逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

ある出来事がGoogle検索から"消えた"?

2015年02月20日 | 社会
『緊急インタビュー  ISIS(イスラム国)広報部に聞く』(あまりに愉快なので記事全文を掲載します。この問題の核心部分を正確に突いている)

ついに、ここまでやるかという、21人一斉斬首映像事件を受けて、急遽、当ブログでは、極秘ルートを通じて、過激派組織ISの広報部員と接触することに成功した。
以下、その電話インタビューの一部始終をお伝えする。
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Q あなたは過激派組織ISの広報部員でしょうか。
A ああ、そうだ。われわれは過激派組織ISだ。言っておくがイスラミック・ステイトなんかじゃねえ。ただのアイスだ。まあ「愛す」と呼んでもらってもいいが。

Q 年明け以来、ISの活躍はめざましいが、広報部としてはどんな印象でしょうか。
A 人使いが荒いってえか、俺たちが今年にはいってから、どんだけの残虐動画を配信したか、分かってるか。残業代も出ねえし。

Q 昨日は、21人の斬首映像を流されましたが。
A あんだけの迫真の動画を撮るのに、どんなに苦労したか、メディアの人間なら分かってくれるよな。カメラ50台、撮影班200人を動員した。しかも根拠地から遠く離れた北アフリカときた。急遽、北アフリカへ飛べってんだから、年明け以来、俺たちは休みなしだぜ。

Q あのような残虐映像を流せば、被害国が攻撃してくることは分かり切ったことで、過激派組織ISにとっては、どんな利益があるのですか。
A 俺もそう思うよ。何にもしなきゃ、あの国は、覇権国の国務長官が訪問した昨年秋も、日本の総理がバラマキを発表した1月も、俺たちを攻撃することには及び腰だったんだ。わざわざ挑発して、攻撃されることはねえと思う。

Q それなのに、どうしてあれほど残忍な映像をあげたのですか。
A そんなことは知らねえ。とにかくできるだけ残忍で派手な映像をあげろと。
敵国は大量死刑をものともしない国だから、半端な映像じゃ驚かねえからと言われた。仕方がないから、21人並べて斬首する壮観なシーンは、俺が考えた。

Q 今月、2月始めには、隣国のパイロットを焼殺する映像もアップされましたね。あそこまでする必要があったんですか。
A だから、できるだけ残忍な映像を作れってのが、上からの指示だって。どう考えたって、パイロットは生死不明の状態にしておいた方が、隣国の国民は動揺して、空爆を控えるはずだ。誰が考えたってそうじゃねえか。だけどお上には逆らえねえ。
イスラムでは遺体は埋葬にすることになってんだから、焼き殺すのはタブーじゃないかって?だから、俺たちは、どこぞの国営放送が言うような「イスラミックステイト」なんかじゃねえって。ただの「アイス」。「愛す」って呼んでくれるともっと嬉しいけどな。

Q 日本人の人質事件では、処刑場面の動画は配信しなかったようですが。
A あんときは、上からの指示が、できるだけおだやかな…

Q おだやかですか。
A ああ、できるだけ穏やかなシーンでないと、日本人は自分の国の国民が殺されるシーンが写っていては、ビデオ自体を見てくれないだろう、と。
恐怖心を植え付けるには、警告メッセージだけで十分だと言われた。静止画だとか、経費も安上がりだしな。どうせ日本はカネのバラマキと『人道支援』をすれば十分だからと。

Q それって何か、覇権国が言っていることと同じに聞こえますが。
A だから、言ってるじゃねえか。上からの指示だって。

Q 日本では報道されませんでしたが、日本人人質事件の直前1月中旬には、旧社会主義覇権国の人質の殺害も配信していますね。
A ああ。情報員2名を殺害した映像を配信した。

Q あらゆる国を敵に回すことになりませんか。
A 上からの指示だって。

Q イスラム国家を建国するということだと、国際社会で承認される必要があるのではないですか。イスラエルも植民国家ですが、公式かどうかはともかく、欧米諸国が、後ろ盾になっているでしょう。イスラム国も植民国家として認知されるためには、後ろ盾が必要なはずではないですか。
A 俺たちの仕事は、上から言われた残忍な映像を配信して、アイスは、残忍だというイメージを世界中にばらまくことだ。それ以上のことは知らない。

Q 覇権国の女性人道活動家の件について、隣国の空爆によって死亡したということでしたが、これまでの手順からすると、少し異例に見えましたが。
A あれは、俺たち動画班は関わっていない。俺から見ても、中途半端だ。残忍さのメッセージ性が欠けている。地上部隊の本格投入か、限定投入か、覇権国自体がはっきりしないってよ。

Q ISに共感する世界中の若者が2万人、渡航していると報道されていますが、実態はどうでしょうか。
A おっと、それは秘密だね。俺たちのサイトが、どこの国でも遮断されずにリクルートできる肝は、そこにあるからな。
ネット遮断なんて、簡単なことだ。
現に民主化運動が本当の脅威だと考えている国では、T事件を完全に遮断しているじゃないか。本当に脅威なら遮断すればすむだけのことだ。そこを秘密にすることが、俺たちの外交戦略というか、監視ネットワークを構築したい奴らとの手の打ち所ってえか。

