逝きし世の面影

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20mSv超地域の集団疎開報道で、30~50mSv図「政府発表」の怪

2011年04月25日 | 放射能と情報操作

20mSv超が計画的避難地域なのに原子力安全委員会の分布図を改竄。政府発表の図は30~50mSvだけを表示する奇怪な印象操作。
4月12日付け毎日新聞『累積放射線量の推定値の分布図』

『5市町村計画避難』政府指定 20キロ圏以外 1ヶ月以内に、と有るだけで、分布図の内容の説明も解説も無い。
記事を読むと、もっと不思議です。
『政府は11日、年間20ミリシーベルトを超える福島県内5市町村について計画的避難地域に指定すると発表した』『1ヶ月以内に住民に避難を要請する』とあるのです。
不思議だと思いませんか。
何故なら、何と11日後の4月22日にもまったく同じ発表を日本政府は行っているのですよ。
日本政府は、11日後にも、
『枝野幸男官房長官は22日午前の記者会見で、福島第一原発から半径20キロ圏外の避難計画を発表した。震災発生から1年間の累積放射線量が20ミリシーベルトを超えそうな福島県の5市町村にある地域を「計画的避難区域」に指定し、5月末までに住民を避難させる。』とある。
11日前と一字一句同じ発表をしています。
違うのは11日前の時点では強制的ではないが、二回目4月22日の発表は強制力を政府はちらつかせていることだけなのです。

『4月12日の新聞記事』

一番の問題点とは、政府による計画的避難地域(集団疎開計画)が発表された同じ日に、日本人なら誰もが興味が引かれる驚天動地の報道がなされたてこの集団疎開報道の問題点が吹っ飛んだことでしょう。
政府の集団疎開が発表された4月12日とは、特別な日だったのです。
なんと、政府の集団疎開計画の発表日とは、福島第一原発の事故があのチェルノブイリ原発事故と同じレベル7に引き上げられた、同じ日だったのですよ。
福島第一のレベル7の引き上げと、この政府による全村疎開計画は偶然ではないはずなのです。
『福島原発事故評価レベル5から7へ二階級特進』
(2011年04月13日 放射能と情報操作)

『4月23日今朝の不思議な報道』

何とも不思議な話です。
調べてみれば原子力安全委員会は1年間の積算量も計算していて、政府が計画的避難地域を発表する4月11日の同じ日に公表されている。
ところがですね。不思議過ぎることに、23日朝刊の報道によると日本政府は文部科学省と東電による1年間の被曝量積算値を行い、遅くとも今月末までには公表出来る様にしたい、と発表しているのですよ。
ですから日本政府はこの内閣府の外局である原子力安全委員会の4月11日の発表を知らなかった?ことになる。??
アメリカのエネルギー庁やフランスの放射線防護原子力安全研究所(IRSN)の積算値の報道がマスコミに知れ渡り、多分米仏など外国の行った積算値を『日本は何故積算値の計算を行わないのか』と記者からの質問や追及があったのでしょう。
だから政府としては急遽調査して結果を発表すると記者会見で発表する。
安全委員会と官邸の意思の疎通が上手くいっていない。
これは『福島第一原発電事故積算線量(1年間の推計被曝量)』2011年04月22日(放射能と情報操作)の記事にある文部科学省と官邸との非公開にせよと官邸が『言った言わない』騒動とも共通する、お家騒動か責任の擦り付け合い内紛でしょうか。

『疑惑の塊4月12日毎日新聞地図』

4月12日の毎日新聞朝刊第一面ですが、不思議過ぎる記事の体裁なのです。
記事自体が地味な扱いであり、見出しの文字は『5市町村計画避難』『20キロ圏以外 1ヶ月以内に』、と有るだけで、そもそも地図の添付があるが、『累積放射線量の推定値の分布図』とあるだけで、肝心の作成した安全委員会の文字が無い。

『印象操作疑惑。悪質な放射線量積算推定値分布図』

なるほど、これでは毎日新聞は安全委員会の名前を出せない。
意識的な、悪質な世論誘導の為のプロパガンダの見本である。
元々の安全委員会の推定値の分布図と、4月11日付け時事通信の記事に添付されているものは同一であり、違いは時事の方が色分けして見やすくしているだけです。
ところが翌日の12日朝刊の毎日新聞など商業紙の地図は明らかに違う。
悪質な修正が加えられています。
一番目立つのは図から10~20ミリシーベルトと20~30ミリシーベルトのエリアを完璧に省いて出している。
記事中には『政府は11日、年間20ミリシーベルトを超える福島県内5市町村について計画的避難地域に指定すると発表した』とあるのに、最低表示値が何と驚くべきことに20ではなく30ミリシーベルトなのです。
(分布図の下にある『目盛り』には悪質にも誤解を誘うように図には何処にも表示が無い20ミリの数字がわざわざ書いてある)
この図は20ミリシーベルトの汚染範囲(計画的避難地域)を、それよりも狭い30~50ミリシーベルトのより高度に汚染された地域と読者にわざと誤解させる目的で、安全委員会の地図を加工して作られていた。
普通に文字を読んでから先入観で分布図を見れば、黄色の30~50ミリシーベルトの地域が20ミリシーベルトに見えてしまうので本来の分布図よりもえらく痩せ細ってみえるのです。
毎日新聞では伊達市や相馬市の手前で20mSvモドキ(事実は30~50mSv)の黄色の地帯は終わっている。
安全委員会の20mSv分布図では北は飯舘村のほぼ全域から伊達市南部の一部にまで達していて西は葛尾村全域をほとんど覆いつくしている。
東も南相馬市の6割以上を含んでいる。
時事と毎日では一見似ているが誰かが手を加えて、『1ヶ月で20キロ痩せました』などの女性週刊誌の痩身術の使用前、使用後のように大きく面積が小さくなっている。明確なペテンである。
幾らなんでも、これでは原図の製作者である安全委員会の名前は出したくても出せない。
毎日新聞朝刊に掲載されていた記事には何処にも誰の作成かの表示は一切無い。
ところが同じ12日でも19時更新のネット版記事には分布図内に『政府発表。』の文字がある。
毎日で無いなら、枝野官房長官など官邸側か通商産業省か安全・保安院か、偽造犯人は何れかの可能性が高い。
どちらにしても日本政府内部で誰かが、悪質な印象操作に励んでいることだけは間違いない。


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