逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

中国漁船拿捕のビデオ流出と「転び公妨」

2010年11月08日 | 東アジア共同体

2009年就役の最新鋭の拠点機能強化型巡視船「よなくに」(1349トン)

『衝突事件ではなく漁船拿捕事件』

日本のマスコミ報道では一つの例外もなく横並びの同一主張で、中国漁船『衝突事件』ですが、事件の真相は中国漁船『拿捕事件』ですよ。
この事実(拿捕)は国際的な常識であり、日本以外の世界のメディアは『日本の巡視船が中国の漁船を拿捕』と報じているのです。
何故日本政府は自分たちに『非』がまったく無く『正しい』と思うなら、政府として正々堂々と領海内での違法操業、漁業法違反での『拿捕』(逮捕)との王道を主張しないのか。
漁船拿捕のさいのどさくさの最中、逃げようとする漁船と巡視船との接触を殊更騒ぎ立てて、漁船拿捕の『本件』を言わずに派生した『衝突事件である』とするなどは別件逮捕に近い姑息な行為である。
何故日本は王道を捨て覇道を歩もうとするのか。
起きた事件とは、『漁船の拿捕』の為に、停船させて強制接舷をしようとしていた海保の最新鋭の4艘の巡視船とヘリコプター1機が2時間40分に渡って必死に逃げ回る中国トロール漁船を追いかけて、苦労してやっと拿捕(逮捕)した事件である。
今回『衝突した』だの『公務執行妨害』だのの日本政府の言い分は『漁船拿捕』の際に付随して起きた『枝葉』の小さな事柄であり『本体』ではない。
ところが政府は本体(拿捕)を主張せず枝葉(衝突)だけを言い張り、『漁船が故意に衝突させたので→拿捕した』と原因(尖閣界隈の操業取締り)と結果(逃げる中国漁船と追いかける巡視船の接触)を逆さまに描いている。
これでは日本政府(海上保安庁)は丸っきりの『転び公妨』であり国際的に通じる話ではない。
世界に対して恥ずかしい限りである。
外国の官憲が逮捕(拿捕)しようとしたら、中国船であれ誰であれ当たり前ですが相手は捕まりたくないから逃げるのは当然です。
海上保安庁は海の警察なのですが、これを陸上の警察に例えるなら駐車違反とか速度違反の車を逮捕しようとしたら逃げるので何台ものパトカーで数時間追跡、カーチェイスの末にようやく逮捕した事件である。
この様な場合には、今問題になっている『どちらが先にぶつけた』だのは些細は話で、ぶつかる距離にまで接近した警察車両の非常識で危険な無謀逮捕(運転)こそ非難されて当然であろう。
何故日本政府は最初から『拿捕だ』と本当のことを言わないかに、この事件の真相(問題点)の全て隠されているのです。
今まで尖閣諸島では、『教育勅語』の極右路線で戦前回帰を画策『戦後レジームからの脱却』を標榜して教育基本法を改変して国民に愛国心を強要したあの意味不明の標語『美しい国』の安倍晋三内閣時の08年以外には一回も、このような拿捕(衝突)事件は無い。
中国脅威論のネオコン前原誠司が海保の所轄大臣になって尖閣諸島など現場を視察したら途端に2回目の衝突事件が発生したのですから、状況証拠では真っ黒ですよ。

『日本最南端の新聞社、八重山毎日新聞』2009年2月21日

尖閣の領海警備を強化のため、第11管区石垣海上保安部(徳永重典部長)に国内で3隻ある最新鋭の拠点機能強化型巡視船「はてるま」に加えて同型で巡視船「新よなくに」が新たに就役。今回で同保安部へは2隻の拠点機能強化型巡視船が就役することになる。
「よなくに」は総トン数1300トン、全長89メートル、全幅11メートルで、乗組員は白武文明船長含む40人。ヘリコプター画像伝送システムや赤外線捜索監視装置、ヘリが着船できる飛行甲板を備えている。

『海保による衝突事件の経緯』

漁船は「閲晋漁5179」(166トン、長さ約33㍍)。午前10時15分ごろ、巡視船「よなくに」(1349トン)が漁船を発見。領海から退去するよう警告したところ、漁船は網を上げて逃走を始めた。
海保は巡視船計4隻とヘリコプター1機で追跡。漁船は逃走開始時に「よなくに」と接触し、逃走中の午前10時56分ごろには巡視船「みずき」(197トン)とも接触した。その後も逃走を続けたが、午後1時前、みずきが接舷して海上保安官らが乗り込み、エンジンを停止させた。

中国漁船衝突事件に参加した海上保安庁の大型巡視船は、
地元第11管区石垣海上保安部(石垣市)所属は「よなくに」「はてるま」だけ。
もう一艘の大型巡視船「くにがみ」は第十一管区海上保安本部 中城(なかぐすく)海上保安部(沖縄市)に配備されているが3艘は何れも09年就役の最新鋭、1349トンの同型の拠点機能強化型巡視船で27ノット(時速約50キロ)以上での航行が可能。
漁船拿捕に使用された総トン数 197トン「みずき」はディーゼル(9,400 hp)×3基ウォータージェットの2軸推進35ノットの高速船で元第十管区所属で福岡海上保安部(福岡市)から移籍されたものです。
この200トンクラスの最小の巡視船「みずき」の船首に緩衝材を取り付けて中国漁船の船体に衝突させて強制接舷して停船させ拿捕に成功した。

『転び公妨の意味』

転び公妨(ころびこうぼう)とは、逮捕したい相手を故意に妨害して挑発したり接触してわざと自分から転倒して、警察官などの捜査官が被疑者に公務執行妨害罪(公妨)や傷害罪などを巧みに適用して現行犯逮捕する行為。
政治目的での公安警察による別件逮捕であることが多いが、刑事事件でも多用されて日本だけの代用監獄との併用で冤罪の温床になっているとの指摘もある。

お笑い『アンサイクロペディア』によると
転び公妨(ころびこうぼう)とは、広域指定暴力団桜田門組に代々伝わる最強の格闘術である。自ら転んだように見せかけ、相手が動揺した隙を狙って一気に攻勢に出るのが特徴。その奥義は長らく組の秘伝とされ、試合の模様は外部に公開されてこなかった。

