逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

満額回答だった首脳会談! (日米英)三国同盟?とマスコミ

2017年02月12日 | 政治
『アメリカの前政権(オバマ)の日本国首相の扱いが酷すぎる』

オリンピック開催年の11月8日に投票されるアメリカ大統領選挙ですが、新しい大統領の就任式は翌年の1月20日。2001年に就任した先々代のブッシュ大統領が日本国の森喜朗首相と会談したのは就任から58日後の2001年3月19日だった。
先代のオバマ大統領の場合は就任してから35日後の2月24日に麻生太郎首相と初めての首脳会談を開いている。この時の『ようこそ。日本国首相』(Welcoming the Japanese PM )とのホワイトハウスの写真がブログ冒頭に掲げたものだが、麻生首相が親しげに話しかけてもオバマ大統領は顔を背けるという失礼極まるもの。オバマ大統領としては『日本国首相とは会談するが麻生太郎個人とは話をしたくない』との本音が如実に語られている。
(他の公式ホームページの写真はオバマは正面を向いているが麻生首相は薄くなりかけた後頭部しか映っていない)
前々回のブッシュ大統領や前回のオバマ大統領に比べても、今回安倍晋三首相の場合には異例に早い、アメリカ大統領就任式から21日後の2月10日(現地時間)だった。

半世紀前のニクソン大統領と佐藤栄作首相による日米首脳会談

『あまりにも破格で親密すぎる(異例の)日米首脳会談、あまりにも異例な日本国内メディアの報道』

数日前からグーグル(ブログ)では一切の新しい画像の登録掲載が不可能な設定に変更されているので安倍トランプ会談の画像が示せないが、8年前の麻生オバマ会談の時とは大きく違い、両者の椅子の位置が大きく接近していた。
日米首脳の座る椅子をほぼ限界まで接近させ親密さを演出しているだけではなく、トランプは背もたれから離れて座り直し、握手時には(膝が触れ合うまで)もっと両首脳の距離が接近している。
『チェンジ』のオバマ大統領の場合は少しも『チェンジ』が無かった(些細なマイナーチェンジだった)が、今回のトランプ大統領の場合には革命的に大きく変わっている。
そもそも選挙で負けたクリントン陣営(民主党)が必死で抵抗しているので、現時点で15人の閣僚のうちで7人しか議会の承認が無く不成立。もちろん数千人にものぼる連邦政府の官僚人事は全くの手つかず状態なので(内政で手いっぱいで)本来なら外国首脳と会談しているような暇はない。
ところがトランプは早々とイギリスのメイ首相と米英首脳会談を大統領就任から1週間後の1月27日に開いていた。
そして、今回の日本国首相の安倍晋三が英国首相に次いで二人目なのである。(独仏など欧州諸国やカナダやメキシコなど他は全て格下の電話会談だけ)
唯一の、超大国のアメリカの新しい大統領になったドナルド・トランプと、去年11月8日の大統領選以降に会えた世界の首脳とは、米国とは歴史的にも宗教的にも経済的にも特別な関係にある(EU離脱の)イギリスのメイ首相を除けば、我が日本国首相の安倍晋三だけの例外的な話だった。(大統領就任式以前の訪問を入れれば日本は2回も)
ところが、マスコミは誰にでも分かる明確なこの事実を、なぜか報じない。
EUを離脱したイギリスと、TPPを永久離脱したアメリカと、わが日本国との関連性を、日本のマスメディアとしては知らせたくないのである。(国際連盟を離脱した日本の松岡 洋右による77年前の1940年のドイツイタリアとの日独伊三国同盟を思い出させるのを嫌がった?)

