逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

旧ソ連のアポロ計画、ルナ月探査機発見

2010年04月23日 | アポロ11号・宇宙開発

ルナー・リコネサンス・オービター (LRO: Lunar Reconnaissance Orbiter)
2009年6月18日(日本時間6月19日)打ち上げ。月周回円軌道…高さ約50キロメートル、1周回113分
探査機重量…1018キログラム 定常観測期間…約1年、後期観測期間…約3年(予定)

このLROの目玉ともいえるべき装置が、LROカメラ(LROC)で、LROCは、狭角、広角の2つのカメラを装備。狭角カメラの最高解像度は約50センチ、広角カメラの最高解像度は100メートル。
このカメラは、解像度50センチというこれまでの月カメラをはるかに上回る性能を持ち、月表面をくまなく調べ、将来の有人月探査で適切な着陸地点がどこにあるかを調べ上げることを目的としています。
また、LROに搭載されている機器には、放射線に関する測定装置がありますが、月には、太陽やはるか彼方の宇宙空間から、たくさんの放射線が飛んできています。こういった放射線は、もし人間に直接当たってしまうと、健康にとって非常に有害であることがわかっています。
これらは、将来人類が月周辺の空間に到達した際、人間に与える放射線の影響を推定するための基礎的なデータを得る役割を果たします。


ルナー・リコネサンス・オービター、旧ソ連のルナ探査機を捉える

ルナ20号は、1972年2月14日に月面へ着陸し、月面から55グラムのサンプルを持ち帰ることに成功しています(無人探査機)。
ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)は、その超高解像度のカメラの威力を遺憾なく発揮し、アポロ着陸船の残骸の撮影にも成功していますが、今度は、旧ソ連のルナ探査機の撮影に成功しました。
旧ソ連はその後、ルナ21号で無人月面車『ルノホート』を使った探査を行う。22号は周回探査。
ルナ23号は1974年10月28日に月面に着陸。しかし、予定されていたサンプルの採集はできず、やり直す意味で、1976年8月日、最後のルナシリーズとなるルナ24号が月面に着陸。
これまで23号と24号の着陸点は、同じ『危難の海』ですが、今回、LROのカメラにより、両者が約2400メートル離れて着陸していることが確かめられました。
ルナ24号は直径約60メートルのクレーターの脇に着陸。
ルナ24号の着陸点の周辺には、白い物質が小さな点として写っています。これは、着陸の際に吹き飛ばされた物質ではないかと思われます。
ルナ24号は最終的に170グラムの月面土壌のサンプルを取得して、米ソが競い合った月探査レースは終わります。
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Unknown (久)
2010-04-23 04:03:03
   拍手
40年前の忘れ物 (逝きし世の面影)
2010-04-23 10:14:09
NASAのルナー・リコネサンス・オービター(LRO)の超高解像度のカメラの威力は凄まじく、アポロ着陸船の残骸の撮影にも成功していますが、今度は同じ時期に行われていた旧ソ連のルナ月探査機の撮影にも成功。
まさに拍手ものです。
ルナシリーズでは合計300グラム程月の石のサンプルを持ち帰っていますが、
アポロシリーズでは桁違いの貨物トラック一台分300kg以上の岩石を持ち帰った事になっていますが多すぎて中には木の化石まで混じっていた。
NASAの、ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)自体は素晴らしいのだが、LROのうたい文句が何ともトホホな内容なのです。
曰く、
>『将来の有人月探査で適切な着陸地点がどこにあるかを調べ上げることを目的<
(あのう、申し訳ないが41年前に月に人類が言っているのですから、一から始めなくてもアメリカのNASAに聞くほうが早くて正確では?)
>『月には、太陽やはるか彼方の宇宙空間から、たくさんの放射線が飛んできています。こういった放射線は、もし人間に直接当たってしまうと、健康にとって非常に有害であることがわかっています<
(すでに12人の月を歩いた男たちがいるのですから、この人たちの健康調査の方が先決問題でしょう。
可也アポロ以後に心身(特に心が)で健康をボロボロになった人が大勢出ているのですから)
>『これらは、将来人類が月周辺の空間に到達した際、人間に与える放射線の影響を推定するための基礎的なデータを得る役割を果たします。<
(言っていることは正しいと思いますが、それを既に41年も前にアポロ11号で実現しているアメリカのNASAが言ってしまっては、・・・・寅さんの台詞ではないが『それを言っちゃあ、お仕舞い』です。)

これでは、アメリカのNASA自身がアポロの偉業を否定することになるのではありませんか。?
宇宙開発 (日向男)
2010-04-24 12:03:49
最近、宇宙開発に疑問を持つようになってきました。
例えば、スペースシャトルからの映像といえば、和服を着た飛行士だの寿司の宇宙食だの、いったい莫大な金を使って何やってんだ、という気持ちです。
もちろん、それらは話題作りのためで、一応仕事はしているのでしょうが・・・。
話題を作って、一生懸命国民に媚を売っている姿が醜い。
和服を宇宙まで運ぶのにどれだけの金が掛かっているのか? 一人の飛行士を養成するのに何億の金が掛かっているのか? 今回の女性飛行士は最初で最後のミッションらしいじゃないですか。

これだけ税金の使い道にうるさい時代なのに、宇宙開発に関する批判は全然出てきません。

新素材開発や他の星への移住くらいしか大きな目的は無さそうですが、移住なんて莫大なコストを掛けてわずかな人を送れるだけでしょうから、かなり非現実的と思うのですが。

どうも宇宙開発には大きな裏の目的があるような気がします。
国際的な無駄に大きい公共事業 (逝きし世の面影)
2010-04-24 17:11:58
日向男さん、コメント有難う御座います。

何でもそうですが、計画した最初の時は『最新の計画』だったモノが、時間が経つと陳腐な計画に成り下がる運命になっている。
時間が経っても最新である事はなかなか難しいのですが、
スペースシャトルも国際宇宙ステーションも最初の計画は素晴らしい『最新の計画』だったのですが現在は、
食料難時代に計画された諫早湾埋め立て干拓計画や、プルトニュウムを大量生産して大量消費する高速増殖炉もんじゅと同じで、計画時と時代が変わってしまった。
スペースシャトルの翼がある理由はただ一つで、
冷戦が華やかなりしころに軍からの要請で第三次世界大戦時に宇宙空間でソ連の軍事衛星を捕獲してもソ連側からの迎撃を回避出来るからなのです。
翼が無いと自動的にコースが地上から計算出来てしまい、軍事的には不利だったのですが、今から考えれば馬鹿馬鹿しすぎて話にも成りません。
飛行機とロケットのキメラのような存在は、実用的には大失敗の見本です。

なぜ続くスペースシャトルの愚行
2008年03月12日 | アポロ11号・宇宙開発

スペースシャトルの失敗で、シャトルに全面的に依存していた国際宇宙ステーションも大失敗になってしまった。
1984年から始まったが、今では時代遅れで続ける意味がなくなり、使い道がないが国際的な公共事業としての意味合いで続けているのです。
無重力などの極精密な実験では今では無人の方が制度が高い。
時代が変わり今となっては有人ステーションの意味が不明なのです。
ところが無駄だと解っていても一度はじめると誰も止められない。
無駄に大きい箱物造りの愚行は、何も日本国の専売特許ではなりません。
日本だけでなくアメリカも一枚かんでいるし世界の各国も参加しているのですから幾ら無用な公共事業でも科学技術の進歩の隠れ蓑でお役所仕事がごり押しされる。これはもう救いようがありませんね。

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