Q 日本では、謎の「イスラム国」と呼ばれていますが、本当の目的は、何なのですか。
A だから、俺たちは過激派組織「アイス」だって。過激に振る舞うことが俺たちの役割だ。そん先なんて知ったことじゃねえ。俺でもわかるのは、まだイラク戦争は終わってないってことだ。国家を破壊した覇権国に対するイラク国民の抵抗は続いている。それを残忍なイメージに塗り替えるというのは、俺たちに課された任務の一つらしい。

Q 先週、国連安保理で、身代金取引が禁じられ、石油も価格が低迷して、ISは資金難だと報じられていますが。
A 俺は広報部だ。資金の話は、財務部に聞いてくれ。
 ここだけの話、俺たちのおかげで、得した奴らの利益はすごいぜ。
覇権国も日本も過去最高の軍事予算、表現の自由大国も軍削減3カ年計画を見直すし、西側軍事同盟は緊急展開部隊5000名を新設して、緊急即応部隊は1万5000人から3万人に増やす。国連PKO部隊も国連事務次長が21世紀にふさわしい装備に更新すると発表したじゃないか。
そこら当たりで儲ける奴らと、俺たちは持ちつ持たれつというか、共依存ってえか。戦争にウソはつきものだ。だから、そんなとこじゃねえかと俺は思うけどな。

おっと時間だ。次の動画作成にかからねえと。

2015年2月17日 (火)街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋


『グーグルが乗っ取られる??』

2015年02月18日付け『2月2日のある出来事がGoogle検索結果から"消えた"ことが意味することとは?』とのタイトルのハフィトン・ポストの記事では、

『2015年2月2日のある出来事が、存在しなかったかのような状況になっている。
Googleである複数ワードで検索をすると、何も検出されない事態になっているのだ。スマートフォンなどの情報端末を含むインターネット通信が発展した今、検索は情報を得る手段として日常やビジネスにおいて重要な要素となっている。
検索結果の2ページ目以内に結果が表示されなければ、この世に存在しないと表現されるほど、検索上位に出ることは検索エンジン対策(SEO)ビジネスが存在し、企業が躍起になってSEO対策を講じるほど重要なことだ。
2月9日のこと。
メジャーな検索エンジンであるGoogleで、「後藤健二 報道ステーション 2月2日」で検索しても、検索結果が何も出てこないということをSNSで知り、やってみたが確かに何も出てこない。』
という。
この、報道ステーションの2月2日の報道内容とは日本政府(安倍晋三)による後藤健二氏などの日本人2名の人質交渉の対応だった。
具体的には、
『安倍総理は、外務省の進言を無視して日本人2人がシリアで拘束されていることを知りながらもエジプトでISILに対抗するために2億ドルの支援を表明した』である。
2月20日朝に、『何も出てこない』との18日付けハフィトン・ポスト記事が事実かどうか、『後藤健二 報道ステーション 2月2日』で検索して、自分で試してみると、出るわ出るわ。
新聞とかテレビなど既存のメディアでは報道がゼロなのでネットと無関係な一般の市民は誰も知らない。
ところが、『2月2日のある出来事がGoogle検索結果から"消えた"ことが意味することとは?』とのネット記事は大勢が読んでいたのである。
『一つも無い』どころか、逆にてんこ盛り(炎上)状態なのですが、物事の流れとして当然こうなる。
『2月2日のテレビ報道』記事がグーグルの検索エンジンから消えている事実が9日頃にはネットで話題となっていて18日にはハフィトン・ポスト記事で紹介されていた。
日本政府の人質対応の『報道ステーションの2月2日の報道内容』がグーグルでは『検索できない』状態が、2週間程度は完璧に成功していたのである。
それにしても日本国(安倍晋三)の幼児化が凄まじい。
資本主義の社会では金さえあれば何でも可能だが、本来あるべき物が一つも無ければ、余計に目立つのです。
(本来は情報の洪水で目立たなくするアメリカ式なのだが、戦後レジームからの脱却で情報統制も全部を一網打尽に消す70年前に逆戻り。これでは間違いなく失敗する)
安倍晋三ですが民主党の岡田元代表の国会本会議の質問中に演壇上で自分の演説原稿を声を出して練習してい不真面目な映像がテレビで放映されているし、首相なのに予算委員会では野党議員の質問中に、なんの脈略も無く唐突に『ニッキョーソ』『ニッキョーソ』(日教組?)と閣僚席から野次る始末。日本は最高責任者の資質が子供なのです。


