オジサマ専科 Vol.2 Memories母の手帳の設定を超改変してあります。なのでネタバレも含まれております。BOYSLOVEテイストにしてお届けなので、実際の商品とは一切何も関係ありません。もぐ菜は古川透CV:中田譲治しゃん推しなのでよろ。それと古川透氏は黒髪サラサラ和装で物静かな優しいアーカード様をイメージしてねんVv。
gentleman's&boy(4)
藤宮は古川とゆっくり話したそうにしたが斉藤が飲み足らないと言う事で、松谷の行き着けの店で半(なか)ば強制的に飲む事になった。
レストランを出たのが23時で終電間近だった。都内の店なので始発の電車が運行されるまでが営業時間。
店内を見ると終電を逃した客が多数居てソファーに座り眠って居る。松谷が予約した部屋は特別室で店内を一同が歩いて居ると、常連客おぼしき客が松谷に挨拶して来る。
松谷は通り過ぎながらも挨拶と会話をしスタスタと歩く。その後ろに、古川は少々困った表情で藤宮は初めて見る場所でキョロキョロと廻りを見ながらて歩く。藤宮から離れて覚束(おぼつか)ない足どりで、斉藤は心地良く上機嫌で酔いが廻りフラフラと。
「すいませんねぇ~、今日に限って知り合いが来てるなんて。剛さん、そっちじゃないですよ!!こっち。」
店内の一番奥へ着きやっと、個室に入れた。藤宮は部屋を見て歓声を上げて喜んで居る。
そんな初心な藤宮を見て松谷は言う。
「悠紀くんは、ほんと可愛いなぁ。オジサンは嬉しいよ。今度はもっと凄く素敵な場所に連れてってあげたいな。」
松谷はブイサインを決めてニコッと笑う。
斉藤はデカイ声で叫ぶ。
「ヤダッァ~ このオジサマエロい!!」
古川は渋い顔つきで、ため息をついた。斉藤と松谷は酒豪なので酔い潰れるぐらい、飲まないと気が済まない。
室内は照明を調整出来る様だっが店と部屋の雰囲気に合わせてあるらしく、かなり照明の明るさは落としてある。大型のソファーでリクライニングらしく、斉藤はソファーをフラットにして寝転ぶ。
大きなモニターにカラオケ本体に、テレビも見れる。
「松谷さん、この部屋凄い大人な雰囲気。リビングルームて言うのかな??」
「小洒落(こじゃれ)た言い方では、ゲストルームて言うみたいだね。だからね、トイレは室内にあるんだよ。」
ベッドと洗面台にバスルームがあればホテルの部屋になりそうな個室である。
松谷は歩きクローゼットの前へ。
ソファーに座る古川と藤宮。
松谷は手に大判のブランケットを持ち、斉藤が寝転がって居るソファーに向かう
「ほらほら、ちゃんと掛けないとダメですよ。こんな人数では、ホテルには泊まれませんからね。飲むのは止めて少し休みましょう。」
古川の隣に居る藤宮はウトウト眠たげにし、身体をぴったりと寄せてくる。
「僕は剛さんの横で休みますから。では、失礼。雑魚寝(ざこね)なんて何十数年ぶりだぁ。野球部の合宿以来かも。」
松谷も眠かったらしく靴を脱いでソファーに横になると、数分もしない内に寝息が聞こえてきた。
室内には眠気を誘うゆったりとした有線でジャズが流れており、さっきまでの騒がしい雰囲気が嘘の様である。
「藤宮君??」
「…は‥い…」
「私は用事があるので、ここでおいとまさせて頂く。君は───── 」
古川はソファーから立ち上がろうとすると。
「お願いです。僕も一緒に帰ります。」
藤宮は古川の腕にギュッとしがみつく。
「剛と松が居るし、心配はないぞ。」
「今日こそは二人きりでお話し出来ると思ったのに、いじわるしないで。」
藤宮はぐずつくがパッと立ち上がり、古川の腕をグイグイ引っ張る。
何も言わず立ち去るのは抜け駆けみたいで嫌なので、古川は鞄(かばん)から一筆書きの便箋(びんせん)を取り出し書き置きを残しきちんと個室のチャージ料金も添えた。
二人は店の外へ出て少し歩きタクシーを拾った。タクシーに乗り込み一息つく、古川は運転手に行き先を言う。
「あの……」
「藤宮君が嫌ではなければ、私の家に泊まりなさい。」
「ほんとに、良いんですか??古川さんのご自宅に行けるなんて僕、嬉しい。」
「剛や松が言うほどの大御殿ではないが、我が家に案内しょう。」
