそもの前提である『安全安心で清潔』の正反対の態度なのです。
放射能は『汚くて危険で除去出来ない』と主張する小出氏が、今までに日本では主流派には絶対になれずに原発村から村八分のイジメを受けていた理由が『なるほど』と良く判る話ですね。

『人は死ぬから面白い』

『そもそも、人間とはずっと地獄の釜の上で踊ってきたような存在です。
人は死ぬから面白い。人類史=災害史です。
先進国の人間は、安全で衛生的な人工の環境に慣れ過ぎている。』
とは、このブログタイトルにもなっている『逝きし世の面影』の著者の渡辺京二氏の言葉なのですが、第二次世界大戦を実際に体験した(生き延びた)人の厳しすぎる発言は、賛否を超えていて誰しも納得せざるを得ない説得力がある。
『人は死ぬから面白い』と言い切る渡辺京二氏とは大違いで、3・11以前の今までの日本人は、全員が自分の周りが安全で清潔で整然としていると信じていて、少しも疑っていなかったのです。
だから、『安全安心、完璧で間違いない』との、自分自身の信念に反する憎むべき異分子や異端(原則に反する例外)は排除したい。
それなら日本人の多数の善良な一般市民の皆さんが死刑には賛成するのは当然なのです。
死刑は『自分や自分の近くの誰かの刑死』とは無関係で、そんなことは最初から可能性として排除している。
この発想(安全安心完璧と思い込むだけに留まらず、他の可能性を排除する心理状態)ですが、何となく、我が日本で原発の過酷事故は起きないと信じていた原発村の住民(政府保安院、電力会社、原子力学者、マスコミ)と思考方法や心理状態が全く『同じである』のですから面白い。
否、何とも腹立たしいし恐ろしい。
一般市民が漠然と持つ、日本独特のマスコミに対する異常な信頼度の高さの不思議も、この日本独特の『安全安心で整然としていて、間違いがない』との確信から来ていた。
ところが今、目の前の未曾有の大津波や福島第一の放射能汚染の惨状で、今までの常識だったはずのこの『確信』(神話)が揺らいでいるのですね。
信頼していたマスコミや政府や超有名大学教授などの、権威ある人たちが如何も真っ赤な嘘を平気で言うらしいことに日本国でも(やっとではあるが)多くの人々は気が付きだした。
福島第一原発事故で数百万人の日本人は、今までの基準値なら到底住めない汚染地帯で暮らす羽目に陥っているのです。
白々しくも『安全です』と言い切る農水省や、『夢を奪った』として袋叩きされた鉢呂経産相の理不尽すぎる辞任劇を見ると期待は薄いが、今後この日本人の特徴も少しは変化するかも知れません。

『安全安心神話に反した鉢呂吉雄経済産業相』

『自分の周りが安全で清潔で整然としている。』と信じていて、少しも疑っていなかった今までの日本人全員の絶対的な確信を、3・11が根本から打ち砕く。
自分の周りは今までどうりであると信じたいのは人情であるが、今や自分を取り巻く世界は不安に満ちていて汚染され大混乱に陥っている事実に、人々は気が付きだした。
3・11以後に、自分たちを取り巻く世界は大きく変っているのです。
それなら今では以前の確信(神話)は、根本的に大きな『勘違い』であった。
ところが逆に、『世界は今までどうりで少しも変っていない』と思いたい人々の数も、日本では大勢いる。
今でも侮れない多数勢力であるのです。
鉢呂の『死の町』を袋叩きする様は異様で、日本の致命的な病理を見る思いです。
原発周辺は現在立ち入り禁止なのですから、一般市民の感覚なら、誰が考えても普通なら『死の町』に見える。
大島自民党副総裁が『夢を奪う発言で辞任相当』だと言っているし、今の全てのマスコミが福島県知事や飯館村村長や避難住民の『言語道断』との怒りの声を伝えて、野田首相や鉢呂吉雄経済産業相本人の『不適切な発言だった。申し訳ない』との謝罪を許さず『辞任』を要求した。
この恐ろしい事実は何を意味しているのか。
何がそれ程の大問題なのか。

