逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

第2次大戦の結果を受け入れる以外の最善策はあるのか

2011年02月19日 | 政治・外交と天皇制

『ロシアの強硬姿勢』第二次世界大戦の結果を承認する以外の方途はない

ロシアのラブロフ外相が2月15日、訪問先のロンドンで、日本との平和条約締結問題について、
『日本が他国のように、第二次世界大戦の結果を承認する以外の方途はない』と述べ日本側に『北方領土はソ連に不法占拠された』という主張を撤回するよう求めた。
ラブロフ外相はロシアがクリール諸島で他国との共同開発を行うことについて、『だれも日本の立場をおとしめることだとは考えていない』と述べた。
またロシア外務省のルカシェビッチ報道官は17日、北方領土問題について、『日本とはどのような交渉もしない』と明言。
『私たち(日露)の立場は完全に食い違っている。クリール諸島(千島列島)に対するロシアの主権は変わることはなく、そのことに何ら疑う余地はない』
平和条約締結交渉は、『領土問題に焦点を当てるのは無駄だ』政治対話や経済、技術革新など多面的な協力を含めた『新たなレベルでの交渉を行うべきだ』とした。
ロシア政府高官がこれほど強い調子で領土交渉を否定したのは前例が無い。
これは06年に当時の麻生太郎首相が外交慣例を無視して突然『ロシアに不法占拠された北方領土』と発言。以来『外交』として異例で強硬なこの主張を歴代内閣が承認して繰り返している事態を重視して態度を硬化している中で、メドベージェフ大統領の国後島訪問に対して菅直人首相がさらに表現をエスカレートさせ通常なら宣戦布告直前の『許しがたい暴挙』と表現したこと対応したものと見られる。
メドベージェフ大統領は9日、北方領土について『協力を侮辱的とは考えない近隣諸国と協力する用意がある』と述べ、韓国や中国との連携を示唆。
2010年11月に国後島を訪れ水産加工工場を視察したメドベージェフ大統領は、その後政府高官を次々に北方領土へ派遣。ロシアは現地のインフラ整備を進める一方、外国企業の誘致にも積極姿勢を示してきた
バサルギン地域発展相は自ら北方領土を視察して2月1日水産加工や建設ホテル事業まどインフラ整備などに韓国企業が参加を指摘。 近く韓国から2人の担当者が国後島の古釜布(ユジノクリリスク)を訪れ、合意文書に署名する予定。
また中国とロシアの水産会社が北方領土の国後島でナマコ養殖の合弁事業を行うことで合意した。

『不承不承でも日本のオーデルナイセラインを認める時期に来ているのではないか』

千島問題は第二次世界大戦の戦後処理の不公平に由来している事実を軽視するべきではないでしょう。
南千島の国後択捉と呼ばないで地名抜きの北方領土など日本政府の主張には法的な根拠が無く、一番論理的な主張である日本共産党の全千島の日本領有の正当性の根拠には、今のサンフランシスコ条約と其れと対になった日米安保条約の破棄が前提である。
この場合に、手順前後は許されるものではない。
講和条約の千島放棄条項を破棄しないで『歴史的に日本のものだったのだから返して欲しい』といっても国際的に通用しない。
残念ながら日本の吉田茂が全千島を放棄したのは歴史的な事実であり、誰にも否定できない。
この事実は日本も良く知っているから千島返還ではなくて地名抜きの北方領土なのです。
日露外相会談でラブロフ外相から『専門家による領土問題(歴史経過)の検証』を提案されたが日本の前原外相は即座に拒否した。
前原誠司は、国際条約上の日本側の不利を良く認識している。
千島問題は第二次世界大戦の戦後処理で、不公平であるのは事実であるのですが、ドイツは戦争責任を問われてドイツの揺籃の地であり父祖伝来のドイツの根本とも言うべき旧プロイセンを全て失ってしまったのですね。
ドイツがオーデルナイセラインを否定して、今の日本政府と同じように原則論をたてにして『正当なドイツ領の返還』を求めたらどうなるか、想像してください。
単に隣国ポーランドから非難される程度では済まず国際的な非難を浴び世界的な大騒動になることは必定です。
戦後66年も経ち今更日本国も調印した第二次世界大戦の戦後処理の変更は良いことなど何も無くて、騒動だけを生む可能性がある。
今の日本ですが、北海道の付属の諸島で講和条約で日本が放棄した千島に含まれない歯舞色丹返還の早期実現の方針に転換するべきでしょう。
この方針は一度は日本も同意して調印寸前になったのですが、冷戦を進めたいアメリカの強硬な反対で頓挫しています。
この時の数少ない遺産が1956年の日本の鳩山一郎首相が実現した平和条約(講和条約)締結後に歯舞色丹返還を決めた日ソ共同宣言であり日ソの国交回復なのです。
その後2000年前後に森喜朗首相の特使として鈴木宗雄がロシアと秘密交渉を行い矢張り調印寸前まで行ったが森首相の後を継いだ小泉純一郎首相の時代に、田中真紀外相と外務次官との何とも不可解な外務省の内紛に巻き込まれて失脚し歯舞色丹返還による平和条約締結交渉は頓挫し、突然誰かが引き起こしたマスコミ総がかりによる不思議な宗雄スキャンダルの大騒動の中、すべては闇の中に葬られる。

『ソ連参戦と原爆についての日本人が持っている、根本的な勘違い』

第二次世界大戦終結直前に、日本にとって悲劇的な二つの理不尽な『不道徳』が行われた。
そしてこの『ソ連軍参戦』と『原爆投下』の二つ不道徳には切っても切れない因縁があるのですが、特に原爆には根本的な勘違いがある。
一つはアメリカの原爆攻撃の直後に日本がポツダム宣言を受諾した為に、『原爆と終戦が何か関連している』との誤解ですね。
そしてアメリカは一貫して『戦争終結に果たした核兵器の威力』を強調しているので、これに影響されて日本でも久間防衛大臣の『仕方が無い』発言が生まれる。
しかし、アメリカのトルーマン大統領の主張が正しいと仮定するなら、原爆被害者の皆さんには不謹慎だが日本人全体から見ればヒロシマナガサキの原爆とは『人類への犯罪行為』などではない。アメリカの原爆投下は、正反対のキリストの磔刑のような『日本人の救いの神』であり、『正義の行為』と解釈出来るのですよ。
まさに手品(錬金術)なのです。
トルーマンの人類への許しがたい戦争犯罪行為が、この論理では正反対になる。
原爆投下がなんと、二十数万人の少ない?犠牲で2000万人以上の人命を救った人道的な崇高な名誉ある行為へと完璧に昇格、変質する。
そしてこの『善』か『悪』か、二つの内の何れか片一方だけが正解である。
真ん中の灰色決着は無い。
人類全体に対する戦争犯罪であるのか。
それとも数千万人もの大量の人命を救った崇高で名誉ある犠牲で、称えられるべき偉大な正義の行為であったのか。
『善と悪、何れか』であるが、日本人はこの問題を66年間も考えることをせずに放置して、どっちつかずの曖昧なままに放置していたのですよ。
あのヒロシマの主語無しの言葉なんか、その典型です。
何故結論を出さずに、思考停止のままで放置したのかの理由ですが、出て来る結論が怖すぎるのですよ。
余りに怖すぎて考えることを放棄してしまい、全てを曖昧にしてきたのです。
最早反撃出来ない日本に情け容赦なく原爆攻撃したアメリカが悪いのは考えるまでも無く全員が知っているが、その事実を認めたくない。まさに奴隷根性ですね。情け無い限りです。
死者の数だけならヒロシマナガサキの原爆投下程度の日本人の損害は、それ以前に何度も経験している。
事実はソ連軍対日参戦を聞いた日本は即座にポツダム宣言受諾を決意したのです。
アメリカには降服しても良いが、何としてもソ連軍にだけは降服したくなかった。
1945年の敗戦は今では大分昔になりましたが、それでも記憶している人々はまだまだ生き残っている。
今では遠い昔の歴史でしかなくなっているが1945年当時では、皇帝一族全員が処刑されロマノフ朝滅亡の1918年は直ぐ昔の記憶で、27年前の忘れるはずが無い生々しい事件だったのです。
戦争開始時点から日本軍には二正面作戦を行う実力はなく、ソ連軍が参戦すれば即座にポツダム宣言を受諾することは、アメリカ(ルーズベルト大統領)はその事実を良く知っていた。

『残虐だから禁止は勘違い』

もう一つの間違いは、『残虐兵器』禁止の欺瞞ですね。
原爆が『残虐だから禁止するべきだ』なとは大嘘であるのですよ。
残虐でなくて見てくれが綺麗で殺せるなら戦争の抑止力はより低下して、もっと今よりも悪いのですよ。
第二次世界大戦ですが、第一次世界大戦後に毒ガスが禁止された分だけ戦争へのハードルが下がったのです。
皆さんは悲惨な毒ガス被害者が大量に後方の本国に送り返されたらと想像して下さい。
間違いなく本国では反戦世論が起きて戦争が続けるのが困難になる。
事実第二次世界大戦の開戦前にはドイツの毒ガス攻撃を受けたアメリカ市民の反戦意識は強固で揺るがず、幾ら盟友のイギリスが敗戦直前でもルーズベルトには参戦の可能性はゼロで全く不可能であったのです。
その不可能を可能にしたのは、連合艦隊の真珠湾攻撃であるのですから、それならルーズベルトもチャーチルも山本五十六には足を向けては眠れない恩義があるのですよ。
開戦した後の戦争中でもアメリカ人の40%は戦争に反対であったとの驚くべき数字もあるのです。

『天然の要害の地である日本列島』

ヒロシマの原爆ですが、それ以前の一日に10万人が殺された東京大空襲などの度重なる無差別絨毯爆撃と、それ程被害の甚大さには遜色は無い。
そして日本人が口を揃えて『戦争の悲惨さ』を訴えているのですが(沖縄県民を例外として)これも如何も可笑しいのです。
日本本土では地上戦を行ったのは本土から見れば遥かに離れた離島である硫黄島であり沖縄島なのです。
欧州大陸で地続きのイタリアやドイツとはこの点が大きく違う。
そして空爆と地上戦では恐ろしさが文字どうり天と地の違いがあり、全く違う戦争である。
空爆だけだった北ベトナムと地上戦が行われた南ベトナムでは被害の程度が二桁違いで全く問題にもならなりレベルであるのです。
そしてアメリカ軍の行った北ベトナムへの北爆は第二次世界大戦で投下された爆弾の何倍もの凄まじい信じられないような絨毯爆撃が行われたと記録に残されている。
それでも南の地上戦に比べれば、本当の殺し合いと子供の遊びくらいに南北間で損害にとんでもない差があった。
で、何が言いたいのかの話ですが、太平洋戦争での日米決戦は1945年8月15日時点では半分しか決着が付いていなかったのですよ。
後半分が続いていたら間違いなく数千万人の命が失われたでしょう。

