逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

第2次大戦の結果を受け入れる以外の最善策はあるのか

2011年02月19日 | 政治・外交と天皇制

『ロシアの強硬姿勢』第二次世界大戦の結果を承認する以外の方途はない

ロシアのラブロフ外相が2月15日、訪問先のロンドンで、日本との平和条約締結問題について、
『日本が他国のように、第二次世界大戦の結果を承認する以外の方途はない』と述べ日本側に『北方領土はソ連に不法占拠された』という主張を撤回するよう求めた。
ラブロフ外相はロシアがクリール諸島で他国との共同開発を行うことについて、『だれも日本の立場をおとしめることだとは考えていない』と述べた。
またロシア外務省のルカシェビッチ報道官は17日、北方領土問題について、『日本とはどのような交渉もしない』と明言。
『私たち(日露)の立場は完全に食い違っている。クリール諸島(千島列島)に対するロシアの主権は変わることはなく、そのことに何ら疑う余地はない』
平和条約締結交渉は、『領土問題に焦点を当てるのは無駄だ』政治対話や経済、技術革新など多面的な協力を含めた『新たなレベルでの交渉を行うべきだ』とした。
ロシア政府高官がこれほど強い調子で領土交渉を否定したのは前例が無い。
これは06年に当時の麻生太郎首相が外交慣例を無視して突然『ロシアに不法占拠された北方領土』と発言。以来『外交』として異例で強硬なこの主張を歴代内閣が承認して繰り返している事態を重視して態度を硬化している中で、メドベージェフ大統領の国後島訪問に対して菅直人首相がさらに表現をエスカレートさせ通常なら宣戦布告直前の『許しがたい暴挙』と表現したこと対応したものと見られる。
メドベージェフ大統領は9日、北方領土について『協力を侮辱的とは考えない近隣諸国と協力する用意がある』と述べ、韓国や中国との連携を示唆。
2010年11月に国後島を訪れ水産加工工場を視察したメドベージェフ大統領は、その後政府高官を次々に北方領土へ派遣。ロシアは現地のインフラ整備を進める一方、外国企業の誘致にも積極姿勢を示してきた
バサルギン地域発展相は自ら北方領土を視察して2月1日水産加工や建設ホテル事業まどインフラ整備などに韓国企業が参加を指摘。 近く韓国から2人の担当者が国後島の古釜布(ユジノクリリスク)を訪れ、合意文書に署名する予定。
また中国とロシアの水産会社が北方領土の国後島でナマコ養殖の合弁事業を行うことで合意した。

『不承不承でも日本のオーデルナイセラインを認める時期に来ているのではないか』

千島問題は第二次世界大戦の戦後処理の不公平に由来している事実を軽視するべきではないでしょう。
南千島の国後択捉と呼ばないで地名抜きの北方領土など日本政府の主張には法的な根拠が無く、一番論理的な主張である日本共産党の全千島の日本領有の正当性の根拠には、今のサンフランシスコ条約と其れと対になった日米安保条約の破棄が前提である。
この場合に、手順前後は許されるものではない。
講和条約の千島放棄条項を破棄しないで『歴史的に日本のものだったのだから返して欲しい』といっても国際的に通用しない。
残念ながら日本の吉田茂が全千島を放棄したのは歴史的な事実であり、誰にも否定できない。
この事実は日本も良く知っているから千島返還ではなくて地名抜きの北方領土なのです。
日露外相会談でラブロフ外相から『専門家による領土問題(歴史経過)の検証』を提案されたが日本の前原外相は即座に拒否した。
前原誠司は、国際条約上の日本側の不利を良く認識している。
千島問題は第二次世界大戦の戦後処理で、不公平であるのは事実であるのですが、ドイツは戦争責任を問われてドイツの揺籃の地であり父祖伝来のドイツの根本とも言うべき旧プロイセンを全て失ってしまったのですね。
ドイツがオーデルナイセラインを否定して、今の日本政府と同じように原則論をたてにして『正当なドイツ領の返還』を求めたらどうなるか、想像してください。
単に隣国ポーランドから非難される程度では済まず国際的な非難を浴び世界的な大騒動になることは必定です。
戦後66年も経ち今更日本国も調印した第二次世界大戦の戦後処理の変更は良いことなど何も無くて、騒動だけを生む可能性がある。
今の日本ですが、北海道の付属の諸島で講和条約で日本が放棄した千島に含まれない歯舞色丹返還の早期実現の方針に転換するべきでしょう。
この方針は一度は日本も同意して調印寸前になったのですが、冷戦を進めたいアメリカの強硬な反対で頓挫しています。
この時の数少ない遺産が1956年の日本の鳩山一郎首相が実現した平和条約(講和条約)締結後に歯舞色丹返還を決めた日ソ共同宣言であり日ソの国交回復なのです。
その後2000年前後に森喜朗首相の特使として鈴木宗雄がロシアと秘密交渉を行い矢張り調印寸前まで行ったが森首相の後を継いだ小泉純一郎首相の時代に、田中真紀外相と外務次官との何とも不可解な外務省の内紛に巻き込まれて失脚し歯舞色丹返還による平和条約締結交渉は頓挫し、突然誰かが引き起こしたマスコミ総がかりによる不思議な宗雄スキャンダルの大騒動の中、すべては闇の中に葬られる。

