逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

チェルノブイリ以後のソ連共産党に似ている3・11以後の日本共産党

2014年06月17日 | 共産党

『摩訶不思議なパラレルワールド』

『復興担い手 田植え実習』 『福島大学生、川内村民と交流』(赤旗6月15日記事から)
『教育の一環「未来学」  5科目 1年生400人が受講』
福島大学が始めた『ふくしま未来学』はボランティアでは無くて大学の正規の科目である。
現在1年生1000人のうち、前期開講の5科目をのべ400人が受講済み。
レベル7のメルトダウン事故で原発4基が暴走して誰にも止められない福島第一原発から至近距離の福島県川内村に借りうけた田んぼで教員や学生らが裸足で田植えを強行するとは絶句。
無茶苦茶にしても酷すぎる。放射能安全神話の極地であろう。
南相馬市出身の18歳の女子学生は『福島の役に立ちたいと入学したので、こういう経験が出来て嬉しいし、楽しい。・・学生でなにか出来ないか、考えてみます。』、同じ南相馬市の男子学生19歳は『アクティブに外に出て、地域住民の方の話が聞けて貴重な体験が出来ました。復興についてしっかり考えていきたい』と語る。
漫画『いちえふ』に描かれているような全面マスクとゴム手袋と防護服どころか、何も知らない純真な福島県の子供達が、無邪気に裸足で田植えする大きな写真が載った赤旗の記事。
その真横の記事が『命が大事』(鹿児島県川内原発の『再稼動反対』)だったとは、ブラックジョークにしても悪趣味で不愉快である。
原発は再稼動しても日本国での事故の確率は40年に1回程度である。『事故さえ無ければ』の条件付ですが再稼動はそれ程恐ろしくないし、命の危険も低い。
しかし、メルトダウンした福島第一原発は間違いなく、100%絶対に危ない。
赤旗(共産党)の、『命が大事』の言葉が泣いている。
そもそも鹿児島の原発が『事故が起きたら危ない』ので駄目なら、レベル7の未曾有の事故が現在進行形の福島の原発はもっと駄目。確実に『命が危ない』のである。

『ペガサス・ブログ版』(2014-06-08)

『パラレルワールドからの放送 ― NHKの自然誌番組』
『先週日曜の夕方7時半から,NHKテレビの「ダーウインが来た」という自然誌の番組を見た.東京湾の生き物がテーマだったが,放射能のことはひとことも触れない.
江戸前の料理がいかにも美味しそうな画像で紹介される.まるで福島原発事故などなかったかのようだ.
多分この放送は別のパラレルワールドから送られて来ているのだろう.
2011年3月11日に原発事故が起こった世界と,起こらなかった世界とに,世界は二つに分岐したのだ.
このNHK番組は「原発事故が起らなかった世界」から送られている!』

『絶体絶命、断末魔の日本と、平和で、安全安心なもう一つの日本と』

『まったく正反対。別々の恐怖のパラレルワールド』
今の日本ですが、何と荒唐無稽な筒井康隆のはちゃめちゃなSF小説を髣髴させるパラレルワールドの別世界なのだろうか。
今我々が住んでいる日本丸が沈没しつつある緊急時には、本来、右も左も無いのですね。思想信条に無関係の全員が危険に晒されているのである。
しかも乗客を救助するためにはデッキに上がるように、乗客全員に知らせるべきだが、韓国旅客船セウォル号と同じで救命ボートがすべて欠陥品で使用不能状態である。
もしも一般乗客がデッキに上がった場合、恐ろしいセウォル号のお粗末過ぎる真実を知って怒り狂うか、パニックになるか。
.いずれにしても只では済まない。大混乱や暴動紛いの大騒ぎの発生は間違いない。
しかし、何れにしろ、じっとしていれば大部分が子供達の一般乗客は全員助からない。
ところが、船長らの行った船内放送では『安全の為に、そのまま船室から動かないように』と繰り返す。
そして、今の日本共産党は丸々無責任極まる船長(安倍晋三)に全面協力しているのですが、もう無茶苦茶。批判する言葉も無い有様。

