逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

軍や政府当局発表を信じる日本人、信じない韓国人

2013年02月10日 | 政治

沈没した韓国軍哨戒艦天安現場状況説明会を早々と打ち切り、走り去ろうとする艦長チェ・ウォンイル中領(中佐)の車両を、『逃げ出そうとしている』と見て取り囲む天安乗員の遭難者家族。
政府やマスコミ学識者などの権威を『偉い人は見え透いた真っ赤な嘘をつくはずが無い』(バレた時に恥ずかしいからとの理由で)との一般常識に惑わされて、政府などの『当局発表』を丸ごと信じる傾向が強い日本人では滅多に見られない光景である。

『知らしむべからず、依らしむべし』

欧米が日本の極度の右傾化を憂う現状で、突然日本のマスコミが大騒動しているのが中国フリーゲート艦によるレーダー照射問題であるが、これは正に『由らしむべし知らしむべからず』の典型的な事例であろう。
権威に弱すぎる典型的な日本人の、一番悪い面が如実に現れた現象である。
世界基準の『当局発表』を丸ごと信じる習慣がない韓国など外国人からは異様な不思議すぎる日本独特の『特異現象』と見られるでしょう。
今回の日本政府(防衛省)の発表ですが、マスコミに流す軍情報の悪しき見本である。
正当な報道の鉄則である5W1H(WHO、WHEN、WHERE、WHAT、WHY、HOW)の六つの内で二つしか軍事機密を理由に明かされていない不真面目なものである。
疑い深く出来ている私などは、何故それほど政府当局やマスコミが頭から信じられるのかと、そちらの方を驚いている。
日本人が例外なく全員信じているらしい(バレた時に恥ずかしいからとの理由で)
『偉い人は見え透いた真っ赤な嘘をつくはずが無い』の常識ですが、残念ながら正しくない。
持っている権威が大きければ大きいほど、今までの権威(既得権益)を守る必要があるので、真っ赤な嘘を恥ずかしげも無く垂れ流すのですよ。
真実は正反対であった。
『権威がある偉い人』ほど白々しい嘘をつく。『日本人の一般常識』とは正反対の国際常識の真実。
日本人全員が67年前に思い知らされた、この恐るべき世界基準の事実(グローバルスタンダードの常識)。
ところが『喉元すぎれば熱さ忘れる』の諺どうりで、ほとんどの人が元の権威ある偉い人は嘘をつかないとの『日本人の一般常識』に戻っていた2年前の2011年3月11日に福島第一原発事故の発生する。
事故は未曾有だの想定外だのの話ではなく、当然の結果であった。
フクシマで日本人全員がもう一度『騙された』、『権威ある偉い人ほど嘘をつく』と再確認された筈だったです。
ところが、たったの2年足らず昔に自分の目の前で起きたフクシマの教訓を、マスコミも市民も全員が完全に忘れているのでしょうか。
幾らどんな悪いことでも全てを水に流す傾向がある日本でもやりすぎである。これほど情けない(恥ずかしい)現実も滅多にない。
これでは今後も日本だけは想定外の未曾有の災難が飽きることなく繰り返されるでしょう。

『中国軍フリーゲート艦によるレーダー照射報道』

これは3年前の2010年の参議院選挙直前に、産経グループが行った中国海軍艦載ヘリ異常接近報道を彷彿させる事件ですね。
今回も同じで7月の参議院選挙が目の前に迫っている。
そもそも中国海軍には沿岸警備程度の能力しかなかったが、このころから外洋に出れるように装備が向上して、日本の宮古水道(公海の国際海峡)から太平洋に出れるまで強化されていたのです。
力量的にやっと一人で歩けるようになった程度であり、日本の海自の能力とは雲泥の差。
この時に、日本で一番右翼的な産経だけが何故か艦載ヘリの異常接近など、『中国軍の挑発行為』を大々的に宣伝していたが、他のメディアはいたって冷静であり、騒動はそれほどでも無かったのです。
今回は全マスコミですね。ほぼ横並びで違いがないが朝日系のテレビ局コメンテーターなどは特にひどい。悪乗り状態ではしゃぐ様子は見苦しい。
ほとんどこれは日中戦争前夜の有様である。
そもそも全長が150mもある5000トン級の巨大な海自の駆逐艦と相手艦船との間隔が3キロは異常事態ですよ。
船舶にはブレーキがないのですぐには止まれない。
普通なら5キロに接近した時点で衝突防止の緊急回避行動を取るために3キロの距離で睨み合う展開にはなりません。
3年前のヘリ異常接近の原因ですが、中国艦隊が母港を出た時から自衛隊側が数キロの近距離でぴったりと追尾していたのですね。
産経が主張するように中国側の威嚇行為であることは確かなのですが、悪質なストーカー紛いの嫌がらせを働いた日本側(海上自衛隊)にも騒動を起こした責任が十分にある。

