伴走者の日記

人と事業の成長エンジン 株式会社シナジーパワーのブログです

どしどし御応募ください

2007-12-26 23:25:01 | Weblog
ただいま、プランナー人材(=問題解決型営業)を募集中です。求人広告を見て、このブログをチェックしていただいている方もいらっしゃるかと思います。そんな皆さん方にお伝えしたいのは、「気兼ねは御無用。一歩前に踏み出して気軽に会いに来て欲しい」ということです。人との出会いは一期一会です。採用選考という枠内ではありますが、私達は出来るだけ多くの方とお話をして、その出会いから刺激を受けたいと思っています。御来社して私達と話をしていただければ、「なるほど~、こんな会社もあるんだ。面白いなぁ」と思っていただけるハズです。

身内が言っても信憑性に欠けるかもしれませんが、シナジーパワーは将来必ず大きな成長を遂げる会社です。なぜならば、「こんな会社があったらいいな、こんなサービスがあったらお客さんが喜ぶだろうな」という理想を“本気で”具現化しようとしている集団だからです。そんな会社は滅多にありませんから、希少価値が極めて高いのです。

ただ一方で、やるべき事があまりにも多すぎて人が足りません。“人”というのは単なる“作業者”ではないですよ。一緒に悩み、一緒に考えて、一緒に喜びを分かち合える“仲間”のことです。だから、たとえ若くても経験が少なくても、一人一人の考えや意見を尊重します。浪花節と合理主義が混在した雰囲気です。私自身も、スタートアップの時機に立ち会うことができて本当に幸せだと思っています。この気持ちに共感してくれそうな方は、是非とも御応募いただきたいです。心よりお待ちしております。

何をやるか?どうやってやるか?

2007-12-24 19:02:22 | Weblog

 先週、お世話になっているK常務に激しく意見をしてしまった。後悔・反省の気持ちで一杯です。経緯を簡単に申し上げると、私が現在コンサルを担当しているある会社が子会社を作った。一部門を分社化したのだ。ところが親会社と子会社の協力体制がとれず、子会社に人事管理体制ができない。何とか雇用管理体制だけでもできないか?との相談を受けるが、親会社・子会社の人間関係のマズさが主な要因であり、私の出る幕ではない。しかし、社員のいない会社などあるわけもなく、本当に困っている様子なので、何とかせねばと、親会社・子会社・さらにその親会社の役員や部長をグルグル回って調整を試みる。しかし、口をついて出てくるのは、できない理由のオンパレード。挙句の果てには“なんでお前がやるんのだ”と言われる始末。ブチッときてしまった。

 何をやるかを議論する事はとても大事なこと。どんな背景で、何をねらうのか、その意義をトコトン話し合うことがないと組織は一体化していかない。しかしその議論したことも、実行に移さないと意味がない。

 何をやるか=頭、どうやってやるか=手足。これがうまく連動していないと、やっていることがバラバラになり、何も生まれない。

 駆け出しの頃、『ちょっと忙しいので・・・』とできない言い訳をすると、『そんなことはオレは知らん!やるためのことをもってこい!』とよく叱られたものだ。このことは今も自分の中に生きていて、他責にせずやるためにどうするかを考えるようにしている。

 今回私が遭遇しているゴタゴタは、どうやってやるか?の議論になっていない。もう実際にその子会社はできているのだから、できないことをや、アイツの言い方が悪い、こいつの進め方が悪いということに終始せずに、やりきるための話し合いをしましょうよ。

  長尾


原始的な統治手法

2007-12-22 19:59:45 | Weblog
共産主義の基本方針に「階級闘争」という考え方がありますが、元々は孫子の兵法書に由来するそうです。つまりは、身分の高い人と低い人の心が一致しないように画策して“敵”を内部から崩壊せしめる戦略思想です。これがコミュニストによって変則的に解釈され、自分達の国や組織を統治する手法として用いられました。旧日本軍にも同様の思想が入り込んでいたらしく、戦艦陸奥が沈んだのも、内部対立による自爆行為が原因という説もあります。

「階級闘争なんて古臭い」と思われがちですが、現在の企業経営にも、悲しいかなこの手法を取り入れている事例があります。とにかく、スタッフと現場、製造と営業、コンサルタントと営業など、何でも良いから階級を分断させていがみ合わせるわけです。「同じ会社の仲間なんだから一致協力して事に当ろうよ」と和解するのがあるべき会社像なのですが、意図的に階級闘争を取り入れている会社の場合は、最初から採用や評価・処遇の仕組みを別立てにして貧富の差を設けていますから、どちらか一方がカネにまつわる恨み辛みを抱き続けるような仕組みになっています。タチの悪い経営者になると、巧みにプロパガンダを流して片方を抱き込んだり、脅したりなだめたりを繰り返して双方を消耗戦に追い込みます。

分断統治は一時の安定と統治者の保身をもたらしますが、自ら力の分散を招くわけですから、市場主義経済の中ではいずれ淘汰される運命にあります。サッチャー元首相は自らの政権を振り返って「保守党は必ずしも正しいことをしてきたとは限らないが、少なくとも労働党のように国民を階級同士で競わせるようなことはしなかった。国を割るようなことはしなかった」と語っています。皆様の会社はいかがですか?不毛な内部抗争に酔って、市場の声を聞き逃してはいませんか?

