逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

小児甲状腺癌検診の説教強盗(居直り強盗並みの破廉恥な福島県)

2013年04月30日 | 放射能と情報操作

『手抜き検査を告発した毎日新聞VS居直る福島県当局』

4月22日毎日新聞朝刊のクローズアップ2013『福島、子供の甲状腺検査 高まる県民の不信』(日野行介記者の署名入りオピニオン記事)で、県が行っている甲状腺検査が杜撰な手抜きである事を具体例を上げて指摘している。
毎日記事では一例として、2分ほどで終了した福島県の簡単な甲状腺検査では、1・6ミリの嚢胞だけで結節は『無し』と記され、検査結果は経過観察にとどまる『A2』判定だった。
ところが、不安になって受けた一般の病院での10分の検査では7ミリの結節が見つかり、2次検査が必要な『B』判定と分かる。
(A判定は『嚢胞』なら20ミリ以下、『結節』の場合は嚢胞の4分の1の大きさの5ミリ以下。
二次検査が必要なB判定は、結節なら5・1ミリ、嚢胞なら20・1ミリ以上)
福島県の検診で7ミリもの結節を丸ごと見逃した原因とは、委託をうけた福島医大の検査内容の重大な『手抜き』だった。
『実は県の検査では、甲状腺検査で一般的に実施される12の観察項目のうち4項目を省いている。だが、県はこのことは公表していなかった。識者からは「精度に疑問がある」との指摘も出ている。』
と毎日記事ではB判定を見落とした原因を的確に指摘している。
ところが今まで住民説明会では、検査を委託されている県立医大は日本乳腺甲状腺超音波診断会議が作成したガイドブックの12項目の『高い精度の検査だ』との真っ赤な嘘を強弁していた。
検査責任者の鈴木真一福島県立医大教授は『短時間の1次検査では見る必要はないと考えた。』
事故当時18歳以下の子供は約36万人に上り、『検査のスピードアップのために省略した』と認めている。
福島県の簡易検査について、北海道がんセンターの西尾正道名誉院長は、
『血流の状態の確認をしないと、小さなのう胞と血管の区別はできにくく、精度が高いとはいえない。大きな病気がないかどうか簡単に見るだけの内容だ』と指摘している。
個々の過失ではなくて、意識的な組織的『手抜き検査』だったのである。

『毎日に手抜き検査を告発された福島県が居直りの自爆攻撃(逆告発?)』

『説教強盗』とは、盗みに入って被害宅の家人に『戸締まりがいいかげんだ』などと説教をする大正末期に実際に起こった文字どうり『盗人猛々しい』強盗事件である。
いくら説教の内容が正しくとも、強盗の犯人自身が被害者に説教するなど言語道断で不真面目すぎる。
4月24日に福島県から委託を受けて、手抜き検査を実施していた福島県立医大が、
『22日付毎日新聞報道において、県と県民健康管理センターの実施する甲状腺検査について、スピードアップのために本来必要な検査項目を故意に外しているかのような報道がなされました。
これは事実に反しております。このような報道は、県民健康管理調査事業における甲状腺検査の精度管理について県民の皆様の信頼を不当に損なうものであり、毎日新聞には強く抗議するとともに、訂正を求めております。』とホームページで密かに?毎日新聞を批判(逆告発の自爆攻撃)していた。
恥の上塗りである。
福島県の盗人猛々しい『開き直り』抗議ですが、具体的に当該毎日記事の二箇所の記述を『間違いである』と断定している。
この『逝きし世の面影』ブログでも指摘した『小児甲状腺検査判定結果の市町村別の一覧表』の公開の経緯についての一点は確かに『意識的な間違い』なのです。
取材した毎日新聞の日野行介記者の方が、明らかに読者を間違いに誘導する不正確なもの。
確かに福島県の言うとおりである。
市町村別一覧表で『間違いだ』との指摘は正しいのだが、偽装の張本人の『お前が言うな!』。
腹が立つ。
他人事のように言っているのですが、これでは丸っきりの大正時代の説教強盗の真似であり、到底正気とは思えない水準である。
今回福島県は毎日新聞に抗議する暇があるなら、まず順番としては『精度の高い検査だ』と偽って杜撰な手抜き検査を行った言い逃れできない事実を福島県民に対して土下座して謝罪するのが筋である。