『ソ連参戦と原爆についての日本人が持っている、根本的な勘違い』

第二次世界大戦終結直前に、日本にとって悲劇的な二つの理不尽な『不道徳』が行われた。
そしてこの『ソ連軍参戦』と『原爆投下』の二つ不道徳には切っても切れない因縁があるのですが、特に原爆には根本的な勘違いがある。
一つはアメリカの原爆攻撃の直後に日本がポツダム宣言を受諾した為に、『原爆と終戦が何か関連している』との誤解ですね。
そしてアメリカは一貫して『戦争終結に果たした核兵器の威力』を強調しているので、これに影響されて日本でも久間防衛大臣の『仕方が無い』発言が生まれる。
しかし、アメリカのトルーマン大統領の主張が正しいと仮定するなら、原爆被害者の皆さんには不謹慎だが日本人全体から見ればヒロシマナガサキの原爆とは『人類への犯罪行為』などではない。アメリカの原爆投下は、正反対のキリストの磔刑のような『日本人の救いの神』であり、『正義の行為』と解釈出来るのですよ。
まさに手品(錬金術)なのです。
トルーマンの人類への許しがたい戦争犯罪行為が、この論理では正反対になる。
原爆投下がなんと、二十数万人の少ない?犠牲で2000万人以上の人命を救った人道的な崇高な名誉ある行為へと完璧に昇格、変質する。
そしてこの『善』か『悪』か、二つの内の何れか片一方だけが正解である。
真ん中の灰色決着は無い。
人類全体に対する戦争犯罪であるのか。
それとも数千万人もの大量の人命を救った崇高で名誉ある犠牲で、称えられるべき偉大な正義の行為であったのか。
『善と悪、何れか』であるが、日本人はこの問題を66年間も考えることをせずに放置して、どっちつかずの曖昧なままに放置していたのですよ。
あのヒロシマの主語無しの言葉なんか、その典型です。
何故結論を出さずに、思考停止のままで放置したのかの理由ですが、出て来る結論が怖すぎるのですよ。
余りに怖すぎて考えることを放棄してしまい、全てを曖昧にしてきたのです。
最早反撃出来ない日本に情け容赦なく原爆攻撃したアメリカが悪いのは考えるまでも無く全員が知っているが、その事実を認めたくない。まさに奴隷根性ですね。情け無い限りです。
死者の数だけならヒロシマナガサキの原爆投下程度の日本人の損害は、それ以前に何度も経験している。
事実はソ連軍対日参戦を聞いた日本は即座にポツダム宣言受諾を決意したのです。
アメリカには降服しても良いが、何としてもソ連軍にだけは降服したくなかった。
1945年の敗戦は今では大分昔になりましたが、それでも記憶している人々はまだまだ生き残っている。
今では遠い昔の歴史でしかなくなっているが1945年当時では、皇帝一族全員が処刑されロマノフ朝滅亡の1918年は直ぐ昔の記憶で、27年前の忘れるはずが無い生々しい事件だったのです。
戦争開始時点から日本軍には二正面作戦を行う実力はなく、ソ連軍が参戦すれば即座にポツダム宣言を受諾することは、アメリカ(ルーズベルト大統領)はその事実を良く知っていた。

『残虐だから禁止は勘違い』

もう一つの間違いは、『残虐兵器』禁止の欺瞞ですね。
原爆が『残虐だから禁止するべきだ』なとは大嘘であるのですよ。
残虐でなくて見てくれが綺麗で殺せるなら戦争の抑止力はより低下して、もっと今よりも悪いのですよ。
第二次世界大戦ですが、第一次世界大戦後に毒ガスが禁止された分だけ戦争へのハードルが下がったのです。
皆さんは悲惨な毒ガス被害者が大量に後方の本国に送り返されたらと想像して下さい。
間違いなく本国では反戦世論が起きて戦争が続けるのが困難になる。
事実第二次世界大戦の開戦前にはドイツの毒ガス攻撃を受けたアメリカ市民の反戦意識は強固で揺るがず、幾ら盟友のイギリスが敗戦直前でもルーズベルトには参戦の可能性はゼロで全く不可能であったのです。
その不可能を可能にしたのは、連合艦隊の真珠湾攻撃であるのですから、それならルーズベルトもチャーチルも山本五十六には足を向けては眠れない恩義があるのですよ。
開戦した後の戦争中でもアメリカ人の40%は戦争に反対であったとの驚くべき数字もあるのです。

