逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

米(新アポロ計画)月探査計画中止

2010年02月04日 | アポロ11号・宇宙開発
米、月探査計画中止も 宇宙基地は20年まで延長
 【ワシントン共同】オバマ米政権は国際宇宙ステーションの運用を2020年まで延長する一方で、ブッシュ前政権が進めてきた月探査計画を中止する可能性があると、AP通信が28日報じた。

 オバマ大統領が2月1日に発表する予算教書に盛り込まれる見通しという。ステーションの利用延長を求めてきた日本にとって朗報だが、月探査が中止になれば20年ごろに高度なロボットによる月探査を目指すなどとした日本の「宇宙基本計画」も見直しを迫られる恐れがある。

 ブッシュ前政権時代から米航空宇宙局(NASA)が進めてきた、20年までに再び月に人を送り込み基地を建設する計画は、予算不足で大幅に遅れており、AP通信は「事実上、終わらせることになる」とのNASA関係者の見方を示した。

 代わりに火星や小惑星到達を視野に入れた、より柔軟な計画を立てて、有人宇宙開発を進める構想が有力という。
2010/01/29 【共同通信】

注、1
2005年9月米航空宇宙局(NASA)は13年後の2018年(遅くても2020年)有人月探査(新アポロ計画)を発表していた。
因みに40年以上前には1961年ケネディが発表して8年後の1969年にアポロ11号を打ち上げている。
今後の月面探査は旧ソ連のルナ・シリーズと同じ無人ミッションで行い、80億ドル以下での月着陸ロボティックミッションとなる。


やはりアポロは月に行ってなかった?A Tree at Ease2009/09/19(土)

・・・以前からあの感動的な、小さな一歩だが人類にとっては大きな一歩、という月面での映像、インチキではないかという話があって、すぐに「トンデモ」扱いされてしまうけれども、本当はどちらなのか、正直なところはわからない。
 疑問点はいくつかあって、

月面にできた影が平行ではない
 最も有名なものは、太陽光なら影は平行になるはずなのに、月面にできる影が平行ではないというもの。「遠近法だよ」と説明されることもあるが、確かにレールの真ん中に立ってずっと向こうを見ると、レールは平行ではなく近づいていくことくらいわかる。しかし、いくら遠近法でも、レールの直角方向から見たら、レールは平行に見える。ところが影が広がっていくとなると、遠近法といわれてもなかなか納得しづらい。
 それがわかっているのか、以前テレビでJAXAとかいうところの人が、模型を使って、もし月面がこう曲がっていたら、といきなり地面を折り曲げてみせた。その説明をみて「やはりここまで無理な想定をしなければ説明できないのか」とかえって驚いたことを覚えている。

宇宙船の噴射あと
 月面に噴射あとができていないことを問題にする人もいる。これもJAXAの説明によると、いきなり急ブレーキをかけるのではなく、ゆっくりだから、というのだが、減速するときの噴射はヘリコプターがまき散らす砂煙をみてもわかるが並大抵のものではない(ヘリコプターは真空中で使えないから例は不適切だが)。車が止まるときにいきなり衝突するように止まる人がいますか?などと説明されると、逆に「あ、こういう言い方って人間が嘘をつくときや何かを隠してるときののいい方だな」という印象しか受けない。
 しかも、「かぐや」とかいう無人調査船が、「アポロ15号の噴射あとを見つけた」などと発表されると、「いったいこのJAXAという組織は何なのか、整理の対象とすべきではないか」とすら思ってしまう。

レーザー反射板があることの説明は?
 これも以前から問題にされているが「レーザー反射板(つきと地球との正確な距離をレーザー光線を当てることによって測定するためのもの)が厳然と月面上にあるではないか、だからアポロは月に行った」というものだが、逆に「そんなの"人"が行かなくてもおいて来れるでしょ?だいたい、反射板なんてどうせ道路にあるタイプのものだろうから、どこから光を当ててもこっちに反射してくるはず、厳密な角度調整は必要ない」と突っ込みたくなる。道路のガードレールの上などにある黄色や赤の反射板は、どの方向からヘッドライトがあたっても、光がかえってくる。この原理は、ちょうど部屋の隅に向かってゴムボールを投げつければ投げた人に戻ってくるようなものである。90度の角度がついたコーナーに投げればそうなる。それを細かく無数に作っておけば、反射板など厳密に地球を向けなくても簡単にできる。