『1945年の敗戦後に、突如として沸き起こった共産党ブーム』

敗戦後の最初の総選挙で、戦争に反対した日本共産党は、組織がほぼ壊滅状態で、何もない状態でも45議席もの当選者を獲得するが、共産党の公式見解では、大日本帝国の敗戦で、『戦争に反対した共産党の正しさが証明された』から、『共産党が有権者から支持された』と総括している。
ただ、本当の歴史的事実は、この共産党の公式な見解と、微妙に中身が違っているのです。
有権者(日本人)は共産党が『日本の戦争に反対した』から支持したのではない。
事前に『日本が戦争に敗ける』ことを正しく予見(予言?)していた事実に対して、当時の日本人は共産党を熱烈に支持した。一時的ではあるが『共産党ブーム』の熱狂が生まれたのです。
この二つですが、似ているようで、政治的には大きく意味が違うのです。
前者(共産党執行部の公式な見解)なら有権者が『政治的に共産党を支持』したことになる。
ところが後者なら20年ぶりの阪神タイガースの優勝を予言した細木数子の一時的な占いブームと同じ種類の現象です。
21世紀の9・11事件の『航空機』か、それとの20世紀の『鉄道』かの違い程度で半世紀前に、米軍特務機関が関与したそっくり同じ三鷹事件松川事件などの三大謀略事件(同時多発テロ)の結果、次回総選挙では共産党の議席はゼロになる。(吉田内閣当時の日本は米軍の全面占領下だった)
そして3・11以後の現在の共産党ですが、これでは誰も支持しないでしょう。
政府の見え透いた悪事を告発しない今の共産党(志位委員長)や赤旗の報道ですが、まさに左翼(共産党)としては自殺行為なのですから情けない。しかも悪事は幾ら隠しても短時間。ほんの少しだけ発覚を遅らす程度であり、意味がまったく無い。
今日本政府やマスコミ、共産党が行っている隠蔽ですが、もっと被害を大きくする以外の意味が無いのである。セウォル号の船長の愚行と同じ意味で腹が立つ。

『同時並行するパラレルワールド』

今の日本国ですが、本当に不思議ですね。外国のように宗教や民族、言語や政治見解が違うので起きる不幸な紛争の話ではないのである。
逆に完璧に一致しているので起きている、救いが無い日本の不幸。
極右の安倍晋三など日本政府とか日本共産党機関紙赤旗を含むすべてのマスコミですが、この世界では3・11で原発事故が少しも起きていないのですよ。
あるいは、起きていても3年前の野田義彦の収束宣言で終わっていて、今は全員で復興を目指している『平和で安全な日本国』が存在していると主張している。
じっとしていれば助からないのに・・・
そして、今の共産党は丸々船長(安倍晋三)に全面協力しているのですが、もう無茶苦茶。
絶体絶命の日本国と、正反対の平和で安全な日本国。
全く別々の、無関係な二つの日本国が並立するという恐ろしいパラレルワールドに、日本人全部が何時の間にか誰も知らないうちに全員が迷い込んで抜け出せ無いのです。まさに悪夢中の悪夢である。