『戦争論』

今までの歴史上の数々の、どの様な戦争でもいえる共通した原則ですが、本当の戦争の地獄は、自国内に敵軍が入ってからの血で血を洗う地上戦なのです。
そのために日本軍は離島である沖縄を完全に捨石としてしか見ていなくて、着々と予定どうりの本土決戦を計画していた。
日本は人口の8%620万人を動員したが、無傷の日本軍精鋭部隊の半数300万人を本土に最後まで残していたのは、このためであるのです。
これとは違い、20%2000万人もの兵士を動員したドイツは独ソ戦で精鋭部隊を使い果たして本土決戦時には少数の残存部隊の老人とか、武装親衛隊に志願したノーベル賞作家のギュンター・グラスのような子供の促成部隊で、ドイツ国内に攻め込んできた連合国の大軍に徹底抗戦した。
日本の戦争とは大違いなのです。
プロイセンの軍事戦略家クラウゼヴィッツによれば戦争で攻勢と守勢では常に守勢が勝ると、一般的な常識とは正反対のことを『戦争論』で述べているのですが、その理由は攻勢側は三倍の兵力を集中する必要があり、硫黄島や沖縄戦ではこの原則が忠実に守られている。
それと『これが最後』『もう後が無い』とのモチベーションの違いで自国内では幾ら苦戦でも徹底的に戦うのです。
日本軍もサイパンやグアムなど外地では万歳突撃で簡単に全滅したが、これとは大違いで辺境とはいえ内地の硫黄島や沖縄では文字どうり最後の一兵までが抗戦して米軍に甚大な損害を与えている。
そしてこの『守勢』で恒に勝っていたのが伝統的なロシア軍の戦法であるのですが、守りに徹する縦深陣地を構築して敵軍を自国深くに誘い込んでから時間をかけて壊滅させる作戦です。
この作戦でソ連軍は史上最強のドイツの鉄の軍団を破るのですが、第二次世界大戦で最大の2000万人もの桁違いの被害者が出た。
ヨーロッパロシアの全部が戦場になったのですからソ連は膨大な損害が出たのです。
日本の空襲などは、地獄の地上戦に比べれば子供だましとまでは言わないが、それに近い話であるのです。
全土を戦場として戦ってドイツが降服しても、未だ日本本土は手付かずであった理由はまさに日本列島とは天然の要害の地で誰であれ容易には侵攻できないのです。
ルーズベルトが日本の千島列島を褒美(餌?)にして、あくまでソ連軍の対日参戦に拘った理由とは、悪夢の本土決戦の回避であったわけです。

『日本本土決戦の確率とその後の推移を検証する』

ソ連軍参戦も、原爆投下も無ければ必然的に日本本土決戦が予てからの予定の通り行われた。
ただ本土決戦が戦われていても、結果は同じであり殆ど今の政治状態と同一になっています。
そして、本土決戦の可能性はヤルタ会談の密約(ドイツ降服後3ヶ月以内のソ連対日参戦の確約)が行われなかったら確実に実行されていたのです。
ソ連軍が参戦しなければ間違いなく『天皇の聖断』も無い。
このことは可也の高い確率で断言出来るのですよ。
アメリカとしても、それなら間違いなく本土決戦で戦争の決着を付けるしか道がない。
そして日本の同盟国のドイツもイタリアも本土決戦を行っているのです。
何もドイツイタリアに限定しなくとも、何処の国でも全ての国は古今東西すべての例外なく本土決戦を行っているのですよ。
これを行わなかった例外が(真底の根性無し、あるいは完璧な無抵抗主義?あるいは徹底した平和主義?)の日本だけなのです。
66年前の日本国以外、全く世界に一つの例も無いのです。
あのアメリカさえ対英戦争では本土決戦で首都のホワイトハウスを焼き討ちされているのですよ。
ですから、南九州か、早期決着を目指して直接首都を落す短期決戦で房総半島か茨城県九十九里浜か、はたまた本州中部の静岡辺りに上陸して日本を分断する作戦か。?
いずれにしてもノルマンジーよりも桁違いに大きい本当の意味の史上最大の上陸作戦が敢行され信じられないくらいの巨大なウンカのごとき連合国軍の大軍が首都東京に攻め上る。
日本列島自体が攻めるに難く守るに易い要害の地なのですが、日本は7割が急峻な山岳地帯で攻める米軍の困難度は平坦な沖縄本島などの比ではない。
米軍ですが硫黄島や沖縄など比べられないくらいに間違いなく苦戦します。
最後までやれば100万人以上の米兵が死にます。
それならアメリカとしては戦争を継続出来なくなる。
これを日本軍は狙っていた。
第一次世界大戦の11万人、第二次世界大戦の40万人の犠牲が限度で、それ以上の人的損害は議会制民主主義と地方分権のアメリカでは耐えられないのですよ。
だから日米双方が適当な時期(多分半年以内)に停戦協議に応じて日本軍の武装解除と東条英機などA級戦犯の処罰と日本国の非武装化と天皇の象徴化と議会制民主主義の徹底が行われて、
と進んで今とそっくりな政治体制が出来上がるのです。
何故なら、それを決めるのは日本ではなくアメリカであり、アメリカの戦後処理は日本軍の真珠湾奇襲攻撃で開戦された太平洋戦争開始の遥か前の時点で決まっていた。
本当の戦争とは、プロイセンの軍事戦略家クラウゼヴィッツの戦争論によれば、政治の延長であり最後の終戦処理まで決めてから始めるものなのです。
ですから、真珠湾以前からアメリカの対日戦後構想(いまの日本の政治体制)は出来上がっていたのです。
多少違うところは地上戦が行われた地域では今の沖縄県と鹿児島の政治風土が違っているのと同じ程度に、保守よりも革新が支持される程度でしょう。
地上戦が行われ無かった地域は今と全く同じで少しも変わることは無いでしょう。
何かの違いとは、僅かにいまの沖縄県が1県ではなく数県に増えているぐらいの違いですね。

第二次世界大戦で2正面作戦を行っていたアメリカの主敵は基本的にドイツであり、日本との戦争は『ついで』のオマケ程度でありドイツ戦を行うための『呼び水』に過ぎないのです。
アメリカにとっての対日戦の意味は戦死者の数で見れば明らかで、欧州戦線と対日本戦では3対1の少なさなのですよ。
ルーズベルトは戦争不参加の公約で当選していたので幾ら盟友のイギリスが危機的状態であっても参戦できないのですよ。
当時は第一次世界大戦から二十数年しか経っていなくて戦争の悲惨さを誰もが覚えていたので反戦世論は強固であったのです。
ですからルーズベルトにとって真珠湾とは願っても無い素晴らしい出来事であったのですが、本来日本との戦争そのものを望んではいなかったので戦力配分(力の入れ具合)は欧州とアジアでは3対1の比率になったのですね。


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話はわかりますが (Black Joker)
2011-02-18 14:29:19
空爆と地上戦で犠牲者の数に大きな開きがあるのは事実ですが、被害を受けた側にとっては同じ話なのですよ。 日本軍に空爆された重慶、ドイツ軍に繰り返し空爆されたイギリスだけでなく、ドイツでも、数万人亡くなったハンブルク大空襲、十万人亡くなったドレスデン大空襲は現在でも語り草になっており、60年後の2005年には連合国側関係者も参加したドレスデン追悼式が行なわれました。(日本でも、広島・長崎で米国政府関係者の参加が望まれます。) ここで問題にされているのは、戦闘員でない多くの一般市民が無差別に被害にあったことです。 私の親戚の富山市では1945年8月13日に空襲の被害にあって3000人以上亡くなりました。 2日後に終戦になった際に、壊れた家屋や死人をかたづけていた人たちは悔しさの余り泣いたそうです。

南樺太・千島列島については、1945年8月14日に日本がポツダム宣言の受諾を決定した後、ソ連軍は8月25日に南樺太を占領、さらに 1945年8月28日から9月5日にかけて北方領土に上陸し占領したのですから、事情はやや異なると考えます。 つまりソ連軍は戦争によって領土を獲得したのではなく、戦争終了後に不法占領・実効支配していると解釈される余地があります。(特に、陸続きでない千島列島に関してはそうです。)
個人の感情ではその通りですが政治外交では意味がない (宗純)
2011-02-18 16:47:16
Black Jokerさん、はじめまして。コメント有難う御座います。

死んだ子供の意味するものは同じで、自動車事故で轢き殺されても誰かに殺害されても親にとっては悲しさや喪失感に違いはそれ程無いのですね。
半身不随でも助かって欲しかったとか、死ぬ時に苦しんだのかどうかのほうが意味がある。
そして、空爆と地上戦との悲しさに違いがある等とは誰も主張していないと思いますよ。
主張しているのは純粋な桁違いな『数』の違いです。
被害の大きさの客観的事実の違いなのです。
Black Jokerさんはまさか富山県の戦争被害も沖縄県の戦争被害も同等であるとは主張なさっていないと信じたいが、地上戦が行われた沖縄では4人に1人の命が失われた。
もしも誰かが『沖縄戦も富山の空襲も悲劇では同じだ』と主張したなら戦争を知っている沖縄県人なら例外なく激怒するでしょう。
地上戦とは地獄そのものなのです。
沖縄の数ヶ月前に行われた東京都の一部である硫黄島では2万2千人中全員が死亡しているのです。
空爆だけと地上戦では雲泥の差なのは明らかですよ。
東京大空襲で一晩に10万人が死んだが、本土決戦で予想される東京の首都攻防戦では数十倍以上が否応無く巻きこまれ殺される恐ろしい真実に気が付いてください。
ですから仰られている話は事実ではあるかもしれませんが、残念ながら今回の記事とは何の関係も無い感情論ですね。

