逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

国際航空運送協会 マレーシア機墜落でウクライナを非難

2014年08月03日 | 政治

『ウクライナに航空機を売る国が無い』

ウクライナ内務相顧問アントン・ゲラシチェンコ氏は、テレビICTVに出演した中で「現在、ウクライナに、オモチャのような無人機でされ航空機を売ってくれる国が無い、なぜならどの国も、ロシアとの間に問題を起こしたくないからだ」と述べた。
内務相顧問によれば、ウクライナ軍による「特別作戦」が始まってからこれまでに、およそ15機の航空機が失われ、ウクライナが保有する航空機の90%が根本的な大修繕を必要としている。UNN通信が伝えた。
(7月17日マレーシア航空機ボーイング777がウクライナ東部で墜落したとき、ウクライナ空軍の攻撃機スホーイ25型2機がすぐ隣を飛行していた)

国際航空運送協会の(IATA)のトニー・タイラー会長は、カナダのモントリオールで開かれた航空関連の専門家たちとの会合で、ウクライナが自国の空域の安全性について虚偽の情報を提供したことが、マレーシア航空のボーイングの悲劇を引き起こしたと述べた。
タイラー会長は、事実上、ウクライナ政府が、乗客乗員の命に直接関わる情報を改ざんしたことを明らかにした。
会長は、「航空会社は、機動的な意思決定を行う際に拠り所とする明確かつ正確な情報を受け取らなくてはならない。マレーシア航空17便 (MH17)の場合、航空会社に対して、ウクライナ領の上空を高度3万2000フィート以上で飛行した場合は、完全に安全だと伝えられた。私たちは今、この主張がどれほど誤ったものであるかを知っている。これは、乗客、乗員、そして航空機に脅威を及ぼす恐れのある潜在的な危険性に関する信頼できる情報が不可欠であることを証明している」と述べた。
(Voice of Russia 8月1日)

『毎日新聞の不思議なマレーシア機撃墜の特集記事』

7月29日の毎日新聞ですが全紙1面での有識者3人の対談形式の特集記事で、アメリカ諜報機関の情報として、『親ロシア派がウクライナ軍の輸送機と間違って対空ミサイルで撃墜した』との仮設を『正しい』とする前提で、話を進めていました。
毎日新聞の記事ですが、何故か21日のロシア国防省のブリーフィングで公開された客観的事実を完璧に無視しているのです。(ロシアの声・The Voice of Russiaは22日に日本語でも報道している)
ひょっとしたら22日以前に出来ていた記事を1週間遅れで29日に掲載したのかも知れないが、今までのアメリカ国務省とかウクライナの言い分は、アメリカの諜報機関とは大きく違い、『親ロシア派が故意にマレーシア機を撃墜した』ですよ。
『親ロシア派がマレーシア機を撃墜した』の部分は同じなので、一見二つの説は似ている。
しかし米諜報機関の説とは、今まで行っていたアメリカの主張からは大幅に後退しているのですよ。根本的に違っている。
マレーシア機撃墜の結果は同じでも、『過失』と『故意』では天と地ほど話が違っているのです。
アメリカ諜報機関の『過失説』なら、後は賠償問題だけなのですよ。今後この撃墜問題は大騒動には発展しない。
しかし、以前のアメリカ国務省の『親ロシア派による故意の撃墜説』なら、これなら必然的に対ロ制裁など重大な責任問題に発展する。
米国の諜報機関は誤射説なのですが、ところがアメリカ国務省などは今でも対ロ制裁を強硬に叫んでいるのですね。
日本が極右の安倍晋三一人だけでないように、アメリカでも何としても戦争を起こしたい軍産複合体だけでは無いのである。ウクライナでもアメリカでも政府内部で深刻な路線対立が発生しているのでしょう。