『日本政府による鼻血バッシングに同調した共産党(赤旗)の無残』

前代未聞の日本の恥ずかしすぎる椿事である、漫画『美味しんぼ』の描写が『風評被害である』として菅官房長官や森雅子特定秘密保護法担当大臣兼風評被害担当大臣など安倍政権の閣僚が鼻血バッシングを行ったとき、何と日本共産党機関紙の赤旗が、異議を唱えるどころか、極右の安倍内閣と同一の主張を行っていたのです。
驚くやら。呆れるやら。恥ずかしいやら。情けないやら。
日本国が病的に右傾化した影響で、今の共産党(赤旗)ですが愛国的ではあるかも知れないが極限まで右傾化して腐敗、堕落しているのである。
日本共産党ですが、党名をその実態にあわせて愛国共産党とするべきであろう。
そもそも卑しくも政治家なら、漫画の描写に限らず個人の創作物に対して権力が介入するべきでない程度の常識は、憲法の人権条項などをあげつらわなくても民主主義の御法度なのである。
読者の期待を裏切る赤旗の態度は、呆れ果てて言葉も出ない。
小中学校などで悪質なイジメが起きた時に、『駄目だ』と迂闊に止めに入ると自分がイジメの対象になるので、子供達の多くは悪いことだとは知りつつも見て見ぬふりをする。
イジメを傍観することは(良くないことだが)日本社会では日常的にありふれたことである。
しかし、たとえ自己防衛などの止むに止まれる事情があったとしても日本共産党のように自分自身も陰湿なイジメに加担するなどは到底許すことが出来ない。
今マスコミで大問題になっている集団自衛権の議論と、(戦争とイジメは規模が大きく違うだけで)根本的な部分が同じであるのです。
日本は今までは軍事超大国アメリカの行う汚い戦争(イジメ)に参加せず傍観していた。
ところが、安倍晋三は(自分が苛められない様にとの理由で)今後は参加する気になっている。
戦争もイジメも『悪事を傍観する』ことと、自分も『いっしょに参加する』ことは、同じ悪事でも次元が根本的に違っている。
決して超えてはならない(超えると、最早引き返せない)究極的なレッドラインが『一線を越えて、自分自身も参加する』なのである。
安倍晋三の集団自衛権とか日本共産党(赤旗)の鼻血バッシングですが、『いい訳できない』致命的な悪事なのである。(根性が無い小悪党の自衛策として、丸っきり同じ発想)

『北極星(基準点としての共産党)を失った日本の不幸』

共産党ですが、結党以来党名を変えず、機関紙の名前(赤旗)を変えず、一貫して同じである。しかも政界最左翼の立ち位置で動かないないので、『北極星と同じである』と思われているし、共産党自信も自分で『政界の北極星』を自認している。
しかし、天文学的にみれば北極の方向にずっと、今の『北極星』があったわけではない。少しずつだが、随分と元の位置から動いているのですね。
そして日本共産党も実は中身が大きく動いていて、随分変質している。ただ人々は共産党の変質が(本物の北極星と同じで)少しづつだったので誰も気が付いていないのである。
今の志位委員長が少し昔に『共産党は確かな野党を目指す』と主張していたのですが、そもそも政党とは共産党に限らず『与党を目指す』(政権を獲得する)ことを目的とする政治組織なのである。
志位委員長の『確かな野党を目指す』との不可解な共産党ですが、それなら現状は『野党ではない』との意味になる。(現在が確かな野党だったなら、『目指す』必要性がゼロ)
そして事実上今の共産党ですが、野党と与党の中間的なユ党程度の主張を行っているのである。(中国とか北朝鮮に対しては自民党と瓜二つの愛国的過ぎる主張を行っている)
日本が病的に右傾化した原因は経済的にはデフレによる閉塞感が大きいが、政治的には北朝鮮バッシングや尖閣での中国脅威論なのである。これでは必ず日本が病的に右傾化する。
最悪なのは3年目の3・11原発事故での放射能被害であり、基本的に日本共産党と民主党や自民党の違いが無い。
政界の動かない北極星としての共産党には、特別な役目が有った。
政府など権力の悪事の場合、今までなら商業マスコミが怖がって報道しなくても共産党機関紙の赤旗が報道するので、今までの日本国では政府のインチキが暴かれる仕組みだったのです。
ところが炭鉱のカナリア(赤旗・共産党)が、何故か20年ほど前からだんだんと声を出さない。危険をいち早く察知して鳴かなくなったのですね。赤旗の一般紙の区別が無い。実質的に同じ内容なのです。
ところが、党員も一般市民もカナリア(共産党)が、以前と名前が同じ見かけも同じなので、中身も同じだと信じている。
福島第一原発以後の放射能被害でも、そのカナリア(共産党)が少しも鳴かないので安心しているのです。
歌を忘れたカナリア(共産党)ですが、これでは日本は助からないでしょう。
もちろん共産党自身も助からない。間違いなくチェルノブイリ後のソ連共産党の二の舞で組織の崩壊は避けれないでしょう。
目の前に正反対の大躍進のネタ(日本政府のオウンゴール)が転がっているのに無視しているのである。正しく行動しさえすれば日本共産党の志位委員長の首相就任も夢ではない。共産党ですが、なぜかわざと負け続けているのである。