「転び弘法」の誕生
転び公妨の起源は古く、平安時代初期、弘法大師空海の時代に遡る。ある時、空海が弟子を連れて修行のため高野山を歩いていた時のこと、空海はたまたま道に落ちていた石につまずき、転んでしまった。これは本当にただつまづいて転んだだけのことだったのだが、弟子たちは、空海上人ともあろうお方が、そんなつまらないことで転ぶなどありえないことだ、何か深い意味があるに違いないと考え、空海にその真意を請うたという。これを見た空海は、弟子たちにこう言った。「あなたたちは私が石につまづいて転んだとき、そこから何か真実を汲み取ろうとと試みていたようだが、果たして真実と言うのは内にのみあるのか。私が転んだと言うことは外から見えることだけれども、これもまた真実である。仏の道を学びたいと思ったら、まず目の前にあることに素直になりなさい」と。これを聞いた弟子たちは自分たちの浅はかさを恥じ、この世のあらゆる事象を正面から受け入れ、かつそれに動じない心を持つことこそが仏の真の教えであると悟ったという。

この教えは真言宗の教義に大きな影響を与え、真言仏教の勢力拡大及び寺院の武装・僧兵の発達と共に、単なる仏教哲学を超えて「転ぶことによって相手の隙を生み出す」戦闘術へと転化していった。室町時代に大勢力を築き、後には織田信長や豊臣秀吉と争った真言系の根来寺の僧兵達は、この戦闘術を巧みに操り、油断した敵兵を次々と討ち取っていったことで知られる。そしていつしか、この戦闘術は弘法大師の名を取って「転び弘法」と呼ばれるようになったのである。

「転び弘法」から「転び公妨」へ
「転び弘法」に、現在の「転び公妨」の字が当てられるようになったのは、明治時代になってからである。その理由は定かでないが、一説には、桜田門組に採用されるにあたって、当時の廃仏毀釈の風潮により「弘法」の字を避けたのではないかと言われている。しかしながら、その中身は千年近く伝えられている「転び弘法」と全く同一であり、このような伝統的古武術が現代までよりによって暴力団で伝えられていると言うのは、非常に興味深いところである。
この頃から転び公妨は武術から競技の性格を帯びた格闘術へと変化し、あちこちで非公開の「試合」が催されるようになった。

ちなみに、戦前には技術の発展も見られ、本来の「転び公妨」とは大きく異なる技も多数生まれたが(後述)、これらは様々な理由により淘汰されていき、現在残っているのは結局本来の「転び公妨」のみとなっている。

『その技術』
以下が、現在行われている、試合における転び公妨の技の流れである。
①相手にぶつかり、自ら転ぶ。
できるだけ自然に転ぶのが美しいが、わざとらしくても点は入る。
②「コウムシッコウボウガイダ!」と大声で叫ぶ。
この掛け声がないと点が入らないので注意。団体戦の場合、叫ぶのは転んだ人とは別の人でも良い。ちなみにコウムシッコウボウガイダとは、「請無~」で始まるありがたい経典の一説が訛ったものと言われる。
③相手が動揺した隙を見て体を取り押さえ、勝利。
団体戦の場合は、叫んだ人が出てきて取り押さえる。

『現在行われていない技』
戦前は、①を省略したり、掛け声にも「コノキョウサンシュギシャガ!」をはじめとして様々なバリエーションが有ったが(当然ながらこれも元は経典の一節なので、発音の似ている「共産主義者」とは無関係であり、実際にほとんど関係なく使用された)、ルールが煩雑になったため、現在は①を必須とし、掛け声も一種類に統一された。しかしながら、現在でも一部の試合ではルール違反が黙認されているとかいないとか。

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17 コメント

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転び公妨 (Saito)
2010-11-08 12:21:54
このサイトは、ほんとに勉強になる!(^_^)

#転び公妨(ころびこうぼう)とは、広域
#指定暴力団桜田門組に代々伝わる最強の
#格闘術である。自ら転んだように見せか
#け、相手が動揺した隙を狙って一気に攻
#勢に出るのが特徴。その奥義は長らく組
#の秘伝とされ、試合の模様は外部に公開
#されてこなかった。

でも、桜田組にはもう1つ強力な秘伝があるみたいですよ。

尖閣列島とは直接関係ないのですが、最近、銀座や表参道での「検察・検審を糾弾するデモ」など、市民レベルでデモの復権が始まっています。ところが、これらはデモ初体験の人ばかりの草食系デモで、最強の「転び公妨」を発動する余地がない。そこで次善の策だが、同じくらい強力な奥の手「シカトする」で対応してるようなんです。

でも、これも時間の問題で、いずれ最強技が繰り出されるのでは。その場合、最良の対抗策はなんでしょうか?ぜひ、ご教授賜りたく。
世界一強大な日本の検察権力とマスコミとの二人三脚による複合技 (宗純)
2010-11-08 16:29:53
Saitoさん、コメント有難う御座います。

転び公妨等は小さな悪事でありもっと恐ろしいのは、別件逮捕による代用監獄長期拘留による自白の強要と最良証拠制が、日本の警察、検察の特徴でしょう。
最良証拠制とは、
日本の検察制度が極めて検察に有利に造られていて幾らでも冤罪が生まれる構造になている最大のものは、『起訴権の独占』や『検察官調書の絶対性』も大きな要因ですが、それ以上に『最良証拠制』です。
捜査段階で集められた膨大な証拠や証言の内で検察官が恣意的に有罪の為に必要であると考える『最良証拠』だけを裁判所に提出すれば良いのですね。
『真実は何か?』との視点ではなくて、検察官は被告の無罪を証明する証拠・証言は意識的に無視ないしは隠蔽して裁判での勝ち負けをゲームの如く扱うのですよ。
過去の冤罪事件では検察調書に不自然な欠番があり弁護側が追及して証拠を出させて無罪になった例や、松川事件の諏訪メモのように関係者が存在を知っている無罪の証拠を検察側が隠蔽し裁判所の開示命令で冤罪が明らかになった等の数々の不祥事がある。
村木厚子氏の裁判でも地検特捜部の検事の証拠の改竄は咎められて捜査した主任検察官が逮捕されたが、村木氏の無罪の証拠の存在を知っていた公判部の検事には何のお咎めもない。
しかし無実の証拠の存在を知っていながら裁判で有罪を論告した公判部検こそ裁かれるべきであると思いませんか。?
証拠を故意に弄って『有罪にしようとした』主任検事も悪質であるが、より以上に無罪の証拠や証言を意識的に隠して『有罪にしようとした』検事こそ『主犯』です。
ところが日本には検察・警察に証拠の全面開示の義務は無いのですからこの悪質検事は決して裁かれるlことはない。
正義は検察・警察の匙加減一つで如何にでもなるのですから恐ろしい。
日本では検察官に『神』に匹敵する権限を与えているのです。
元警視庁巡査部長のフリージャーナリスト黒木昭雄氏が車の中で死亡しているのが発見されたのですが、
『岩手県警、警察庁、中井、元国家公安委員長らに関する記事が狙い撃ちされた如く削除されています』と、黒木氏はツイッターに書いているのですが、
岩手県警の捜査を批判していた記事の部分が大幅に削除されていて黒木さんは復元作業に励んでいたらしい。
私も経験がありますが結構手間なものです。
記事内容が岩手県警にとっては目障りで仕方がなかったのでしょう。
黒木さんは連続幼児殺害事件の犯人とされた畠山鈴香さんの長女殺害でも警察を批判していた、
この事件も無茶苦茶ですよ。
多分冤罪です。
検察は自分の長女を殺して、その捜査を攪乱する目的で隣家の男児を殺したと犯行動機を説明しているのですが、最初の事件は事故で処理されまったく捜査されていない。まったくの嘘。
2人を殺したとして死刑を求刑されているが、畠山被告が女児を殺したら男児殺しは無い。
また我が子の再捜査を目的として男児を殺したなら女児殺しは無実です。
秋田県藤里町の事件とは警察と映像マスコミの二人三脚での冤罪事件ですよ。
鹿児島県志布志町での選挙違反の冤罪事件で任意捜査で市民11人中6人までが泣きながら無実の罪を自白した。富山県の痴漢冤罪でも任意捜査で自白して裁判でも無実を訴えることなく有罪になっている。人間とは弱いものですね。
畠山鈴香被告ですが、逮捕以前の自宅前に1ヶ月もパトカーが一日中常駐、マスコミ各社がカメラを24時間作動させる異常事態の軟禁状態。心身の限界に来た1ヶ月後に早朝から深夜までの16時間ぶっ続けの任意捜査?でとうとう自白しているが、これでは犯罪の有無に関係なく誰でも例外なく自白しますよ。
黒木昭雄さん、誰かの絶対に踏んではいけない尻尾を踏んで仕舞ったのでしょうか。