『禁止キーワード』

ネット空間では、ある一定の言葉は自働的に排除するようにスパムがあらかじめ設定されているのだが、困ったことに『禁止されたキーワード』が何であるかがの表示が何処にも無い。
以前に反戦塾さんへ日本の国是である対米従属の謎の一つとして、イタリアのニッコロ・マキャヴェッリの『人間というものは、危害を加えられると思い込んでいた相手から、親切にされたり恩恵を施されたりすると、そうでない人からの場合よりずっと恩に感ずるものである。』との君主論の中にある名言の一例として、アメリカのガリオア・エロアを出したのです。ところが、これが禁止用語だったので何度送ってもスパム表示が出てコメントがすべて駄目。最後にガリオア基金に書き換えたらコメント出来たとの御粗末な話も有る。
安倍晋三はクールジャパンの一つとしてアニメなど日本の漫画文化を世界に広める心算なのですが、世界から見える日本製アニメは『ヘンタイ』(変態)と呼ばれていることは知らないらしいのである。
何とグーグルブログでは『ヘンタイ』が禁止用語なのです。漢字やかな文字なら良いがローマ字表記ではブログ記事に書いても機械的に受け付けない設定になっていた。
日本のエロ漫画ですが、世界では『H・E・N・T・A・I』として知られていたのである。

青少年健全育成条例改正案(慎太郎ワールド)2010年12月23日 | 文化・歴史
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/1f64539bc3d7f1dfccdedf6a0381f7e1
日本では『可愛い』(キュート)は全てに優先する価値観だが欧米世界では軽蔑的な意味も含まれている。
欧米白人女性では初めてNHKの朝ドラのヒロインを演じるシャーロット・ケイト・フォックスさんは『アメリカでは女性は、パワフル 、ストロング、セクシー、その三つが合わさって、ビューティフルっていわれる』と日本とは大きく違うビューティフルの意味を指摘するが、キュートは褒め言葉では無くて『大人ではない』(子供である)との隠れた侮蔑の意味が有る。

『ISIS(イスラム国)の宣伝広報活動を、実質的に支援するアメリカのグーグルやマイクロソフト』

公共料金を滞納しても即座に使用停止にはならないが、電話料金の場合は1分1秒でも滞納すれば回線を切断されて使えない。
水道や電気やガスとは違い一々現場に出向かなくても、自由に電話会社がスイッチ一つで勝手に切断出来るのです。
そもそもインターネットはアメリカが軍事用に開発したもので、アメリカのグーグル本社の判断一つで、18日付けハフィトン・ポストの指摘しているように、不都合だと判断すれば即座に切断が可能なのです。(記事自体の削除も簡単だし、ネット上に記事が存在しても誰も検索出来なければ効果はほぼ同じ)
ISIS(イスラム国)が戦闘員のリクルートにインターネットを利用しているとの報道が本当なら、アメリカが空爆する以前にネット切断など簡単に出来る。
マスコミの報道が事実であるとすると、本当ならとっくの昔にスパム認定を行っていてISISのサイトは一般に視聴できない設定になっている。
ところが人質の首の切断など、世界中がこれだけISISの残虐性を大問題としているのに、いまだに一般市民の誰もがISISのサイトへのアクセスが自由に行える不思議。(アメリカの意識的怠慢に業を煮やした世界的ハッカー集団アノニマスがISISのサイトを妨害すると宣言している)
アメリカが、ISISの情報宣伝を野放し状態にして密かに支援している理由には、マスコミでは報道されないが高度な政治的な判断が当然行われているのである。
(アルカイダとはCIAのデータベースの意味だったとの有力な説が有るが、そのアルカイダから分離したISはCIAの宣伝広報部門の一セクション程度の存在)

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2 コメント

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アッそれ気になってた。 (グーグリアン)
2015-02-21 22:44:00
グーグルできわどいキーワードを検索すると
>米国政府のネットソーシャルポリシーに抵触する条項を削除して検索結果を表示<
と検索結果のページの一番下に表示されることが
ありましたよ。
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不思議なグーグルの検索システム (宗純)
2015-02-22 15:31:18
グーグリアンさん、はじめまして。コメント有難うございます。

記事にも書いたが、グーグルで禁止しているキーワードはあらかじめ設定されているのですが何処にもその表示が無い。
検索するとが、ネットに書き込んでから初めて、スパム表示が出る仕組みなのです。
何故最初から禁止しているキーワードの類を表にして明らかにしないのか。実に不親切なのですよ。と言うか、自分たちがネットで禁止しているものの正体を明らかにしたくないのです。
それにしてもグーグルの検索システムが以前よりも使いにくく改良されているのですよ。困った話です。
例えばこのブログに設定されている検索ですが、『ウェッブ』と『このブログ内で』との二種類が選べる設定なのですが、『このブログ内で』で調べると何もヒットしない。
仕方なく同じ文字列に『逝きし世の面影』を加えて、『ウェッブで』で再検索すると、あれ不思議。この『逝きし世の面影』ブログの記事が検索出来るのです。
逝きし世の面影ブログですが、『このブログ内で』では検索できないような設定なのですよ。
あるいは昔の方が遥かに沢山の検索上位になっていた『逝きし世の面影』ブログですがが、
いま現在では、以前より10倍ほどアクセス数が増えているのに逆に検索結果ではほとんど出てこない。
2008年のブログの開設から7年が経過して、記事の数が膨大になり、書いた本人でも何を書いたかは覚えているが、何処に書いたかの記憶が曖昧で、自分の過去記事を検索する必要があるときに、上手く行かず探せない。結構難儀しているのです。

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