『9・11事件やガザの虐殺との類似性』

イスラエル軍による軍事作戦で、ガザの犠牲者が増え続けてニューヨークとかロンドンなどの世界の大都市では即時停戦のデモが行われているのですが、ウクライナの軍事作戦による死者は同等か少し多い程度なのです。
ところがウクライナ問題では即時停戦のデモが起きない不思議。
マレーシア機撃墜では事故原因の究明が大事だが、その前提となる撃墜の証拠の保全には一にも二にも戦闘の停止が大前提なのですから、アメリカとかNATO諸国のロシア制裁は筋違い。
何を差し置いても撃墜事件の捜査目的で、掃討作戦を中止しろとウクライナに要求するべきでしょう。
以前からドイツやポーランドなど隣国は一時停戦を主張するが、ところが肝心のウクライナやアメリカが賛成しないので戦争は激化するばかりです。
初めてOECDの調査団がマレーシア機の墜落現場に入ることが出来たらしいが、2週間も経過している。
調査団の現地入りを阻んだウクライナ軍の妨害(掃討作戦)が目に余るのである。
9・11事件にもいえるが、今回のウクライナの民間機撃墜も同じで、『それをすることにより誰が得をするか』の動機面とか、『その後に何が起きたか』の実際の政治面が一番大事なのですが、今の欧米マスコミは完璧に無視しています。
欧米が無視する理由は簡単で、ウクライナには明確な大き過ぎる動機(利益)があるのです。ところが対照的にロシア側にはリスクだけでメリットが少しも無い。
今回のマレーシア機撃墜を動機面で判断すれば、困ったことに(欧米の主張とは正反対に)ウクライナ軍が故意に撃墜したことになるので無視しているのです。
しかし、今のように元超大国だったロシアのプーチンを客観的事実を全部無視して問答無用で、弱小国のイラクのフセイン、リビアのカダフィ、シリアのアサドと同列に扱うやり方は絶対に成功しません。
そもそもアフガニスタンのタリバン程度のローカルな勢力にさえ世界最強を誇るアメリカ軍は勝てないのです。
今回のウクライナのマレーシア機撃墜騒動で『ロシアの犯行だ』と威勢が良いがアメリカは口先だけで証拠を絶対に出さないのである。
これでは誰が考えても具体的証拠類や客観的事実を提示して反論するプーチン(ロシア)に勝てない。
アメリカによる勝ち目が無い今回の騒動ですが、何となく破れかぶれの旧日本軍のカミカゼアタック(自爆攻撃)を連想させます。

『田中宇の「ウクライナの対露作戦としてのマレー機撃墜」によると』

28日記事では『「ロシアがウクライナ東部の親露勢力にミサイルを渡して撃墜させたと考える根拠がない」と述べ、それまでの「ロシア犯人説」の主張を引っ込めた。』『それまでより弱い対露非難へと後退した。』
とアメリカの主張が大きく変化している事実を、明確に指摘する。
ところが、何故か日本のマスコミ報道では、7月17日の撃墜当時の超強気のアメリカの言い分が、現在は大きく後退している事実には気が付かないらしい。
普通程度の大人の記憶力があれば2週間前の自分自身の報道を忘れる筈が無いのである。
(マスコミ全員が若年性アルツハイマーで無いとしたら、不都合なので忘れたふりをして『知らぬ、存ぜぬ』と誤魔化しているのである)
ロシアがウクライナの親露派に命じて撃墜させたという説を米政府が引っ込めたら、残っているのは、米政府が推定している親露派による誤射での撃墜説と、ロシア政府が主張しているウクライナ軍犯行説の2つだけ。
ロシア国防省が公開した、ウクライナ空軍のSU25戦闘機2機が撃墜直前のMH17を追尾し、撃墜後に現場を旋回した上で飛び去ったレーダー映像の動かぬ証拠からは、ウクライナ軍犯行説の可能性が高い。
2014年7月28日記事で、田中 宇は、
『ウクライナ軍の戦闘機がMH17を撃墜したと決めつけることはできないが、戦闘機の行動からは、少なくともウクライナ軍はMH17が撃墜されることを事前に知っていた、もしくは誘発した可能性が高い。
そうでなければ追尾しない。ここにおいて、撃墜状況の可能性は
(1)ウクライナ軍機が空対空ミサイル(R60)で撃墜した。
(2)露軍が7月21日の記者会見で発表したように、ウクライナ軍は数日前から現場近くに地対空ミサイルSA11(ブーク)を配備していた。それで撃墜された。
(3)ウクライナ軍戦闘機と一緒に飛んでいたMH17を、親露派が、ウクライナ軍輸送機と勘違いし、以前にウクライナ軍から奪って持っていたSA11で撃墜した。・・・の3通りが考えられる。(3)は親露派が犯人だが、戦闘機を間近に飛ばしてMH17をウクライナ軍輸送機に勘違いさせたのはウクライナ軍の謀略である。』
と、マレーシア機撃墜では3つの仮説を提示しているが何れもウクライナ軍の関与が決定的である。