後半部分も書かれている事柄は全部事実ですが、この記事の趣旨(日本のオーデルナイセラインを認めるべきでないかと、日本終戦の動機はソ連軍参戦か原爆か)とは矢張り何の関係もありません。
其れよりも何故ソ連軍との戦闘が日本の敗戦後も続いたのかの不思議を考えたことがあるのでしょうか。?
文章からは何の疑問も持っていないらしいが、中野学校のルパング島の小野田少尉のような特殊な例を除けば日本軍は連合国軍の武装解除に素直に応じて日本占領軍(アメリカ軍4個師団)を攻撃しようとした例は無いのですよ。
例外が関東軍参謀本部や樺太や千島守備部隊なのです。
これ等の地域では連合国の武装解除に抵抗してソ連軍に対して公然とポツダム宣言に真っ向から反する攻撃命令を出しているのですね。
何故その様な無意味な無謀すぎる命令を部下の兵士に命令したかの理由は極簡単で、この記事にも書いたように高級将校達は自分達の身を守る為に部下を犠牲にして(時間を稼いで)大急ぎで日本本土に帰国した。
アメリカ軍には降服しても良いが、なんとしてもソ連軍だけには降服したくなかったのです。
本土に無事帰国できた悪魔の飽食の731部隊の石井軍医中将はアメリカ国に協力したので敗戦しても戦犯には問われることは決してなかったのです。
石井四郎が逃げ遅れてソ連軍に捕らえられていたら戦争犯罪人として間違いなく処刑されていたのですから彼等は、その事実を何よりも誰よりも良く知っていた。
だから部下には徹底抗戦するように厳命して自分だけが助かる様に、敗戦後に日本兵の犠牲を強要したのです。
歴史の事実は、頑強に抵抗する日本軍の為にソ連軍は1945年8月15日敗戦後の戦争で、全く意味の無い多くの犠牲者を出している。
この無駄な犠牲の多さが60万人の日本兵捕虜のシベリヤ抑留の根拠ともされたのですから日本軍の高級参謀達の罪は二重三重に重い(悪質)のです。
これだけ時間が経過したのですから、もういい加減に、日本人も隠し続けている真実の歴史に対峙する決意(覚悟)が必要ではないでしょうか。
例え辛い現実でも今のような冷戦構造のイデオロギーに汚染された不正確で間違った結論に惑わされているよりも、科学的な歴史の真実を知る必要があるでしょう。
北方領土 (ぺい)
2011-02-19 16:32:54
ロシア大統領をはじめロシア政府高官の訪問など、その都度反応する日本政府、このところ何かと話題に出る北方領土問題なのですが少しズレている様にも思えます。
過去は日本の領土だったのでしょう、ですが長い間日本の主権も及ばず日本人も住んでいない。どのような経緯でロシアの領土になったにしろ現実今はロシアの領土と認識するべきだと思います。日本の抗議などは、ロシアの人々は自国の領土に自国の大統領、高官などが訪れて何が悪いぐらいに思っているでしょう。
それどころか過剰なまでに反応する日本政府の態度は逆に弱みを曝しているようにしか思えません、隣国の弱みをみすみす手放すほど国際社会は甘くないでしょう。

売国奴NO1の吉田茂 (宗純)
2011-02-19 18:36:02
ぺいさん、コメント有難う御座います。

千島列島は国際条約で間違いなく日本国の正当な領土だったのですよ。
これは歴史を調べれば誰にでも分かることで間違いない。
ところが、これとは大違いで今日本が領有を主張する『北方領土』は法的な根拠がまったく無くて、道理も論理も無くて『昔は自分のものだったから権利を放棄したが返して欲しい』程度の話で、単なる情緒的な感情論でその事実は誰よりも日本政府が知っている。
だから地名抜きの北方領土なのです。
外相会談でロシアから『専門家による領土問題の検証』を提案されたら前原外相が即座に拒否しているのが何よりの証拠ですよ。
これは韓国哨戒艦天安沈没で北朝鮮の調査団派遣を即座に拒否した韓国と同じで自分以外の誰かの第三者の検証に耐えられないのです。
証拠物に自信があれば、誰よりも先に言い逃れできない物証を相手に示して自分に有利に交渉するのです。

日本政府はこれまでに一度も竹島を『西方領土』と、尖閣列島を『南西領土』などと呼んだ事は無い。
何故、『北方領土は日本固有の領土です』などと日本古来の固有名詞である『千島列島は日本固有の領土です』と正しく発言しないのか。
何故、日本政府が正しい日本語表記を出来ないのかと言うと、
半世紀前に当時の『売国奴』吉田茂日本全権が『千島列島の放棄』を認めたからです。
国際社会に向かって正式に千島放棄を宣言した後に、『千島を返して欲しい』とはいえない。
だから地名抜きの『北方領土』なのです。
千島列島は、択捉一島だけでも沖縄本島の2倍も有る大きな島です。
これを外国に無条件に譲渡した吉田茂は売国奴中の売国奴であり、
其の所属していた今の自民党は、徹頭徹尾売国奴の政党です。
この売国奴達(自民党)が戦後一貫して政権を担ってきたので、日本は正しい千島列島返還が一度も主張できないのです。
これにいらだった右翼の漫画中毒麻生太郎首相時代に『ロシアが不法占拠する北方領土』など破れかぶれの喧嘩発言で外交交渉の芽を摘む。
この丸っきりのお馬鹿のネットウ路線は現民主党にも継承されて管直人の『許されない暴挙』などと、其れこそ外交交渉では許されない言葉を使うまでにエスカレートして仕舞う。
日本政府の脳内妄想とは違う歴史的事実では、1951年に吉田茂は千島を放棄する講和条約に調印して翌年に効力が発効しているのです。
売国奴中の売国奴ですよ。
ところが何と文部省が歴史教育をちゃんとしないものだから今で名宰相だと思っている人が大部分らしいですよ。
因みに一番の悪い首相は方便発言の鳩山由紀夫で二番目が管直人らしいですね。
Unknown (逆張り王子)
2011-02-19 19:29:39
日本全体北海道さえソ連の植民地にもアメリカの植民地にもならなかっただけでもありがたいと思わなくてはならないでしょう。
北方4島で勘弁してくれたのはヒトラー以上の残酷な独裁者スターリンにしては寛大と言わざるを得ません。ま、アメリカさんとの力関係もありますから火事場泥棒的参戦ができても1国だけが抜け駆け占領できなかったちゅうのもありますね。
アジア中で悪逆非道の限りを尽くしてきた日本がまがりなりにもいま近代文明国でいられているのは大変に運のいいことでありそれをありがたく思わなくては罰が当たります。
けったいな戦争 (ましま)
2011-02-19 20:11:09
<今までの歴史上の数々の、どの様な戦争でもいえる共通した原則ですが、本当の戦争の地獄は、自国内に敵軍が入ってからの血で血を洗う地上戦なのです。

 この観点が最近はいちじるしく抜け落ちていますね。アメリカが無人機でいくらパキスタンのタリバン基地を空爆しても「テロリスト」は降参するはずはない。

 ミサイルや無人機では、戦争に勝てない。核は滅亡覚悟でないと使えない、となると、今後は戦争=おどかし(抑止力)ごっいだけで、軍需産業と失対のために存続するということになりますか。

 オッと、独裁政権維持のためというのがある。先軍主義全盛は北さんぐらいで、それも最近は怪しくなってきた。最後の時代遅れの国はどこになるのでしょう。
この論理はよくわかりません (愚樵)
2011-02-20 09:52:26
宗純さん、おはようございます。

たいへんに刺激的な記事で、面白く読ませていただきました。宗純さんの示された「論理」には大筋で賛成なのですが、ひとつ疑問に思った点を指摘させてもらいます。

>事実はソ連軍対日参戦を聞いた日本は即座にポツダム宣言受諾を決意したのです。
>アメリカには降服しても良いが、何としてもソ連軍にだけは降服したくなかった。

このあと宗純さんのお話は「日本列島要害論」に続くのですが、だとするならば、ソ連の参戦は日本が即座に降伏に至るほどの脅威であるとは考えられません。ソ連は第二次大戦最大の被害国であり、それは宗純さんの仰るとおり凄絶な地上戦を行なったからですが、そのソ連に日本列島へ上陸作戦が行えたはずがない。当時のソ連の海軍力など、ほぼないに等しい状態だったはずですし、そのことを当時の日本政府が把握していなかったはずはない。ロシア革命時のロマノフ王朝の結末がまだ記憶に新しいものだったとしても、現実にソ連軍によって同様の事態が引き起こされる可能性はなかった。ならば、ソ連に降伏したくなかったというのは、憶測以上の根拠を持ち得ないということになります。

>戦争開始時点から日本軍には二正面作戦を行う実力はなく、ソ連軍が参戦すれば即座にポツダム宣言を受諾することは、アメリカ(ルーズベルト大統領)はその事実を良く知っていた。

これも疑問です。以上のような事実はルーズベルトもチャーチルもよく知っていたはずです。知った上でのヤルタでのソ連参戦決定だったはず。だとすれば、ソ連参戦の果した役割がポツダム宣言受諾の決定的な要因になったと考えるのは、いささか飛躍しているように思えます。
全てのシナリオはアメリカ (宗純)
2011-02-20 10:25:11
逆張り王子さん、コメント有難う御座います。

何か少し誤解があるようですが、今の戦後秩序の全てはアメリカのシナリオ通りであり、日本がどうのこうのとか、ソ連のスターリンがどうのこうの言える範囲は、極僅かの小さい小さい範囲しかないのですね。
具体的に指摘すると、其れが北海道の付属の諸島で千島列島には含まれない歯舞色丹のソ連軍の占領(領有問題)なのです。
2島は千島全体と比べれば1%にも満たない小さな部分にしかならない、
ソ連は歯舞色丹もアメリカのルーズベルト大統領が対日参戦の褒美にくれると約束した千島に含まれると考えた。
しかし行政区としても地形的にも歯舞色丹は千島列島よりも、矢張り北海道の一部なのですね。
この事実は何よりも日本側が一番良く知っている。
勿論ソ連(ロシア)も知っている。
だから鳩山一郎は歯舞色丹両島返還での平和条約を確約して日ソ共同宣言に調印したのです。
ですから『独裁者スターリンにしては寛大』だった訳でも、
ソ連が勝手に『火事場泥棒的参戦』した訳でも無くて全ては遥か昔の日本が真珠湾を攻撃する以前からのアメリカ(連合国)の設計図通りに話が進んだだけなのです。
八百長政治宣伝なのか出来レースなのか (宗純)
2011-02-20 14:25:04
ましまさん、コメント有難う御座います。

1999年のユーゴ空爆ではミロシェビッチ政権はコソボからの治安部隊の全面引き上げに同意するのですが、大量の劣化ウラン弾などでNATO軍に徹底的に攻撃されたはずのセルビア人の軍は停戦後に戦車の隊列を組んで引き上げる。
空爆で痛めつけられたのは地元のアルバニア系市民で、攻撃目標にされた筈の機甲部隊の方は損害は軽微だったのですから本当にやり切れません。
軍隊とは攻撃力だけではなくて当たり前ですが民間なんか問題にならないくらいに防御力も優れている。
だから戦争が出来るのです。
太平洋戦争でも徴用された民間船の軍属の船員の死亡率は40%を超えていて半分近くが死んだが軍艦に乗る海軍軍人の死亡率はたったの17%で官民格差が違いが大きすぎるのです。
軍が守るものは『軍』そのもので決して『民』ではないのですよ。
其れにして対テロ戦争は欺瞞そのもの。
基本的にテロは警察が扱うべき性質のもので、今の様に軍隊が手を出すと、治まるべきものも治まらない。
無人機によるミサイル攻撃何か、いかに理屈付けしても違法行為であり丸っきりの国家によるテロそのもので、続ければ続けるだけ憎悪を煽りテロは拡大する一方です。