『天然の要害の地である日本列島』

ヒロシマの原爆ですが、それ以前の一日に10万人が殺された東京大空襲などの度重なる無差別絨毯爆撃と、それ程被害の甚大さには遜色は無い。
そして日本人が口を揃えて『戦争の悲惨さ』を訴えているのですが(沖縄県民を例外として)これも如何も可笑しいのです。
日本本土では地上戦を行ったのは本土から見れば遥かに離れた離島である硫黄島であり沖縄島なのです。
欧州大陸で地続きのイタリアやドイツとはこの点が大きく違う。
そして空爆と地上戦では恐ろしさが文字どうり天と地の違いがあり、全く違う戦争である。
空爆だけだった北ベトナムと地上戦が行われた南ベトナムでは被害の程度が二桁違いで全く問題にもならなりレベルであるのです。
そしてアメリカ軍の行った北ベトナムへの北爆は第二次世界大戦で投下された爆弾の何倍もの凄まじい信じられないような絨毯爆撃が行われたと記録に残されている。
それでも南の地上戦に比べれば、本当の殺し合いと子供の遊びくらいに南北間で損害にとんでもない差があった。
で、何が言いたいのかの話ですが、太平洋戦争での日米決戦は1945年8月15日時点では半分しか決着が付いていなかったのですよ。
後半分が続いていたら間違いなく数千万人の命が失われたでしょう。

『戦争論』

今までの歴史上の数々の、どの様な戦争でもいえる共通した原則ですが、本当の戦争の地獄は、自国内に敵軍が入ってからの血で血を洗う地上戦なのです。
そのために日本軍は離島である沖縄を完全に捨石としてしか見ていなくて、着々と予定どうりの本土決戦を計画していた。
日本は人口の8%620万人を動員したが、無傷の日本軍精鋭部隊の半数300万人を本土に最後まで残していたのは、このためであるのです。
これとは違い、20%2000万人もの兵士を動員したドイツは独ソ戦で精鋭部隊を使い果たして本土決戦時には少数の残存部隊の老人とか、武装親衛隊に志願したノーベル賞作家のギュンター・グラスのような子供の促成部隊で、ドイツ国内に攻め込んできた連合国の大軍に徹底抗戦した。
日本の戦争とは大違いなのです。
プロイセンの軍事戦略家クラウゼヴィッツによれば戦争で攻勢と守勢では常に守勢が勝ると、一般的な常識とは正反対のことを『戦争論』で述べているのですが、その理由は攻勢側は三倍の兵力を集中する必要があり、硫黄島や沖縄戦ではこの原則が忠実に守られている。
それと『これが最後』『もう後が無い』とのモチベーションの違いで自国内では幾ら苦戦でも徹底的に戦うのです。
日本軍もサイパンやグアムなど外地では万歳突撃で簡単に全滅したが、これとは大違いで辺境とはいえ内地の硫黄島や沖縄では文字どうり最後の一兵までが抗戦して米軍に甚大な損害を与えている。
そしてこの『守勢』で恒に勝っていたのが伝統的なロシア軍の戦法であるのですが、守りに徹する縦深陣地を構築して敵軍を自国深くに誘い込んでから時間をかけて壊滅させる作戦です。
この作戦でソ連軍は史上最強のドイツの鉄の軍団を破るのですが、第二次世界大戦で最大の2000万人もの桁違いの被害者が出た。
ヨーロッパロシアの全部が戦場になったのですからソ連は膨大な損害が出たのです。
日本の空襲などは、地獄の地上戦に比べれば子供だましとまでは言わないが、それに近い話であるのです。
全土を戦場として戦ってドイツが降服しても、未だ日本本土は手付かずであった理由はまさに日本列島とは天然の要害の地で誰であれ容易には侵攻できないのです。
ルーズベルトが日本の千島列島を褒美(餌?)にして、あくまでソ連軍の対日参戦に拘った理由とは、悪夢の本土決戦の回避であったわけです。