『4番目の仮説』

3番目の仮説に近いが、これ以外にもスホーイ戦闘機が対空ミサイルを避ける目的で結果的にマレーシア機撃墜を誘導してしまった可能性がある。
対空ミサイルですが速度では戦闘機に勝るが、旋回性能では大きく劣るので、赤外線追尾形の対空ミサイルなら太陽に向かって上昇して、接近してきたミサイルを直前で方向転換することで回避出来るのです。
大韓航空機撃墜の時のソ連軍のマニュアルでは必ず熱線追尾とレーダー追尾の二種類のミサイルを発射する決まりになっていた。
マレーシア機が撃墜される17日の前日の7月16日には、ウクライナ軍のスホーイ戦闘機が2機も対空ミサイルで撃墜されている。当たり前ですがパイロットとしては誰でも撃墜されたくない。
対空ミサイルのレーダーのロックオンを戦闘機が感知すれば、ミサイル発射と同時に急上昇して定期航空路を飛んでいたマレーシア機の3~5キロの地点までニアミス覚悟で接近する。
大型旅客機の側まで行って急旋回すれば戦闘機を追尾していたミサイルは目の前の目標を失い、結果的に標的を間違えて大きな目標の方(マレーシアのボーイング777機)を撃墜してしまったのだろう。

(ドイツ紙Wahrheit für Deutschlandは、マレーシア航空のボーイング777型機を撃墜したとみられるウクライナのスホイ25のパイロットから話を聞くことに成功したとする記事を掲載した。)
ロシアの「ヴズグリャード」紙によれば、
( 撃墜されたマレーシア航空ボーイングの外板の損害を受けた部分の穴は、下から脇へ爆発したことを物語っているが、地対空ミサイル「ブーク」は、上から攻撃する。ロシア陸軍対空防衛部隊のミハイル・クルシ隊長が発表した。)
(またクルシ隊長は、「ブーク」のミサイルは非常に特徴的な煙の痕跡を残すと指摘し、その痕跡は天気が良ければ半径20-25キロ圏内で見えるが、目撃者はいないと述べ、「これらに基づき、私は自身の経験から、『ボーイング』は高い確率で、『ブーク』のミサイルで撃墜されたのではないと考えている」と語った。)

『世界で一番危ない空域にマレーシア機を誘導したウクライナやFAAやICAO』

今度の撃墜ですが、そもそもアメリカなど航空当局が安全なクリミヤ半島を飛行禁止にしていたことが原因で、仕方なくマレーシア機は一番危険なウクライナ東部の上空を飛行していたのですから、基本的に無茶苦茶なのです。
今回、国際航空運送協会の(IATA)会長が怒っているように『ウクライナが自国の空域の安全性について虚偽の情報を提供したことが、マレーシア航空のボーイングの悲劇を引き起こした』のである。
現実にウクライナ軍の軍用機が多数撃墜されている世界一危険な空域を飛行禁止にしなかったばかりか、誤った情報でウクライナ東部に民間機を誘導したのはウクライナ政府である。
ウクライナ上空の安全の責任は第一次的にはウクライナ政府にあるが、それ以外にもウクライナ東部上空で多数の航空機が撃墜される本物の戦争を見て見ぬふりをしていたアメリカ連邦航空局(FAA)やICAO (国際民間航空機関) の明らかな手落ち(大失態)をマスコミが誰も非難しないのは実に不思議で、アメリカやNATO諸国ですがダブルスタンダードにしても酷すぎる。
(アメリカ連邦航空局(FAA)や国際民間航空機関 (ICAO) は7月17日にマレーシア機が撃墜されてから大慌てでウクライナ東部を飛行禁止空域に追加しているが遅すぎる。大失敗の泥縄対応は明らか)