其れにして我が日本国では、北方領土が第二次世界大戦の戦後処理の不正義が原因しているとの視点が希薄ですね。
何故でしょう。
戦後処理なら当然主導したアメリカの名前が出てくるのですが、日本ではこの問題では何処にもアメリカの名前を出したがらないのですね。
アメリカの名前を出したくないから第二次世界大戦の戦後処理と切り離したいのか、卵が先かニワトリが先かの話と同じで、この二つは密接に結びついており絶対に切り離せない。
ところが日本では、このアメリカの果たした重大な責任も日本の戦後処理の問題点も、二つとも両方話したくない。
だから日本では論理的な話の展開にはならず、常に感情的な何とも非論理的な会話しか出来ないのです。

それにしてもアメリカの関与がタブーである原因とはと考えると一番の疑問(問題点)と実は太平洋戦争の開戦の不思議なのです。
普通には日本海軍によるアメリカの真珠湾の奇襲攻撃で始まったとされているが、
事実はその2時間も前に日本陸軍がイギリス領の要衝シンガポールへの奇襲攻撃で始まっている。
何故、日本海軍がアメリカに奇襲攻撃をしたかの目的が分かっているようで、実は良く分かっていない。
すでに第二次世界大戦は日本の同盟国であるドイツとイギリスフランスとで1939年に始まっていたのです。
第一次世界大戦時には日英同盟を理由としてイギリスが参戦しなくても良いと言っているにもかかわらず火事場泥棒そのものの対独戦争を日本は行っている。
この日本の姿勢は第二次世界大戦も全く変わらずに、フランス領のインドシナ(ベトナムなど)進駐と、正に火事場泥棒を働いているのです。
ですからドイツ空軍に猛爆されているイギリスの植民地のイギリス軍を攻撃するのは筋道としては当然なのです。
当然でないのは第二次世界大戦の交戦国でもない第三国であるアメリカの植民地のハワイやフィリピンの攻撃で、まったく意味不明。
フィリピンなんか砂糖ていどで資源も無い。
シーレーン防衛の意味しかないが日本海軍は民間船の防衛は基本的に行っていないのですから辻褄が合わない。
日本がイギリスの植民地シンガポールやドイツに降服したオランダの植民地インドネシアを抑えてもアメリカとしては対日参戦の大儀が不足で開戦には踏み切れない可能性が高いのです。
また例え開戦に成功しても『リメンバー・パールハーバー』のような標語(開戦理由)とは大違いで大儀が不明確であり、其れなら日本の後付の植民地解放(植民地の再配分)と同程度であり1200万人もの大量動員は絶対に無理。
それなら太平洋戦争のような一方的な戦争にはならず、今とは大違いの日米に対等な公平な戦後処理が出来たはずなのです。
ポツダム宣言受諾の決断原因とは (宗純)
2011-02-20 16:12:41
愚樵さん、コメント有難う御座います。

日頃の愚樵さんらしからぬ何とも非論理的な考え方(疑問)でこの記事の最初の部分を完全にすっぽかして、無視していますよ。
>『ソ連参戦と原爆についての日本人が持っている、根本的な勘違い』
第二次世界大戦終結直前に、日本にとって悲劇的な二つの理不尽な『不道徳』が行われた。そしてこの『ソ連軍参戦』と『原爆投下』の二つ不道徳には切っても切れない因縁があるのですが、特に原爆には根本的な勘違いがある。<
なのです。
そしてこの『ソ連軍参戦』と『原爆投下』の二つ不道徳の何れかが、(あるいは両方が)天皇聖断の原因であると考えるのが、歴史学上正しい考え方であるとされているのは、私が改めて指摘しなくても皆さんが薄々気が付いている。
ところが誰も言い出さない。
何故か。
考えて、出て来る答えが余りにも恐ろしくもあり腹立たしくもあり理不尽だからです。
愚樵さんは、まさか天皇聖断の決断原因が『ソ連対日参戦ではない』実は『原爆投下』だったとは主張していないと思います。
本当に少しでも原爆が戦争終結に役に立ったのであれば、(誰か少しでもその様に思っている人たちがいれば)日本の神道の伝統なら間違い無く『原爆神社』が出来上がり原爆は今頃はプルトニウム大明神とかウラン大神とか『神様』として祭られいる。
ところがそんなものは何処にもない。
原爆投下と関連する何か肯定的なプラスの面はどこにもない。
原爆と終戦の関連性の不道徳性は記事にも長々と書いています。
この記事のメインは実はこの部分(アメリカの不道徳性)であるのです。

私の説以外の何か別の、もっと良い説得力のある原因が有れば是非とも教えて欲しいものですが、ソ連対日参戦説は、消去法でこれ以外には一つも残らないのですよ。
ソ連軍が陸軍主体で海軍力(渡海能力)に劣るのは大昔から誰でも知っている事実ですが、
>『ソ連に日本列島へ上陸作戦が行えたはずがない』
の論理はこの場合には成り立ちません。
其れは敗戦後から長く続く冷戦思考に影響されて勘違いしているだけであり、事実は米英両国は世界に冠たる海軍力を持っていて幾らでも輸送力にこと欠かない。
何か、ソ連軍が独自に(勝手に)日本に攻め込んだと勘違いいしていませんか。
事実は正反対です。
米ソは同盟国なのですよ。
この重大な事実を見落としては話になりません。
ソ連の対日参戦はソ連自身の意思ではなくて、アメリカ政府の要請によるものであり、ソ連としては第二次世界大戦のアメリカによる莫大な対ソ援助など『同盟国の恩義に報いる為』の義務としての戦争なのです。
火事場泥棒的な日本が行った数々の戦争と、ソ連の対日参戦とは質が大きく違っていた。
日本との戦争を嫌がるソ連のスターリンの決断変更を迫るご馳走(ご褒美)が日本の固有の領土だった千島列島だったのですよ。
このソ連軍の行動(対日参戦)の重要な意味はアメリカが良く知っていたので、大戦終結と同時に始めた次の新しい戦争(冷戦)の相手であるソ連に恩義があるアメリカは当事者であるソ連が欠席しているにも関わらず、サンフランシスコ講和条約での千島放棄を日本の吉田茂に強要したのです。
日本の千島を奪ってソ連領にしたのソ連軍の占領が原因ではなくて、純粋なアメリカの対日戦後処理の方針だったのです。

日本人の多くが勘違いしているように、ソ連軍が千島を占領したからソ連領になったのではない。
事実、首都ウイーンなとオーストリアの東半分を占領したソ連軍は何の見返りも求めず、大戦終了後には占領軍を粛々と撤収しています。
ソ連軍占領地の東ドイツ建国は、アメリカが占領地に西ドイツを建国した為に仕方なく対抗上行った。
朝鮮でも事情は全く同じで南の米国占領地に韓国を、ベトナムでも統一選挙を拒否して同じようにドルの威力で傀儡国家を作りあげています。
史上最大の被害を出した大戦の結果、今とは大違いで初めから戦争に反対していた共産党など左翼の影響力は無視できない大きな力を持ていたのです。
だからアメリカとしては民主的な選挙がどうしても出来なかったのです。
ソ連が決めたから日本の千島がソ連領になったのではなくて、歴史的事実はアメリカ政府が『千島列島をソ連領にする』と決定したから、日本の千島列島はソ連領と決められたのです。
今のようにアメリカ抜きで、(日露両国だけの関係で)この北方領土の話を考えても決して正しい答えは出てこないのです。
実はこの問題の決着は簡単であり、尖閣列島を同じで日本が北方領土返還を国際司法裁判所に訴えて、その裁定に委ねるとの決定をすればよいのです。
国際条約を厳密に吟味すれば国後択捉など南千島は無理だが対照的に100%歯舞色丹は日本国に帰って来ます。
いくらなんでも、それはない。 (愚樵)
2011-02-20 18:05:00
宗純さん

>米ソは同盟国なのですよ

いくらなんでも、それはないでしょう。

いえ、裏で米ソがある種の同盟関係にあっただろうという推測は、私も同意しないではない。しかし、それならなおのこと、表だって米ソが同盟関係を結ぶわけにはいかない。日米開戦がアメリカのシナリオ通りであったとするならば、後の米ソ冷戦もシナリオが存在したはずだし、それはポツダム宣言の時点ですでに青写真は出来上がっていたはず。ならば、米ソが米英のような同盟を表立って組むわけにはいかない。

>事実は米英両国は世界に冠たる海軍力を持っていて幾らでも輸送力にこと欠かない。

物理的にソ連軍が米英と軍事作戦をともにして日本上陸作戦を実行することが可能であったとしても、後々のシナリオを考えると実行はできないと考えるべきでしょう。いったんそのような実績を作ってしまえば、その後に予定されている冷戦に大きく影響してしまう。実際欧州では、米英とソ連が軍事的な協力関係を結ぶことはなかったはずです。

さらにもうひとつ、問題点があります。それは、もしソ連参戦によって聖断が下されたとするなら、昭和天皇は米ソの同盟関係を知っていなければならない、ということです。宗純さんの仰る同盟とは、ソ連が対独対日戦争を遂行するための物資援助とは意味が違います。裏では軍事同盟を結んでいたということです。が、その事実を昭和天皇はどのようにして知ったのか? この裏の関係を知らなければ、ソ連軍が日本に上陸してくるということすら想定できません。

もし仮に日本が本土決戦を挑み、戦争終結が長引いた場合には、米ソがやむを得ず一時的な(表だった)軍事同盟を結んで、その結果、ソ連軍が日本にやってくるという事態は考えられなくはない。しかし、それにしても、ソ連参戦が“直ちに”ポツダム宣言を受諾させた理由にはならない。“直ちに”受諾させた理由だと考えるなら、“直ちに”ソ連上陸が想定さればならないが、だとするなら、米ソの同盟関係が予め知られていなければなりません。

>考えて、出て来る答えが余りにも恐ろしくもあり腹立たしくもあり理不尽だからです。

まったくです。宗純さんの話を受け入れるならば、実は昭和天皇は、米ソの同盟関係を知っていたという仮定に立たなければなりません。その仮定に立つとして、では、どの時点で知ったのか? ここのところが大変な問題になりますね。もし日米開戦以前から知っていたとするならば、アメリカの『不道徳』以上の『不道徳』を昭和天皇は行なったことになる。しかしそう考えると、日本の海軍がアメリカに対して不合理な開戦を行なった理由に繋がってこなくもない。

ほんと、こんなことは考えたくもありませんね。
Unknown (逆張り王子)
2011-02-20 18:27:37
ありがとうございます。
宗純さんの説明は、漫画日本の歴史に乗っていた歴史とはちょっと違うので正直まだ半信半疑ですが、大変勉強になりました。
はじめまして。 (ザビー)
2011-02-20 18:27:49
いつも拝見してまして、貴重な情報をもらってます。


話題を変えて申し訳ないですが、
私は前からダライラマさんは何か素直に好きに成れなかったのです。
つい最近、チベット亡命政府の幹部がインド政府から「中国のスパイ」扱いされたらしいです。
また世界宗教連盟という霊感商法団体との連帯も。

http://x70.peps.jp/bhuabc321/realt/?cn=28


ダライさんも真っ白では無かったみたいで。
ツイッターも本人じゃなくてスタッフが更新してるみたいですし。


おっと (愚樵)
2011-02-20 19:12:01
ちょっと訂正

>日米開戦がアメリカのシナリオ通りであったとするならば、

は削除させてもらいます。『すべてはアメリカのシナリオ通り』につられて日米開戦までアメリカのシナリオに入れてしまいましたが、宗純さんが言及されているのは「戦後」まででしたね。