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6 コメント

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アジビラじゃない「赤旗」なんて (十澄)
2014-06-16 20:42:30
福大の放射能田植えですが、まー、簡単に単位をくれる科目なのでしょう。
「いいこと」をした気になれるし、怠惰な駅弁大学生には願ったり叶ったりですよ、ホントw
早いうちに単位をとってしまい、卒研も適当につくっちゃって、後顧の憂いなく就職活動もしくは公務員試験の勉強をするのが大学生の至上目的ですから。
俺がそうでしたから、今時の学生を馬鹿にはできませんがね。
直にほかの大学にも「単位と引き換えに特濃放射能」な科目が続出するかもしれません。

最近の「赤旗」のお行儀のよさ、内容の無さは確かに目に余りますね。
まあ共産党の活動や「ことば」自体がお行儀にはまった、まるで響きのないものに堕しているからですが。
「こんなことを国会で安倍に言ってやりました」
(でも所詮は一人武者なので、大勢に影響なんかありません)
「志位いいんちょの素晴らしいお言葉」
(でも支持者以外の耳には届いてません、意味ないです)
これの繰り返し…。
違うだろ!革命党のたぎりまくる情熱はどうした!?
街宣は、辻説法は、アジビラ撒きは?
志位氏はヒトラーばりに全国説法旅すべきだ!
といっても、そんな泥臭いことやらんのですよね、もはや。
共産党上層部も、公明党議員と同様、自分の支持者の志を汲むにはお偉くなりすぎた、富栄養化が進んでしまったのかもしれませんね。
今の穏健で保守的な共産党の判断が、何とも悩ましい (宗純)
2014-06-17 15:27:21
十澄さん、コメント有難う御座います。

前の記事のコメントでも書いたのですが、今の小悪党の日本共産党ですが到底左翼とは呼べないほどに堕落腐敗している。
丸っきり、中身が保守なのです。
ところが、それでも今の病的に極限まで右傾化してしまった日本では、やっぱり共産党が最左翼なのですよ。
他はもっと右翼的で話にもならない。
私としても事実を突きつけて共産党を批判しないわけにもいかないが、
しかし、今の病的に極限まで右傾化した日本では、幾ら共産党の悪事が事実でも、政界で一番左翼である共産党を批判することが政治的にプラスになるのか。あるいはマイナスになるのか。
プラスかマイナスか逡巡。判断に迷っているのです。
読者の中には私が好き勝手に自由にブログを書いているの思っている人もいるが、実はこれでも結構政治的な損得勘定では、気を使っている。
もう一つ迷っていて、どちらであるか決めかねているのが、志位委員長など東大出の高偏差値の幹部が、韓国旅客船セウォル号の船長とか機関長のように、事実を知っていて党員とか支持者に黙っているのか。
それとも当人たちは知らないので、日本政府の言い分(アホ臭い真っ赤な嘘)を丸呑みして信じているのか。
この答えですが、余りにも難しすぎるのですよ。
共産党幹部ですが自民党の世襲議員とは大違いで、超高偏差値の知的エリート集団なのですよ。
それなら『知っていた』となるが、知っていて隠していたならセウォル号の船長と同じであり悪質すぎる。全員死刑相当の大悪党ですよ。
しかし、逆に『知らない』とすればもっと不思議であり、愚か過ぎるし無能すぎる。
三流の落ちこぼれ大学出の阿呆の安倍晋三よりの、高偏差値の日本共産党幹部の方が阿呆だったとの笑い話です。
どちらであるかは不明だが、何れにしろ『ありえない』のです。
本来なら決して起きないであろう種類の摩訶不思議な話が、現在進行形で日本国では進んでいるのです。
ところが、我が日本国のカタストロフィだけは間違いようの無い事実なのです。
知性とか経験、学歴には無関係に、多くの人は命が危ない時にはパニックになり阿呆臭すぎることをしてしまのですね。
目の前に極限的な破滅が迫っている時に、普段なら冷静沈着な人がうろたえて、何とも恥ずかしい間違いを繰り返すのは今まで何度も経験しているのですが、この場合には危険の大きさと、常軌を逸した行動とは正比例しているのですから、恐ろしい。
無論知ってるはず (のすひろ)
2014-06-17 17:17:23
高偏差値でそれなりの情報源も持ってますでしょうから当然知っているはずですね。
私の周りの県共産党関係者は政府の反対しかいいませんし勉強もしていないせいか放射能被害もエネルギー問題もお決まりの回答しかいたしません。
コストも安定性も無視の太陽光エネルギーや風力エネルギーだし原発再稼動反対と特定機密法安断固反対です。
一見美味そうな事はいいますが一つ一つ聞くと総て矛盾していますね。