海上保安庁ですが、国土交通省の外局で海上保安官の身分は司法特別職の警察職員で文民です
外国では国によって色々であり、アメリカの沿岸警備隊はコーストガードとして軍隊仕様で階級もまったく軍隊を同じです、
陸、海、空、海兵隊と共にコーストガードはアメリカの立派な軍隊の一つとして位置しています。
日本ですが、外国のような準軍事組織ではなくて海上保安庁法の規定のとおり純粋な警察組織ですね。
日本国の海上保安庁の名称は1948年の開庁以来 Maritime Safety Agency of Japan(略称:MSA または JMSA) を用いてきたのです。
ところがですね。
突然2000年ごろから Japan Coast Guard(ジャパニーズ・コーストガード)に法令はまったく変わっていないが名称方法が変えられたのです。
09年に就役した新鋭艦の「よなくに」ですが、良く見ると、船体にジャパニーズ・コーストガードと書いてあるのですよ。
この表記法が昔からではなくて極最近から始まる出来事なのですが、尖閣問題とは1万2千人の海上保安庁の准軍事化、日本の軍事化とも繋がるキナ臭い動きと連動している可能性があるのですね。
今では政府閣僚の記者会見で日の丸を背景にして行われているのが普通であるが、あれは小泉だったか?それとも戦後レジームからの脱却からの極右の安倍晋三だったか。どちらかで極最近の悪しき傾向ですよ。
外国では当たり前の常識ごとかもしれないが、平和憲法のある日本国は昔はそんな国ではなかったのです。
Unknown (Saito)
2010-11-09 03:52:18
ブログ主様、
恐いですねえ。やはり最良の対抗策は、取調べ全面可視化が実施されるようになってから、捕まることでしょうか(~_~)

Unknown様、
尖閣列島関係は詳しくないのですが、トラブルがあったとき、大事にしないように収めるのが外交なのでは。そして、結果としてどれだけ実を取れたかが腕前なんでしょう。何が「実か」という点が見解の分かれるところでしょうね。
全面開示で無いと余計に悪くなる (宗純)
2010-11-09 10:20:55
Saitoさん、コメント有難う御座います。

警察、検察は欧米先進国では当たり前の常識である『全面可視化』には抵抗していて『部分可視化』の方向を狙っているようですよ。
怖いですね。
部分可視化なら、警察が自分達の描いた筋書き(見立て)に沿うように編集することがいくらでも可能で、今よりも最悪で、信じられないくらいにもっと悪いのです。
短く編集された証拠ビデオを見れば警察、検察の正しさ(被告の有罪)は証拠の胡散臭さに関わらず議論抜きで信じてしまうでしょう。
何故なら人間とは基本的に視覚に頼って生きており、情報の9割を目からの情報に依存、判断しているのですよ。
人は見た目が9割なんてメラビアンの法則と言うものまであるのですよ。
テレビ番組などで良くやる再現映像とかCG映像などは識者の解説なんかよりも影響力は大きいのでしょう。
人は見た目が9割「メラビアンの法則」
2008年02月09日 | 文化・歴史

国会での映像は6分50秒の短さですが、2ヶ月前の時点で最初に国会提出分が出されたら、当然国会や世論は『こんな短い編集されたものでは真実は判らない』と考える。
もっと出せといいますよ。
流出ビデオですが石垣の海保で40分に短く編集されたもので、唯一起訴権のある那覇地検に提出されたものですが、こんな人を馬鹿にした話がありますか。
世間を舐めるにも程がある思い上がった態度ですよ。
拿捕に参加した巡視船は4艘で2時間40分の追跡劇の末の逮捕(拿捕)であるのですから、最大で考ええば2時間40分×4で10時間程度のビデオが存在する可能性があるのですよ。
逮捕した警察がビデオを短く編集したなどは、大阪地検特捜部の前田主任検事が押収したフロッピーディスクを改竄した行為とどれ程の差があるのか、?
同一の行為であると看做すべきです。
警察も検察も、当事者は証拠品には一切手を触れ手はならないのですよ。
丸ごと提出して公平な第三者の判断をあおぐべきであるのですね。
今回40分に短く編集したビデオを見た一般市民は『やっぱり中国漁船がぶつかっており悪い(海保が正しい)』と判断していますが、これはある意味当たり前であるのです。
何故ならこの映像のそもそもの目的は、『視聴した者(那覇地検)がそのように判断するように海保が編集したビデオである』と考えるべきですね。
私としては一番の疑問は、何故海保側葉編集前の生のビデオを提出しなかったのか、ですね。
相手側船長を逮捕して3週間近くも拘留して自白するように強要していたのですよ。
生ビデオの見る時間ぐらいいくらでもあるのですよ。
そして編集前の生ビデオでないと証拠としての信憑性は低くほとんどゼロに近いのです。
今度のビデヲ流出させた動機ですが、皆さんが色々推測している以外にも、もう一つ意外な盲点があるのですよ。
10月1日の国会提出時の6分の編集ビデオの公開で、編集前の生ビデオの公開の要求の話が当然出されていたのです。
数日後の40分ビデオの後ではこの当然の要求が何故か話のメインからはずされているのですが、
40分ビデオの取出とは(絶対に見せたくない)生の10時間ビデオの公開を阻む為の高等戦術(裏技)ではないでしょうか。
今のマスコミやネットですが、話が流出した編集ビデオの中身ばかりに注意が向いているのですね。
この事件の全体像を見ようとする姿勢がまったく足らないのです。
煙幕 (疑問に思う人)
2010-11-09 12:25:52
情報を氾濫させて、本当に大事なものから目を逸らさせるというのは、方法の一つですね。
こうなったら、菅政権はビデオを全面公開してしまうほうがいいような気がしますけども。そうなれば、隠蔽だと騒いでる側は攻め手を失いますし。
K殺、権殺 (疑問に思う人)
2010-11-09 12:55:21
仙波敏郎氏のインタビューを文字に起こしたものを読みましたが、酷いの一言ですね。正直なところ、警察や検察。また、ろくに独自の判断を下さない裁判所など司法改革は待ったなしです。菅政権を評価しない理由に、実行力の無さがあがっていましたが、全面可視化やりますくらい言えばいいんですよ。それに、それと癒着したマスコミも問題ですよ。何せ、記者クラブ制度がありますからね。黒木氏も自殺で片付けようとしてますが、どうだか。そのうち、仙波氏も消されるんじゃないでしょうか。
基本的なマジックの手法と同じ世論誘導の手法 (宗純)
2010-11-09 16:08:17
疑問に思う人さん、コメント有難う御座います。