『鉢呂叩きはセクハラ(内心)問題?』

マスコミや自民党や地元福島県知事や飯館村村長たちが口を揃えて主張している『地元住民の意思』とか『夢』とは何か。
この人たちの判断では、福島第一原発事故は早期に収束して、何事も無かったように以前と同じ生活に戻れる(自分の周りに世界は以前と変っていない)だったのです。
鉢呂発言は、避難している住民みんなが帰れるとの『夢や希望を傷つけた』との批判理由とは、実は政治判断とは無関係で何とも場違いなセクハラ問題と同じ判断なのです。
セクハラ(個人の内心問題)として見れば一定程度の根拠はあるが、しかし科学的事実として見れば、根本的な間違いである可能性が高い。
どれ程人々が切実に願ったとしも夢はあくまで夢で、目の前の現実とは無関係である。
管直人首相が福島第一原発事故がおきた早い時期に、『早期には帰れない』と発言して今回と同じように地元自治体や避難民、与野党やマスコミから総バッシングされてすぐさま撤回している。
この管直人の話は鉢呂大臣バッシングと同じ現象であり、何とも恥ずかしい。
爆発した事故原発周辺住民は、日本国では避難しているだけで誰も疎開していないのです。
福島は、全住民が疎開した『チェルノブイリとは違う』との、原子力発電を推進したい政府や東電の言葉を信じて、住民の多くは今でも『直ぐに帰れる』との希望を無くしていないのですね。
原発に批判的な立場の小出助教は、『冷温停止』は原子炉が健全である時の科学用語であり、現状の炉心溶融時での、この言葉の使用は間違いであると指摘しています。
しかし、『早期に収束しないし帰れる見込みも無い』との目の前の悲惨な事実が、全員認めたくないのですよ。
しかし、正直に自分自身を判断出来るだけの知恵も勇気も無いので、何とも場違いなセクハラ問題に矮小化して、目の前の科学的事実を隠蔽したのでしょう。
原理的に絶対にあり得ない炉心溶融した『原発の冷温停止』を主張する今のマスコミや政府の現状認識は正常ではなくて病的な隠蔽か偽装である。
目の前の悲惨な現実を直視することを拒み続けているのです。
この鉢呂経産相の『死の町』を全員で袋叩きする今の日本の現状とは、67年前に日本の最後の防衛ラインであるサイパン島陥落後も、日本の敗戦を認めなかった現実無視の旧日本軍を見る思いです。

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7 コメント

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あまりに情緒的 (Ladybird)
2011-09-18 03:27:37
 目の前の現実を,見たくない,知りたくない.だから無視しよう,という空気が蔓延しています.何も見えない聞こえない.だから世界は安全安心.
 いつから日本人はこれほど情緒的で脆弱な国民になってしまったんでしょうね.

>現実無視の旧日本軍

 同感です.

 もう1つは「言葉狩り」の風習.
 被災地で自衛隊は赤飯を食べるのをやめるそうです.赤飯は「めでたい」時に食べるものだから,という理由.
 白米だけでは栄養が偏りすぎる.だから当初は赤飯にした.そういう合理的な理由があるのに,それは無視.合理性よりも情緒の方が優先される.つまらない「配慮」やタテマエが,まかり通る.些細なことに目くじら立てて,大きな筋(すじ)を見ない.こういう小心者,小人物が日本を支配しています. 「言葉狩り」と同根であるように思います.

 やっぱり諸悪の根源はマスコミかも.
パンドラの箱を開けて仕舞った3・11 (宗純)
2011-09-18 17:11:52
Ladybirdさん、コメント有難うございます。

顔が怖い自民党幹事長として有名になった大島理が今は自民党副総裁なのですが、余り大きくは報道されていませんが鉢呂の『死の町』は被災者の『希望を傷つけた』とはっきりと非難しているのですね。
マスコミの論調も実は大島副総裁ほど露骨ではないが、中身的には『希望を傷つけた』の意味なのですよ。
何か、考えさせられる話だと思いませんか。
ギリシャ神話で愚かなパンドラが絶対に開けては駄目だといわれていた禁断の『箱』を開けてしまう。
これは、まさに日本の3・11の福島第一原発事故ですよ。
絶対に開けてはならない扉を開いて仕舞って、その後は、人類にとってのありとあらゆる災難が出てくる訳です。
パンドラが慌ててフタを閉めようとすると箱の底に『希望』が残っていた。
箱には世界のあらゆる災いが入っていたとされていますが、その中に一つだけ希望が入っていたが、それは何故か。
これは実は、『希望こそが最大の災いだったから』との解釈が一番正しいらしいのですよ。
日本は敗戦の1年も前に最後の防衛ラインを突破されていた。この時点で希望は打ち砕かれていたのです。
しかも最後の同盟国ドイツが降服しても、それでも8月の原爆攻撃やソ連軍参戦まで降服しなかった理由とは、まさにこの『希望』だったのですよ。
日本は自分に都合のより停戦の夢が叶うとの儚い希望を、最後の最後まで抱いていた。
なんとも情け無い話ですが、パンドラの箱の恐ろしい伝説(希望こそ最大の災い)は本当なのですよ。
危機管理とか山の遭難事故のサバイバルにとっては『希望』や夢は最悪な誤った判断であるのですね。
この場合には一番大事な最優先順位なのは希望の正反対の『最悪の予想』を如何にして的確に行えるかが、自分や仲間の生死を分けるのです。
そう考えると、今の日本政府やマスコミですが、一番悪い選択を行っている。
これから放射能の漏洩が徐々に収束する可能性(希望)よりも、益々悪くなる可能性が高いでしょう。ため息が出ますね。