「月の石」は偽物だった・・・
 先月、アムステルダムの博物館がアメリカから送られた月の石は偽物であったと発表したらしい。昔、大阪であった万国博覧会でありがたがって何時間も待った人がいるのだからおめでたい。人が行かなくても石くらい本物を持ってかえっていただきたいものだ。オランダ語はわからないのでBBCのサイト

だいたい、素直に考えれば
 ほかにも無数に疑問点があるが、もし40年前に人類が月に降り立ったのなら、今頃基地を作って、人間が継続的に住む、この実験は宇宙ステーションでの滞在と同じか、むしろそれ以上に興味を持たれていたものであり、とっくに行われているはずである。

 ライト兄弟が人類初の飛行機を作ってから10年もすれば飛行機は初期の爆撃や空中戦を行っていた。リンドバーグが前人未到の大西洋横断をして20年もすれば、大洋横断など一般の人に手の届くものになっていた。奇跡は20年もすれば当たり前になる。人類を月に送ることは40年前にほとんど一発で成功したことなのに、次回人類を月に送るのは10年ほど後になるらしい(これだってうまく行けばの話である)。

壮大なウソにだまされる
 私は、アポロが月に行ったかどうかそれ自体にはほとんど興味がない。しかし、これがウソだとして、このようなウソがまかり通るとすれば、ものの見方を根本的に改めなければならない。たとえば911だって何かいうと「陰謀論」「トンデモ」という話になる。そんなウソがあるはずがないと思う人の気持ちというのは、何か安心できるものにすがりたい宗教のようなものなのだろうか。

 アポロ11号、一人の人間にとって小さなウソだが、人類にとっては大きな詐欺である、とならないことを祈りたい。



ロシア製ロケットエンジンが世界を周遊
30/09/2008
アンドレイ・キスリャコフ、ロシア・ノーヴォスチ通信社。

来るべき3年間はロシアの宇宙飛行士にとって突破口的な年になることを約束させている。なぜなら、ロシアの宇宙への年間割当て金が約100%増額される期待が高まっているからだ。
優先順位の高い事業として、ロシアに宇宙への単独飛行を確立させるだけでなく、打上げサービスの国際市場で重量感のある論拠になる拠出資金を今後充実させることが挙げられている。
どのロケットでも重要なものは、エンジンだ。
このことについて言えば、ロシアのエンジン製造の輸出の可能性は、他の宇宙セクターと比べて遠く先に進んだ。
ロケットエンジンの祖国のみならず世界の生産の流儀を真に作っているロシアの生産合同企業「エネルゴマシ」は、自社の製品の外国への納入で羨ましがられる歴史を持っている。
今は、夏の終わりに整版された同企業の対外経済計画は、同企業の活動をすでにすべての大陸に拡大させることを可能にするだろう。

「エネルゴマシ」の対外経済活動部長アナトリー・フロロフのデータによれば、現在「エネルゴマシ」は、ヨーロッパ、アメリカそして韓国のパートナーとはすでに積極的に協力中で、日本とブラジルとは協力の順番を待っている最中だ。
フロロフの言葉によれば、「エネルゴマシ」の予算は75-80%、エンジンRD-171とRD-180(ロシア語表記でそれぞれРД-171、 РД-180)の輸出計画の結果で作成される。
RD-171エンジンは、ウクライナに納入され、そこで、2つの国際計画「モルスコイ・スタールト」(海からの発射)と「ナゼムヌイ・スタールト」(地上からの発射)の基礎である打上げロケット「ゼニート」(高射)が製造される。