『極限まで来ている病的な右傾化』 頭は空っぽで目は節穴

オスプレイ配備反対で、沖縄のすべての自治体の首長がそろい踏みした東京銀座のデモでフリーの平山鉄太郎氏はツイッターで、
『"中国に操作されているとの大量の罵声に驚愕”。これは本当に驚きました。いわゆる右翼団体の構成員ではなくて、(見た目は)ふつうの"市民"が日の丸振りながら「非国民死ね!」とか絶叫していて唖然としました。』
とあるが、一昔前なら確かに目を丸くするような本当だと信じられない話です。
全自治体のトップが多忙な公務を放り出してまで東京に集結した沖縄の危機感や焦燥感が、本土では少しも理解出来ないのです。
大阪市立桜宮高校バスケット部主将が自殺した体罰でも、肯定派が全体で42%、男だけなら54%の過半数。年代的には20代30代では過半数を超える体罰容認派の多さには絶句するしかない。
本当に体罰で金メダルが取れるなら、どれ程厳重に禁止しても世界中で殴っていますよ。馬鹿馬鹿しいにも程がある。
収束するどころか今でも大量の放射性汚染物質が原発から垂れ流される現状でも現安倍政権がすすめる『原発ゼロ見直し』(原発再稼働の容認)が4割を越すとの統計数字の浅ましさ、愚かさ。
恐ろしいことに今の日本人の半数近くが、頭は空っぽで目は節穴なのです。
なるほど!これでは石原慎太郎やら橋下徹やらのネオナチ紛いの右翼が圧倒的な支持率で当選するはずだと妙に納得。
今の日本ですが、世界のマスコミに心配されるレベルまで病的に右傾化が進行しているのです。
中学での陰湿なイジメ自殺から高校スポーツクラブの主将の体罰による自殺、柔道日本代表の暴行事件、金メダルダブル授賞の大学顧問による強姦、女性アイドルの坊主あたまと、連続して不愉快で奇妙、不気味なニュースが報道されていますが、同じ原因(社会全体の劣化による右傾化)から発生しているのでしょう。
そして今回のレーダー照射の騒ぎである。
胡散臭い(情報操作の疑いが濃い)中国の軍事挑発の記事が、3年前には産経一社だけだったのが、今回は全マスコミにまで広がっているのが何よりの証拠ですよ。

『狡兎死して走狗烹らる』高鳥尽きて良弓蔵され、敵国敗れて謀臣亡ぶ

20年前の冷戦崩壊で欧州では軍備が大幅に縮小されているしアメリカでも戦略原潜などの第三次世界大戦用の兵器や兵員数が大幅に削減される。
9・11やアルカイダは危機に瀕した米軍にとっては組織防衛上是非とも残しておきたい大切な存在である。
アメリカの対テロ戦争は米軍の失業対策事業でありインチキ臭い。
対ソ連軍用の我らが自衛隊も冷戦崩壊で本来ならお役御免で、大幅なリストラ対照なのですが、・・・
まあ北朝鮮とか中国ですが日本の自衛隊にとってこれらは米軍の救いの神のアルカイダ(失業対策)ですね。
獲物のウサギがいなくなると優秀な猟犬もいらない。
『狡兎死して走狗烹らる』で、世界が平和になれば強力すぎる戦力は一般社会にとって安全の負担になりこそすれ、役にたつことが無いので処分される。
組織防衛を考えれば、今のように情報操作を行ったり危機感を煽るのは官僚組織としては当然だった。
そして何処の国も同じで、軍事組織とは最も厳格で典型的な官僚組織の見本のような組織である。
皆さんはうっかり誤解しているかも知れないが国家の暴力装置の『軍』は官僚組織中の官僚組織でありメンバー(軍人)とは軍事(現業)官僚の意味なのです。
情報操作とか隠蔽は腐敗から偶然に出てくるのではなくて、そもそも官僚組織として『身に付いたさが』ですね。
今回レーダー照射騒動の海自の最新鋭護衛艦「ゆうだち」は、アフガニスタンでの対テロ戦争支援で日本が行ったインド洋で米軍など多国籍軍に無料給油していた。
当局のマスコミ発表ですが、インド洋は(広義には)嘘ではないが、本当の現場はホルムズ海峡内のペルシャ湾を含むアラビア海だった。
『インド洋で』とは、九十九里浜など千葉県の外房に海水浴に行くのに、隣り近所には『太平洋に泳ぎに行ってくる』と言うようなもので、うっかり聞いた方はハワイ観光の豪華旅行と勘違いする仕組みと同じ。
不親切というよりも、姑息なインチキ発表である。
海自(ゆうだち)が言っていることは丸々の嘘ではないが真実からは程遠く、人々を『間違い』の迷宮に誘導する態度が不真面目で腹立たしい。