古川ははにかみ照れ笑いをした。
タクシーは静まり返る深夜の東京を走り出す。
gentleman&boy(5)
gentleman's&boy(4)
藤宮は古川とゆっくり話したそうにしたが斉藤が飲み足らないと言う事で、松谷の行き着けの店で半(なか)ば強制的に飲む事になった。
レストランを出たのが23時で終電間近だった。都内の店なので始発の電車が運行されるまでが営業時間。
店内を見ると終電を逃した客が多数居てソファーに座り眠って居る。松谷が予約した部屋は特別室で店内を一同が歩いて居ると、常連客おぼしき客が松谷に挨拶して来る。
松谷は通り過ぎながらも挨拶と会話をしスタスタと歩く。その後ろに、古川は少々困った表情で藤宮は初めて見る場所でキョロキョロと廻りを見ながらて歩く。藤宮から離れて覚束(おぼつか)ない足どりで、斉藤は心地良く上機嫌で酔いが廻りフラフラと。
「すいませんねぇ~、今日に限って知り合いが来てるなんて。剛さん、そっちじゃないですよ!!こっち。」
店内の一番奥へ着きやっと、個室に入れた。藤宮は部屋を見て歓声を上げて喜んで居る。
そんな初心な藤宮を見て松谷は言う。
「悠紀くんは、ほんと可愛いなぁ。オジサンは嬉しいよ。今度はもっと凄く素敵な場所に連れてってあげたいな。」
松谷はブイサインを決めてニコッと笑う。
斉藤はデカイ声で叫ぶ。
「ヤダッァ~ このオジサマエロい!!」
古川は渋い顔つきで、ため息をついた。斉藤と松谷は酒豪なので酔い潰れるぐらい、飲まないと気が済まない。
室内は照明を調整出来る様だっが店と部屋の雰囲気に合わせてあるらしく、かなり照明の明るさは落としてある。大型のソファーでリクライニングらしく、斉藤はソファーをフラットにして寝転ぶ。
大きなモニターにカラオケ本体に、テレビも見れる。
「松谷さん、この部屋凄い大人な雰囲気。リビングルームて言うのかな??」
「小洒落(こじゃれ)た言い方では、ゲストルームて言うみたいだね。だからね、トイレは室内にあるんだよ。」
ベッドと洗面台にバスルームがあればホテルの部屋になりそうな個室である。
松谷は歩きクローゼットの前へ。
ソファーに座る古川と藤宮。
松谷は手に大判のブランケットを持ち、斉藤が寝転がって居るソファーに向かう
「ほらほら、ちゃんと掛けないとダメですよ。こんな人数では、ホテルには泊まれませんからね。飲むのは止めて少し休みましょう。」
古川の隣に居る藤宮はウトウト眠たげにし、身体をぴったりと寄せてくる。
「僕は剛さんの横で休みますから。では、失礼。雑魚寝(ざこね)なんて何十数年ぶりだぁ。野球部の合宿以来かも。」
松谷も眠かったらしく靴を脱いでソファーに横になると、数分もしない内に寝息が聞こえてきた。
室内には眠気を誘うゆったりとした有線でジャズが流れており、さっきまでの騒がしい雰囲気が嘘の様である。
「藤宮君??」
「…は‥い…」
「私は用事があるので、ここでおいとまさせて頂く。君は───── 」
古川はソファーから立ち上がろうとすると。
「お願いです。僕も一緒に帰ります。」
藤宮は古川の腕にギュッとしがみつく。
「剛と松が居るし、心配はないぞ。」
「今日こそは二人きりでお話し出来ると思ったのに、いじわるしないで。」
藤宮はぐずつくがパッと立ち上がり、古川の腕をグイグイ引っ張る。
何も言わず立ち去るのは抜け駆けみたいで嫌なので、古川は鞄(かばん)から一筆書きの便箋(びんせん)を取り出し書き置きを残しきちんと個室のチャージ料金も添えた。
二人は店の外へ出て少し歩きタクシーを拾った。タクシーに乗り込み一息つく、古川は運転手に行き先を言う。
「あの……」
「藤宮君が嫌ではなければ、私の家に泊まりなさい。」
「ほんとに、良いんですか??古川さんのご自宅に行けるなんて僕、嬉しい。」
「剛や松が言うほどの大御殿ではないが、我が家に案内しょう。」
古川ははにかみ照れ笑いをした。
タクシーは静まり返る深夜の東京を走り出す。
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