もっとも、宗純さんも日米開戦においてもシナリオが存在した可能性を臭わせてはいますが。
愚樵さん、コメントが大混乱ですよ (宗純)
2011-02-21 10:28:12
(大戦後に冷戦が始まり20年前まで続けていたから)『米ソが同盟国でなかった』何て、今のように無茶苦茶なことを主張されても鼻白むばかりですよ。
そんな歴史も事実も無視したことは、論理的な思考が出来ないお馬鹿で有名なネットウヨでも恥ずかしくて言わないと思いますよ。
一体全体、第二次世界大戦とは『なんだった』と思っているのでしょか。?
日本などの枢軸国側と、米英ソ仏中の連合国の戦争だったのですよ。
事実、戦後に連合国(国連)UNの常任理事国にはこの5カ国がなり日本やドイツには敵国条項が残っている。
この事実を完璧に失念している。
そして戦争終結後、即座にアメリカは次の戦争(冷戦)を準備した。
大戦終戦後の次の戦争である冷戦のイデオロギーのバイアスが影響しすぎて、それ以前の戦争である大戦の意味の判断を誤っているのです。
同盟国だったから戦争にはならないではなくて、事実はその反対で、政治や外交では2人も正統な天皇がいた太平記の世の中と同じで、今日の同盟国は明日の敵は当たり前の常識です。
大戦でイギリス軍を攻撃した日本が、長い間イギリスの同盟国だったことを忘れていませんか。?
愚樵さんは、同盟国というから何か仲が良いと勘違いしているようですが、そんなことは理想であり事実ではない。
例えばドイツと日本ですが、ヒットラーの考え方ならアーリア人の優越性を称えて純粋でない血統であるスラブ人やドイツ人の純潔を汚すユダヤ人の絶滅を考えていたとすれば、白人でもない日本など劣等民族中の劣等種ですよ。
勿論日本側も八紘一宇で日本以外は劣等種でどっこいどっこい。
何かの歴史の間違いで、枢軸国側が勝っていて日独が国境を接する自体になれば同盟国である日独で即大戦争が勃発するのは当然です。
愚樵さんのような同盟国同士の戦争は、『考えられない』ではなくて、その正反対の必然なのです。
必ず起こります。

其れより一番困ることは、それでは愚樵さんは天皇の聖断の原因はアメリカの原爆投下だとの説を支持する久間防衛大臣の『仕方が無い』やトルーマン大統領の100万人の米兵の命を救った(日本人2000万人を救った)を否定出来ないとの論理的な考え方を無視していることです。
8月6日以前は、日本は着々と本土決戦を準備していたのです。
ところが突然心変わりした。
愚樵さん、
『ソ連参戦は関係無い』と主張するなら、それなら『原爆投下が戦争を終結した』との恐ろしい結論に、必然的になるのですよ。
勿論日本人全員が原爆が戦争終結の原因だとは考えたくない。
だから久間防衛大臣は『仕方が無い』発言で即辞任に追い込まれたのです。
ところがもう一方の『ソ連軍参戦』も絶対に認めたくない。
しかしこの二つ以外には、突然日本が心変わりした原因が見当たらないのですよ。
今のように両方否定するなら、別の第三の原因を指摘しないと、単に足をばたばたさせて『嫌だ嫌だ』『違う違う』といっている子供と同じに成り、これでは科学的な何らかの『論』の客観的な根拠とはなりません。
矢張り冷戦思考から一歩も出ていない (宗純)
2011-02-21 11:44:52
>『物理的にソ連軍が米英と軍事作戦をともにして日本上陸作戦を実行することが可能であったとしても』<
『あったとしても』ではなくて明確に現実の歴史が証明するように上陸作戦を実行する能力は『あった』のです。
ソ連軍による、日本の千島列島攻略戦を無視していませんか。
当時、日本周辺の海域は米軍が完全に制空権も制海権も握っていたのですから、例えソ連軍でも米軍の承諾の無い一切の軍事行動は無理なのです。
欧州大陸での米ソの関係は、大陸と200キロも離れた対日戦とは違っていて当たり前です。
今も昔も、ソ連(ロシア)とは巨大な陸軍国なのすよ。
そして欧州とはイギリス以外は全て地続きなのですね。
だから、イギリスやフランスが世界最強を誇ったドイツの鉄の軍団を破ったソ連軍戦車隊を恐れるのは極々当たり前だと思いますよ。
何の不思議もありません。

>『ソ連参戦によって聖断が下されたとするなら、昭和天皇は米ソの同盟関係を知っていなければならない』<
何故知っている必要があるのでしょうか。?
この場合には同盟関係の有無などは何の因果関係もありません。
記事にも書いているよう『ソ連軍にだけは捕まりたくなかった』だけなのです。
1945年8月時点で日本側には勝つ見込みは0であったのです。
それなら残されたのは、如何にして有利に停戦(降服)するかの条件闘争なのですね。
具体的には国体の護持(天皇制の維持)だったのです。
これは対アメリカなら可能なのですが、ソ連では絶対に無理なのは誰でもが思いつきます。
怒涛の勢いで進軍するソ連軍が日本本土に辿り着く前に、何としても戦争を終結する必要が絶対に大切なのですね。

>『ソ連軍が日本に上陸してくるということすら想定できません。』<
ソ連軍かアメリカ軍か、あるいは両方が挟み撃ちか。
本土には無傷の日本軍精鋭部隊300万人が本土決戦の為に準備されていたのです。
硫黄島の2万人や沖縄戦の12万人なんか問題ともならないほどの最強の軍隊が無傷で残っていたのですよ。
『上陸することが想定されません』どころか、敵軍の上陸を想定して日本軍の全ての戦略は作られていたのです。
ところが水鳥の羽音に驚いて総崩れになった平家ではないが、ソ連軍参戦を聞いてい突然何の抵抗もせず、敵軍が一兵も上陸する前に早々と降服した事実を見逃しては駄目でしょう。
太平洋戦争での日米決戦は日本が降服した1945年8月15日時点では半分しか決着が付いていなかったのですよ。
日本軍が戦ったのは数千キロも本土とは遠く離れた地域だけだったんです。
こんな例は歴史上まったく無いのですよ。
『ソ連参戦が原因ではない』なら、記事にも書いたように、それなら本土の日本軍とは戦意が全く無い真底臆病な軍人ばかりで編成された軍隊だったとの歴史の記録とは違いすぎる不思議な話になる。
何処の国でも全ての国は古今東西すべての例外なく本土決戦を行っているのですよ。
ところが、これを行わなかった例外が(真底の根性無し、あるいは完璧な無抵抗主義?あるいは徹底した平和主義?)の日本だけなのです。
66年前の日本国以外、全く世界に一つの例も無いのです。

何故こんな不思議なことが起きたのかの理由を、今の様にあやふやな定説に惑わされること無く冷静に考える必要があるでしょう。
定説が何処にも無い天皇聖断の怪 (宗純)
2011-02-21 14:50:03
逆張り王子さん、コメント有難う御座います。
当ブログではタイトルを書かないとUnknownと表記されるのですが、コメント管理上無いと困るので何でも結構ですから必ずご記入御願い致します。

どんな不思議な事柄でも、必ずその科学的な客観的原因が有る。
原因が無く、結果だけが存在する場合には其れを世間の言葉では『奇跡』と呼ぶのですよ。
イスラムやキリスト教など欧米一神教社会では『奇跡』は教義上存在するとされていますが、
原因と結果は必ず結びついていると考えるブッダの見つけた仏教の世界観では奇跡は起きることは無い。
ましてや現代科学の世界では絶対に認められない。
奇跡何ぞは何処にもありません。
いわゆる奇跡ですが、みんなインチキですよ。真っ赤な嘘、ペテンです
それなら日本の66年前の『天皇聖断』のように原因が何処にも示されなくて無くて突然『結果』だけがある場合、本当に原因が無いなら其れは『奇跡』なのですよ。
そして奇跡なら同時にインチキですね。
科学的な思考方法なら原因が『無い』ではなくて『明らかにすると不都合なので隠している』と考える。
ソ連の対日参戦にしろ、アメリカの原爆投下にしろ、何れでも大問題で原因として不都合すぎるのですよ。
今度のこの私の主張は確かに今までの検定教科書の記述とは大きく違っているが、何ら特別な新しい主張はしていないのですよ。
書いてあることは、全ては今までみんなに知られている事柄ばかりです。
其れをほんの少し捻って考えている程度の話ですよ。
例えるなら、犬が西を向いていることが分かっているなら尻尾は必ず東を向くだろうと言っている程度の常識の話なのですね。
ただみんなは如何してもこの尻尾の話を認めたく無いし言いたくないのです。
ダライ・ラマについては (宗純)
2011-02-21 15:19:16
ザビーさん、はじめまして。
当ブログでは古い記事へのコメントでも大歓迎で、必ず返事を書いていますし、最新コメントの欄に掲示されます。
多すぎて最新コメント欄から溢れる事は滅多に起こりません。
チベット関係の記事は、
チベット亡命政府と米国CIAの関係
2008年03月28日 | 東アジア共同体
チベット騒乱と国境無き記者団(メモ)
2008年03月30日 | 東アジア共同体
ダライ・ラマチベット亡命政府(メモ)
2008年04月05日 | 東アジア共同体
チベット動乱問題の過去と現代(メモ)
2008年04月18日 | 東アジア共同体
「同盟」の意味 (愚樵)
2011-02-21 19:16:46
宗純さん

宗純さんのコメントを拝見すると、余計にわけがわからなくなってきました(笑)

>日本などの枢軸国側と、米英ソ仏中の連合国の戦争だったのですよ。

ええ、そうですよ。私が指摘しているのは、そうした第二次大戦時の連合国といった同盟関係と

>事実は米英両国は世界に冠たる海軍力を持っていて幾らでも輸送力にこと欠かない。

の記述で想定されている同盟は、同じ同盟といっても全く性質の異なるものだということです。

前者の同盟は列強が合従連衡をくり返して、その都度結ばれる同盟関係。味方がすぐに敵となる。同盟といっても一時的なものです。第二次大戦時の枢軸国、連合国といってもこの手の同盟関係です。こんな程度の同盟で、他国の将兵を自国の艦船で運搬することなど考え難い。実際、米ソは日独という共通の敵があったから手を結んだのであって、両者は潜在的には敵同士なのです。そう考えると、いくら米英の海軍力に優れていたといっても、それをソ連軍が利用することなど考えられないのではないか。他国の将兵を運搬するといった同盟関係は、第二次大戦後、NATOやワルシャワ条約機構軍といった集団安全保障体制が構築されてからのことでしょう。

>ソ連軍による、日本の千島列島攻略戦を無視していませんか。

>本土には無傷の日本軍精鋭部隊300万人が本土決戦の為に準備されていたのです。

この2つの記述が矛盾していることにお気づきになりませんか? ソ連軍は千島列島を軍事的には攻略できなかったのですよ。なのに300万の精鋭が待ち受ける本土へなど手が届くはずがなかったのです。

宗純さんは、ソ連が侵攻してくるとロマノフ王朝のように天皇家が滅亡に追い込まれると考えたから、ソ連にだけは降伏したくなかったと主張します。要するに昭和天皇が怯えたのだと言いたいわけですよね? では、聞きますが、死に怯える昭和天皇が、なぜ原爆に怯えなかったと言えるのでしょう? ソ連の侵攻は、たとえあったとしても、1945年8月の時点では、まだまだ時間的に猶予がある。しかし、原爆はいつ頭上に落ちてくるのかわからないのです。ソ連から逃げて、原爆で爆死させられては元も子もないではないですか。 それにです、ソ連軍の侵攻には300万の兵力は有効ですが、原爆には無力なんですよ?