『人権とか民主主義の看板が泣いている』

日本の小中学校での集団による陰湿なイジメですが、誰かが止めようとすると逆にイジメの標的になるので、子供達は全員が悪いとは判っているのだが見て見ぬふりをする。
1年前のアメリカの盗聴を暴露した正義の人 エドワード・スノーデンの亡命を認めたのがロシアのプーチンだった。
シリア空爆を止めたのも矢張りプーチンだった。ロシア以外の他の国ですが悪いとは分かってるのだが、アメリカの仕返しを怖がって誰も止めたくても止められない。
スノーデンの亡命では、ボリビアのモラレス大統領を乗せた専用機が、スノーデン氏搭乗のうわさでフランスとポルトガルが領空通過や給油を拒否。オーストリアへ強制着陸させて大統領専用機内を捜査するなど外交特権とか国家元首に対する慣例を頭から無視する傍若無人のやりたい放題。 これらのEU諸国ですが、口ではアメリカの盗聴を非難したが事実(実際の行動)は正反対だった。
西欧諸国ですがアメリカの違法な盗聴行為に対して積極的に全面協力しているのですから、欧米の『人権とか民主主義の看板が泣いている』。何とも恥ずかしい話である。
しかし建前と本音(行動)が別々なのは何も日本だけの専売特許では無い。基本的に世界共通の困った話なのである。
アメリカやサウジアラビア、NATO諸国が支援するシリアの反政府軍なるものはアルカイダ(ISIS)であり、シリア以外の外国人の狂信的なムジャーヒディーン(イスラム聖戦士)が主流であるなど、本当ならシリア空爆を止めたプーチン(ロシア)に大感謝するべきである。あるいは土下座して謝るべきなのである。(米議会ではシリア空爆ではアメリカ空軍がアルカイダ空軍になると心配していた)
ところが小中学校での集団による陰湿なイジメとそっくり同じで、プーチン(ロシア)に感謝するどころか恩を仇で返す。
逆にロシアに対して愚かにも全員で意趣返しの陰湿なイジメを繰り返しているのですから『人権とか民主主義』は看板だけ。中身は日本の出来の悪い中学生にも劣る卑劣極まる低脳の悪党集団なのです。

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6 コメント

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悪運強い安倍! (十澄)
2014-08-02 10:26:26
>日本が極右の安倍晋三一人だけでないように、アメリカでも何としても戦争を起こしたい軍産複合体だけでは無い。

この撃墜騒動を機に、米欧にも現路線について修正したい一派が現れてきた、ということですね。
なるほど権力内部の者だって戦争キチガイだけではないし、この失敗をテコにオバマやメルケルその他現権力者を引きずり降ろせ!という連中だっているはず。
権力や権力の路線が固定化して良いことはなにも無い、良い傾向です。
しかし、一人だけそのバック・ラッシュを逃れてる奴がいますね。
で、そいつが世界の首脳陣で多分一番いい加減で、迷信深くて。ちゃらんぽらんな無責任世襲三代目だというのだから…。

佐世保の少女殺人事件です、日本人の耳目は目下すべてアレにとられてしまっています。

まあ衝撃的で、本人とか家族とかいろいろ検討すべき点はあるようですが、
「猫を解体していた」
「小さいころから暴力好きだった」
「異様な親子関係」
なんて、宅間守ですべて既出のネタでしょうに。
またぞろ評論屋がだべってますが、とどのつまりは
「心の闇(笑)」
くらいしか答えは出てきませんよ。
多分、自分でも殺した理由なんて本当にわからんのですから。
まあ「モンスターは隔離病棟に幽閉」ていう暴論にも一定の正当性がある、と再認識させられたくらいですかね。

ピンチになりかけると詐欺師や殺人者が助けてくれる!
なんと悪運の強い男だろう、と驚愕しきりです。
この悪運を打破しないと我々に勝利はない、と思うとうんざりしてしまいます…。
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時期が良かっただけのアベノミクス (宗純)
2014-08-02 13:40:52
十澄さん、コメント有難う御座います。

日本のバブル崩壊を事前に正しく予想した金子勝ですが、アベノミクスの成功とはアメリカの金融緩和のQE3と時期がぴったり一致したからであると言っています。アメリカの金利が1・5%から一気に倍の3%に上昇して、円が70円台の超円高から一気に100円台に下がったが、
現在の高い安倍人気とは、昔の小泉純一郎の人気と同じで、円安で一息日本経済が回復したことに尽きるのです。
小泉時代ですが、120円台だったのですよ。
ところが今の日本の円は101~102円台でぴったり張り付いて動かない。明らかに悪いのです。
滋賀県知事選挙での大敗北に続き、10月の福島県でも負けそうなので、いまだに候補が決まらない。
何と東京知事選で61万票取ったタモ神を候補者にするとの話まであるそうですよ。何しろ大笑いのタモ神は福島県出身です。原発再稼動を叫んでいるのですから東京よりもフクシマの方が似合っている。
目つきが悪い石破茂幹事長ですが、更迭の話は決まりらしいが、何とその後釜は脳梗塞の平成の借金王、小渕首相の子供以外の特徴がない小渕優子らしい。自民党ですがもう終わっています。
もちろんその終わっている自民党が政権を握る日本国も間違いなく終わっています。既に死んでいるのだが、困ったことに本人がその事実に気が付かないで徘徊しているだけなのです。生きる死体なのですから丸っきりゾンビですね。

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絶句 (十澄)
2014-08-02 14:54:56
>何と東京知事選で61万票取ったタモ神を候補者にするとの話まであるそうですよ。