どんな不思議な事柄でも必ず合理的な説明が付くものですが、
このような考え方をしている論理が優先する理科系の人ほど『説明が難しい不思議な出来事』を見せられると手もなく簡単に騙されるのですよ。
この事実は修行したら空が飛べると信じた理科系の大学院卒のオウム信者の存在が証明しています。
特に現代人の若者たちは自分で見るとか体感するとかに滅茶苦茶弱いのですね。
『自分の目で見た』あるいは『自分は経験した』がそのまま『真実である』と同じであると誤解するのですよ。馬鹿馬鹿しい。
何故自分の「目」や経験、判断を絶対に正しいと言うことが出来るのか。何の根拠も無いのですよ。
何故自分自身を疑うことをしないのか。?
自分の見た事実・理解・判断と『現実』との間に、全く乖離がなくて『同じである』とするなど思い上がりにも程があると思いませんか。?
テレビでのマジック番組では美女がトラに変身したり真っ二つになっても死なずに生き返ったりしても、普通は単なる奇術の見世物で事実で無いことが誰にでも判っているのですから、
政治や経済や色々な事件でも、この奇術とまったく同じ原理が働聞くので、『同じである可能性がある』と言えると考えるべきなのですね。
頑是無い幼児でも無い限り、大人の社会なのですから本音と建前の違いぐらい誰にでもあります。
すべてに嘘が無いならこの世は極楽ですよ。
政治家の世界の全てが『嘘をつかない』善意の人だけで出来ているなどと考えているらしい『陰謀論・論』の信者達の能天気ぶりにはほとほと呆れ返りますが、人の目ほど騙しやすいものは無いのです。
そして手品師が右手を盛んに動かしている時にはその反対に目立たない左手でネタを扱っている可能性が有るし、舞台中央の目立つパフォーマンスの主役の奇術師ではなくて何もしていない風に見える助手が一番大事な役割を担っている場合が多いのですね。
これはマスコミの情報操作でも同じ原理が働き、
>『情報を氾濫させて、本当に大事なものから目を逸らさせるというのは、方法』<
と言うのは最も基本的な世論誘導の手口なのです。
今マスコミでは流出ビデオ一色ですが、これが本当に大事なニュースである可能性もあるが、実はもっと大きなニュースを隠蔽する為の煙幕である可能性はそれ以上に大きいでしょう。
何故ならあのビデオは完全なものではなくて録画された10時間の内のたったの40分であるのですよ。
高速増殖炉もんじゅの事故でも最初は出来る限り『なんでもない小さな事故』に見えるように編集した短いビデオの済ます心算だったのです。
後で編集前のビデオの存在が発覚して事故の大きさが認識されて原発は十数年も停止することになる。
これからの展開ですが、ビデオの全てが公開されない限り信じるべきではありません。
あのビデオに『悪意の編集の意思』がなく正当なものであるとすると、もう既に事件の一番美味しい衝突部分は流出した40分で出尽くしたことになりますね。
それなら、それ以外のビデオの意味は、相対的に小さいので、『絶対に出さない』ことに、ほとんど意味は無いと考えれらるのです。
ですから今後、政府(海保)が全てを出せば何の問題も無いが、『出さない場合』には私がこの連載記事の最初から指摘している悪質なマッチポンプ前原誠司の事実が『単なる推測』でなくて『真実』である何よりの証拠ですね。
さて、これから如何なるか。楽しみです。
情報操作のからくり (けっつへん)
2010-11-10 13:46:16
宗純さん,お久しぶり.

| 『自分の目で見た』あるいは『自分は経験した』がそのまま『真実である』と同じであると誤解するのですよ。

私も「論理が優先する理科系の人」なので耳が痛いのですが(笑),亡くなられた前のローマ教皇 His Holiness John Paul II が "Crossing the Threshold of Hope" 1994 (ISBN 0-679-76561-1,和訳が出てるかどうかは不明) が17世紀のデカルトが述べた "Cogito ergo sum" という思想が現代の全ての不幸の原因だと看破されていたことに,なるほどと思いました.

実はデカルトのこの有名な言葉は,13世紀の聖トマス・アキナスが述べた "Sum ergo cogito" という「存在が思考に先行する」をひっくり返しただけに過ぎない,と教皇はこの本で批判しているのですよ.

自らはジェット機で世界中を移動し,バチカン放送で世界中特にヨーロッパに自らの哲学的な見解を述べ,Webページでその原稿を世界中に撒き散らしていた教皇自体,合理主義と啓蒙思想のかたまりのデカルト的科学技術を駆使していたのに,あえてそれに疑問符をつけたことに私は彼の先見の明を感じ取っているのです.

