庄司卓完全攻略ブログ 寒中見舞い

作家庄司卓のブログです。
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『結城友奈は勇者である-勇者の章』最終回

2018年01月11日 22時32分27秒 | Anime・特撮
終わりましたね( =゚ω゚)ノ。
駆け足だったのは否めませんが、それなりに納得できるオチだったと思います。ただ神樹様と勇者システム、そしておそらく大赦も消滅と言うことで、続編フラグが無くなったのには驚きでしたが。まあ前日談スピンオフが色々と展開しているので、そちらの映像化はあるかも知れません。

友奈を生け贄として神樹様へ差し出し、その見返りに人間は神の眷属となり永遠の生命を得るというのは、神話のアーキタイプにあるいわゆる「バナナ型神話」がモチーフになってるのではないかと、こちらのブログでも話題になりましたが、その流れで言うと、この作品自体
西暦の時代=物質文明の時代。物質文明におごった人類は、バベルの塔の逸話通り、天の神の怒りを買い滅ぼされる。地の神たる神樹様だけが少数の人類を保護する。
神の時代=人類を抹殺しようとする天の神=バーテックスと、神樹様が保護する人類との戦いが続く。
そして神樹様は天の神と差し違えて消滅。そしてようやく「人の時代」が訪れたというわけですかね。
混沌の時代、神の時代、勇者(英雄)の時代を経て、人の時代というのも、神話から歴史への流れをふまえて設定されたのでしょうか。

人が人ならざる存在へ変化することで生き延びようとするのを拒絶する展開はままありますが、この作品の場合、それを拒否する理由が明確でかつテーマとうまく結びついていたのは素直に感心しました。
「友達を犠牲にして生き延びようとするのは、人としてあり得なくね?」
つまり最後の東郷さんの叫びは「あくまで自分たちは人として生きたい。生き延びるために人として大切なものを失うなら、それはもう人ではない。そこまでして生き延びたくはない」という意味なのでしょうね。
神樹様の意思は明確には描かれていませんが、「人として生きたい」という東郷さんや友奈の意思を汲み、天の神と差し違える道を選んだのでしょうねえ。言わば「もう人には神はいらない。人は人として生きていく道を選んだ以上、地の神たる自分も天の神も不要」というところでしょうか。

東郷さんと共に結界を押す影はやはり歴代勇者ですかね。歴代勇者としても、どこか割り切れないものを抱えつつ戦っていたので、その思いが最後に東郷さんを後押ししてくれたんでしょうね。
ラストの友奈は、歴代勇者一体化でしょうか。公式サイトでも最後の一撃が「全部乗せ勇者パンチ」となっていますし、平成ライダー風に言うと最終フォームは「全部乗せ勇者フォーム」か(^^;。

ラストシーン。安芸先生が眼帯を付けてるというのは、片目だけが神樹様と一体化した後消滅したんでしょうか。そうなるとすでに神樹様と一体化していた大赦幹部は神樹様と一緒に消滅して、すでに大赦は機能停止してるかも知れませんな。

あとちょっと気になったのは、神婚の儀を執り行うシーン。意味ありげに麦の穂が入ってきてますね。日本神話がモチーフになってる作品ですから、稲穂でないのは気になりました。
神樹様は稲作ではなく、麦を栽培する民族の神。天の神を奉る民族とは別の、さらに古い土着の神だからか。
あるいは四国=うどん=麦という発想なのか(^^;。
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5 コメント

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Unknown (Unknown)
2018-01-12 01:42:35
勇者の章最終回観ました。
素晴らしかったです。
歴代勇者の力を身にまとい、新たな変身をした友奈の勇者パンチ、感動的でした。
これで歴代勇者(特に乃木若葉)の悲願が果たされました。乃木若葉や高嶋友奈の最後の戦いから、約300年後にやっとです。
ここまで素晴らしい最終回を描く作品は、あまりないんじゃないかと思います。
勇者の章最終回は、ある意味まどマギの最終回および劇場版を否定したような感じになっちゃってますね。
どちらの展開も好きです。

最近気づいたことがあります。
機動戦士ガンダム00(ダブルオー)の作中の時代が、1期の本放送(2007年)からちょうど300年後の話なのです。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズの本編の時代が、最初にガンダムが作り出され、戦った時代からほぼ300年後のことなので、ゆゆゆの設定をパクってるのかと思ったのですが、そのゆゆゆもガンダム00から輸入したと思われます(番組プロデューサーが同じなので、充分にありえます)。
ゆゆゆは、改めていろんな作品(特にMBS製作作品)の内容を模倣してると感じました。
勇者の章最終回で、友奈を囲んでいた白い手みたいなの、鋼の錬金術師でもありました。というか、そっくりです。満開する度に身体の機能を供物に捧げる部分と、人体錬成すると身体のどこかを持っていかれるところも。

ゆゆゆは、私が気に入ってる作品の要素をたくさん取り入れていたので、嬉しかったです。
Unknown (Unknown)
2018-01-12 02:04:37
つまらないことをすみません。さっきの補足です。
ガンダム00の時代設定が放送当時(2007年)から300年後ということは、ゆゆゆの時代とほぼ同じだと思いました。違う作品なので、こんなこと言っても仕方ないことですけどね(笑)

ゆゆゆの世界で、神世紀になったのは2019年で、結城友奈の時代は、その300年後。ガンダム00の2期の作中の年は2312年です。
この両作品の時代が同じだとすると、なんか感慨深いです。どちらかの作品を知らない人には伝わらないことですけど。
ガンダム00では、2期後半で、主人公が人ではない存在(イノベイター)になりました。
それに対してゆゆゆ2期は、最後まで友奈は人であり続けました。
ちょっと逆行してますね。
この違いは面白いです。
とにかく乃木若葉の悲願が達成されて良かったです。
最後の一人になっても、いつか天の神に報いを受けさせてやる、と言っていたので。
大赦 (Sila)
2018-01-12 02:10:26
神婚の儀を見てて思ったのが「あー、こういう集団自殺的な宗教よくあるよなぁー」
まぁ、元々勇者と大赦は別の存在だったわけだし、ついていけなくなるのは当然なんだけど
じゃぁ、神樹様は?もっと速く、こういう解決があっても良かったのにねぇと思うんだけど
案外、四国(神樹)=ノアの方舟だったのかなぁなんて……、洪水の代わりにバーテックスが暴れて世界を洗い流してて、洗い流す中に大赦も含まれてたから、組織の幹部連中が麦になったところで終局したって考え方も面白いかも?
Unknown (x)
2018-01-12 22:40:08
勇者合体による究極完全体、飛龍の拳2の最終ボス戦を思い出しますな。

エレの樹の聖女様なら現地事情のわからない勇者のために、現地案内人兼相棒、さらに全てが終わった後には伴侶となる異性を用意しておいてくれる準備の良さだったでしょうに。娘を勝手につれて行かれるご両親は大変。
Unknown (なぎさわ)
2018-01-13 10:56:48
なんと言いますか、あまりモヤっとしたところ無くすっきり終わった、と思います。
明かされなかった一番大きな謎は高嶋友奈と結城友奈の関係くらいで、それ以外はのわゆ、わすゆ、くめゆ、その園で(読み取り方はある程度人それぞれでも)判断材料は提示されているのではないでしょうか。

ゆゆゆいの方はだいぶフリーダムになってますが、息の長いコンテンツになればいいですなぁ。

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