『役所(官僚)のマスコミへのリークによる二人三脚の世論誘導、情報操作』

今回のレーダー照射騒動ですが、実は一番大事な情報が完璧にすべて抜けているのですよ。
日本の自衛隊でも無断で中国など外国軍艦に三浦半島の相模湾の領海ギリギリの公海上に接近されたら、相手への威嚇のためにレーダー照射すると思いますよ。
日本の海上自衛隊の大型駆逐艦は寧波とか青島旅順などの母港を中国艦が出た直後からぴったりとマークして数キロの近距離で監視活動を行っていたのですから、これ以上の挑発行為はない。
そもそも日本側の発表では沖縄尖閣の北方100キロと一応大雑把に場所が書かれているが、正確な場所の特定がされておらず、矢張り日本の駆逐艦と中国艦隊との位置関係などの、普通の報道(広報)なら必ず書く『決まりごと』(約束事)になっている重用な情報部分の記述が一切ない。
これでは『小沢一郎金脈疑惑』の与論作りを目的として、東京地検特捜部が4年間以上も延々と続いていた水谷建設など色々な疑惑事件でのマスコミのリーク記事と同じである。
小沢一郎の強制起訴は、情報を一方的に独占する役所(官僚)とマスコミの『世論誘導、情報操作の疑いが濃厚な事件である』、と言わざるを得ない不思議な経過を辿っている。
軍事機密を盾に自分にとって都合の良いことだけを発表して、それ以外の都合の悪い重要情報の全てを隠蔽し様とする酷い防衛省・自衛隊発表の何とも不正確で無責任な内容です。
これでは今度の防衛省の報道の正確度は、第二次世界大戦時の大本営発表と同程度であると判断できる酷さである。
そもそも米軍にしろ韓国軍にしろ自衛隊にしろ与論誘導とか情報操作がメインの軍事情報を一方的に信じるなど知的自殺行為であると考えるべきなのです。

『二枚腰(両睨み?二枚舌?)のアメリカ』

中国艦レーダー照射事件が大事件なら、当然米国軍関係紙星条旗新聞(WEB)が大きく扱う。ところが現在のところは記事が何処にも無い。
今後の扱いに注目である。
もしも今後小さな扱いなら国中で大騒ぎした日本が(韓国軍哨戒艦沈没事件と同じで)梯子を外されて大恥をかくが、何とも心配である。
米国務省報道官は『我々は懸念している』(we are concerned about it)で極めて穏健。ケリー新国務長官が中国側と最近行った電話会談で取り上げたかさえ定かでない。
日本にリップサービスしているのは辞任するので今後の責任がない気楽なクリントン国務長官とかパネッタ国防長官だけとは情けない。
任期切れの死に体であるクリントンやバネッタと同じ韓国の李 明博(イ・ミョンバク)大統領は今のところ何も論評していない。日本の大阪市平野区加美南3丁目が出生地なのですが二度と故郷に足を踏み入れなかった大統領が日本支持なのか、中国の肩を持つかは不明である。
ネオコンにも近い右翼的な米経済紙のウォール・ストリート・ジャーナルは2月7日 『日中関係における米国の立ち位置、一段と微妙に』との記事を載せているが、レーダー照射事件勃発から2日後なのに直接の言及がない尖閣問題など日中一般論。
しかも国務省は『争うに値しない』が同盟国の『日本に打撃を与える行為や発言は望んでいない。』
国防当局高官は『世界第2位と第3位の経済大国』『2大国が外交的解決策を見いだすことが皆の利益になる。』
『われわれの(日本に対する)条約義務は重大だ』としながら、『だが、平和と繁栄が大きなゴールだ』と逃げを打つ。
オバマ政権に近い新米国安全保障センター(CNAS)は、『解決策はすぐには見つからないだろう』『米国ができるのは、両サイドにアクシデントの可能性を減じさせることぐらい』。
アメリカですが右左に違いはなく日中間の争いに積極的に介入する意思は希薄である。
同盟国である日本支持を明確にせず中立を保つ(傍観する)のは、今の米は日本側に立って中国と対立しても少しも自国にメリットがないと思っているからでしょう。