自らマスコミやネットで情報を氾濫させて大衆から目をそらさせて来た彼自身の,一種の自己批判なのかなと考えたりもします.今のドイツ人の教皇にはそういう謙虚さがまったくないのが悲しいですね.前原の悪口はあえて書きませんが(笑) < 何であんなのが民主党で出世できたんだろうか?
「我思う、ゆえに我あり」は脳死移植の標語? (宗純)
2010-11-10 15:37:18
けっつへんさん、コメント有難う御座います。

プロテスタント系思想の流れであるデカルトの命題ですが、これでは心身二元論の形而上学的観念論であり、彼が批判した中世キリスト教のスコラ哲学の代表的神学者聖トマスの『存在が思考に先行する』の方が唯物論の近代科学に近いとは皮肉ですね。
キリスト教の『宗教改革』ですが、これは日本の20年ほど前の小沢一郎などの鳴り物入りでマスコミがもてはやした『政治改革』と同じで、『改革』とは名ばかりのニセモノで、実や今のイスラム原理主義のような復古調の後ろ向きの悪しき改変に過ぎなかった可能性があるのですね。
アメリカの前共和党副大統領候補だったサラ・ペイリンや、今流行の茶会運動のバックボーンである福音派の度し難い原理主義は旧教のカトリックではなくてプロテスタント系ですが、旧教の考え方の方が新しくて、これらプロテスタントを『新教』などと呼ぶのは大きな間違いでしょう。
それにしても今度の騒動でのマスコミの統一した金太郎飴状態の同一主張振りにはひど過ぎてほとほと呆れています。
何と共産党機関紙赤旗までがそれ以外の日本の商業新聞とまったく内容が同じであるのですから、これでは選挙で負ける筈であると納得するやら、腹が立つやら。少数派が多数派と同じ主張をしたら勝てるものも勝てませんよ。
赤旗を含めて日本には既に報道機関は一つもなくて、政府の広報かプロパガンダ機関しかなくなっているのでしょうか。
これでは日本人は大本営発表の北朝鮮のピョンヤン放送のことを決して笑えないですよ。
日本側のすべての報道の『中国は70年代に入ってから石油が埋蔵されていることが知れてから領有権を主張しだした』などは悪意ある誤報であり、日本が一世紀近く実効支配している以外、中国側の主張には根拠があるのですね。
明治新政府は中国の清帝国との間で琉球の帰属を巡って争い尖閣諸島どころか宮古島や石垣島の先島諸島を中国領とするアメリカ前大統領のグラントの仲介案を了承していたのですよ。
この琉球分割案は中国側が不満で呑まず、領土問題が解決しない其のうちに15年後に日清戦争が勃発して台湾を日本が占領したので実現しなかったのですから、日本敗戦後には中華民国の蒋介石がこの話を蒸し返して琉球の中国領を主張して揉めているのですが、これがサンフランシスコ条約に参加しなかった理油でもあるのですね。
水滸伝 (マトリックス)
2010-11-11 11:13:19
今回の黒木昭雄さんの不可解な死(練炭と睡眠薬を使った暗殺? ドアノブやバスタブ、ハンドバッグの取っ手ではさすがにいくらマスコミに自殺と報道させても怪しまれるから?)で日本において今まで怪しい自殺?をしたジャーナリスト(例えば後ろ手錠で自殺?した新聞記者)や政治家の事件の真相が闇に葬られてきた実態に、だいぶ前に読んだ水滸伝の原作を思い出しました。悪徳役人(今の裁判官・検察官・警察官)の不正や悪事に対抗して、巨悪というより極悪な梁山泊の悪漢が究極悪というか軍隊まで私兵として悪用する際限のない悪である悪徳役人をぶった斬っていくストーリーですが、登場人物である武松の話しで悪徳役人に知り合いがいる大金持ちが武松と離れて暮らしていた武松の兄を金で雇った暴力団を使って半殺しにして薬と偽り毒を飲まし殺すのですが、疑いを持った武松が暴力団を半殺しにして口を割らせ、大金持ちの屋敷に乗り込み大金持ち・悪徳役人・連んでいる県知事を皆殺しにして、梁山泊に身を投じるようになり死ぬまで悪徳役人とその私兵となった軍隊と闘い続けるのですが、今も昔も人の悩む事や苦しむ原因は変わってないような…
安倍の晋三怖くは無いが安晋会は恐ろしい (宗純)
2010-11-11 16:49:31
今までもか数々の保険金詐欺での自殺を装った殺人事件が見逃されてきたのですが、黒木昭雄さんの死は『自殺』で司法解剖されることは無いそうです。何ともやりきれないおもいですね。
我々一般市民としての出来ることは限られており大学病院の解剖実習の検体として登録するのが一番安全な最良の方法かも知れないですよ。
黒木さんは死後にメールで遺言めいたことを友人宛に送っていたとのことですが、果たして如何でしょう。パソコンのキーボードを操作したのが誰であるかの判定は可也難しいのではありませんか。?
1年ほど前に安倍晋三の腰ぎんちゃくでイラクの場所も正確に知らない癖に自民党一の外交通を自称する山本一太が、『自分はいかなることがあっても「自殺する」ようなタイプではない。(笑) 「痴漢」や「盗撮」の趣味は一切ない! 「窃盗癖」もない! 何かの「陰謀」に巻き込まれた時は、ヨロシクお願いします』と臆面もなく喋っていた。
自分が農水大臣か有名経済学者だとでも勘違いしたのでしょうか。?
鮫やマグロのような大物だから銛で突かれる訳で、間違っても山本一太のような何処にでもくっ付く小物のコバンザメを相手にする暇人はいないの思うのですがね~え。
元首相秘書官飯島勲氏によると、『ヘタを売れば殺される。』と松岡利勝農水大臣の自殺、空前絶後とも言える閣僚の変死で、党内からも閣内からも、笑顔がスッカリ消え去って、軽薄で能天気で有名で明るいことだけが取り得の小池百合子までが口数が少なくなり、すっかり大人しくなったそうです。

安倍の晋三 怖くは無いが 安晋会は恐ろしい
2008年02月05日 | 政治
続、安倍の晋三 怖くは無いが 安晋会は恐ろしい
2008年02月28日 | 政治
脳死移植はさておき(笑) (けっつへん)
2010-11-11 18:02:05
宗純さま,昨晩は某所でまた法政大の精神異常者が訳の分からないことを書いてました.こちらにも書いてくるかな(笑)

あだしごとはさておきつ,

| これでは心身二元論の形而上学的観念論であり

実はプロテスタントの牧師さんたちの中にもこの「二元論」はまずい,と考える人が多いです.典型的なのが「神」と「サタン」を対立させた,(サタンの爪ではない) 統一協会とかエホバの証人のようなカルト教団がそれ.彼らはイザヤ書や黙示録を曲解してセックス教団を形成しており,さらに自民党極右と繋がって選挙の時などはまるで公明党のように黙々と下働きをしている.まるで自分で考えることなしに,「神」か「サタン」か,または「善」か「悪」かのみの価値観で動いているのだから,ある意味オウムより怖い存在だ.

