庄司卓完全攻略ブログ

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『プリンセス・プリンシパル』第四話

2017年08月04日 23時57分41秒 | Anime・特撮
あーなるほど。別に2話から1話へ順番に遡っていくわけではないのですね。時系列シャッフルですか。すると未放送エピソードが出てきそうですが、それは円盤特典なのか。それともアプリで補完なのか。出来れば映像で見たいのですが。
そんなわけでいきなりちせが合流済み。公式サイトを見ると次回五話がちせ加入回のようです。

アンジェが持っている小型ケイバーライト機関はやはり共和国側の独自技術なんですな。今回は王国もその開発に成功という情報を掴み、それを奪取しにいく事に。プリンセスシャーロットが二重スパイと疑う「コントロール」のLは、ドロシーにシャーロットの監視を密かに命じる事に。
しかし小型ケイバーライトがそんな貴重なものならば、共和国側がなぜそれをアンジェに与えたのか不思議です。アンジェが寝返ったり、最悪殺されたりすれば、そのまま王国側に流出する可能性がありますからね。作品の方向性を考えると、アンジェが裏切らないよう「コントロール」は何か何かを握ってる。例えば人質などがいる可能性もありますし、それこそどこかに自爆装置でも仕掛けてある可能性もありますな。

今回のベアトの声芸は玄田哲章さんか(^^;。しかし玄田さんも意外とこういう演技はやりますからね(^^;。これは毎回、ベアトの声芸は仕込んできそうですね。しかし発声器をドライバーで調整していたところを見ると、あれはいわばアナログシンセサイザー。任意の声に調整するのは大変そうです。故冨田勲氏は、アナログシンセサイザーでは任意の音を再現することが難しく、データの調整を記した大量のメモ用紙をあちらこちらに貼り付けており、また初期のYMOライブでも、アナログシンセ周囲には色んなメモ書きが貼り付けてあるのが見て取れました。ベアトも調整具合をメモして持ち歩いているかも知れませんな。

危険を承知でアンジェたちに同行したプリンセスを見て「彼女は白だ」とLに報告するドロシー。しかしLは「スパイの世界に白はない。黒かグレイだ」。まあLの言うとおりですな。プリンセスにしても自分が疑われている可能性は感じていたでしょうし、分かっていたならば、なおさらあのように振る舞うかも知れません。
それにしても偽プリンセスシャーロット=真アンジェと、偽アンジェ=真シャーロットの関係が気になります。偽アンジェ=真シャーロットは、なんだかんだ言いつつ二人だけの場合、素が出ていそうですが、偽シャーロット=真アンジェは必ずしもそうは思えないのですよね。まだ何か隠しているかも知れません。どうにも偽シャーロット=真アンジェは、偽アンジェ=真シャーロットが無事ならば他はどうなっても良いと考えてる節があるのですよね。そこに彼女自身が含まれてるかどうかまではまだ分かりませんが。
なんか最終的に偽シャーロット=真アンジェは、偽アンジェ=真シャーロットの為と仲間を裏切りそうですねえ。
真シャーロット「私はそんな事、望んでいなかったのに!」
真アンジェ「これが一番貴女の為になるの!」
みたいな。案外、真アンジェにも王位継承権があるとかかな。
それにしてもややこしいな、シャーロットとアンジェの関係(;´Д`)。

さて冒頭の小型ケイバーライトの実験シーン。稼働すると人間が浮くところを見ると、やはり反重力や重力遮断ではなさそうです。
これらは重力の働き方を変更するだけで、浮力を発生するわけではないですからね。一話の感想にも書きましたが、私もケイバーライトを「反重力物質」と解釈した設定で企画を進めたことがありまして。色々と考えてみると反重力で物を浮かすことは出来ないのですよね。ちゃんと真面目に考えてみて初めて気がついたのですが(^^;。
辛うじて重力偏向ならば浮かせる事は何とか出来そうですが、描写などから察してやはり一番ありそなのが、あの世界はエーテル宇宙でエーテル浮力を発生してるという可能性ですかね。
ちなみに元ネタのHGウェルズ『月世界最初の人間』ではケイバーライトは重力遮断物質で、地球の重力を遮断する事により、一番近くにある天体=月の重力に引かれて行くという設定でした。

上にも書いたように次回はちせ加入回のようです。どうやら日本の公使から監視のために送り込まれたようですが、反対陣営にも日本から送り込まれたスパイがいそうですねえ。しかしまぁ立ち位置としては完全に『ルパン三世』、特に第二シーズン以降の五右衛門ですねえ(^^;。

それはそうとチーム名を決める時「女の子らしく花の名前とか。ピンクとか」という台詞がありますが、英語でPINKは花のナデシコの意味もあるのですよね。この前の「カサブランカに白い家」と同様、こういう言葉遊びも入れていくかも知れませんな。作品の設定上、こういう言葉遊びにも何か意味があるのではと深読みしてしまいますね(^^;。探せば他にもあるかも知れません。

3 コメント

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今回、 (ねこ(に)ふまれ)
2017-08-05 00:29:13
地味に凄いなと思ったのが、エンジン熱でボンネット上に陽炎が立っていた描写。自分の記憶にある範囲では、初めて見ました。

しかしあの車も相当資金がつぎ込まれていそうですな。あれだけの無茶に応える車体と言うのは。…こっそりと内心でだけ、ドロシーさんが愛称をつけていたりとかあっても…無いかな(^^;

OPだとラストで真シャーロットが真アンジェを腕に抱きつつ、仲間たちへ銃を向けている様に見えますからねぇ…。二人はどんな決断をする事になるのか。
真シャーロットにオーバーラップするカエル(?)も何の表現なのか気になります。
Unknown (x)
2017-08-05 00:47:33
王国、共和国のどちらが勝ってもいいように両方の陣営に助力する真田方式、いやアナハイム式戦略?

真シャーロットと真アンジェが2人だけの世界をつくっちゃって(セカイ系?)世界を敵に回すことになったりして。

あの車はやはりボンドカーの系譜?
ドロシーとL (Sila)
2017-08-06 17:08:53
今回はドロシーとLの会話がすべての様に思えました。
Lの「白は無い」と言われて大分ショックを受けていた様子。
Lからすればドロシーの甘さを捨てさせたかったのかもしれないですが、
ドロシーの方は捨てられた気分にでもなったかの様で、プリンセスを信じる気持ちが強くなった様に見えました。
今後『白』に希望とか未来とかの意味を持たせていくのかな?とも

そして、ラストの場面、お茶会の席でドロシーをみるアンジェ。
ドロシーの心の動きを察知したのか、監視としての動きを察知したのか、case14以降でアンジェがドロシーを撃ったり、売ったり、ハメたりしそうな気がします。

プリンセスの方は、これから裏切るというより、女王になる為にアンジェと動いてるわけで、既に裏切ってるともいえるのでは?ベアトも含め、その為の駒として見ている気がしますね。
最終的には王国か共和国にバレて、再び2人は入替りプリンセス(偽アンジェ)が死んでor死んだ事になって、偽プリンセスがアンジェとしてスパイを続けていくんじゃないかなと予想してます。

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