逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

毎日新聞 東北女川原発の3分の1だった東電福島第一原発の津波高

2011年08月30日 | 放射能と情報操作

『東日本大震災の津波の痕跡』

毎日新聞8月29日(月)朝刊に掲載されていた『東日本大震災の津波の痕跡』と題する津波高の『図』が、毎日新聞の公式ウェブサイト上に無い問題点を指摘する記事を書いていたら30日昼AM12時の少し前に突然記事が差し替えられて、それまで削除されていた『津波の波高図』が復活しました。
基本的に大手新聞社の誰でもが見れる紙面上にある記事が、紙面とは逆に視聴者層が限定されているネットの公式サイト上に無いなどは絶対に有り得ない椿事中の椿事の摩訶不思議な話であったのです。
マスコミにとって幾ら不都合な隠したい情報でも、そもそも一度新聞紙上に公に書いたものは当人の毎日新聞が頑張っても無理である。
どれだけ努力しても最早隠蔽出来ない。
1日以上もかかりましたが、やっと毎日新聞も正常化したようです。
今まで不掲載としていた『津波高の図』がウェブサイトに掲載されたことは、何はともあれ良いことなので、ここは素直に皆様と共に喜びたい。

『毎日新聞8月29日(月)東日本大震災の津波の痕跡』

毎日新聞社が見開き全紙二ページにもわたる『定説覆してM9地震』と題する大特集を行っている。
この特集記事の真ん中に大きく掲載されている一番目立つ大きな図が、『東日本大震災の津波の痕跡』図なのである。
ところが毎日新聞の公式サイトでは、他の掲載記事や『図』はネットでも公開報道しているのに、この特集で一番大きくてメインと成っている津波の高さを示した『図』が不思議すぎる話ですが、幾ら探してもどうしても手に入らない。
何処にも無いのですね。
毎日新聞記事では、『東北地方太平洋沖地震津波合同調査グループの図を基にして作成』とあるが、ネット上の毎日新聞記事からは他は全て掲載しているのに、何故かこの『図』だけが一つだけ例外的に欠落しているのです。
ようやく手に入れたのは『基』は同じなのですが、29日付け毎日新聞の図とは違い、一番大問題の(毎日にはあった)福島第一原発の場所の記入が抜けている。

『視覚情報は恐ろしい』

↑の29日付け毎日新聞掲載の『図』では福島第一原発の位置が図上に表記されている。
図上に福島第一原発の場所の表記の有る無しで、何が違ってくるのか。
福島第一の記載が無い地図とは大違いなのです。
上の毎日新聞の図を見れば、男鹿半島先端にある東北電力の女川原子力発電所の未曾有の13メートルの超巨大津波と、その数分の一に描かれている福島第一原子力発電所。
二つを比べれば、同じ『13メートルの大津波』とのマスコミ報道と『図』との実体が合わない。
あまりにも津波高が違いすぎるのです。
今回の3・11大震災の被害の9割は津波である。
その津波の本体は、宮城県北部の男鹿半島から岩手県三陸海岸に集中している。
原発事故が起きた福島県や青森県茨城県の津波高は、数分の1以下の小さな規模である。
毎日新聞8月29日(月)『東日本大震災の津波の痕跡』図を見た全員が、男鹿半島にあった東北電力の女川原発の13メートルの大津波と、(同じ高さの13メートルの大津波だったと主張する)東京電力の福島第一原発は3〜4分の1程度の規模の普通の大津波高だった(東京電力や政府が大嘘を付いた)ことが、簡単に誰もが一目で理解出来る仕組みなのです。
ところが日本政府は何とも恥ずかしい話なのですが、国際原子力機関(IAEA)に対する正式な報告書に東京電力の真っ赤な嘘『10メートルの堤防を超える15メートルの大津波』とする3メートル程度の堤防を越える4〜5メートルの津波の映像を送っている。
政府も東電もマスコミも、同じ嘘を共有する共同体なのでしょう。
真実が暴かれるのは都合が悪い。
なるほど、これなら毎日新聞社が自分の公式のウェブサイト上に、29日朝刊の『東日本大震災の津波の痕跡』図を掲載したくなかった理由が良く判る。