『現場(軍部)の暴走(チキンゲーム)を知らない政府(文民)の怠慢』

元外交官天木 直人氏は、『レーザー照射問題をめぐる日中間の攻防は泥仕合』と切り捨てる。
そもそも『なぜならば、中国のレーザー照射は野田民主党政権の時はもとより、小泉政権時からも度々行なわれていたことがわかった』既存の事実。
今更、騒ぎ立てる意図が分からない。
『もし大きな違いがなく、今度ばかりを日本が大騒ぎしたとしたら、それは日本が作為的に騒いだものだという中国側の言い分に口実を与えることになる。』
『もし今度のレーザー照射攻撃が武力行使や武力威嚇にあたるほどの危機的なものであれば』→『中国側の行動が、軍の単独行動なのか中国の国家意思に基づくものかを真っ先に見極める必要がある。』
→『見極めるために、公表する前に中国側と極秘の緊急協議を行なうべきであった。』
→『すなわち軍の単独行動(暴走)なら極秘裏になかったことにして(不祥事を公表しないことで)中国に貸しをつくる。』
そもそもの順番が無茶苦茶であり、子供の喧嘩程度のお粗末さ。
日本の外務省でさえ『抗議は公表前が常識』であり『防衛省は騒ぎすぎだ』と考えている。
自衛隊は1週間も情報を送らせて報告。
1月30日に起きたレーザー照射の事実を外務省が知らされたのは5日。安倍総理や小野寺防衛相さえも5日。
『最大の誤りは、安倍首相がそれを中国と事前協議する前に公表を命じ、抗議を命じたことだ。』
中国の面子を潰すことだけが目的の子供の素人外交である。
相手が『慌て反発するのも当然だ。』
『日本と中国は、それぞれ内部事情を抱えたまま泥仕合に突入しようとしている。』
事件は日中関係をさらに悪化させるが『最後は米国の介入による沈静化しかない。』
ヒゲの隊長こと佐藤正久自民党参議院議員と防衛大学校卒業が同期の元自衛官で前阿久根市長の竹原信一氏は、
『八百長のキンチョー』と題して
『レーダーをロックオンしたかとかなんとか、「今までロックオンされたことないのか」を報道していません。私が自衛隊にいた頃、自衛隊機がソ連機から「ロックオン」どころか、機銃を向けられても騒ぎになったことはありませんでした。日本のミサイル基地からは適当にロックオンをやったりもしていました。全然大したことではないのです。 まったく大したことではないのに芝居をやっている。
「あ~アホくさい、イヤラシイ」。自民党は『利権党』だから戦争産業界が期待するのです。
どうでも自衛隊に戦争をさせたい人たちが騒ぎを作っています。』なるほど。納得である。



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2マイル (のすひろ)
2013-02-09 23:14:24
高性能レーダーや情報機器満載の自衛艦が相手船になぜ2マイルまで近付く必要があるのでしょうね?
当然事前にどんな船舶がそこにいるのかは自衛艦は分かっているはず。
お互いエールでも送るのか、プレゼント交換でもしない限りそんな距離に近付く必要がないと私なんか思います。

何より協本屋に立ち寄った際見つけた、中国敵視の本のあること、異常としか思えません。
マスコミも当然横並びの報道はプロパカンダ、洗脳としか感じられません。

安倍のぼんぼん利用していよいよアーミテージ・ナイレポートが動き出したと考えるのは考えすぎなんでしょうか?


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たぶん全員が近視で乱視で老眼 (宗純)
2013-02-10 11:53:16
のすひろさん、コメント有り難う御座います。