あまり身内の恥を晒したくないのですけど,現在日本基督教団内部でも,この形而上学的観念論を振り回し政治権力を使う人たちがいます.『教憲教規および諸規則』という1cmほどの白い表紙の本があるのですけど,それに違反したといいがかりをつけて,14年間も教団を支配してきた山北牧師は北村牧師を解任したというムチャクチャがこの秋の教団総会でありました.幸い,北村牧師の牧師資格を奪った責任を取る形で新しい執行部が再編されたのですけど,教団の福音系教派とそれ以外の教派との争いは続いたままです.(公式サイトには勿論こんな裏話なんて書いてないです)

# 北村牧師は信徒が増えれば良い,献金が集まれば良いという資本主義的な考え方の人ですから,論外です.マックス・ヴェーバーの理論そのままですよ(笑)

先日お会いしたある牧師さんは,マルコによる福音書を引用して,こんなことを言われました.信仰に生きるということは目線を変えるということで,人間の目線で見るときの価値観を逆転することが大切であると.人間の目線とは,まさに「二元論」に他ならないと言われ,私の議論をそのまま肯定して頂きました.イエスの弟子の最年少でまだ少年に過ぎなかったマルコが自分の師匠が死刑にされるのを見た時の精神的なショックは凄かったでしょう.まさに彼は「二元論」ではなく,多くの情報に引っかき回されたのではないかと新約聖書の記述からは思われるのです.


| 彼が批判した中世キリスト教のスコラ哲学の代表的神学者聖トマスの『存在が思考に先行する』の方が唯物論の近代科学に近いとは皮肉ですね。

そうなんですよ(笑) ラテン語文法を勉強されるとより構造が分かるのですけど,単語の上では単にひっくり返っただけに見えるのが,実は文法的にもひっくり返っているということが良く分かります.スコラ哲学は原文のラテン語で読まないと,そういう意味では分かったつもりにしかなりません.


| キリスト教の『宗教改革』ですが、これは日本の20年ほど前の小沢一郎などの鳴り物入りでマスコミがもてはやした『政治改革』と同じで、『改革』とは名ばかりのニセモノ

うーん,幾つか誤解もあると思います.何故ルターがラテン語聖書をドイツ語に翻訳したのかということが一番のネックです.勿論,裏にはルターが大司教のくせに愛人と息子がいた (この息子は自分の出自に悩んで,後に聖職者になりました) などの,カトリックの司教さまとしてはやってはならないタブーを犯してしまった罪に悩んだという極めて「人間的」「形而下的」な側面もありましてね(笑) そこからプロテスタントの牧師は結婚して家族を持つことができだし,ルターはバチカンから破門されたという訳です.

そしてルターは自腹で活版印刷の『聖書』を印刷・製本して信者たちに売った.これが宗教改革の本質です.つまり,仏教の坊さんがサンスクリット語を唱えるように,訳の分からない有り難いラテン語のお経を聴いていた信者たちは,ルターが母語のドイツ語で説教をし始めたことでキリスト教の理解が進んだ,ということがほんまもんの宗教改革の意味です.熱心な仏教徒,特に女性が般若心経を買ってきて瀬戸内のおばはんなんかの註解書と首っ引きで読んでますよね.あれと同類です.

問題はそこからです.私自身,カトリックからプロテスタントへ移って気が付いたのは,プロテスタントは気をつけないと「神懸かり」になりかねないということです.聖書の一字一句とくに旧約をまるごと鵜呑みにしてしまう.その原因は,読み書きのできる人なら誰でも読めるようになった『聖書』のせいです.『聖書』というのは正直言って,45年近く接している私でも註解書がないと分からなくなることがあります.だから手許には常に英語・ドイツ語・フランス語・ラテン語・ギリシア語など多くの言語に訳された『聖書』や註解書があります (今は出先なので研究社の大英和程度の『聖書』を背負って来てますが).

つまり,聖職者が「逝ってしまってる」場合(笑)とか,無牧 (牧師のいない) の教会などでは信者が暴走することがあるんです.これがナチスが急速にドイツのプロテスタント地域へ広がった原因です.そういう意味では権威主義のカトリックにいた方が良かったかなと反省することもあります(笑)


| イスラム原理主義のような復古調の後ろ向きの悪しき改変に過ぎなかった可能性

イスラム原理主義が果たして「悪しき改変」かどうかは分かりません.確かに原理主義過激派はシーア派が多いですけど,わずかながらスンナ派もいます.トルコのように欧米化が進んで,余りにも宗教 (スンナ派) から解放されすぎたため,一部の原理主義派が復古主義に走るということもあるので,何が「後ろ向き」なのかは早急に判断できないと思います.特にトルコはイスタンブールなどの大都市と農村部との差が中国並みに激しいので,中国の「民主化派」同様,極端な行動へ出る可能性は常にあります.日本の場合はこれが「個人的な犯罪」に留まっている分だけ,組織化されると在特会や日本会議のようになる可能性も大きいです.


| アメリカの前共和党副大統領候補だったサラ・ペイリンや、今流行の茶会運動のバックボーンである福音派の度し難い原理主義は旧教のカトリックではなくてプロテスタント系ですが、

誤解して欲しくないのは,アメリカのプロテスタントでも,福音派は実は少数派ですよ.長老派やメソジスト教会やルーテル教会が多数派です.結局,後者やカトリックは比較的中産階級以上に多く,福音派は貧困層に多いという現実がベイリン女史のようなアラスカの知的能力に劣る人を惹き付けていると言ったら言いすぎでしょうか(笑) 日本のマスコミはベイリン女史をどういう階級 (なんて書くとまたマルクス主義者めと言われそう) の人たちが支持しているかについて,まったくと言って良いほど報道していません.私は子供の頃にベトナムで命を散らす直前の米軍の貧困層出身の兵隊たちと接していて,彼らの全んどが福音系だったことに気付いていました.(実は牧師さんが教えてくれたんですけどね)


| 旧教の考え方の方が新しくて、これらプロテスタントを『新教』などと呼ぶのは大きな間違いでしょう。

それは単なる「レッテル」ですから,どうでも良いような気がしますけど(笑) 確かに現在,カトリックとプロテスタント (福音派を除く) で共通に使われている『聖書』は『新共同訳聖書』と言いまして,これはカトリックの側が歩み寄って共同翻訳がスタートしたのですけど,プロテスタントの牧師さんには「岩波の関根訳が良い」と頑固に言う人もいます.


| 赤旗を含めて日本には既に報道機関は一つもなくて、政府の広報かプロパガンダ機関しかなくなっているのでしょうか。

きっとそうなんでしょう(笑) 逆に言うと,この長きにわたる不景気のせいで,マスコミの収入源がかなりやばい状態なんじゃないかという見方もできます.例えば,朝日新聞社は前のアエラの編集長を抜擢して「朝日新聞出版」という子会社の社長に据えました.つまり,朝日新聞社が発行していた雑誌や本など,儲けになる媒体を全てこの「朝日新聞出版」へ移行したという訳です.これに気が付いている人はここの読者でもかなり少ないのでは.