再稼動派で、しかも「放射能は健康にイイ」論者で、東京都知事選の負け犬、東京の残りカスを我が福島に押しつけるつもりとは、そしてそれが通ると思っているとは。
ナメられたもんです、いやマジでナメられたもんだ…。
いや、明らかに福島では不利な候補だから、反自民の側としては歓迎もんか(笑)。
俺が反自民の選対なら
「原発に加えて都知事選の残りカスまで押しつけるつもりですかー!」
と、福島民の反東京感情を大いに活用しますし。

しかしこれまた不可思議なのは、現職も、「あの」どこでも立候補して、反自民票を割るのが仕事の共産党ですら、誰も名乗りを上げないことです。
現職は「もーイヤー!」と思ってるのかもしれないが、共産党すら名乗りをあげないとは…。
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平成の十字軍 欧米(NATO)の侵略に立ち向かう挑発に乗らない忍耐強いロシア (鳩と共生)
2014-08-03 01:11:37
7月22日のロシア国防省の情報開示(証拠)による反論は そうとう西側諸国(アメリカ・EU・日本など)に応えた様で 加熱していた親ロシア派(ロシア関与)説がトーンダウンし この撃墜事件について殆ど報道しなくなりました。

親露派勢力が地対空ミサイルで撃墜という前提で欧米や日本は話を進めていましたが ウクライナ軍の戦闘機による撃墜の可能性が時間が経過するのと共に高まってきました。

キエフ政権に対するウクライナ軍の忠誠も低く傭兵に弾圧を頼っている現状で 戦闘機を売る国が無いとなれば 情報戦で反撃を狙って来るかもしれませんが 祖国防衛の為に戦っている士気が高い親ロシア派には勝てないと思います。

ロシアのプーチン大統領が欧米の挑発に乗らず東部に焦って軍事介入したりせず客観的な情報を武器に立ち向かう姿勢は正しい決断だったと思いますし キエフ政権の残虐性が どんどん世界に認知されていると思いますし自滅するのも時間の問題だと思います。






イスラエルの
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ヒトラー最期の12日間 (宗純)
2014-08-03 14:40:25
十澄さん、コメント有難う御座います。

「ソ連軍に包囲される前にベルリン市民を脱出させるべき」という進言を退けたヒトラーは、平然と「国民の自業自得(自己責任)」だとうそぶく。「(ドイツ)国民が地獄を味わうのは当然の義務。われわれを(選挙で合法的に)選んだのは国民なのだから、最後まで付き合ってもらうさ」

選んだ市民ですが、自業自得、地獄まで道連れにする心算なのです。
踏まれても蹴られても決して怒らない日本人ですが、今のままでは助かる可能性はほとんどありません。
返信する
8月3日の毎日新聞社説 (宗純)
2014-08-03 15:07:32
鳩と共生さん、コメント有難う御座います。

ウクライナ内務相顧問は、
『現在、ウクライナに、オモチャのような無人機でされ航空機を売ってくれる国が無い、』
事実を正直に認めるが、
『なぜならどの国も、ロシアとの間に問題を起こしたくないから』
との理由で無いことだけは確実なのです。欧米ですが全員で無理筋の対ロ制裁を決定しているのですよ。
ロシアが怖いからウクライナに、売らないのではない。
耳を揃えて金さえ払えば大喜びで欧米諸国が売ってくれますよ。
ウクライナにオモチャの様な無人機でも飛行機を売らないの原因とは簡単で、
売っても金をもらえる保証が無いからですよ。ウクライナですが完璧に破綻しているのです。
今回のマレーシア機撃墜ですが、アメリカ国務省とかウクライナの主張ですが、確実な証拠類を一切出さない。
マレーシア機と管制当局との会話記録さえ出さない徹底振りなのですね。
今朝の毎日社説では、何と、『撃墜者は特定されていない』事実を認めいるのですよ。
欧米の主張では到底撃墜した犯人の特定が出来ないのは、普通の注意力さえあれば誰でも気が付くのです。
社説の最後にしめに書いているのが、
『7月31日にはロシアとウクライナの代表らが、撃墜事件の調査のため、ウクライナ東部での部分的な停戦に合意した。親露派への攻撃を強めていたウクライナには、調査を優先するように強く求めたい。』との言葉で終わっている。
毎日新聞社説氏ですが、時間はかかったが、やっとマレーシア機の撃墜の調査を妨害しているのがウクライナ政府である事実に気がついたのでしょう。
撃墜した組織は不明だが、ウクライナ政府とかウクライナ軍が関与しているらしいことは確実なのです。
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