>8月6日以前は、日本は着々と本土決戦を準備していたのです。

ええ、陸軍がですね。

>ところが突然心変わりした。

何を仰っているんですか。陸軍は心変わりなどしてません。最後まで本土決戦を訴え、阿南陸軍大臣は自決までしているじゃないですか。当時、日本は本土決戦一色だったわけではありません。首相だった鈴木貫太郎が和平工作を行なっていたのはご存知でしょう。その仲介役が中立条約を結んでいたソ連だった。そのソ連が参戦したので、和平工作の望みは絶たれた。それで天皇の裁可を仰いで、本土決戦かポツダム宣言受諾かを求めたわけですよね。

昭和天皇は怯えていたのだと私も思います。だから「国体護持」を条件として、ポツダム宣言受諾した。私は、その怯えの対象がソ連のみだというのには違和感を憶える。

天皇聖断に定説がないのも、以上のように考えれば不思議ではないでしょう。「死ぬのが恐くて敗戦を受け入れた」なんてのが定説になり得るわけないじゃないですか。ま、昭和天皇の場合は、後にマッカーサーに“私の命はどうなっても...”と述べたことが美談のように伝えられていますが、それもどこまで本心だったやら。それとも宗純さんは、その「美談」を本気で信じておられるのですか?
圧倒的な非対称 (愚樵)
2011-02-21 19:43:27
>それでは愚樵さんは天皇の聖断の原因はアメリカの原爆投下だとの説を支持する久間防衛大臣の『仕方が無い』やトルーマン大統領の100万人の米兵の命を救った(日本人2000万人を救った)を否定出来ないとの論理的な考え方を無視していることです。

ここへもお答しておきましょう。

これはそもそもの宗純さんの論理がおかしいのですよ。「原爆で敗北したことを認めれば、トルーマンの論理を認めたことになる」なんて、あまりにも単純すぎます。科学じゃあるまいし、世の中の善悪がそうすっぱりと割り切れるわけがない。

確かに、この論理に一理はあるのです。ですが、別の理もある。それは「圧倒的な非対称」です。なぜ、アメリカ人は日本軍の真珠湾攻撃に激怒したのか。「非対称」、つまり騙し討ちだったからです。そして非対称は騙し討ちだけに限らない。力に勝る男が女子どもを虐げるのも「非対称」。虐げるのは男であっても良くないが、非力な者だと「非対称」は強まる。武装した者が無抵抗の者を殺傷するのも「非対称」です。

原爆もそうした「非対称」のひとつです。たった一発の爆弾で甚大な被害をもたらす。トルーマンの罪は、そうした「非対称」を実行したことにある。その罪は、一方で米兵数十万の命を救ったとしても、免責できるものではない。少なくとも日本人の多くはそう考えている。

この「非対称」の考えも、むやみに演繹すればとんでもないことになります。つまり、本土決戦が行なわれて、双方、甚大は被害を出した方が「対称」だということにもなってしまう。が、これはいうまでもなく行き過ぎた考えですが、宗純さんの論理も、この手の「行き過ぎ」でしかありません。

世の中、そう簡単に善悪で割り切れるものではないのですよ。その程度のことはご理解ください。
益々論理が大混乱ですよ (宗純)
2011-02-22 10:18:41
愚樵さん、確かに当方の記事は7000字を遥かに超える長文で内容が多岐にわたっているので、正しく主題を捉える為には有る程度の能力が必要である。
まあ、これは意識的に行っているのですが携帯中毒の断片の会話は得意だが、知的な論理展開が理解出来ない人には来て欲しくないのでハードルを設けているのです。
愚樵さんも、今回は単語にしか反応しないネットウヨの真似ですか。
記事の主題には何の反応も無しで、確かに記事中には有るにはあるが『文章の一部』に反応されたのでは白けるばかりですよ。
記事の主題ではなくて枝葉の記述に拘って肝心の大事な視点が抜けているのですよ。
携帯でこのブログを読むのはいい加減にして、止めて頂きたい。
今度の記事の主題は、以前のコメントにもはっきりと書いているのですが、
>『この記事の趣旨(日本のオーデルナイセラインを認めるべきでないかと、日本終戦の動機はソ連軍参戦か原爆か)』<
の二つなのですよ。
終戦の原因に『ソ連軍参戦』があるならば、→不公平な戦後処理ではあるが不承不承でも『日本のオーデル・ナイセラインを認めるべきではないか』とつながる訳ですね。
終戦に決定的だったのは天皇の聖断であることは歴史にもはっきりと記述されているし、今これに異議を唱えるものはいない。
ところが何故この天皇の聖断が出たかの原因の定説が何処にもないのですよ。
一つの説としては、
原爆投下でこれはアメリカのトルーマンが主張した『100万人の米兵を救った』との腹立たしい説ですね。何故なら米兵が100万死ぬなら日本人は2000万人以上が殺される勘定なのですよ。
これが何時ものアメリカの戦争の現状です。
これは日本は絶対に認められない。
だから『仕方がない』程度の言葉でも即座に大臣の首が飛ぶのです。
勿論、日本人の多くは今の愚樵さんの様に『不道徳だから』という理由で、歴史を少しでも検証すれば誰にでも分かる程度の到って合理的なソ連軍の対日参戦原因説を許せない。
頭から否定して論理的な思考を最初から放棄して、色々と細かい理由付け、枝葉の細かい疑問点を列挙して自分自身を無理やり納得をして、
もっと大きな大局を見ようとは決してしないのですね。
アメリカの強引で厚かましい屁理屈である『原爆説』も間違いで、
合理的な当然の結論である、『ソ連対日参戦』の持つ大きな意味は、頭から否定して仕舞う。
それでは、行き付くところは結局『天皇聖断』しか残らないのです。
それなら、偉大な昭和天皇が、誰にも出来なかった戦争を止めたとの神話が生まれて、其れが22年前の腹立たしい20世紀の聖人君子の生き神さま、昭和天皇下血騒動ですね。
愚樵さん、
当方の記事の疑問点の指摘はありがたいが、疑問点の根拠となる、ご自身の見解無しでは無責任の極みで何が仰られたいのかが当方にはさっぱり理解できません。
多分、愚樵さん自体がご自分の見解が無い、あやふやで理解していないので、言えないのではありませんか。?

現在天皇聖断だけははっきりと分かっているのですが、原因が不明なのです。
一つはアメリカの称える『原爆説』で、今回私が提示した『ソ連軍の参戦』説です。
愚樵さん(その他の多くの善良な日本人一般)のように、両方とも否定すると後残るのは自動的に天皇が偉かったとの俗説しか残らない。
ところが保守派はともかく、物事を倫理的に考える護憲左派ではこの俗説は腹立たしいし認められない。
だから何度聞かれても絶対に答えないのですね。
愚樵さん、原爆もソ連参戦も否定したら、論理的には『昭和天皇は偉かった』しか残らないのですよ。愚樵さんは、それでも良いのですか。

今度の愚樵さんとの会話で、思わず陰謀論退治に狂奔するお玉さんを思い出して仕舞いました。
アメリカ政府ともあろうものが、9・11事件を自分から引き起こすはずが無いと信じている善良で道徳的なお玉おばさんですが、権威のあるものは嘘をつかないではなくて、歴史が教えてくれるものは守るべき権威が大きいほど我々とは違い『すみませんでした』では済まず嘘をつく必要が生まれる。
まさか愚樵さんは『日本ともあろうものがそんな悪いことをするはずが無い』と思っていませんか。?

一時止めていたお玉さんがまたぞろ、懲りずに陰謀論退治に乗り出している。
『9.11事件を考える連続イベント』に、可哀想で見かねてコメントしたのですが、自分自身が陰謀論者だとの自覚が全くない。
本当に困ったことですね。
陰謀論退治の関係者全員、薄々は気が付いているのだが、真実をまともに見つめる勇気がないのです。
たんぽぽ一味のかつ氏とかニセ科学の菊池誠教授とか、何べんも100%9・11公式報告書を正しいとする立場なのかと問われても絶対に答えないのですよ。
当たり前です。
中学生程度の知能があれば誰でもアメリカ政府公式報告の中身が『何かが可笑しい』と感じるものですが、其れを認めると自分自身が陰謀論者の範疇に入るので、それでは陰謀論を批判できない。
だから彼等は答えない。
それで、その事実を指摘して『答えないわけにはいかない』様に追い込んだのですが、お玉さんですが、この簡単な論理が理解出来ないのです。
お玉さんの陰謀論とは正に、五十歩逃げた男が、百歩逃げた男に向かって『卑怯者』と叫ぶ中国の故事の現代版の笑い話ですね。

それは道徳論です (宗純)
2011-02-22 16:40:09
愚樵さん、
それでは単なる否定の為の否定であり単なる道徳論です。
善悪は簡単には出せないとの余りに典型的な日本的な、稚拙な道徳論(感情論)から一歩もでていません。
此方の質問、疑問にまったく真面目に答えない態度は不愉快です。
1)>『同盟関係とは・・
如何なるものか?
愚樵さん観念的な理想論とは大違いで、現実の政治の世界では、『味方がすぐに敵となる』性質のものですよ。
愚樵さんは、そのようなモノは同盟とは呼ばないと思っている様ですが政治の本質を全く理解していない証拠です。
事実は正反対で同盟が固ければ固いほど『敵』にもなるのですね。
この例なら幾らでも提示できるが、その逆の例は稀な奇跡的な話なのです。
愚樵さんの説は『道徳論』であり、政治や軍事とは別の範疇の話であり、今回の話とは180度別。
ごちゃ混ぜに論じられるのは混乱のもと。迷惑です。
>『他国の将兵を自国の艦船で運搬することなど考え難い』<
などと何故それ程不思議な考えになるのでしょうか。?
日本は制海権も制空権も失っていたのですよ。
アメリカ軍が制止しない限り何処の国でも喜んでソ連軍に協力するとはっきりと説明していた筈です。
ソ連軍自体には渡海能力は無いが、制海権を握るアメリカ軍が阻止せず協力する限りにおいてはソ連軍は自由に行動できるのです。
そしてソ連軍の行動自体がアメリカの要請に答えたものですね。
欧州で主導権を争った米ソとは大違いで、米ソは2月のヤルタ密約のとうりに行動したのです。極東では、それ以上でもそれ以下でも無かったのです。