『日本本土決戦の確率とその後の推移を検証する』

ソ連軍参戦も、原爆投下も無ければ必然的に日本本土決戦が予てからの予定の通り行われた。
ただ本土決戦が戦われていても、結果は同じであり殆ど今の政治状態と同一になっています。
そして、本土決戦の可能性はヤルタ会談の密約(ドイツ降服後3ヶ月以内のソ連対日参戦の確約)が行われなかったら確実に実行されていたのです。
ソ連軍が参戦しなければ間違いなく『天皇の聖断』も無い。
このことは可也の高い確率で断言出来るのですよ。
アメリカとしても、それなら間違いなく本土決戦で戦争の決着を付けるしか道がない。
そして日本の同盟国のドイツもイタリアも本土決戦を行っているのです。
何もドイツイタリアに限定しなくとも、何処の国でも全ての国は古今東西すべての例外なく本土決戦を行っているのですよ。
これを行わなかった例外が(真底の根性無し、あるいは完璧な無抵抗主義?あるいは徹底した平和主義?)の日本だけなのです。
66年前の日本国以外、全く世界に一つの例も無いのです。
あのアメリカさえ対英戦争では本土決戦で首都のホワイトハウスを焼き討ちされているのですよ。
ですから、南九州か、早期決着を目指して直接首都を落す短期決戦で房総半島か茨城県九十九里浜か、はたまた本州中部の静岡辺りに上陸して日本を分断する作戦か。?
いずれにしてもノルマンジーよりも桁違いに大きい本当の意味の史上最大の上陸作戦が敢行され信じられないくらいの巨大なウンカのごとき連合国軍の大軍が首都東京に攻め上る。
日本列島自体が攻めるに難く守るに易い要害の地なのですが、日本は7割が急峻な山岳地帯で攻める米軍の困難度は平坦な沖縄本島などの比ではない。
米軍ですが硫黄島や沖縄など比べられないくらいに間違いなく苦戦します。
最後までやれば100万人以上の米兵が死にます。
それならアメリカとしては戦争を継続出来なくなる。
これを日本軍は狙っていた。
第一次世界大戦の11万人、第二次世界大戦の40万人の犠牲が限度で、それ以上の人的損害は議会制民主主義と地方分権のアメリカでは耐えられないのですよ。
だから日米双方が適当な時期(多分半年以内)に停戦協議に応じて日本軍の武装解除と東条英機などA級戦犯の処罰と日本国の非武装化と天皇の象徴化と議会制民主主義の徹底が行われて、
と進んで今とそっくりな政治体制が出来上がるのです。
何故なら、それを決めるのは日本ではなくアメリカであり、アメリカの戦後処理は日本軍の真珠湾奇襲攻撃で開戦された太平洋戦争開始の遥か前の時点で決まっていた。
本当の戦争とは、プロイセンの軍事戦略家クラウゼヴィッツの戦争論によれば、政治の延長であり最後の終戦処理まで決めてから始めるものなのです。
ですから、真珠湾以前からアメリカの対日戦後構想(いまの日本の政治体制)は出来上がっていたのです。
多少違うところは地上戦が行われた地域では今の沖縄県と鹿児島の政治風土が違っているのと同じ程度に、保守よりも革新が支持される程度でしょう。
地上戦が行われ無かった地域は今と全く同じで少しも変わることは無いでしょう。
何かの違いとは、僅かにいまの沖縄県が1県ではなく数県に増えているぐらいの違いですね。

第二次世界大戦で2正面作戦を行っていたアメリカの主敵は基本的にドイツであり、日本との戦争は『ついで』のオマケ程度でありドイツ戦を行うための『呼び水』に過ぎないのです。
アメリカにとっての対日戦の意味は戦死者の数で見れば明らかで、欧州戦線と対日本戦では3対1の少なさなのですよ。
ルーズベルトは戦争不参加の公約で当選していたので幾ら盟友のイギリスが危機的状態であっても参戦できないのですよ。
当時は第一次世界大戦から二十数年しか経っていなくて戦争の悲惨さを誰もが覚えていたので反戦世論は強固であったのです。
ですからルーズベルトにとって真珠湾とは願っても無い素晴らしい出来事であったのですが、本来日本との戦争そのものを望んではいなかったので戦力配分(力の入れ具合)は欧州とアジアでは3対1の比率になったのですね。


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話はわかりますが (Black Joker)
2011-02-18 14:29:19
空爆と地上戦で犠牲者の数に大きな開きがあるのは事実ですが、被害を受けた側にとっては同じ話なのですよ。 日本軍に空爆された重慶、ドイツ軍に繰り返し空爆されたイギリスだけでなく、ドイツでも、数万人亡くなったハンブルク大空襲、十万人亡くなったドレスデン大空襲は現在でも語り草になっており、60年後の2005年には連合国側関係者も参加したドレスデン追悼式が行なわれました。(日本でも、広島・長崎で米国政府関係者の参加が望まれます。) ここで問題にされているのは、戦闘員でない多くの一般市民が無差別に被害にあったことです。 私の親戚の富山市では1945年8月13日に空襲の被害にあって3000人以上亡くなりました。 2日後に終戦になった際に、壊れた家屋や死人をかたづけていた人たちは悔しさの余り泣いたそうです。

南樺太・千島列島については、1945年8月14日に日本がポツダム宣言の受諾を決定した後、ソ連軍は8月25日に南樺太を占領、さらに 1945年8月28日から9月5日にかけて北方領土に上陸し占領したのですから、事情はやや異なると考えます。 つまりソ連軍は戦争によって領土を獲得したのではなく、戦争終了後に不法占領・実効支配していると解釈される余地があります。(特に、陸続きでない千島列島に関してはそうです。)
個人の感情ではその通りですが政治外交では意味がない (宗純)
2011-02-18 16:47:16
Black Jokerさん、はじめまして。コメント有難う御座います。

死んだ子供の意味するものは同じで、自動車事故で轢き殺されても誰かに殺害されても親にとっては悲しさや喪失感に違いはそれ程無いのですね。
半身不随でも助かって欲しかったとか、死ぬ時に苦しんだのかどうかのほうが意味がある。
そして、空爆と地上戦との悲しさに違いがある等とは誰も主張していないと思いますよ。
主張しているのは純粋な桁違いな『数』の違いです。
被害の大きさの客観的事実の違いなのです。
Black Jokerさんはまさか富山県の戦争被害も沖縄県の戦争被害も同等であるとは主張なさっていないと信じたいが、地上戦が行われた沖縄では4人に1人の命が失われた。
もしも誰かが『沖縄戦も富山の空襲も悲劇では同じだ』と主張したなら戦争を知っている沖縄県人なら例外なく激怒するでしょう。
地上戦とは地獄そのものなのです。
沖縄の数ヶ月前に行われた東京都の一部である硫黄島では2万2千人中全員が死亡しているのです。
空爆だけと地上戦では雲泥の差なのは明らかですよ。
東京大空襲で一晩に10万人が死んだが、本土決戦で予想される東京の首都攻防戦では数十倍以上が否応無く巻きこまれ殺される恐ろしい真実に気が付いてください。
ですから仰られている話は事実ではあるかもしれませんが、残念ながら今回の記事とは何の関係も無い感情論ですね。

