逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

バイバイ!2016 in one picture.

2016年12月10日 | 政治
孫崎 享 ‏@magosaki_ukeru · 12月5日
今日の写真、驚いたねー、バイバイしてる。

この写真の中で唯一バイバイしていないドイツのメルケル首相ですが前回2013年総選挙では過半数を割っており、もしもこの時に社会民主党(SPD)と左翼党、緑の党の左派3党の連立政権が成立していれば、とっくの昔にメルケル首相は政権からバイバイしていたのである。(3年前にはSPDは左翼とではなく保守党との大連立を行ったのでメルケルが首相を継続することになる)
そして次の2017年の総選挙は目の前に迫っているが、この一番重要な時期に首都ベルリンで社会民主党、左翼党、みどりの党の左派3党連立が初めて成立。移民問題で大きく支持率を減らしたメルケルがバイバイする日が確実に迫っている。(旧共産党の流れをくむ左翼党との連立を今までSPDは頑なに拒んでいた)



『劇的に2016年にバイバイする韓国のパク・クネ大統領』

距離的にも政治的にも経済的にも文化的にも人種的にも日本に一番近い隣国である韓国ですが、今では世界11位の大きな経済規模を持っている。
ところが日本にとっても色々な意味で影響がある、その韓国の大統領が今年11月時点では3割以上の支持率を持っていたが元側近の内部告発から支持率が急落。史上最低の4%まで落ちたところで弾劾裁判の国会決議が圧倒的多数で可決される。
パク・クネ支持の与党議員さえ多くが弾劾に賛成するなど予想外の厳しい結果が出ているが、韓国経済を今まで牽引していた自動車や海運、家電製品など5大産業が軒並み崩壊して危機的な状態なのですから、その隠蔽工作の可能性も十分にある。そもそも今問題となっているシャーマンの親友のお告げ政治との馬鹿馬鹿しい疑惑は40年以上前からで、今急に始まった種類のものではない。


2002年5月13日、北朝鮮を訪れ、金正日総書記と会談した朴槿恵(パク・クネ)の歴史的な記念写真。
この2年前の2000年6月13日南朝鮮(韓国)大統領の金大中が北朝鮮の首都平壌を訪れ金正日国防委員長と会談。史上初ての南北首脳会談の功績により2000年ノーベル平和賞を受賞。2007年10月2日には盧武鉉大統領が北朝鮮の平壌を訪問して金正日総書記と2回目の南北首脳会談会談を行っている。
ところが金大中、盧武鉉と続いた太陽政策を批判して政権についた李明博(ハンナラ党)政権では南北関係が冷え込んだが、その李明博を批判して南北融和を目指す素振りで左翼民主勢力の票も集めて政権についた朴槿恵(パク・クネ)ですが、なぜか『2年後には南北統一だ』(北の金政権が崩壊する)との予測によりケソン工業団地の閉鎖や対北宣伝放送を再開するなど今までの政権では誰も行うものが無かった超強硬路線に舵を切る。
2002年5月には北朝鮮を訪れ、金正日総書記と会談したこともあるのですから、みんなが大統領の真意を測りかねたが何とシャーマンの『お告げ』だったので全員ががっかりする。今回の大統領弾劾は当然だったのである。


2014年3月25日、オバマ大統領がお膳立てして初めて実現した韓国大統領の朴槿恵と日本国首相の安倍晋三による日韓首脳会談。(日米韓3国首脳会談での記念撮影)初めての顔合わせで緊張しているのは分かるが、それにしても会談した全員が視線を合わさず仏頂面。
2017年早々に不本意にしかも劇的に政権からバイバイする米国のオバマと韓国のパク・クネですが、もう一人の一見安定している風にも思われている日本(安倍晋三)ですが、アベノミクスの生みの親である浜田宏一エール大学教授まで『 アベノミクスは失敗だった』と認めているのですから、3人そろい踏みで政権からさよならする可能性も十分にある。
国会で圧倒的多数を誇る自民党(安倍晋三首相)ですが、実はドイツのメルケル首相と同じで過半数の支持を得ている訳ではない。
有権者比で見れば、自民党支持層は少数派であり反自民の方が遥かに多数派なのですから、民進党、共産党、社民党、自民党などの野党統一が実現すれば政権交代は確実なのですが、此処でカギを握るのが民進党。ドイツの首都ベルリンのSPDのように左翼統一を目指すのか、それとも保守与党との大連立でお茶を濁すのか。道は二つに一つである。
そもそも今の日本共産党の掲げる政策ですが、実は一昔前の自民党内には必ず一定数存在していた穏健保守の護憲リベラル派の主張とソックリ同じで違いが無い。丸っきり瓜二つなのである。



『医者の往診と同じで、わざわざ努力して より悪い方へ悪い方へと一生懸命周っている日本(安倍晋三)の外交』

『懸命に努力して「掟破り」の抜け駆け→お詫び→抜け駆け→お詫びの悪循環』

今の世界ですが、覇権国家アメリカが配下のNATO諸国と共に25年前に終わっている冷戦を復活させて、ロシアを経済封鎖する危険な火遊び(第二次冷戦)の真っ最中である。
ところが日本(安倍晋三)は『ロシアに近付くな』、という米政府の言いつけを目下の同盟国として一人だけ破ってプーチンと握手する。→
当然の結果として米政府が激怒する。→
お詫びに大統領選挙中、共和党のトランプをシカトして民主党のヒラリーだけに会い行ったりTPPを必死に強行採決してオバマ(民主党政権)に精いっぱいのご機嫌取り。→
ところが情勢を読み間違えて、まさかのトランプが大統領選に勝利で大慌て。→
今はまだ『大統領はオバマだ』と米政権が必死に止めるのも聞かず、お詫びに異例のトランプタワーを表敬訪問したが、これも日本だけの突出。他に誰もいないので安倍(日本)の抜け駆けが余計に目立つ。→
当たり前ですが米政府激怒。ペルーのAPECサミットでオバマ大統領は安倍の顔も見ない。→
仕方なく、お詫びにオバマと二人で真珠湾訪問を確約するが、5月の歴史的米大統領ヒロシマ訪問時に『真珠湾は訪問しない』と断言していた。(断言さえしていなければ恥をかくこともなかったのに。自業自得)



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1 コメント

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人って不思議ですよね。 (Nouri)
2016-12-10 12:33:12
アーすみません。私は無知無学です、されども、貴ブログに興味をもってます。私は、生まれた時から底辺で育ち、嫁いだ所は、メモたちクラムような質素節約家、私とて裕福な家で家で育ったわけではないのですが、
びっくりでした。でも、、恨んではいません(#^.^#)。津波ご、ようやく、家を再建し94歳の姑共私の息子とも、一家4人で暮らしてます。お互い許しあう心が無いとダメですよねー。あー。政治の世界には通用しないかもね(#^.^#)

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