同様にテレビもテレビ朝日は赤字,大阪の朝日放送はラジオもやってるので黒字です.意味が分からない人は新聞の株式欄を見て下さい.かの山本モナも朝日放送では夕方のニュースで西日本各地の紹介を金曜にやってました.探偵!ナイトスクープも朝日放送ではダントツの視聴率を稼ぐお化け番組ですけど,関東では受けないので放送してません.水谷豊出演の某刑事ドラマも最近相方を総入れ替えして視聴率を稼ごうと必死です.MBS,東京では TBS ですけど,ここも大赤字で水戸黄門のキャストを入れ替えたけど,いつまで松下がスポンサーを続けることやら(笑) 言ってみれば,テレビ局もいつ潰れてもおかしくない状況なんですよ.そうなれば,絶対に「私は貝になりたい」なんて政府に批判的なドラマを MBS が作る訳がないです.


| この琉球分割案は中国側が不満で呑まず、領土問題が解決しない其のうちに15年後に日清戦争が勃発して台湾を日本が占領したので実現しなかった

というより,鹿児島県が琉球王国を軍事占領した時点で,保護国だった台湾にしてみれば野蛮な薩摩が何をするかということになります.興味のある方は高良倉吉『琉球王国』岩波新書新赤版,を読まれると基礎的な知識がつきます.もし蒋介石がまだ生きていたら,魚釣島は台湾のものだと言って,さらにもめていたでしょうね(笑)
献体と司法解剖の差 (けっつへん)
2010-11-11 18:25:16
宗純さま,一応解剖学を修め,自らのブログで「光市事件」が冤罪だと暴露した者として.

| 大学病院の解剖実習の検体として登録するのが一番安全な最良の方法かも知れないですよ

あれは医学部3年の「お遊び」でしてねぇ,学部生が人体のパーツの名前を覚えたり,またガンなど腫瘍や潰瘍があったりすればそれを見つける,程度のものでして.一般的には病死の患者さんでないと献体としては意味がないです.

解剖学の先生が一応横についてるんですけど,いわゆる「司法解剖」とは精度のレベルが違います.「司法解剖」は刑事訴訟法168条1項ないし229条によって刑事事件の処理を専門の法医学者が行うものです.また,刑事事件であっても,交通事故のように明らかに遺体の状況が分かる時には検視しかしませんので,先日大阪であった被害者をひきずって車を走らせた事件なんかは遺体の死亡を確認するに留まります.(逆に言うと被害者がジャンキーかどうかは,その時の警察官の判断によることがありえる)

献体は一般的にホルマリンなどの薬物に浸されて保管されているので,もし薬物などによる殺人の場合には「死にたての遺体」でないと原因が特定できないというケースが多いです.一酸化炭素など呼吸器系の死因の場合は血液検査ですぐに分かりますけどね.
ていせい(^_^;) (けっつへん)
2010-11-11 18:48:53
× # 北村牧師は信徒が増えれば良い

○ # 山北牧師は信徒が増えれば良い

のミスでした.ちなみに山北牧師の教会 (武蔵野) は信徒の出入りが激しいという噂もあります.
死因不明社会日本の深い闇 (宗純)
2010-11-12 14:44:27
けっつへんさん、
『大学病院の解剖の検体登録が良い』との、半分ジョークで書いていることを真面目に反論されても困るのですが、
私が言わんとする意味は、不審死の内で正式に司法解剖される割合が日本では少なすぎて、絶対多数が日本的な白黒をつけない曖昧決着で適当に処理されている現状を憂いているのです。
先進国では100%のところを多いし普通は過半数は行うのですが、日本では司法解剖の割合が1割程度以下なので、
これでは、自然死や自殺に見せかけての保険金殺人や政治的な謀殺は日本ではいくらでもやり放題であるのですよ。
正式な監察医がいるのは東京大阪などの大都市だけであり周辺自治体では最初から制度そのものが無いのですから、制度の向け穴があるどころか素通しに近いのです。
ですから山本一太の、
『自分はいかなることがあっても「自殺する」ようなタイプではない。
「痴漢」や「盗撮」の趣味は一切ない! 「窃盗癖」もない!
何かの「陰謀」に巻き込まれた時は、ヨロシクお願いします』
も、まんざら全く根拠が無い心配ではないのですね。
それにしても誰が見てもお馬鹿で軽薄に見える山本一太自民党参議院議員程度ですら、松岡農相や植草教授の身に降りかかっている『自殺』や『災難』が、実は政治的な仕組まれたものであると心の中では判って心配しているのですね。

二元論ですが、暗黒時代の中世などと今では呼んでいるが実は当時のキリスト教の方は『悪魔』や『魔女』なんかは全く出てこないで、なんと今よりも一神教に近いのですよ。
宗教改革以後の一番悲惨な出来事は矢張りガリレオなど科学者に対する異端審問であり、何の罪も無い人を焼き殺した『魔女狩り』でしょう。
このキリスト教世界一の悲惨極まる悪事中の悪事は、もちろんカトリック側も行ったのですが、最大の被害国はプロテスタント国のドイツであったのです。
近代植民地主義の被害もカトリック国よりもプロテスタント国の方が悪質であるのです。
ですからルターやカルビンの宗教改革とは、今の基準に照らせば間違いなく狂信的な聖書原理主義に分類されるでしょう。
ただ現在のキリスト教会で単一のカトリックとは違い、プロテスタントは諸派色々で原理主義から世俗派まで雑多でプロテスタントと単純に一纏めには出来ないですね。

シーア派が過激かどうかも一概には言えず、スンニ派のサウジアラビアの国教であるワッハーブ派は最過激派の原理主義で、シーア派をイスラム教と認めていないのですから間違いなく原理主義でしょう。
イスラム全体では少数派のシーア派が多数派のスンニ派から警戒されている理由は教義上一人の指導者の下で結束する傾向があり、その人数以上に影響力が大きいからですね。
原理主義だから悪いのではなくてアメリカの片田舎で昔のままの生活を自分達のホームグラウンドで行う分には誰にも迷惑がかかりません。
ところがアメリカのキリスト教原理主義の福音派やイスラエルのユダヤ教根本主義、サウジアラビアのイスラム教ワッハーブ派の三派は野合して世界に対して口出しするのですから見過ごしにはすべきではありません。彼等は『悪』そのものですよ。