後半部分も書かれている事柄は全部事実ですが、この記事の趣旨(日本のオーデルナイセラインを認めるべきでないかと、日本終戦の動機はソ連軍参戦か原爆か)とは矢張り何の関係もありません。
其れよりも何故ソ連軍との戦闘が日本の敗戦後も続いたのかの不思議を考えたことがあるのでしょうか。?
文章からは何の疑問も持っていないらしいが、中野学校のルパング島の小野田少尉のような特殊な例を除けば日本軍は連合国軍の武装解除に素直に応じて日本占領軍(アメリカ軍4個師団)を攻撃しようとした例は無いのですよ。
例外が関東軍参謀本部や樺太や千島守備部隊なのです。
これ等の地域では連合国の武装解除に抵抗してソ連軍に対して公然とポツダム宣言に真っ向から反する攻撃命令を出しているのですね。
何故その様な無意味な無謀すぎる命令を部下の兵士に命令したかの理由は極簡単で、この記事にも書いたように高級将校達は自分達の身を守る為に部下を犠牲にして(時間を稼いで)大急ぎで日本本土に帰国した。
アメリカ軍には降服しても良いが、なんとしてもソ連軍だけには降服したくなかったのです。
本土に無事帰国できた悪魔の飽食の731部隊の石井軍医中将はアメリカ国に協力したので敗戦しても戦犯には問われることは決してなかったのです。
石井四郎が逃げ遅れてソ連軍に捕らえられていたら戦争犯罪人として間違いなく処刑されていたのですから彼等は、その事実を何よりも誰よりも良く知っていた。
だから部下には徹底抗戦するように厳命して自分だけが助かる様に、敗戦後に日本兵の犠牲を強要したのです。
歴史の事実は、頑強に抵抗する日本軍の為にソ連軍は1945年8月15日敗戦後の戦争で、全く意味の無い多くの犠牲者を出している。
この無駄な犠牲の多さが60万人の日本兵捕虜のシベリヤ抑留の根拠ともされたのですから日本軍の高級参謀達の罪は二重三重に重い(悪質)のです。
これだけ時間が経過したのですから、もういい加減に、日本人も隠し続けている真実の歴史に対峙する決意(覚悟)が必要ではないでしょうか。
例え辛い現実でも今のような冷戦構造のイデオロギーに汚染された不正確で間違った結論に惑わされているよりも、科学的な歴史の真実を知る必要があるでしょう。
北方領土 (ぺい)
2011-02-19 16:32:54
ロシア大統領をはじめロシア政府高官の訪問など、その都度反応する日本政府、このところ何かと話題に出る北方領土問題なのですが少しズレている様にも思えます。
過去は日本の領土だったのでしょう、ですが長い間日本の主権も及ばず日本人も住んでいない。どのような経緯でロシアの領土になったにしろ現実今はロシアの領土と認識するべきだと思います。日本の抗議などは、ロシアの人々は自国の領土に自国の大統領、高官などが訪れて何が悪いぐらいに思っているでしょう。
それどころか過剰なまでに反応する日本政府の態度は逆に弱みを曝しているようにしか思えません、隣国の弱みをみすみす手放すほど国際社会は甘くないでしょう。

売国奴NO1の吉田茂 (宗純)
2011-02-19 18:36:02
ぺいさん、コメント有難う御座います。

千島列島は国際条約で間違いなく日本国の正当な領土だったのですよ。
これは歴史を調べれば誰にでも分かることで間違いない。
ところが、これとは大違いで今日本が領有を主張する『北方領土』は法的な根拠がまったく無くて、道理も論理も無くて『昔は自分のものだったから権利を放棄したが返して欲しい』程度の話で、単なる情緒的な感情論でその事実は誰よりも日本政府が知っている。
だから地名抜きの北方領土なのです。
外相会談でロシアから『専門家による領土問題の検証』を提案されたら前原外相が即座に拒否しているのが何よりの証拠ですよ。
これは韓国哨戒艦天安沈没で北朝鮮の調査団派遣を即座に拒否した韓国と同じで自分以外の誰かの第三者の検証に耐えられないのです。
証拠物に自信があれば、誰よりも先に言い逃れできない物証を相手に示して自分に有利に交渉するのです。