自衛隊の話ですが、言葉狩り的な意味もあるかも知れませんが、これは当事者意識の欠如ですよ。
自衛隊の本当の仕事は、災害救助とは別なのです。
ただ小泉改革と町村合併で末端の行政組織は疲弊していて、余裕のある組織は今では自衛隊ぐらいしか日本国には残っていない。
だから自衛隊なのですが、所詮、自衛隊は当事者では無いからですね。
落ちるとか滑るとかの言葉を極端に嫌うのは受験生本人よりも、周りの家族なのです。
遺体の搬出に耐えられないと脱走した隊員まで出ていますが、これなども当事者意識の欠如の最たるものです。
ですから当事者である地元の警察とか消防ではその様な下らない些細なことには気が回らない。
住民の保護に全くの役立たずの自衛隊の解体と共に地元に密着して警察や消防組織の充実は緊急の課題なのです。
『原発が爆発します。直ぐに逃げてください』と南相馬町の住民に知らせた自衛隊員の話ですが、町に駐屯していた部隊の幹部が南相馬町と何らかの接点があったので、見捨てられなかったのでしょう。
今の自衛隊は即座に解散して、アメリカを真似て一般の地域住民で組織された州兵(県兵?)なら災害発生時に即座に出動も出来るし地方の雇用も確保できる。
経費も臨時雇いのパートタイムなので数分の一に
減らせます。
そして一番大事な当事者意識も隊員が地元民なら何の問題もない。
この農水省の『食べて被災地を応援する』話も当事者なら話が違ってくるのです。
参考資料です。マスコミの悪辣 (湧泉堂)
2011-09-18 19:11:36
exite.ニュース 9月15日

http://www.excite.co.jp/News/society_g/20110915/JCast_107449.html

>鉢呂吉雄経済産業相が辞任に追い込まれた、いわゆる「死の町」発言。だが、4か月ほど前にも鉢呂氏同様、原発周辺地域を「死の町」と表現していた大臣がいた。
>しかしこの時は、発言に対する非難が起きた形跡はない。
>一方、さかのぼること25年前のチェルノブイリ原発事故の際には、マスコミが「死の町」と使っていたケースもたびたび見られる。
>細川前厚生労働相が参院行政監視委での答弁で「本当に町全体が死の町のような印象をまず受けました」
>これは鉢呂前経産相の発言ではない。2011年5月16日に開かれた参院行政監視委員会で、当時の細川律夫厚生労働相が、民主党・石橋通宏氏の質問に答えたときのものだ。


現代ビジネスの記事 9月14日

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/19475

>鉢呂元経産大臣はなにも言ってない?
>記者に向かって「放射能をつけちゃうぞ」と語ったとして辞任した鉢呂大臣だが、問題の発言にマスコミのねつ造疑惑がある、と現代ビジネスが報じた。
>鉢呂大臣はこの翌日、経産省が主催する『総合資源エネルギー調査会』の人選を発表する予定だった。
>現代ビジネスは鉢呂大臣を辞任に追い込んだ報道は、これを阻止するためだったのではないか、と見ている。
>原発反対派を増やす予定だった
>当初、原発賛成派12人、反対派3人で構成されていた調査会のメンバーを鉢呂大臣は同数にするよう指示。
>これを受けて選ばれたメンバー、賛成12人、反対12人が発表される予定だった。
>もし原発継続に反対する意見が大勢を占めた場合、原発およびその広告収入でうるおうマスコミもダメージを受ける可能性があった。
3・11以後も世界が変っていないと思いたい (宗純)
2011-09-19 11:52:38
湧泉堂さん、コメント有難うございます。