2)>『ソ連軍は千島列島を軍事的には攻略できなかったのですよ。』<
などと100%事実を無視して正反対を発言されたのでは会話が成り立ちません。
不真面目すぎる。
事実は、誰でもが認めていることですが千島列島を軍事的に攻略したから現在のロシアによる実効支配がある。
全員が認めている歴史的事実を平気で無視されたのでは真底脱力する。
3)>『では、聞きますが、死に怯える昭和天皇が、なぜ原爆に怯えなかったと言えるのでしょうか?』< 
などと、記事を丸っきり読まなかったのでしょうか。?
実に不思議な発想で、空爆と地上戦の恐ろしさの違いを完璧に無視している愚論。
実に腹立たしい愚かな間違いです。
この記事の大きなサブテーマがこの『空爆とは大きく違う地獄の地上戦』との主張なのです。
当時の原爆は今の水爆とは大違いで確実な防御施設に入れば直撃されても死ぬことは無い。大丈夫だったのですよ。
爆心地の原爆ドームの存在を思い出してください。
原爆に直撃されても木造家屋は消失したが鉄筋の建物は完全に残っている。
放射能の危険性が分かるのはずっと後のことで、しかも必ず死ぬとも限らない。
BBCの娯楽番組のヒロシマと長崎の両方の原爆で二重被爆して91歳まで生きた『世界で一番運の悪い人』の話を知らないのでしょうか。
それでは、愚樵さん自身はトルーマンの『原爆』説を支持しているのでしょうか。?
自分が信じてもいない説を根拠にするなど不真面目の極みで恥ずかしい所業ですよ。
また反対に原爆説に賛同するなら、それなら最も悪質です。
何れなのでしょうか。
是非ともご自分の態度を明らかにしていただきたい。
今の態度は不真面目で不道徳です。
4)>『陸軍は心変わりなどしてません』<
無茶苦茶を言ってもらっては困りますね。日本軍は180度心変わりしたのですよ。
日本本土に上陸したのはアメリカ軍4個師団7万人です。
陸軍が心変わりしていなければ完璧に殲滅することは簡単だったのですよ。
ところが米軍に石一つ投げなかった。
このような例は日本以外には無いと記事にも何度も書いてあるはずです。

5)>『天皇聖断に定説がないのも、以上のように考えれば不思議ではないでしょう。「死ぬのが恐くて敗戦を受け入れた」なんてのが定説になり得るわけないじゃないですか。』<
全く正しい科学的な客観的考察です。
愚樵さんのコメントがこの(5)の部分だけなら当方の考え方と完璧に一致していて文句の着けようが無い。
何故これ程正しく物事を判断する能力があるにも関わらず、でてくる結論が不愉快だからとして目の前に有る真実を否定するかは実に不思議な心象風景ですね。
真実が不都合すぎて、それで定説が何も無くて唐突に原因が無く結果だけがある奇跡の『天皇聖断』が生まれる。
論理的に考えれば、原因が不明としか出来なかったのですよ。
犬の頭が西を向けバ、その時は尻は普通なら東を向く程度の誰でもが納得する極簡単な論理です。

6)>『昭和天皇の場合は、後にマッカーサーに“私の命はどうなっても...”と述べたことが美談・・・宗純さんは、その「美談」を本気で信じておられるのですか?』<
この記事の何処を読めばそのような妄言が出てくるのか。?
不真面目にもほどが有る。
話を180度逆に描くとはこと言葉も無い。

7)>『宗純さんの論理がおかしいのですよ。「原爆で敗北したことを認めれば、トルーマンの論理を認めたことになる」なんて、あまりにも単純すぎます。科学じゃあるまいし、世の中の善悪がそうすっぱりと割り切れるわけがない。』<
ここでは、政治経済歴史など最初から最後まで社会科学の話しかしていないのですよ。
善悪の話ではなくて科学的な客観的事実から合理的に推測される正誤の話をしているのです。
唯一普遍的なモノは『科学』だけです。
『科学でない』と主張するなら以後のコメントは無意味であり、愚樵さんであれ誰であれ、誰かの主観(内心)には何の興味もありません。
他人の道徳論を長々と聞かされるほど腹立たしいものは無い。

8)>『アメリカ人は日本軍の真珠湾攻撃に激怒したのか・・・』
あまりに純情な考え方であり歴史も政治も知らない感情論です。
事実は、極簡単で其れは一つには小泉フィーバーの下らない標語と同じで単なるうまいこと情報宣伝しただけですね。
アメリカの最も得意なのはこの情報宣伝戦であるのです。
これ日本は完璧に負けた。
アメリカが一度も先制奇襲攻撃をしていないとでも思っているのでしょか。?
余りにも馬鹿馬鹿しくて話にもなりません。
其れはアメリカ自身が言い続けていた政治的なプロパガンダですよ。
其れをこのブログで鸚鵡返しに語るとは・・・何とも情けないはなしですね。
もう一つの大きな原因は、これは9・11と同じで何時もは自分が他所の国でやっていたことが、アメリカ国内で起きたショックですね。
当時のハワイは州ではなくて植民地ではあったが、数千人のアメリカ兵が殺された。
何時もと立場が逆になったからアメリカ人は全員怒った。
非対称性どころか、話は逆で対称だったから怒った。
全く9・11の構図と同じなのです。
何時もは国外でアメリカ軍が行っているのですが、9・11ではアメリカ国内で起きたから怒って許せないのです。
あの程度の話はいつも何時も起きています。
9)>『この「非対称」の考えも、むやみに演繹すればとんでもないことになります。つまり、本土決戦が行なわ・・・・・世の中、そう簡単に善悪で割り切れるものではないのですよ。その程度のことはご理解ください。』<
長いコメントだったが、何のことは無い。
思考停止の勧めですか。
愚樵さんは正直でよいのですが、科学的でない。
66年も経ったのに天皇聖断に定説が未だに無く不明のままであることは良く知っている。
ところがその原因については『割り切れるものではない』として解明を拒否しているのです。
今回長い長いコメントをしてくる目的は、科学的な検証作業ではなくて、その正反対。
何とかして科学的な結論がでることを妨害しているのですね。
だから何とも支離滅裂な話にしかならないのです。
今のような道徳論でしかない不真面目で非科学的な態度では、
何ら建設的な話にはならないので次回からの同趣向のコメントはご遠慮下さい。
不愉快です。
愚樵さんが語っているのは『善悪』の道徳論であり、当方が問題としているのは善悪ではなくて、科学的な『正誤』の客観的検証作業です。
似ているようだが、善悪と正誤では噛み合わないのは当たり前です。
議論をすればするほど (愚樵)
2011-02-23 06:12:02
議論をすればするほど、互いの理解が遠くなっていく感じがしますね。

>当方が問題としているのは善悪ではなくて、科学的な『正誤』の客観的検証作業です。

私もそのつもりなんですがね。ここは宗純さんのところですから。それをですね、

「ソ連参戦が聖断の理由でなければ、トルーマンの道徳論理を認めなければならない」などと、道徳論と検証とをごちゃ混ぜにされるので、一応、お答してみただけのこと。

私の疑問点は、一点。

1.当時、ソ連軍自体には将兵を渡海させる能力がなかったこと。
2.米英の艦船にソ連の軍隊を登場させるなどということはありえないということ。
3.そのことは当時の日本軍首脳もよそくできたであろうということ。
4.ゆえに、合理的に考えるならば、昭和天皇がソ連軍に怯えたという可能性は、1945年8月の段階では低かったであろうということ。

これだけの論理です。

聖断の理由が昭和天皇が怯えたことにあるというのは、私も宗純さんも意見は一致しているみたいですね。そうなるとソ連参戦か原爆かという話になるわけです。

怯えるのは昭和天皇の「内心」の問題ですから、最終的なことはわからない。宗純さんもそんなことは承知の上で、合理的に推論をなさっていると思うのですが、どうも主張を拝見していると、強引に昭和天皇の「内心」を規定してしまっているように見えんですね。

それはともかく、私の示した論理において、1.は双方とも意見の一致を見ているわけですね。争いがあるのは2.ですが、

>>『他国の将兵を自国の艦船で運搬することなど考え難い』<
>などと何故それ程不思議な考えになるのでしょうか。?
>日本は制海権も制空権も失っていたのですよ。
>アメリカ軍が制止しない限り何処の国でも喜んでソ連軍に協力するとはっきりと説明していた筈です

これはまったく2.の反論にはなっていないのです。制海権云々の話と他国将兵乗艦の話は、全く次元が違います。

例えばです。どこかの地域で紛争があって、日米露中で同盟、つまりPKFが組まれたとします。ではその部隊編成において、日本の輸送機や艦船が中露の部隊を輸送することが考えられるか、ということです。米軍ならあるでしょう。日米の同盟関係からすれば。しかし、中露は難しいと考えるのが普通のはずです。確かに同じ同盟軍です。でも、その「同盟」の意味は、日米の同盟とは意味が違う。政治的な一時の同盟と軍の現場レベルにまで浸透した同盟をごちゃ混ぜにしてはいけません。

第二次大戦当時、同盟といえば政治的同盟が常識だったはずです。だとするならば、ソ連に陸軍力はあっても海軍力はないと認識されていたならば、その時点でソ連の本土上陸はないと判断されたはずなんです。米ソが現在の日米のような同盟軍を編成するなどということは、想定外のことだったはずですから。ならば、ソ連軍に追い詰められたヒトラーのような状況に昭和天皇が立つことは考え難い。そう考えれば、昭和天皇を追い詰めたのはアメリカ軍、わけても原爆だったというのが合理的な思考でしょう。
追記 (愚樵)
2011-02-23 06:19:19
ついでに記して置きますが、相手と議論をする場合には、いちいち相手を中傷するような文言は記されない方がよいかと思いますよ。論理的な思考力はともかく、人格が疑われますよ。

私もさんざん中傷されたので申し上げておきますが、宗純さんもあまり相手の論点を把握するのがお得意ではないようですね。なるべく短いコメントで(これは宗純さんが常々コメンテーターに要求されています)、論点を絞ってお答するように心がけているのですが、どうも私からすると曲解されること甚だしい。

議論において自らの思考力を認めさせたければ、まず、相手の論点を正確に把握することが必要です。もし、自分の論点をゴリ押しすることが論理的思考力だと考えておられるなら、少し考え直した方がよろしいかと思います。
時間はかかったが、 (宗純)
2011-02-23 16:47:37
愚樵さん、コメント、有難う御座います。