日本政府はこれまでに一度も竹島を『西方領土』と、尖閣列島を『南西領土』などと呼んだ事は無い。
何故、『北方領土は日本固有の領土です』などと日本古来の固有名詞である『千島列島は日本固有の領土です』と正しく発言しないのか。
何故、日本政府が正しい日本語表記を出来ないのかと言うと、
半世紀前に当時の『売国奴』吉田茂日本全権が『千島列島の放棄』を認めたからです。
国際社会に向かって正式に千島放棄を宣言した後に、『千島を返して欲しい』とはいえない。
だから地名抜きの『北方領土』なのです。
千島列島は、択捉一島だけでも沖縄本島の2倍も有る大きな島です。
これを外国に無条件に譲渡した吉田茂は売国奴中の売国奴であり、
其の所属していた今の自民党は、徹頭徹尾売国奴の政党です。
この売国奴達(自民党)が戦後一貫して政権を担ってきたので、日本は正しい千島列島返還が一度も主張できないのです。
これにいらだった右翼の漫画中毒麻生太郎首相時代に『ロシアが不法占拠する北方領土』など破れかぶれの喧嘩発言で外交交渉の芽を摘む。
この丸っきりのお馬鹿のネットウ路線は現民主党にも継承されて管直人の『許されない暴挙』などと、其れこそ外交交渉では許されない言葉を使うまでにエスカレートして仕舞う。
日本政府の脳内妄想とは違う歴史的事実では、1951年に吉田茂は千島を放棄する講和条約に調印して翌年に効力が発効しているのです。
売国奴中の売国奴ですよ。
ところが何と文部省が歴史教育をちゃんとしないものだから今で名宰相だと思っている人が大部分らしいですよ。
因みに一番の悪い首相は方便発言の鳩山由紀夫で二番目が管直人らしいですね。
Unknown (逆張り王子)
2011-02-19 19:29:39
日本全体北海道さえソ連の植民地にもアメリカの植民地にもならなかっただけでもありがたいと思わなくてはならないでしょう。
北方4島で勘弁してくれたのはヒトラー以上の残酷な独裁者スターリンにしては寛大と言わざるを得ません。ま、アメリカさんとの力関係もありますから火事場泥棒的参戦ができても1国だけが抜け駆け占領できなかったちゅうのもありますね。
アジア中で悪逆非道の限りを尽くしてきた日本がまがりなりにもいま近代文明国でいられているのは大変に運のいいことでありそれをありがたく思わなくては罰が当たります。
けったいな戦争 (ましま)
2011-02-19 20:11:09
<今までの歴史上の数々の、どの様な戦争でもいえる共通した原則ですが、本当の戦争の地獄は、自国内に敵軍が入ってからの血で血を洗う地上戦なのです。

 この観点が最近はいちじるしく抜け落ちていますね。アメリカが無人機でいくらパキスタンのタリバン基地を空爆しても「テロリスト」は降参するはずはない。

 ミサイルや無人機では、戦争に勝てない。核は滅亡覚悟でないと使えない、となると、今後は戦争=おどかし(抑止力)ごっいだけで、軍需産業と失対のために存続するということになりますか。

 オッと、独裁政権維持のためというのがある。先軍主義全盛は北さんぐらいで、それも最近は怪しくなってきた。最後の時代遅れの国はどこになるのでしょう。
この論理はよくわかりません (愚樵)
2011-02-20 09:52:26
宗純さん、おはようございます。

たいへんに刺激的な記事で、面白く読ませていただきました。宗純さんの示された「論理」には大筋で賛成なのですが、ひとつ疑問に思った点を指摘させてもらいます。

>事実はソ連軍対日参戦を聞いた日本は即座にポツダム宣言受諾を決意したのです。
>アメリカには降服しても良いが、何としてもソ連軍にだけは降服したくなかった。

このあと宗純さんのお話は「日本列島要害論」に続くのですが、だとするならば、ソ連の参戦は日本が即座に降伏に至るほどの脅威であるとは考えられません。ソ連は第二次大戦最大の被害国であり、それは宗純さんの仰るとおり凄絶な地上戦を行なったからですが、そのソ連に日本列島へ上陸作戦が行えたはずがない。当時のソ連の海軍力など、ほぼないに等しい状態だったはずですし、そのことを当時の日本政府が把握していなかったはずはない。ロシア革命時のロマノフ王朝の結末がまだ記憶に新しいものだったとしても、現実にソ連軍によって同様の事態が引き起こされる可能性はなかった。ならば、ソ連に降伏したくなかったというのは、憶測以上の根拠を持ち得ないということになります。

>戦争開始時点から日本軍には二正面作戦を行う実力はなく、ソ連軍が参戦すれば即座にポツダム宣言を受諾することは、アメリカ(ルーズベルト大統領)はその事実を良く知っていた。

これも疑問です。以上のような事実はルーズベルトもチャーチルもよく知っていたはずです。知った上でのヤルタでのソ連参戦決定だったはず。だとすれば、ソ連参戦の果した役割がポツダム宣言受諾の決定的な要因になったと考えるのは、いささか飛躍しているように思えます。
全てのシナリオはアメリカ (宗純)
2011-02-20 10:25:11
逆張り王子さん、コメント有難う御座います。