『半年経って、やっと見えてくる現実』

8月22日、日本政府は半年も経ってからやっと福島第一原発周辺の汚染地域に対して、細野原発事故担当大臣が東京電力福島第一原子力発電所事故で『長期に住民が帰宅できない区域が出る。』と初めて語る。
本来なら原発事故直後に判っていて当然であり、核事故としては当たり前の事実である。
政府は、無駄に原発被災民に『事故が収束したら帰れる』との希望を抱かせ、体育館など避難所や仮設住宅など劣悪な環境下で意味の無い待機をさして時間を空費していた。
8月27日には、管直人首相が直々に地元の福島県入りして、『長期にわたって住民の居住が困難な地域が生じる可能性は否定できない。』との当然過ぎる事実を政府として初めて認める。
管首相は瓦礫や汚染土壌などの原発事故での放射性汚染物質の福島県内での貯蔵計画の事実も合わせて認め、福島県当局の承諾を求めている。
今回の毎日新聞の『東日本大震災の津波の痕跡』の津波高の『図』といい、徐々にではありますが、半年かかってやっと政府やマスコミは目の前の悲惨ではあるが本当の事実を認める覚悟が出来つつあるのでしょう。
『政治』 ジャンルのランキング
コメント (6)   トラックバック (6)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 地震でバージニア州ノースアナ原... | トップ | 赤塚不二夫の天才バカボン風「こ... »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2011-08-30 12:55:23
原発のこともあるからでしょうがニュース等ではあまり女川の事出てきませんよね。女川町も悲惨な状況です。
期待 (現田石)
2011-08-31 10:34:18
現田石です。
毎日新聞の『東日本大震災の津波の痕跡』『図』のアップありがとうございます。
この図の左下に、「福島県沿岸の一部は福島原発事故の影響で調査未実施」とあります。この日本語の部分は毎日新聞の記者が原図に書き加えたものでしょう。
そうすると、毎日新聞記者も、調査が実施されていないということに気づいていることになります。これは何はともあれ良いことなので、ここは素直に今後の新聞社による未調査部分への追求と報道を期待したいです。
紙一重だった女川原発の危機 (宗純)
2011-08-31 17:09:25
東北電力の男鹿半島にあった女川原発の敷地高は津波高よりも1メートル高かったので本体は浸水を免れたのですが、冷却用の海水の取り入れ口から逆流した津波の海水でタービン建屋や原発の地下が水没して非常用のディーゼル発電機が使用不の異常事態。
幸いにも東京電力の福島第一とは違い鉄塔が倒れなかったので外部電力が辛うじて確保されたので未曾有の大災害は免れた。
何と、紙一重の際どい危機だったのです。

当ブログでは良好な環境の維持とコメントの管理の目的で、名前もタイトルも無いコメントは不掲載とするローカルルールがあり、何でも結構ですから個人の識別ができるHNとタイトルを考えて、御面倒でしょうか次回のコメント投降時には忘れず御記入下さい。
映像に負けて、記事がかすむ (宗純)
2011-08-31 17:28:10
現田石さん、コメント有難うございます。

通商産業省原子力安全基盤機構の恐怖の炉心溶融シミュレーション
2011年07月25日 | 放射能と情報操作

への現田石さんへの返事のコメントでの話と同じで、、
折角私が書いたブログ記事よりも、毎日新聞の津波高の画像の方が遥かに説得力がありますね。
私がこれまで何回も何回も東電の津波高のインチキ性を指摘していたのですが、この図の方が10倍は訴える力が違うのです。
人間は視覚に頼る生き物であり、言葉よりも目からの情報の方が多きくて強烈なのです。
菅辞任の発端は (ハイ災おじさん)
2011-09-07 21:40:05
はじめに辞めろコールありきではなかった。
考えてみると、菅が原発事故後に語った言葉
「福島は20年か30年かかる」
これが「辞めろ」の発端となった、
具体的には辞任の理由はない。
東電や官僚の意図する通りに動いていたのに、
その後の失態はマスゴミの作ったものが多かった。