『アメリカ大統領に対して英語ではなく日本語で呼びかけた日本人記者の不見識?』

BusinessNewsline 『日本の安倍首相はなぜトランプ大統領と握手をした後、照れ隠しをしたのか? 』02/11 04:51    http://newsln.jp/news/201702110451260000.html
では共同通信などのマスコミが報じた握手を交わす日米両首脳の写真の、『その後』の爆笑動画がWeb上に掲載されているのですが、…この事実は紙の新聞とかテレビ画像などのマスコミは一切報じなかったが、この画像こそ、実は今の日本とか世界のマスメディアの現状を如実に示しているものも無いだろう。
トランプと握手をした直後の安倍晋三は、大きく口を開いて『ア~アァ』(もう駄目だ)と椅子に反り返り、肘掛けに置いた両手を大げさに広げるジェスチャーをして苦笑いしている。
マスコミですが、首脳会談後の共同記者会見でトランプ大統領がうっかり同時通訳のイヤホンを外していたことを全員が報じているのです。
ところが、実は会談前の両首脳の写真撮影時にもトランプは同時通訳のイヤホンをしていなかった。(8年目のオバマ大統領は麻生首相ではなくて、通訳の方に向かって喋っていた)
BusinessNewsline によると、
『この映像は日本のメディア向けに日米首脳が握手をしている写真を提供するために準備されたものとなるのだが。この握手の場面において日本の大手メディアのカメラマンがトランプ大統領にむかって「こっちを向いてください」と日本語で呼びかけを行った。ところが、トランプ大統領は日本のカメラマンが何を言っているの判らなかったため、安倍首相に「What are they saying? (彼らは何を言っているのだ)」と尋ねた。その質問に対して安倍首相は「Please look at me (私の方を見てください)」と答えたため、トランプ大統領は、カメラマンの方ではなく、安倍首相の方を向いてしまったというものとなる。
このため安倍首相は、トランプ大統領に対して正確に意志を伝えることができずに「困ったな」という仕草をしてしまったのである。』
記事は、
『まるっきりのコメディーの一幕のような場面ともなるが、案外、この場面は今後の日米関係を象徴するものとなるかもしれない。』
と締めくくっているが、正に今の腐敗堕落し、自分勝手に『情報』を自由気ままに切り貼りして『編集』する(勝手に書き換える)マスコミの現状を象徴する話である。

孫崎 享 ‏@magosaki_ukeru · 2月12日
嘘の様な話
「(トランプ、共同記者会見中同時通訳の受信装着せず)安倍と握手中、カメラマンが日本語で言っているのに安倍に”何と言っているのだ”と問う。カメラマンが日本語で”自分の方を向いて”と言っていた。それで安倍が”自分の方を向いてだ”と訳すると、トランプは安倍をじっと見続ける」

『安倍首相とトランプ大統領の会談での一幕(動画)』 2017年02月12日Pars Today(イラン)     
カメラマン:「こちらを見てください」
トランプ大統領:「何と言っているんだろう?」
安倍首相:「私を見てください」
安倍首相はカメラマンのことを言っていましたが、トランプ大統領は勘違いをして安倍首相のことをじっと見つめたそうです。

『トランプ大統領安倍首相に友好的なハグ ホワイトハウスで日米首脳会談開始』2017年02月11日 スプートニクには、この爆笑画面を報じた FOX Business
✔ ‎@FoxBusiness
#BREAKING: President @realDonaldTrump, Japan PM to hold bilateral news conference at 1p ET. TUNE IN to @FoxBusiness for coverage.
が掲載されているが、残ながら現在、この動画の再生は不可能。

★注。イラン国際放送とスプートニクと孫埼享だけが報じた(他の全員が敬遠した)安倍晋三とトランプの握手というのは・・・何とも不気味である。



『日米首脳会談当日(2月10日)のアメリカの最大のニュースはトランプでも安倍晋三でも無く元CIA職員スノーデンだった!?』

『スノーデン容疑者引き渡し検討か=ロシアがトランプ氏に「贈り物」-米報道』
【ワシントン時事】
米国家安全保障局(NSA)の機密情報を暴露した元中央情報局(CIA)職員、エドワード・スノーデン容疑者について、米NBCテレビは10日、亡命先のロシア当局が米国への身柄引き渡しを検討しているもようだと報じた。ロシアとの関係改善を掲げるトランプ米大統領への「贈り物」という。
ロシア当局内の討議状況を詳述した機密情報報告を分析した米高官はNBCに対し、引き渡しは「トランプ氏の歓心を買うためのさまざまな計略の一つ」だとの見方を示した。別の情報関係者は、ロシア側の内部議論に関する情報は、トランプ氏の大統領就任後に集められたと語った。
トランプ氏は就任前の昨年7月、スノーデン容疑者について「完全な裏切り者で、(引き渡されれば)情け無用で対応する」と主張していた。米連邦法上、同容疑者は有罪なら最低30年の禁錮刑に処せられる。
2017/02/11時事
人権とか民主主義が売りの前オバマ政権はロシア(プーチン)に対して『死刑にしないからスノーデンを引き渡せ』と迫ったが拒否されたのでネオナチ勢力を利用したウクライナ紛争での経済制裁とかドーピング疑惑でのオリンピックからの追放など数々のネタでロシアに必死で圧力をかけていたと言われている。
それなら、『裏切り者は情け無用』のトランプ政権なら死刑は間違いない。最低でもアフガニスタンでの米軍による人権侵害などを暴露したマニング上等兵の懲役35年以上の刑罰が科される
ところが、『米国に引き渡す』との米NBCテレビニュースをスノーデンは大いに喜んでいるというから不思議だ。
表のマスコミ報道(political correctness、ポリティカル・コレクトネス)と、裏の過酷な情報戦(『後の真実』post-truth ポスト・トルース)とは大きに大きな乖離が存在していたのある。
そもそもアメリカ大統領選挙でトランプは『ISIS(イスラム国)を作ったのはクリントンやオバマだ』と断言していたのですよ。生き証人であるスノーデンが、オバマ時代ではなくトランプ大統領の治世下のアメリカに帰国すれば、核爆弾並みの大騒動は必至なのである。(ただし、アメリカ三大ネットワークのNBCテレビの10日の報道が本当に正しいかどうかは全く不明)
この『スノーデンを米国に引き渡す』との米NBCテレビニュースですが、2月10日の日米首脳会談ではなくて、1月27日に公開されているセミドキュメンタリー映画『スノーデン』(オリバー・ストーン監督)が関係しているらしいのである。