何か少し誤解があるようですが、今の戦後秩序の全てはアメリカのシナリオ通りであり、日本がどうのこうのとか、ソ連のスターリンがどうのこうの言える範囲は、極僅かの小さい小さい範囲しかないのですね。
具体的に指摘すると、其れが北海道の付属の諸島で千島列島には含まれない歯舞色丹のソ連軍の占領(領有問題)なのです。
2島は千島全体と比べれば1%にも満たない小さな部分にしかならない、
ソ連は歯舞色丹もアメリカのルーズベルト大統領が対日参戦の褒美にくれると約束した千島に含まれると考えた。
しかし行政区としても地形的にも歯舞色丹は千島列島よりも、矢張り北海道の一部なのですね。
この事実は何よりも日本側が一番良く知っている。
勿論ソ連(ロシア)も知っている。
だから鳩山一郎は歯舞色丹両島返還での平和条約を確約して日ソ共同宣言に調印したのです。
ですから『独裁者スターリンにしては寛大』だった訳でも、
ソ連が勝手に『火事場泥棒的参戦』した訳でも無くて全ては遥か昔の日本が真珠湾を攻撃する以前からのアメリカ(連合国)の設計図通りに話が進んだだけなのです。
八百長政治宣伝なのか出来レースなのか (宗純)
2011-02-20 14:25:04
ましまさん、コメント有難う御座います。

1999年のユーゴ空爆ではミロシェビッチ政権はコソボからの治安部隊の全面引き上げに同意するのですが、大量の劣化ウラン弾などでNATO軍に徹底的に攻撃されたはずのセルビア人の軍は停戦後に戦車の隊列を組んで引き上げる。
空爆で痛めつけられたのは地元のアルバニア系市民で、攻撃目標にされた筈の機甲部隊の方は損害は軽微だったのですから本当にやり切れません。
軍隊とは攻撃力だけではなくて当たり前ですが民間なんか問題にならないくらいに防御力も優れている。
だから戦争が出来るのです。
太平洋戦争でも徴用された民間船の軍属の船員の死亡率は40%を超えていて半分近くが死んだが軍艦に乗る海軍軍人の死亡率はたったの17%で官民格差が違いが大きすぎるのです。
軍が守るものは『軍』そのもので決して『民』ではないのですよ。
其れにして対テロ戦争は欺瞞そのもの。
基本的にテロは警察が扱うべき性質のもので、今の様に軍隊が手を出すと、治まるべきものも治まらない。
無人機によるミサイル攻撃何か、いかに理屈付けしても違法行為であり丸っきりの国家によるテロそのもので、続ければ続けるだけ憎悪を煽りテロは拡大する一方です。

其れにして我が日本国では、北方領土が第二次世界大戦の戦後処理の不正義が原因しているとの視点が希薄ですね。
何故でしょう。
戦後処理なら当然主導したアメリカの名前が出てくるのですが、日本ではこの問題では何処にもアメリカの名前を出したがらないのですね。
アメリカの名前を出したくないから第二次世界大戦の戦後処理と切り離したいのか、卵が先かニワトリが先かの話と同じで、この二つは密接に結びついており絶対に切り離せない。
ところが日本では、このアメリカの果たした重大な責任も日本の戦後処理の問題点も、二つとも両方話したくない。
だから日本では論理的な話の展開にはならず、常に感情的な何とも非論理的な会話しか出来ないのです。

それにしてもアメリカの関与がタブーである原因とはと考えると一番の疑問(問題点)と実は太平洋戦争の開戦の不思議なのです。
普通には日本海軍によるアメリカの真珠湾の奇襲攻撃で始まったとされているが、
事実はその2時間も前に日本陸軍がイギリス領の要衝シンガポールへの奇襲攻撃で始まっている。
何故、日本海軍がアメリカに奇襲攻撃をしたかの目的が分かっているようで、実は良く分かっていない。
すでに第二次世界大戦は日本の同盟国であるドイツとイギリスフランスとで1939年に始まっていたのです。
第一次世界大戦時には日英同盟を理由としてイギリスが参戦しなくても良いと言っているにもかかわらず火事場泥棒そのものの対独戦争を日本は行っている。
この日本の姿勢は第二次世界大戦も全く変わらずに、フランス領のインドシナ(ベトナムなど)進駐と、正に火事場泥棒を働いているのです。
ですからドイツ空軍に猛爆されているイギリスの植民地のイギリス軍を攻撃するのは筋道としては当然なのです。
当然でないのは第二次世界大戦の交戦国でもない第三国であるアメリカの植民地のハワイやフィリピンの攻撃で、まったく意味不明。
フィリピンなんか砂糖ていどで資源も無い。
シーレーン防衛の意味しかないが日本海軍は民間船の防衛は基本的に行っていないのですから辻褄が合わない。
日本がイギリスの植民地シンガポールやドイツに降服したオランダの植民地インドネシアを抑えてもアメリカとしては対日参戦の大儀が不足で開戦には踏み切れない可能性が高いのです。
また例え開戦に成功しても『リメンバー・パールハーバー』のような標語(開戦理由)とは大違いで大儀が不明確であり、其れなら日本の後付の植民地解放(植民地の再配分)と同程度であり1200万人もの大量動員は絶対に無理。
それなら太平洋戦争のような一方的な戦争にはならず、今とは大違いの日米に対等な公平な戦後処理が出来たはずなのです。
ポツダム宣言受諾の決断原因とは (宗純)
2011-02-20 16:12:41
愚樵さん、コメント有難う御座います。