納期意識

2007-12-13 23:25:03 | Weblog

 納期を守るということはとても重要だ。なぜか?

社内のお客さに対して納期を守らないと、組織力・総合力とならず、大きなロスとなる。社外のお客様に対して納期を守らないと、お客様の貴重な時間を無駄にすることになり、信用・信頼を得られずお付き合いを絶たれる。

 納期を守る事の大切さをトコトン叩き込まれた。

一番身にしみたのは、各職場から人事(私)へ出す書類があり、その納期を守れず遅れて出す部署があった時だ。部門長クラスの人がまだ若造の私に向って、『本当に申し訳ない』と平謝りをしたことがあった。

また製造現場では、『トヨタのラインを止めると億単位の賠償金だ』と必死になってものづくりに励む、現場のおっちゃん達の姿を目の当たりにした時だ。

 納期を設定する側も生半可な気持ちではダメ。

前工程のお客様が、できる納期を設定し“やれるようにしてあげる”ことをしないと納期は守ってもらえない。また、自助努力でギリギリまで待ってあげて、前工程を信じ、時間を空けておく。前工程の納期のために自分は徹夜してでも時間を作っておく。こんなことはいつものこと。

 納期に要求される品質レベルを知り手段を選択する。

納期プレッシャーに弱い人が多いという印象がある。納期に要求される品質はギリギリでいい。納期が明日という時に、パソコンに向って“うーん”と唸っていると上司にひどく叱られたものだ。『そんなやり方で間に合うのか!?手書きでいいんだよっ!』

 納期のないものは仕事ではない。

この言葉はよく言われた言葉だ。関連部署に何かお願いすると、『納期は!?』と一番最初に聞かれる。『特にありません』などと言おうものなら、『じゃー後回し』(後回し=やらない)

 納期を守る=約束を守る

約束を守らないと、誰も相手にしてくれなくなる。つまり会社組織の中で仕事ができなくなる。逆に確実に守ると、信用もでき何よりも優先して私のお願いした仕事をやってくれるようになる。

 “納期”とは会社組織の中心に置くべきものの一つだと固く信じている。

  長尾


大相撲の人事制度

2007-12-03 01:25:48 | Weblog

 朝青龍が戻ってきた。大分巡業に参加した姿は以前と変わらず元気そうであった。朝青龍の話は置いておいて・・・私はかねてから大相撲の人事制度を改訂したいと思っている。

 大相撲の人事制度の目的は、『土俵を沸かす相撲をとる力士の育成』というシンプルなものであり、その目的を満たす手段として、力士のモチベーションをくすぐる様々なものが組み込まれている。

 一例を挙げると・・・・
 【インセンティブ面】
 ▼毎場所番付が入れ替わる ▼横綱の年収は約1億円 ▼横綱に勝つと
  金
星としてお金がもらえる などなど
 【ステイタスの面】
 ▼階級がある ▼階級によってマゲの形、まわしの色がちがう ▼上位に
  なると付き人がつく などなど

 しかし、どうであろう?昨今こういったことに魅力を感じるヒト(とりわけ日本人)が少なくなっているのではないか?何か違うことにモチベーションを感じるようになっているのではないか?もしそうであるなら、モチベーションのメカニズムを研究し、制度の再構築をすべきだ。

 また伝統と格式の角界であるため、自己否定を伴う制度の再構築が困難であるなら、大相撲人材育成システムの前工程である、大相撲を志す人材の育成システムの再構築に着手すべきだ。(現状は育成システムより発掘システムに重点がある)

 大相撲の人事制度は、細部に至るまで本当によく設計されており、企業の人事制度設計にとって参考となる要素が多い。大相撲でもこれをシステムと捉えて、企業の感覚で柔軟に力士育成システムを再構築すべきではないか?

  長尾


官と民の間に

2007-12-01 03:18:50 | Weblog
国や自治体の機能を民間に開放するのが昨今の大きな方向性ではありますが、マスが小さく困難な事業領域は、経済合理性を求める民間企業にとってやすやすと参入できる分野でもありません。一方で、その隙間を埋める存在として大きな勢力になりつつあるのがNPO(非営利組織)法人です。一般には、ボランティア団体的なイメージで捉えられがちですが、官も民もやりたがらない難しい事業を回していくために、高度な経営センスが求められています。実際にアメリカでは、MBAホルダーがNPOに就職する割合が増えているそうです(日経ビジネスより)。

“非営利”組織ですから、事業規模は金額に換算すれば僅かでしかありえませんし、給与水準にしても民間企業に比べれば相当に低いものです。しかし、働く人・働きたいという人はじわっと増えている。この背景には、①エンロンなど相次ぐ企業スキャンダルから生じた民間企業への不信感の増大、②賃金を犠牲にしてでも社会のため・人のために働きたいという意識を持つ人の増加、があるようです。

では、これらNPOは民間の敵なのか?といえば、そうではない。実際、様々な形で連携している事例も増えています。西郷南洲の遺訓集に「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕末に困るもの也。此の始末に困る人ならでは、艱難を共にして、大業は成し得られぬなり」という一節があります。立場や入れ物にこだわる事なく、“目先の浮利を追わず、大きなミッションのために動く”という意識を常に持つべきだとろうと思います。 (裏)