そういう彼らの日常の動きはというと、協力という名で、できれば他人をただで使い、他団体の施設でもまるで自分の持ち物かと思うほど断りもなく使い事後報告するありさま。勿論その事を「変じゃないですか?」と言っても聞きやしません。

自民党が「仕事と金が欲しけりゃ協力しろ」という分かりやすさであれば
共産党は「自分達がよくなろうと思えばカンパして尚協力しろ」てなもの。
やっていることは変わりない。
これでは「私たちに任せ良い自治体、国を共に作っていきましょう」って言われても信用できるはすはない。

どちら様も結局自分(組織)が大事で責任取りたくないのでしょう。
高偏差値の共産党幹部なら尚更先がどうなるか位は分かっているでしょうが、彼ら頭はいいけど臆病で実行は出来ないですね。
周りの左翼の身勝手さには毎日の如く困っておりますので告げ口のコメントになりました。
袴田元死刑囚とかセウォル号船長とか (宗純)
2014-06-18 13:19:33
のすひろさん、コメント有難うございます。

今の共産党(赤旗)の現状ですが、恥知らずと言うか、支離滅裂と言うか・・・
腹が立つし情けないし恥ずかしい。怒りではらわたが煮えくり返るとしか言葉も無いが、・・・
ただ、それでも今の日本ではやっぱり最左翼であり、他に比べればですが、日本国内では最良の政党なのですね。
だから、悩ましいのです。
のすひろさんのように、『共産党が悪い』『左翼が悪い』で済ませるられるなら、話は簡単であり、誰も悩まないのですよ。
力もないし熱意もやる気も無い、情け無いが、それでも左翼に頼るしか、解決策は何処にも無いのです。
今の日本ですが、丸っきり敗戦前夜。
69年前の8月15日の玉音放送直前の大日本帝国なのです。
こんな時に誰かが『日本が負ける』などと口に出せば全員で袋叩きになる。命が危ないのですよ。だから全員が黙っているのです。
私の父親が『日本が負ける』と発言して捕まった時には、実は日本軍が勝っていたので、浮かれていた余り大事にならなかったのですね。これが今の様な殺気だった敗戦直前なら問答無用で殴り殺されていた。
連合艦隊指令長官の山本五十六が著書で『ドイツが負ける』と、独ソ戦の結末を正確に予想していたのですが、『日本が負けるとは言っていない。ドイツが負けると言ったのを、聞いた方が勘違い(拡大解釈)したのだ。』と、山本五十六元帥の名前を出して反論。泣く子も黙る特高警察など内務省といえども、統帥権の軍部には頭が上がらない。軍の権威を利用して警察を煙に巻く作戦で命拾いしていますが、危ないところであったのは間違いない事実なのです。