『これ以上に腹が立つ支離滅裂な馬鹿話は滅多にない』

日野記者の書いた『間違い部分』とは福島県当局の不思議なインチキ偽装工作を、『良かれ』と思ってなのか(理由は不明だが)何故か『庇っている』のです。
ですから今回の福島県の毎日新聞のオピニオン記事に対する非難はまったくの的外れの逆ギレ。
あるいはチンピラヤクザのインネンのたぐいで、恩を仇で返す支離滅裂で無茶苦茶な逆恨み。
非難の二点目は、甲状腺検査で決められている12項目中の4項目をこっそり抜いていた部分で、『血流検査が福島県の検査項目には無い』事実を認めているのだが、『甲状腺検査では血流検査は必要なので実施していた』(だから毎日記事は間違いだ)なる摩訶不思議、奇妙奇天烈な言い訳である。
小さな子供でも、この言い分は通りませんよ。
不真面目すぎる。
福島県の甲状腺検査の実態は、絶対必要不可欠な血流検査の項目が抜けている手抜きの欠陥品だったことは、既に検査責任者の鈴木真一福島県立医大教授など当人たちが認めている動かし難い事実である。
『書いてないけど、こっそりと隠れて実施していた』とでも言いたいのでしょうか。
(他にも鈴木真一教授の『真』の字が毎日新聞の記事では正しい旧字を使っていないとの情けないイチャモン部分もあるが、これは武士の情けで此処では触れない)
市民の命や健康を守ることに対しては全くやる気がないが姑息な隠蔽工作だけが熱心なのです。ここまで悪質だと、もはや人道に対する犯罪ですよ。
犯罪行為に加担していたものは全員逮捕するべきでしょう。

『嘘に嘘を重ね、何が真実であるか全く不明』 

原発事故から1年半後の、去年9月に初めての小児甲状腺癌が発症したが『原発事故とはまったく無関係である』と発表している。
この時の検査人数は、福島県の公式発表では『2011年度の36万人分』だったのですよ。
検査責任者である鈴木真一教授自身が、事故当時18歳以下の子供は約36万人の多数なので『短時間の1次検査』での『検査のスピードアップ』で大事な検査手順まで省略していた事実を認めている。
福島県が行った2分程度の簡易検査なら医師一人でも半年程度で可能なので、それなら当然去年9月時点の検査人数36万人の公式発表の『数字』は正しいと推測出来る。
ところが2ヶ月後の11月に野田佳彦の突然の衆議院自爆解散で新聞号外がでる大騒動のどさくさに紛れて、二人目発症を『一人目が発症』と白々しい嘘八百を発表した時には、何故か検査人数は8万人にまで縮小していた。
2月13日北朝鮮の核実験で騒然となる中で『3人目発症』が発表されるが、なぜか『2011年度の3万8千人分』と言い張っている。
福島県の数値が、半年前の最初の発表の10分の1近くまにまで検査人数が縮小しているのです。

『支離滅裂な福島県小児甲状腺癌検査』

36万人もいる福島県の子供の人数を考えれば、2年後の2月13日発表の『2011年度、3万8千人』が、どれ程有り得ない不真面目な『小さすぎる数字』であるかが誰にでも分かる筈である。
2年間もかけて総数の10分の1しか検査出来ないなら、全員検査するのに20年間かかる計算である。
4月22日に、今年一月の福島県がNPO法人の開示請求に関連して流出していた市町村別の判定結果の一覧表は、『2011年度』分となっているが、福島県当局が公式発表した去年9月11月とも今年2月の『2011年度』分とも違う(まったく無関係?)摩訶不思議な資料だった。
福島県は嘘八百の偽装二重帳簿をつけているらしいのである。
果たして2011年度に福島県が行った小児甲状腺がんの検査人数は、『本当は何人』だったのだろうか。
検討会座長で山下俊一福島県立医大副学長はアメリカでの講演では『福島で小児甲状腺がん10名発生』と断定している。
ところが、日本国内での公式発表は真っ赤な嘘の3人確定7人疑い(細胞診陽性)と小さく発表しているのですから、今回のようにわざと分母(検査人数)を小さく発表する意味が不明なのです。
今のように3万8千人中で3人発症よりも、36万人中の3人の方が同じ安全安心のお粗末すぎるプロパガンダを行うにしても辻褄が合っており、より説得力が増す。
福島県の行っている現在の偽装は杜撰であるだけでなく支離滅裂で意味不明。
到底合理的な説明がつかない無茶苦茶な代物なのです。
何故かNPO法人の開示請求に紛れ込んでいて、4月22日に毎日新聞が公開した2011年度分の市町村別の判定結果の顛末や、毎日新聞に対する前代未聞の説教強盗紛いの抗議文などから分かることは、現在の福島県当局や日本政府が制御不能の大混乱に陥っているのです。
主張がその都度矛盾していて、国家としての最低限の辻褄が合っていない現状は恐ろしい。
今の日本は事実上正当性を放棄していて、無政府状態に類似した末期症状に近くて『国家』が破滅に向けて、まっしぐらに突進しているのです。