マスコミの大政翼賛会的な金太郎飴的な大本営発表の原因ですが、3兆円近い放送利権であり、これは今の地デジ移行での政府の数千億円の援助とも関連していて根は深いでしょう。
欧米のように公開入札制度にすれば1兆円以上の国庫収入が見込めるしマスコミも健全化します。
日本のように公共のものである電波を、国家権力と結託したマスコミ数社が独占している現状は健全とはいえません。
これでは自動的にマスコミ報道は大政翼賛会の金太郎飴にしかならないでしょう。
もみじ饅頭は血糖値があがる(謎) (けっつへん)
2010-11-12 20:53:00
宗純さん,別に真面目に反論したつもりはないのですけど(笑),刑事ドラマの見過ぎで誤解してる読者もいるかと思いまして.(^_^;)

根本的な問題は法医学者のような「基礎医学者」つまり「生物学者」があまりにも少ないという現実にあります.一般的に医師国家試験に受かったあとはすぐ大学院へ進んで基礎医学を専攻するか,臨床研修を受ける「ネーベン」(内科系ではゲベンと言ったりする) として一日給与1万円のコンビニ店員並みの待遇を受けるかどちらかになります.もちろん,後者は私立の大学病院なんかに勤めればどんどん時給が上がるので,都会の国立大を落ちて田舎の国立大へ落ち延びた研修医は生まれ故郷の都会へ逃げていくという悪循環が起きています.統計では東京の研修医が減ったなんて数字のマジックがありますけど,それは単に田舎の中核病院の待遇が良くなっただけに過ぎません.

要するに,大学病院に残る優等生でないと,法医学者は増えないということになりまして,たまたま東京や大阪に私立医大が多いというだけの話になります.また,診療報酬がなければ医者と言っても単なる貧乏公務員ですから,お金持ちの家に生まれないと基礎医学者にはなれません.もともと日本は人口比の医師の割合が少ないですしね.


| それにしても誰が見てもお馬鹿で軽薄に見える山本一太自民党参議院議員程度ですら

というか,そのスジのおかげで「当選させて頂いた」んじゃないでしょうか(笑) 偉そうにしてる山口県の岸の馬鹿なんて,その典型例でしょうに.


| 二元論ですが、暗黒時代の中世などと今では呼んでいるが

あれは創価学会系の「歴史学者」が無知なせいです(笑) 中世を「暗黒」にして,池田大作を「ルネサンス」と奉っているに過ぎません.中世が「暗黒でなかった」ことは,30年以上前にドイツ法制史の阿部謹也さんや日本中世史の網野善彦さんが証明しています.科学史の村上陽一郎さんもあちこちでそんなことを書いてるのですけど,彼の文章は難解なので知ったかぶりの人たちには理解されてないのが残念です(笑)


| 宗教改革以後の一番悲惨な出来事は矢張りガリレオなど科学者に対する異端審問であり、何の罪も無い人を焼き殺した『魔女狩り』でしょう。

私は「魔女狩り」に関しては別の見方をしていて,あれはカトリックもやってた「単なる異端狩り」に過ぎないと考えています.ガリレオ・ガリレイの場合は単純に運が悪くて,彼を異端だとわめき散らした小者の修道士たちが大衆を扇動したのが根本的な原因です.もともとコペルニクスもガリレオも当時の教皇と大学時代の親友で,異端審問になったのは結局は政治的な圧力だと考えるのが妥当です.小沢裁判とか鈴木裁判のようなものですね(笑)


| イスラム全体では少数派のシーア派が多数派のスンニ派から警戒されている理由は教義上一人の指導者の下で結束する傾向があり、その人数以上に影響力が大きいからですね。

そうなんですよ.スンナ派のトルコが典型例ですけど,神懸かりになった婆さんが素人尼さんとして女性に祈祷を授けたりしてるんです.要するに「坊さん」になるための資格認定がゆるい.反対にシーア派は資格試験を積み上げて,コラーンの解釈をそらんじるほどの「学者」にならないと「坊さん」と認められない.だから,シーア派の坊さんは影響力が大きいのでしょう.(ちなみに私は新聞の書き方を無視してわざとアラビア語の読み方で書いてます.違和感を持った読者の方,あしからず)

いま,尾道駅前のα-1 でNHK広島のニュースを横目で聴いてるのですけど,地デジのCMがうるさい.きれいどころの女子アナが広島弁で言うとる(笑) 明日朝には三原へ移動します.
イスラム聖職者 (宗純)
2010-11-14 12:06:02
けっつへんさんコメント有難う御座います。

相変わらず記事に書いてある内容や趣旨からはどんどん離れていくのですが、もう少し記事に近いことを書いてもらわないと・・・困ったことです。
この魔女狩りですが、これが社会問題となったのは世俗の権力(警察)が行ったからですね。僧侶達は自分の手を汚すことはなかったのです。
普通に名前から連想されて『キリスト教聖職者が裁判を行った』思われているのですが、実はそんなことはなくて世俗の警察組織や裁判所で通常の刑事裁判として行われていたのですよ。
だから余計に恐ろしいのですが、この理由が有史以来一貫して世俗権力が宗教勢力を利用してきた日本とは逆だからですね。
欧米やイスラムの一神教世界では宗教勢力は世俗権力の上位に位置づけられて絶対的な権威(最高権力)であったので、常に政治などの世俗得力、警察、裁判所などを利用していたのです。
日本人的に、判りやすく考えれば創価学会と公明党の関係で、党首の首などは何時でも池田大作の意向で如何にでもなる程度の低い値打ちしかないので、絶対に逆らえない構造です。
この関係を是正し様としたのが政教分離の原則なのですが、そもそもの仕組みが違っていた日本で派大きく意味を取り違えてしまったのですね。

日本のマスコミではイスラム聖職者とあるのですが、実はイスラム教にはキリスト教のような聖職者(僧侶)は存在せず正確にはイスラム法学者ですが、まあ今では厳格には分けることは意味が無いかもしれません。
キリスト教も仏教も聖職者(僧侶)は存在するのですが、似ているようで両者では本来の意味は大きく違うのですよ。
神との契約で成り立っているキリスト教では僧侶を辞めるとは自動的に棄教を意味するので宗教的な最大の犯罪なのですが、
これが仏教では仏陀の弟子として各自が自主的に修行することなので、自分を拘束する契約何かはまったく無い。
ですから、修行が辛くて続けられない場合にはいくらでも止めても何ら問題とはされない。
仏陀の考えに忠実だった初期仏教に近い東南アジアなどの上座部仏教では男子は一生のうちで一度は僧侶になって修行することが立派な大人になる条件とも考えれれているので街中が坊主だらけなのです。

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