『スノーデンが無事帰国して、もしも公正な裁判が行われたら「死刑になる」のは誰か?』ブッシュやオバマ、クリントンの方こそ正真正銘のテロリストだった

オリバー・ストーン監督の映画『スノーデン』は、米国諜報活動の闇を暴いた元諜報部員エドワード・スノーデンの実話に基づく。
9・11で軍隊に志願した愛国青年スノーデンは訓練中の負傷で除隊。軍医から『別の形で国に貢献しろ』と言われたスノーデンは、得意なITでCIA(中央情報局)に入るが、CIAの訓練センター『ザ・ヒル』でのサイバー戦の実態は、『愛国』とは、似ても似つかないものだった。実際は、他国の名も知らない市民や子供たちを、テロリストだという明白な証拠もないまま、無人機で一方的に爆撃。しかも、攻撃目標は他国だけでは無く自分が守るはずの米国市民もターゲットになっていた。
スノーデンは失意のうちにCIAを退職、民間企業の契約社員となったがCIA訓練センター時代の教官から、NSA(国家安全保障局)の仕事を紹介され、ちょうどブッシュ大統領から『チェンジ』のオバマに変わったの時期なので、『これでアメリカは新しい国になる』と期待した。
ところがNSAの秘密基地『トンネル』のスノーデンの業務はCIAと全く同じだった。
『市民監視だけではないNSAの業務』
米国の同盟国の欧州各国や日本の要人のメールや発言も、同様に監視する。
しかも、話はそれだけではない。
もし、日本政府が対米追従外交や日米安保条約から脱退する事態になれば、NSAがに密かに仕掛けたマルウェア(不正プログラム)を稼働させ、病院や送電線、ダムなど基本インフラを破壊する仕組みを構築していた。
『自身がテロリストだったアメリカ(NSA)』
NSAの仕事を紹介したCIA教官に恋人との私生活などプライバシー全般を覗き見られていた事を知ったスノーデンは、とうとう『秘密警察』NSAによる市民監視の実態を、マスコミに暴露する事を決断する。
NSAから盗み出した通信監視プログラムのコピーを、遂に秘密基地の外部に持ち出す事に成功。2013年、英国紙ガーディアンに、スノーデンの告発がスクープとして、世界で初めて公開される。
CIAによる市民監視の実態をマスコミにリークしたスノーデンは米国政府(オバマ)からスパイ罪で告訴され、ロシアに亡命する事になる
スノーデン、『私は監視国家の闇を告発した英雄か?はたまた国家の裏切者か?それはあなた方一人一人が判断して欲しい。』
なるほど。!
これでは常識や慣例。国際法や一切の儀礼を無視してエクアドル大統領専用機をNATO諸国を動員して欧州空域を封鎖するなど無法の限りを尽くしてオバマがスノーデンの身柄を確保しようと必死で努力したのも、今の欧米や日本のマスメディアが新しくアメリカ大統領になったトランプに対してあることないこと常軌を逸したネガティブキャンペーンを飽きることなく続けている前代未聞の不思議も当然だった。真実(『後の真実』post-truth ポスト・トルース)が明らかになるのが恐ろしいのである。



『政治』 ジャンルのランキング
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 致死量の100倍(650シーベル... | トップ | 日米首脳会談への祝砲?「冬... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
安倍の不思議なジェスチャー (山中幸三)
2017-02-13 16:14:19
何時も為になる記事を精力的に書いて頂き有難う御座います。
この記事中、「トランプと握手をした直後の安倍晋三は、大きく口を開いて『ア~アァ』(もう駄目だ)と椅子に反り返り、肘掛けに置いた両手を大げさに広げるジェスチャーをして苦笑いしている」の部分の写真の魚拓を上記URLの私のツイートに貼っておきました。
『マッカーサーと昭和天皇』 (ローレライ)
2017-02-14 20:23:42
トランプ安倍が『マッカーサーと昭和天皇』の図の再現とは右翼に言えない表現なのだろう!

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。