『日本的な挙国一致の大政翼賛会』

手品のネタを一目で見抜ける人は極少数ですが、ネタを説明されたら誰にでも簡単にインチキの仕組みが分かります。
小児甲状腺がんの爆発的な発症では、『一般の日本国民には真実を知らせず、騙し続ける』との意図が明確になってきましたが、ここで一番の不思議は、『現在の時点ではマスコミの隠蔽工作は大成功している』ことでしょう。
不思議すぎるのです。
普通の大人の注意力があれば、この程度ならタネ明かしが無くとも誰にでも手品のネタは分かると思うのですよ。
ところがところが、この『逝きし世の面影』ブログ以外では左翼護憲派の政治ブログでは取り上げているところが見当たらない不思議。原因は赤旗が取り上げないからですね。
私には一目で分かる程度のお粗末な子供騙しの手品のネタが、超高偏差値で知的エリートである赤旗編集部が『分からない』とか『知らない』とは筋が通りません。
そこから、多分『知らない』のではなくて、余りにも悪すぎるので真実を『知りたくない』。今の日本国は敗戦前夜の挙国一致の大政翼賛会であるとの結論が導かれるのです。
ところが、この話は私のまったくの勘違いで、実は多くの日本の偉い人々は頭が空っぽで目は節穴のネットウヨと同じで、認知能力に重大な欠陥があり、(私の記事で何度も書いたが)『知っているのに知らないフリをしている。』のではなくて、実は、本当に『まったく気が付いていない。』のでしょうか。
果たして真実は、この二つのうちで何れの方なのでしょう。

『熟知しているらしい毎日新聞の日野記者』

当該記事を書いた毎日記者ですが、間違いなく理Ⅰ理Ⅱなど理系出身で小児甲状腺癌の現状を『ハッキリ知っているけど知らんフリしているだけ』である。
誰よりも良く知っていながら今回のインチキ臭い意味不明の記事を書いた原因ですが、『ローンとか子供の教育費など個人的な事情もあり、暗黙の自主規制』を行ったのです。
腰抜けの小悪党ですね。
ただ、毎日新聞の日野記者は日本のマスコミ人としては一番良心的で他の誰よりも気骨がある。
毎日新聞の紙面に掲載される限界ギリギリの線で、小児甲状腺癌の記事を書いたのでしょう。
他の新聞は最初から無視していて、記事自体を丸っきり書いていない。
ここでまた最初の疑問が出てくる。
商業新聞では政府や福島県当局などに遠慮して書かなくても、ある意味『仕方がない』が共産党機関紙の赤旗が書かない理由が不思議すぎる。
知っていて書かないなら、間違いなく日本は敗戦前夜の挙国一致の大政翼賛会なのです。
知らないとしたら、もっと不思議で赤旗編集部全員が若年認知症になっているか、戦前のように特高警察のスパイMに乗っ取られている。
あるいは官僚化が極限まで進行していて価値観が完璧に狂っている。
今の赤旗には以前のような社会のタブーに挑戦する姿勢が希薄で今回の小児甲状腺癌では毎日新聞よりも大きく劣る、お粗末すぎる内容である。
赤旗の大事な使命を忘れた自殺行為であり購読数が半減するはずだと妙に納得する。
ブレーキ役として大事な共産党が、政府の隠蔽工作に暗黙の協力を行うようでは日本の滅びるのは確実で、悲惨な敗戦は目前に迫っている。
IAEAなど国際的に認められている原発事故の放射線被害とは、事実上『小児甲状腺癌だけ』なのです。
ところが、政府や福島県当局は『チェルノブイリ事故では影響が出たのは4~5年後である』として2年後の福島県での小児甲状腺の爆発的発症を『原発事故とは無関係である』と言い張っている。
小さな子供のように『違う違う違う』『いやいやいや』『小児甲状腺がんは大丈夫』『無関係』と言っているうちに、神風が吹いて日本が救われるとでも思っているらしいのである。
しかし2年後でこれだけ悪い数値ならば、爆発的に発症する4年後(今から2年後)はもっと悪くなる。
チェルノブイリの教訓は事故から1~3年でも影響が出ていたが当該政府は隠していた。ところが、4年後からは最早誰の目にも隠しきれない凄まじい数値になった。
福島第一原発事故から2年後の今の福島県の数字は、チェルノブイリの4年後に近いのである。
チェルノブイリよりも福島第一原発の方が悪い原因とは、早期に全員が疎開したベラルーシやウクライナに比べて日本では政府が住民を避難させなかった初期対応の違いが大きく影響しているのでしょう。

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