私も苦労した甲斐がありましたが、愚樵さんもタブーに挑戦して、やっと言い難い本心を語って頂いたようです。
これは誰にでも出来る様で、実は滅多に出来ないことなのです。
本当に有難う御座いました。
何かの発言をする場合に、(特に相手の主張の核心部分を全面否定あるいは非難する場合)自分自身の立ち位置(自分の主張とか論の根拠)を明らかにしてから『Aは間違っている。(何故ならBであるから)』とするのが正しい建設的な態度で、菊池誠などの陰謀論退治にはこれが無い。
だから連中はインチキで不誠実なのです。
陰謀論退治のためには奥菜秀次と同じ政府報告書が全て正しいとの立場で無いと無理なのですが、誰もそんなことは言わない訳です。
だから連中はインチキ臭いのですよ。
今回の愚樵さんも、最初はこの菊池誠的な自分の立ち位置(自分の説)を明確とはせずに曖昧で宙ぶらりんのままで、論を進めよとしていた。
これは例えるならアメリカ軍が無人機でパキスタンの武装勢力を攻撃する様なもので、片方の側の一方的な攻撃だけで自分は全く反撃の対象外なのですね。
民族自決などの大儀を掲げるイスラム側には相手が地上にいないので何も反撃機会は0で何も出来ない。
今回も同じで、自説を明らかにしないものだから、私の説のの核心部分には一言の言及も無しで瑣末な枝葉のあれこれを論議して何とかして『ソ連軍原因説』を潰そうとしている(嫌がらせをしている)だけにしか見えないのですよ。

今回の私のソ連軍参戦が原因説を否定する愚樵さんの説とは、
>『昭和天皇を追い詰めたのはアメリカ軍、わけても原爆だったというのが合理的な思考でしょう。』<
だったのですね。
これなら議論は十分に噛み合い建設的でもあります。
ただ其れは言ってはいけないタブーなのです。

それにしても愚樵さんもよく言ったものでが、これは私の『ソ連軍参戦』説よりももっと風当たりが強いと思いますよ。
何故ならこの説はアメリカ人なら半分ぐらいいるだろうが、其れとは正反対に私を含めて誰一人も日本人なら認めたくない。
日本人なら絶対に認めない最も悪い説なのです。
だから誰一人も今までははっきりとは主張していない。
だから防衛大臣の『仕方がない』発言での大騒動であり、その責任を取っての辞任なのですね。
私としては愚樵さんにご自分の考え方を明らかにして欲しいと最初は願ったのですが、・・・
途中から方針が180度変化して何とかして最後の言葉、致命的な『原爆原因説』を言わせまいとしていたのですよ。
其れは絶対に言っては駄目です。

愚樵さん、>『相手と議論をする場合には、いちいち相手を中傷するような文言は記されない方がよいかと思いますよ。論理的な思考力はともかく、人格が疑われますよ。』<
なんて心配はご無用。
感情でなんぞで発言していず、十分計算どうりに理性的に行動しているのですよ。
先ず最初の>『相手と議論をする場合には』が間違い。
議論する気がまったく無いから、何とかコメントを止めさせよとして思って書いているのですね。
何故ならその議論の行くつく先が見えて仕舞ったのです。
だから何とか愚樵さんにコメントを止めて頂きたかったのですよ。
私としては今回のように愚樵さんに最後の決定的な致命傷を与えたくなかったのですよ。
以前の、東西南北さんに対する態度と同じなのです。
以前の東西南北さんとの議論の行く末が見えてしまい、(議論を進めてはいけない)何とか恥をかかせまい傷つけまいとしていたのだけなのですよ。
ですから>『いちいち相手を中傷するような文言は記されない方がよいかと思いますよ』<
では無くて十分に目的を持って行っているのであり単に自分の感想を勝手に書いている訳ではない。
その逆で、計算ずくで書いている。
おだて上げれば本音をいうと思えば正反対にしていましたよ。

天皇聖断の原因は1原爆2ソ連参戦3天皇が偉かったの三つのうちの何れかしかないのです。
そして1も2も誰も認める訳にはいかない政治的な絶対的な理由があるのですね。
これは政治上のタブーなのです。
そのタブーの強さは1原爆>2ソ連軍参戦>3天皇が偉かった、の順番なのです。
だから今でも天皇の聖断と言う名の不思議な呼称で呼ばれているのですよ。
何事にも奇跡はなく、不思議には必ず合理的な理由があるものなのです。
恥ずかしながら (愚樵)
2011-02-23 19:26:15
なるほど、そういう意図だったわけですか(笑)

正直言いまして、私は最初から1原爆だと思っていたわけではないのです。恥ずかしながら、私もこの問題に関しては思考停止状態でした。考え出したのは宗純さんの問題提起を受けてのことでした。最初は本当に、ソ連説への疑問だけだったんです。ですから、最初から立場を明確になど出来なかったんですね。

「昭和天皇が原爆に怯えた」という主張が危険だと仰るのなら、少し弁明をしておきましょうか(笑) 上の結論とは異なって、今度は2のソ連説を支持してみます。

その理路はこんなものです。

・敗色濃くなった日本では、陸軍は本土決戦、海軍は和平を主張していた。
(陸軍は本土に精鋭部隊を擁しておりまだ作成行動が可能だが、海軍は壊滅状態であり、和平を画策するくらいしか為す術がなかった。ただ、その残存へ威力の差が、発言力の差にもなっていた。)
・そこへソ連が突然参戦して関東軍があっけなく崩壊。そのことで陸軍の発言力が低下。
・陸軍と海軍の発言力が拮抗し、天皇の裁可を仰ぐことになった。

という具合に仮説を組み立てるなら、日本降伏の一番手柄はソ連にあったということになります。ソ連が参戦しなければ「天皇聖断」もなく、いくら昭和天皇が怯えていようと決断する機会もなかった。“もしベトーを行なったとしたら、どうなったであろうか”になっただけのことでしょう。

そもそも“もしベトーを行なったら”などという人間が、怯むことのない勇敢な人間であるはずはないのですが。

まあ、しかし、捉えようによっては昭和天皇だって、ご自分が戦後宣言したように、人間なわけです。危機が迫れば怯えて当然です。ただ、哀しいかな、天皇はやっぱり「どうしようもなく政治的な存在」なのですね。怯えるのは良くも悪くも人間味の発露ですが、こういった方向の人間味は認めてもらえないのでしょうね。偉かったことにしなれば、政治的に格好がつかない。そういった意味では、気の毒な境遇におられたのかもしれません。
聖断とは何か?との問自体が無い (宗純)
2011-02-24 17:19:50
愚樵さん、コメント有難う御座います。

今度の第二次世界大戦終結に果たした天皇聖断とソ連軍参戦との関連性から戦後処理を考えるとの主題ですが、これには『天皇聖断とは何ぞや』との問いに対する正しい答えが無いと無理であるのです。
ところが、これが何処を探しても、どこにもない。
多分間違いなく高度のタブー(禁忌)なのですよ。
何処にも無いと言えば、今回の私の説と同じようなソ連軍参戦と天皇聖断を関連付けて論じたものも、何処を探しても無い。
普通に考えれば誰でもが思いつきそうな普通の話ですが、私以外には誰も言い出さない。
これも間違いなく非常に強い高度な禁忌(タブー)なのです。
今回の記事の主題であるソ連対日参戦が『天皇聖断原因説』に愚樵さんが最初に反感を持ったのは当たり前の話ですね。
何故ならば今までには誰も主張していないのですから対日参戦も聖断も両方ともに対する事前の知識が抜けており、しかもこれはタブーの二段重ねの超タブーで禍々しい禁忌中の禁忌なのですね。
ところがその何重にも隠されている真実を探してみれば、何のことは無いオズの魔法使いのオチのような話であり、みんながタブーだと思っているからタブーである程度のがっかりする話なのですね。
中身な何もなし。
この天皇制の不思議な姿は以前の記事にも、
どうしようもなく政治的な存在『天皇』
2009年12月25日 | 社会
事業仕分けで宮内庁を即刻廃して民営化すべし
2010年03月09日 | 社会
にも書いたのですが、これ等の問題は全てが関連していて影響しあっているのですが、新しい一つの『天皇制と右翼思想』のカテゴリーに纏めてみた方が理解しやすいかも知れません。
天皇聖断ですが、これを日本の歴史を決めた政治問題として科学的な視点で誰も今まで本気で解明しようとした形跡が何処にもないのですね。
なにもなしです。
ですから当方の今回の記事が特殊で、ほぼ最初の試みであるのですよ。
何とも不思議な首をかしげる話だと思いませんか。?
愚樵さんは天皇ヒロヒトの意思を重視しているらしいのですが、これは『天皇の個人意思』の意味ではないらしいのですよ。
まったく正体不明の、『てんのうせい(天皇性??)』の意思であるらしいのですね。
天皇の近くで天皇制の恩恵で生息する宦官連中である『天皇生』か『天皇性』と言うみんなが知らない不思議な特権的な官僚集団が存在しているらしいのです。
私も「特権的な官僚集団」の一人ですが (たこやき)
2011-02-24 18:43:59
宗純さん、昼間はコメントをどうも。

それはさておき、内側から見ていると『天皇性』を司る宮内庁官僚がどうして棲息できるかという問題とも絡んでいます。

さらに皇宮警察もなぜか桜田門に属してなくて、その隣の1番地2の警察庁つまり国家公安委員会に属している。

つまり天皇制の維持には内閣府の下にある宮内庁と国家公安委員会の下の警察庁、そして内閣府直轄の迎賓館という3つの官庁がそれぞれ利権を持っているということになります。

さらに日本相撲協会も最初は昭和の初めに裕仁が当時の宮内省の管轄にしたものであり、戦後は学習院と一緒に国の管轄からは外れましたが未だに「国技」と勘違いしている人が多いようです。原敬内閣時代に組織された暴力団や陸軍や特高らが日本相撲協会の利権に関わっていた事実もいっそのこと晒されるべきでしょう。

北アフリカの民主化革命に刺激されてか、都心でも民主化デモが始まっておりますが、なぜか取り巻きの機動隊や公安の数の方が多くて、昔の新宿駅周辺のような規模にはなっておらず、マスコミでも報道されたのはアル・ジャジーラの英語版のみでした。

とりあえず、内部告発ということで。
天皇聖断周辺は闇だらけ タブーだらけ (宗純)
2011-02-25 12:00:12
交通違反ねつ造、暴力団との癒着など『交番の裏は闇』という名の内部告発本を元派出所の下級警官が書いてベストセラーになりましたが、皇居の裏は闇ばかりなのでしょうか。
2000人規模の皇宮警察は島根県など100万人規模の県の警察と同じ程度の大きさなのですから、『天皇は100万の軍隊駐留に匹敵する』との胡散臭いマッカーサーの法螺話もまんざら丸々の真っ赤な嘘では無かったようです。

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