日頃の愚樵さんらしからぬ何とも非論理的な考え方(疑問)でこの記事の最初の部分を完全にすっぽかして、無視していますよ。
>『ソ連参戦と原爆についての日本人が持っている、根本的な勘違い』
第二次世界大戦終結直前に、日本にとって悲劇的な二つの理不尽な『不道徳』が行われた。そしてこの『ソ連軍参戦』と『原爆投下』の二つ不道徳には切っても切れない因縁があるのですが、特に原爆には根本的な勘違いがある。<
なのです。
そしてこの『ソ連軍参戦』と『原爆投下』の二つ不道徳の何れかが、(あるいは両方が)天皇聖断の原因であると考えるのが、歴史学上正しい考え方であるとされているのは、私が改めて指摘しなくても皆さんが薄々気が付いている。
ところが誰も言い出さない。
何故か。
考えて、出て来る答えが余りにも恐ろしくもあり腹立たしくもあり理不尽だからです。
愚樵さんは、まさか天皇聖断の決断原因が『ソ連対日参戦ではない』実は『原爆投下』だったとは主張していないと思います。
本当に少しでも原爆が戦争終結に役に立ったのであれば、(誰か少しでもその様に思っている人たちがいれば)日本の神道の伝統なら間違い無く『原爆神社』が出来上がり原爆は今頃はプルトニウム大明神とかウラン大神とか『神様』として祭られいる。
ところがそんなものは何処にもない。
原爆投下と関連する何か肯定的なプラスの面はどこにもない。
原爆と終戦の関連性の不道徳性は記事にも長々と書いています。
この記事のメインは実はこの部分(アメリカの不道徳性)であるのです。

私の説以外の何か別の、もっと良い説得力のある原因が有れば是非とも教えて欲しいものですが、ソ連対日参戦説は、消去法でこれ以外には一つも残らないのですよ。
ソ連軍が陸軍主体で海軍力(渡海能力)に劣るのは大昔から誰でも知っている事実ですが、
>『ソ連に日本列島へ上陸作戦が行えたはずがない』
の論理はこの場合には成り立ちません。
其れは敗戦後から長く続く冷戦思考に影響されて勘違いしているだけであり、事実は米英両国は世界に冠たる海軍力を持っていて幾らでも輸送力にこと欠かない。
何か、ソ連軍が独自に(勝手に)日本に攻め込んだと勘違いいしていませんか。
事実は正反対です。
米ソは同盟国なのですよ。
この重大な事実を見落としては話になりません。
ソ連の対日参戦はソ連自身の意思ではなくて、アメリカ政府の要請によるものであり、ソ連としては第二次世界大戦のアメリカによる莫大な対ソ援助など『同盟国の恩義に報いる為』の義務としての戦争なのです。
火事場泥棒的な日本が行った数々の戦争と、ソ連の対日参戦とは質が大きく違っていた。
日本との戦争を嫌がるソ連のスターリンの決断変更を迫るご馳走(ご褒美)が日本の固有の領土だった千島列島だったのですよ。
このソ連軍の行動(対日参戦)の重要な意味はアメリカが良く知っていたので、大戦終結と同時に始めた次の新しい戦争(冷戦)の相手であるソ連に恩義があるアメリカは当事者であるソ連が欠席しているにも関わらず、サンフランシスコ講和条約での千島放棄を日本の吉田茂に強要したのです。
日本の千島を奪ってソ連領にしたのソ連軍の占領が原因ではなくて、純粋なアメリカの対日戦後処理の方針だったのです。

日本人の多くが勘違いしているように、ソ連軍が千島を占領したからソ連領になったのではない。
事実、首都ウイーンなとオーストリアの東半分を占領したソ連軍は何の見返りも求めず、大戦終了後には占領軍を粛々と撤収しています。
ソ連軍占領地の東ドイツ建国は、アメリカが占領地に西ドイツを建国した為に仕方なく対抗上行った。
朝鮮でも事情は全く同じで南の米国占領地に韓国を、ベトナムでも統一選挙を拒否して同じようにドルの威力で傀儡国家を作りあげています。
史上最大の被害を出した大戦の結果、今とは大違いで初めから戦争に反対していた共産党など左翼の影響力は無視できない大きな力を持ていたのです。
だからアメリカとしては民主的な選挙がどうしても出来なかったのです。
ソ連が決めたから日本の千島がソ連領になったのではなくて、歴史的事実はアメリカ政府が『千島列島をソ連領にする』と決定したから、日本の千島列島はソ連領と決められたのです。
今のようにアメリカ抜きで、(日露両国だけの関係で)この北方領土の話を考えても決して正しい答えは出てこないのです。
実はこの問題の決着は簡単であり、尖閣列島を同じで日本が北方領土返還を国際司法裁判所に訴えて、その裁定に委ねるとの決定をすればよいのです。
国際条約を厳密に吟味すれば国後択捉など南千島は無理だが対照的に100%歯舞色丹は日本国に帰って来ます。

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