これは『逝きし世の面影』で何度も主張していることですが、共産党の言動が、実は共産党にとって少しも利益になっていないのですよ。
現実問題として20年間も一貫して負け続けているのですから、これは間違いの無い事実なのです。
『コストも安定性も無視の太陽光エネルギーや風力エネルギーだし原発再稼動反対と特定機密法安断固反対です。
一見美味そうな事はいいますが一つ一つ聞くと総て矛盾していますね。』
のすひろさん、
『太陽光エネルギーや風力エネルギーだし原発再稼動反対と特定機密法安断固反対』
は少しも矛盾していません。
『コストも安定性も』も将来的には、これ等がメインになれば自ずと解決する種類の話です。それ程大事ではない。
現在の時点では石炭とか天然ガスなどの発電が一番安価で有り安定しています。
共産党ですが、インチキ臭い人為的CO2地球温暖化説を主張しているのですが、100年単位(気象学)なら間違いに気が付かなくても、1000年単位なら当然疑問に思う。
ましてや数億年単位(地球物理学)なら根本的に温暖化もCO2の増加も、危機どころか望ましい未来なのです。
判断の時間の単位のスケール(大きさ)で、結論が正反対になる。
自白すればとんでもないことになると袴田さんも知っていた。
セウォル号の船長も乗客たちをデッキに上げず、船室に止まっていれ、とんでもないことになると知っていた。
ところが自白しないと警察の取調べが厳しい。デッキに上げれば乗客たちが救命ボートの不備を知って大騒動になる。
目先の短時間の利益を優先して、袴田さんもセウォル号船長も判断を誤ったので、その後2人とも大量殺人罪で、とんでもないことになってしまった。
普通なら絶対に間違わない選択をしてしまったのですが、たぶん、これ今の共産党の幹部連中の判断と同じ種類の間違いを犯したのでしょう。
目の前の苦痛とか難問から安易に逃れたが為に、とんでもない不幸を呼び込んだのですが、それにしても人間とは弱いものです。ほんとうに情けないですね。
ちょっと異論が (十澄)
2014-06-18 22:50:52
袴田氏はじめとする自白強要の犠牲者にについて、「安易に逃れた」と切り捨てるのはちょっと違うと思うのですが。
警察の謀略と暴力をもってすれば、善良な個人の意志をひしぐなど簡単なことなのは幾多の冤罪事件が証明しています。
異論は認めません(キッパリ) (宗純)
2014-06-19 10:08:33
十澄さん、コメント有難う御座います。

確かに拷問は辛いのですよ。ですから屈服しかからといっても自白した個人(冤罪の被害者)の責任ではないのは事実ですが、
だからと言って、犠牲者についてですが、彼等が目先の苦しさから『安易に逃れた』のも事実ですよ。
魔女裁判では、ほぼ全員が自白するのですが、これは当然で自白しないと生きながら火炙りになり、自白すると絞め殺してから火炙りにする。
敗戦以前に捕まった社会主義者のほとんども転向するが、これも当たり前で自分の命が危ないのです。『とりあえず』罪を認めても、何とも致し方無いのですね。
今の警察の取り調べですが、密室とはいえ昔の特高程厳しくは無いのですよ。
非民主主義的で拷問まがいではあるが、それでも、とりあえず『殺される』心配は無いのです。ところが何故か自白する。
鹿児島県の田舎町の選挙違反事件では任意捜査なのに11人中6人が自白したり自殺未遂に追いまれるが、後に冤罪だったことが発覚する。
パソコンの遠隔操作事件でも4人中2人が自白する。
栃木県の足利事件では任意同行で、夜には自白して無期懲役で17年も服役するが冤罪が発覚。確かに取り調べは過酷だったが、命までは取られない。
自白したのは目の前の苦しさから『とりあえず逃れたい』からなのですね。
この『とりあえず逃れる』とは、あのセウォル号船長の行動の動機としては、これ以外には無いでしょう。
韓国旅客船と同じことが、3・11当時の菅直人とか枝野幸男に当て嵌まる。もちろん次の野田義彦にも当て嵌まる。
安倍晋三にも当て嵌まるし、困ったことに志位委員長など共産党幹部にも当て嵌まるのでしょう。
これ等の共通点ですが、基本的に3手先の読みが出来ない。
目の前の1手先しか読んでいないのです。
今までの共産党の強みとは、『未来が読める』ということなのですよ。
自分勝手の主観では無くて、客観的な科学的思考方法なら当然将来の正しい予測が可能なのです。
世界は自分ひとりで出来上がっているのではなく、必ず相手が居る世界なんです。
自分の指したら必ず相手も指すので、3手先の読みは最低限必要なのですが、何故か自分の主張(1手先)しか今の共産党は主張しない。これでは負けて当然です。

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