そうなんですよ。『2マイルまで近付く必要があるのでしょうね』
ここが一番の不思議なのですが何故か誰も言い出さない。
マスコミ報道でも何処にも書いていない。
海上自衛隊の操船マニュアルでは5キロ以内に接近することは無い筈なのですが、何か発表されていない重大な事情があったのでしょうね。
両船が行き交い状態だったとすれば、衝突事故寸前だったのでしょうか。
自衛艦ですが今までにも潜水艦灘なだしおやイージス艦あたごのように国際航海法を無視して傍若無人に操船する危険な事例が多発している。
それとも並走していたのでしょうか。
中国側では自衛艦が執拗に追尾していたと言っているので、この可能性が高い。
日本側の護衛艦ゆうだちはインド洋の給油活動やソマリア沖の海賊監視にも派遣された最新鋭艦、
相手の中国のフリーゲート艦はゆうだちの半分ほどのトン数で速度や航続距離など性能的に見劣りする。
日本側に追尾されたら、振り切って逃げることは到底無理です。
逆の中国側が日本のゆうだちと追尾していた場合だと仮定すると、日本側では簡単にふりきれる。性能が違いすぎるのです。
昔の38式歩兵銃でも300mの距離で肉眼で敵兵を倒す事が十分出来たのです。
海戦ではスペインの無敵艦隊時代でも大砲の射程が3海里(5,556m)程度は有り、これを根拠にして領海は海岸から3海里とされていたのです。
レーダー照射が云々と言っているが、それはある程度離れた位置なら意味があるが、これだけ近いと全く無意味ですよ。レーダー何か関係なく撃てば当たります。
基本的に近づき過ぎなのです。
何故これほど危険な近さにまで、接近したかの説明が一切ない。
自衛隊側は通常の監視活動だと言っているが、それなら困ったことに日本の自衛隊員は全員が視力障害、たぶん全員が近視で乱視で老眼だったことになる。
国辱的な話ですね。
なるほど、今まで米軍が一言もこの問題で口出ししないはずです。
返信する
な、なんだこりゃ…(絶句) (十澄)
2013-02-10 23:23:07
そうだとは思ってましたが、まさかここまでとは…。
日本国民、知るべきことを全ッ然知らされていないし、知ろうともしていないじゃないですか。
「そもそもどっちが近寄っていったのか?」
「距離3キロの異常さ」
これだけでもちゃんと報道されていれば、この件の世間への印象は全く変わっていたと思います。
情報や知識が遮断されているわけじゃない、だからブログ主さんや、記事を読む我々は知ることができた。
ただ政府やマスコミの取捨選択が恣意的すぎて、また国民の側が無邪気無防備すぎて、「雰囲気」にそぐわない知識は置いていかれていると。
しかし、古巣嫌いな竹原氏はともあれ、ヒゲまで「八百長」と声をあげたのは意外ですね。
ヒゲなら
「いや初めてですよ!中国軍は凶暴だ!」
くらいに大仰に驚いてみせるくらいやりそうですがね。
返信する
日本滅亡のシナリオ (宗純)
2013-02-11 11:46:14
十澄さん、はじめまして。コメント有り難う御座います。

この騒動ですが不思議な成り行きで、世界が首を傾げているでしょう。
安倍晋三首相は前回の首相就任時の靖国不参拝を痛恨の極みと国会質問で答弁しているので、間違いなく今年の参議院選挙の終わったあとの8月15日に参拝する覚悟のようです。
これでは日中が参拝後に大騒ぎになるの必定ですが、今回はその前哨戦。
安倍晋三としては自分の靖国参拝で相手に叩かれる前に中国軍の不祥事を叩いてバランスをとった計算なのでしょう。
ただし、これは安倍晋三が自衛隊(防衛省)に騙された丸っきりの勘違い。
安倍の取り巻き(ブレーン)のレベルが低すぎるのですよ。
バカ殿を諌めるどころか、アホを吹き込んで煽っているのです。
去年9月の自民党総裁時にテレビ出演して、尖閣問題で、自分が政権を取っていた時には中国船を『4000トン級の巡視船をぶつけて追っ払った』と自慢話をして、当時の民主党政権を批判していた。
この安倍晋三ですが、心底救いがないアホですね。
4000トンの巡視船を漁船にぶつけたら追い払うどころか、丸っきりの潜水艦なだしおやイージス艦あたごの沈没事件しか起こりません。
自分が首相辞任直後の自民党政権時代の5年前の大事件を完璧に失念しているのですから、自分が生まれてもいない70年前の話で間違うのは当然だったのですよ。
当時は台湾の首相が、『最後の手段として戦争もありうる』というような大事件だったが、今とは逆に日本側のマスコミの扱いは極小さい目立たないものだった。
今の日中の立場やマスコミの扱いの丁度逆ですね。
この事件では安倍晋三の記憶とは大違いで、日本側が全面謝罪して賠償したので一件落着している。
台湾遊漁船沈没事故(東シナ海、天気晴朗なれど波高し)
2008年06月23日 | 東アジア共同体
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/cd7c4ae48af7a006b41bdeb79df8a7e2
遊漁船沈没。何時の間にか日本国が
2008年06月24日 | 東アジア共同体
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/fe535d690574497423ae1c1db657278c

間違いといえば、記事に書いている話はヒゲの隊長の話ではなくて、すべて同期の前阿久根市長の話ですね。
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