RD-180エンジンはアメリカに納入され、そこで、「アトラス系」の打上げロケットに搭載される。
この製品は、「エネルゴマシ」の名刺代わりになり、そのアメリカでの運命を表す言葉を幾つか個別に列挙したい。
1996年始め、本当に前例のない出来事が起こった。
RD-180エンジンプロジェクトが、「ロッキード・マーティン」により製造されたアメリカの打上げロケット「アトラス」の第一段に取り付けられる競争で勝利者に認定されたのだ。
1999年の春には、アメリカ人は、同国の打上げロケットでの利用のためにRD-180に証明書を交付した。
ロシアのエンジンを搭載したロケット「アトラス」号の最初の打上げは2002年の8月に行われた。
現在、RD-180は、アメリカの政府機関、とりわけ、国防省、の利益のために有効な貨物を軌道に乗せるために広く利用されている最新のアメリカのロケット「アトラス-5」号の構成に入っている。
RD-180に関するロシア・アメリカの契約は、101機のエンジンの納入が見込まれている。
現時点ではアメリカは41機取得した。
アメリカはロシアから50機のエンジンを取得した後、自力でこのエンジンを製造する技術を身につけることを計画していた。
しかし、計画を詳細に吟味した後は、その計画は見通しがないとして閉鎖してしまった。

「エネルゴマシ」とだけ関係を結んでいる日本も、凡そ、このように行動することを決定した。
「ギャラクシィ」と呼ばれる両国の計画によれば、日本には、日本側も参加して仕上げられたエンジンが納入され始めることだろう。
最初は日本人は自分のエンジンを製造することを計画した。
しかし、最終的には、ロシアのエンジンが搭載されたアメリカのロケット「アトラス」を購入するようになった。
ヨーロッパの宇宙会社とは「エネルゴマシ」は、将来性があり繰り返し使えるロケットの製造の分野で協力している。
現在、これらの作業は「ウラル」と称する計画の一環で遂行されている。
しかし、将来のロケットに燃料として何を使うかはまだ不明だ。今の所は、メタンと並んで、伝統的な酸素灯油が検討されている。
非常に将来性がある計画として浮かび上がっているのは、「ロシア-ブラジル」総合宇宙計画だ。
これは、新しいロシアの輸送宇宙設備「アンガラ」全体をラテンアメリカ大陸に納入する計画を指している。
最初、アリカンタラに自国の空港の設置を成功させてから、ブラジルは自分自身の打上げロケットも製造する計画をしていた。
しかし、技術的な複雑さがブラジル指導部をロシアと組むべきと計画変更するよう刺激した。
フロロフの言葉によれば、現在ブラジルの計画では、地上のインフラ整備を含め、「アンガラ」システム全てを取り込むことになっている。

注、2
再利用を前提に設計されたスペースシャトルのSSMEロケットエンジンは1基が約3000万ドルで非常に高コスト。
アメリカ国防省が現在使い捨ての「アトラスV」ロケット用にロシアから輸入して使用している液体燃料ロケットエンジン「RD-180」は三分の一の約1000万ドル。
『社会』 ジャンルのランキング
コメント   トラックバック (3)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 『アバターAVATARは反米映画?... | トップ | 優勝25回の朝青龍引退、理... »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

3 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
大相撲は内輪の論理でもいいのだ!いくら矛盾していても (岩下俊三のブログ)
貴乃花の理事当選や安治川親方の造反劇と協会脱退からの留保、朝青龍の事件など、大相撲への関心が俄に高くなっているが、相撲そのものへの関心はかならずしも高くなく、新弟子の数の上でも相撲人気は長期低落傾向にある。天皇家や歌舞伎や能、伝統工芸の類とおなじく、日...
日本共産党の市田忠義書記局長が、3日の参院本会議でおこなった代表質問 (未来を信じ、未来に生きる。)
市田書記局長の代表質問 参院本会議 --------------------------------------------------------------------------------  日本共産党の市田忠義書記局長が、3日の参院本会議でおこなった代表質問は次の通りです。 -----------------------------------------------...
書生と秘書 (反戦塾)
 これから書こうとしていることは、ご想像の通り昨5日こう留期限が切れて釈放された小沢民主党幹事長の元秘書らにヒントを得ている。テレビのワイドショウなどを見ている