『死の町』ですがマスコミの対応や地元自治体の反応が何とも不思議なのですね。
鉢呂以前でも使っていたし、特にチェルノブイリでは普通に誰でもが使っていたが、勿論誰一人も文句を言わない。
当たり前なのです。
ですから農協出身でTPPに消極的な鉢呂大臣を辞めさせる目的であるとの考え方も当然出て来ます。
ただ、何とも情緒的なマスコミや地元知事や自治体、住民の反発ですが、
鉢呂バッシングに良く似た例が、管直人の場合にもあったのですね。
鉢呂バッシングの発想ですが、3・11以後も今までのとおりである(自分の周りの世界は変っていない)と思いたい人々が怒っている。
その正反対で『根本的に違っている』と思っている側の『死の町は当然である』の認識の差が大きいのではないでしょうか。
地元民は、原発事故は早期に収束して漏れ出した放射能は除染して、今までと同じ生活が戻ってくると考えたいのですよ。
鉢呂発言はこの自分たちの希望を打ち砕く。
それにしても今回は異常ですね。
今までなら、不愉快であってもこの程度の話はお咎め無しで許されていたのです。
ところが今回は絶対に許さないとの異常すぎる強硬姿勢なのですが、
その理由とは何であるかと考えたら、実は『早期に収束して昔の生活に戻れる』との地元住民の希望の実現性が、夢や幻にすぎないことが段々判りだしたのですよ。
だから、あれ程地元が激高するのです。
一番触れて欲しくない、自分たちの心の傷口に鉢呂発言が無遠慮に触れたと感じたのでしょう。
3・11以後に、現実を見て世界は変ったと理解している人々と、その正反対に悲惨すぎる現実を見たくない『変っていない』(変って欲しくない)と思っている人々と、世界が二極化しているのです。
そもそも原発村が政府やマスコミなどを牛耳っていたのですから、上に行くほど『変っていない』派が多数なので現在のように色々な騒動が起きているのでしょう。
とくに酷いのは『放射能をつけてやる』報道ですよ。
これは具体的な指摘ではなくて『・・の趣旨の発言』ですよ。
この場合には直接情報ではなくて,普通なら又聞きの伝聞情報なのですが、不確かな伝聞情報で現職大臣の首がとんだのですから、これがどれだけ異常事態かが良く判ります。
今まで鉢呂大臣のような、そんな例は一度も無いのですよ。
ここから予想される最悪の結論ですが、矢張り楽観論は実現不可能で、予想以上に現実が悪いのですよ。
鉢呂経産相の『死の町』 (ふみはる)
2011-09-22 19:18:10
あの発言ですが、僕はしばらく忙しくてテレビを見ていませんでした。言葉だけ聞けば確かにそう言って欲しくないと言う感情の動く言葉ですが、テレビでやっと鉢呂経産相の表情付きの発言を見た時、彼が福島の現状に心底怯えて思わず出してしまった言葉だったとわかりました。現場を見た人にしかわからない、想像を絶する恐怖がありありと顔に表れていました。そんな彼が(政治家としてもう少し大人ではあった方が良かったと思いますが)放射能付けちゃうぞなどと言うわけが無いと思いました。酷い世の中です。
書きそびれましたが (ふみはる)
2011-09-22 19:21:12
『希望こそが最大の災いだったから』という言葉には、目覚めよと呼ぶ声が聞こえる思いがしました。
危機からの脱出(サバイバル術) (宗純)
2011-09-23 15:46:55
ふみはるさん、コメント有難うございます。

山岳遭難などの自分自身の命やメンバーの安全の為には、考えられうる最大限の『悪い予測』を行う必要性が絶対に大切なのですね。
これが、危機管理とかサバイバルとかの鉄則なのです。
自分たちが生き延びる為にリーダーとして『最悪の予測』に基づいて行動するが、同時に最良の予測(夢や希望)も失ってはいけない。
今度のマスコミ報道ですが、この二つの全く性質が違うものを混同して、人々を間違いに誘導しているのですから悪質です。
今度の場合ですが、一般市民などが鉢呂発言を『夢を傷つけた』と怒るのは許されるでしょう。
しかし、間違っても知事とか市長村長など責任ある立場の人が言うべき言葉ではないのですよ。
特に地震列島に危険極まりない原発を54基も設置した自民党幹部は絶対に発言してはいけない言葉なのです。
夢だけで済まして良いのは無責任でもよい宗教の聖職者だけである。
実務家である政治家は、国民全員が一番触れて欲しく無いと思っていても『最悪の予測』を語る義務があるのですよ。
それが指導的立場の人間に課された最低限の義務なのです。
管直人が、時たま『悪い予測』を語って其の度に地元知事や市長村長、マスコミに批判されて引っ込めていたのですね。
本当に情け無い男だったが、一番ましだったのもまた事実なのです。
目の前の本当の厳しい現実ではなくて、美しい自分の夢や希望で行動すれば、幾ら命があっても足りません。
平和な安全な状態なら、夢や希望で行動しても安全かもしれないが、今は正反対の危機の真っ最中ですよ。
現状の日本国のマスコミですが、致命的に病的であり、救いがたく、て絶望的に悪質ですね。

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