別に、菅元総理を擁護する訳ではない。
ただ、ある勢力に逆らっただけ、都合の悪い真実を述べただけで総理の首が飛ぶこの国を憂う。
矢張り最大の問題点は原発事故 (宗純)
2011-09-08 15:53:40
ハイ災おじさん、はじめまして。これからも宜しくお願い致します。

与野党とマスコミ総がかりの管首相への吹き荒れた管おろしですが、原発の対応で間違いないでしょう。
枝野元幹事長ですが、管直人がマスコミや与野党から袋叩きにあっている時には黙って見ていたのに今頃になってやっと、『菅内閣への評価はいろいろあり得るが、あの瞬間はあの人が首相で良かった。』と3月15日朝に東京電力本社に首相直々に乗り込んで怒鳴りつけた顛末の一部始終を語っている。
ようは管直人の発言内容が全て正しくて、東京電力が平気で真っ赤な嘘をマスコミに流していたが、東電が怖い枝野は黙って見ていた。
酷い話であるが、根性なし枝野も悪いのですが、矢張りマスコミの方が悪い。(勿論一番悪いのは東電)

誰も知らなかった野田が支持率6割で歴代の5位とか6位とか。
アホ臭いにも程がある
余りにインチキ臭い話ではありませんか。馬鹿馬鹿しい。
超有名で党内実力も実行力も信望もNO1、抜きん出た巨大派閥を率いていて、しかも小学校卒の今太閤といわれて国民的人気まで兼ね備えた田中角栄でも6割の支持の無かったのですよ。
それを無名で党内実力の信望も無く目立たないだけが特徴という摩訶不思議な首相が、絶対に田中角栄以上の人気がある訳が無いのです。
今のマスコミのやり口ですが、これは横綱朝青龍が対戦相手に行った吊り落しの荒業と同じ種類の無茶苦茶。
単に土俵に投げるのでもダメージがあるが、モンゴル人の乱暴者の朝青龍は一たん持ち上げてから土俵に叩きつけるからダメージは倍加する。これをやられた相手は震え上がった。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

6 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
ありがとうございました。 (えちごっぺのヘタレ日記)
今日の新潟市は暑いながらも、風はすでに「秋」の気配でした。 さて、金もないのに「尿路結石」になったこの私に、読者の皆様よりご心配、お気遣いを頂きこの場を借りてお礼申し上げます。 お金もないと困りますが、まずは健康であります。 なんか、総理大臣も換わりま....
続・ゴーヤ育成法 (反戦塾)
 前にゴーヤ育成法などと大それたテリトリーを上げてしまった関係上、その結果も書く義務が生じた。  これまでに書いてきたことは、連作障害を避けるため、場所を変えて
賠償加算しても、原子力は火力より安い…経産省エネ研:恣意的な子ども騙し (JUNSKYblog2011)
2011年9月1日(木)  経産省は、よほど原発を稼働し続けたいのだろう!  東京電力が、フクシマ原発事故で支払う賠償金を考慮に入れても、 原発のエネルギーコストの方が安上がりだという 『試算』 を出したという。  しかし、その計算の仕方が 「トンデモ!」 も....
波力発電 (Dendrodium)
自然エネルギーの分野で海のエネルギー利用(波力発電・潮汐発電)が世界各国で色々と模索されているそうです。 http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2011/08/000941.html#more そんな中で、神戸大学名誉教授...
東京・新宿 昨日の放射線量から計算してみたら・・・ ゾーッツ!、 (JUNSKYblog2011)
2011年9月1日(木)  毎日、新聞の片隅に掲載されている、関東地方・以東の放射線量。  東京や仙台には会社のブランチがあり、多くの同僚が働いている。  また、福岡に来ていた娘が、8月末で引き払って川崎市に帰ったので ちょっと(実は非常に)心配になり放射線....
日本全土落下傘計画2015年 東北編 2/3〜女川原発 (投資一族のブログ)
仙台から石巻まで、仙石線は5月末から開通するそうですが、5月中旬の段階では、途中の松島海岸から矢本の間は代行バスとなっており、電車一本ではいけない状態です。ただ、仙石線ではない別の線、東北本線と石巻線を使って直通電車を一日4本走らせています。震災から4年以...